羽毛布団のクリーニングとリフォームの違いとは?

「羽毛布団のクリーニングとリフォームってどう違うの?」「どちらをお願いすればいいのかしら?」と、お客さまからお問い合わせを頂戴します。羽毛布団のお手入れをしたいけれど、クリーニングとリフォームで、どちらが適しているのか、迷われる方が多いようです。ここでは、羽毛布団のクリーニングとリフォームの違いと、適切な利用方法と注意点をお伝えします。

羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い

羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い

目次

  • 羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い
  • サービスを利用に適した季節
  • サービスを利用する際の注意点
  • 羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い

    羽毛布団のクリーニングと、羽毛布団のリフォームは、いずれも使いこんで掛け心地が悪くなった羽毛布団を、掛け心地良く、復元させるための、お手入れの方法です。ただ、それぞれに適した羽毛布団の劣化の状態に違いがあります。

    クリーニングは、羽毛布団の劣化が、まだ軽い状態のときに施します。リフォームは、状態が悪く、羽毛布団が寿命に近い状態のときに施します。

    具体的な作業工程にも、大きな違いがあります。クリーニングは、羽毛布団をそのままの状態で、まるごと洗浄します。それに対し、リフォームは、羽毛布団の側生地を取り外し、解体して、手入れをした後、仕立て直しをします。

    ここでクリーニングとリフォームについて、整理してみます。それぞれに目を通していただくと、違いがはっきりします。

    羽毛布団のクリーニング

    お手入れの方法

    羽毛布団のクリーニングは、お使いの羽毛布団を、まるごと、水洗いによる洗浄をします。

    工程

    1. 羽毛布団専用のクリーニング工場で、専用機械にて、羽毛布団をまるごと、水洗いによる洗浄をします
    2. 専用の乾燥機で、中の羽毛までしっかりと乾燥させます
    3. ふんわりとした羽毛布団になるように、羽毛が偏らないように、復元させます

    適した羽毛布団の状態

    クリーニングが適した、羽毛布団の状態は次の通りです。

    • 羽毛布団の側生地の汚れが、特別に気になったとき
    • 羽毛布団の襟元だけ、かさが減って膨らまないような状態のとき
    • 羽毛布団のふくらみが減り、保温性が落ちたと感じるとき
    • 羽毛布団を使い始めて、3~5年経過したとき

    費用の目安

    シングルサイズ、1枚当たり、数千円程度から

    利用の頻度

    3~5年に一度で十分です。頻繁にクリーニングをしてしまうと、側生地や、中の羽毛が傷んでしまう原因になり、ふっくらとした掛け心地が、復元されなくなってしまいます。

    詳細記事:「羽毛布団のクリーニングのタイミングと注意点」 

    羽毛布団のリフォーム

    お手入れの方法

    羽毛布団のリフォームは、お使いの羽毛布団の、側生地をはずし、解体した後に、中の羽毛を洗浄、増し羽毛をして、新しい側生地を使って、仕立て直し(作り直し)をします。

    工程

    1. 羽毛布団リフォーム専用の工場にて、羽毛布団の側生地をはずして、解体します
    2. 中の羽毛を計量します
    3. 中の羽毛を専用機械により、洗浄して、脱水をします
    4. 羽毛をふんわりと乾燥さます
    5. 摩耗した羽毛やチリ、ホコリを、取り除きます
    6. 残った羽毛を計量します
    7. 適切な量を増し羽毛をします
    8. 新しい側生地を使って、お仕立て直しをします
    9. ふんわりとした羽毛布団になるように、復元させます

    適した羽毛布団の状態

    リフォームが適した、羽毛布団の状態は次の通りです。

    • 羽毛布団から、羽毛がふきでてきたとき
    • 羽毛が、布団の中で、かたよった状態になったとき
    • 羽毛布団のふくらみが減り、保温性が落ちたと感じるとき
    • 羽毛布団のクリーニングでは、復元が難しい状態と診断されたとき
    • 羽毛布団のクリーニングを複数回したあと
    • 羽毛布団を使い始めて、6~10年程度経過しとき

    費用の目安

    シングルサイズ、1枚当たり、4~5万円程度から

    羽毛布団のリフォームは、増し羽毛に使われる羽毛と、仕立て直しに使う側生地のランクによって、費用が、大きく異なります。サービスを利用する際に、サービスのランク、品質と価格を寝具専門店に確認をして、利用するようにしましょう。

    利用の頻度

    6~10年に1度が目安です。利用の際は、寝具専門店で、羽毛布団の状態を診断してもらうことをおすすめします。

    詳細記事:「羽毛布団のリフォームの方法と注意点

    サービスを利用するのに適した季節

    羽毛布団のクリーニングや羽毛布団のリフォームのサービスを利用するには、適した季節があります。

    いずれのサービスも、羽毛布団を使わなくなった時期、6月から9月ごろまでに、利用するのが、ベストなタイミングです。

    理由は、

    • 直前まで使用していた羽毛布団の掛け心地がどうであったか、詳しく専門店に伝えられること
    • 汚れた羽毛布団を収納前にお手入れして、サービス後、きれいな状態で保管ができる
    • リフォームは1カ月程度の日にちがかかるので、羽毛布団を利用する秋の季節の前に、お手入れを終わらせておくのがよい
    • 6~7月前後は、寝具専門店で、羽毛布団のクリーニングやリフォームのキャンペーンを行うことが多く、特典を受けられることがある

    などがあげられます。

    サービスの利用を検討する方は、6~9月をめどに、寝具専門店に相談するようにしましょう。

    サービスを利用する際の注意点

    必ず、技術力のある、信頼のおける専門サービスや寝具専門店のサービスを利用するようにしましょう。羽毛布団のクリーニングやリフォームは、いずれも専用の設備や専門技術が必要だからです。

    お近くに寝具専門店がなかったり、相談できる専門店が不明だったりする場合、羽毛布団のメーカーのお客さま相談係などに電話で相談し、安心して任せられるクリーニング店や、寝具専門店を紹介してもらうことをおすすめします。

    お伝えしなくてはいけない、大切な注意点を、2つお伝えします。

    1. 電話による業者を名乗る羽毛布団のクリーニング、リフォーム、および、「無料羽毛布団の点検」の誘いは、必ず、断ること
    2. 訪問販売による羽毛布団の点検、クリーニングの誘いは、必ず、断ること

     

    被害を防ぐためです。

    有名なメーカー名(例えば西川など)を名乗ったり、メーカーを装ったりして、電話や訪問による営業が頻繁に行われています。ひどい例では、お近くの実在する寝具店の名前を使ったり、装ったりして、営業が行われることすらもあります。

    そういった営業に応じてしまったことで、さまざまな被害の実情を、私共も、そして、メーカーさまも、非常に多く耳にしております。

    被害を、事前に防ぐために、訪問による羽毛布団の点検、電話による羽毛布団の点検などの営業には、絶対に応じないことが、とても大切です。

    以上、羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い、そして、それぞれのサービスに適した羽毛布団の状態をお伝えしました。

    羽毛布団は、年数がたつと、中の羽毛に汚れが付着したり、摩耗したりで掛け心地が悪くなります。保温性が、少なくなったな、と感じたら、羽毛布団のクリーニングやリフォームを、寝具専門店にご相談してみてください。掛け心地の良さが復元され、次のシーズンも、軽くて暖かにお休みいただけます。


    ご参考になれば幸いでございます。また、寝具一般や睡眠についての疑問・質問がありましたら、どうぞ何なりとこちらからお気軽にお尋ねくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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