「ベッドスカートって何ですか?」と、お客さまからお問い合わせを頂戴します。逆に、ベッドスカートという名称が分からず、「ベッドの脚を隠す布は、なんというのですか?」という質問も多く頂戴します。ベッドスカートとは、ベッドフレームの脚やベッドの下の部分をカバーする寝具で、ベッドをドレスアップして、寝室のインテリアを素敵にするために使います。ダストラッフルとも呼ばれています。
ここでは、ベッドスカートとは? ベッドスカートを使う目的、インテリアに合わせたスタイルの選び方、をお伝えします。
目次
ベッドスカートとは?
- ベッドスカートとは、ベッドフレームの脚やベッドの下の部分をカバーする寝具で、ベッドをドレスアップして、寝室のインテリアを素敵にするために使います。ベッドがまるでスカートをはいているかのように、ベッドの脚の部分を装飾している布が、ベッドスカートです。ダストラッフルとも呼ばれています。
ベッドのフレーム部分を布で覆うため、ベッドがやさしい雰囲気になり、寝室のインテリアが素敵に仕上がります。
ベッドスカートを使う目的
ベッドスカートは、
- ベッドの脚やフレームを隠すため
- 寝室のインテリアを素敵にするため
- ホコリがベッドの下に入り込むのを防ぐため
- ベッドの下に収納したものを隠すため
に、使います。
上記の中でも、主たる目的は、寝室のインテリアを素敵に仕上げるために使います。ベッドスカートを、カーテンとコーディネイトしたり、寝室のイメージカラーに合わせたりして、寝室のインテリアを楽しんでていただけます。
ベッドスカートの使い方、セットの方法
ベッドスカートは、ベッドの床板の上、マットレスの下に設置して、ベッドフレームの脚の部分を隠すようにセットします。ベッドフレームの両サイドと脚元の3方が、布で隠される形になります。
ベッドスカートの布が、3方にバランス良く、きれいに垂れるようにするには、ベッドマットレスを一度、ベッドフレームから外す必要があります。重さのあるベッドマットレスを動かすため、できれば、お2人で、スカートをセットしていただくと、楽に、きれいに仕上がります。
ベッドスカートのスタイルの種類
ベッドスカートは、装飾部分のヒダの種類によって、次の3つのスタイルに分かれます。スタイルは、カーテンのヒダの種類をイメージしていただくとわかりやすいです。
ベッドスカートのスタイル
- ギャザー
- ボックスプリーツ
- フラット
スタイルの詳細と選び方
ここからは、ベッドスカートのスタイルの種類の詳細と、選び方をお伝えします。ご自身の寝室のインテリアのイメージに合わせて、ベッドスカートのスタイルを選ぶのがおすすめです。
ギャザースタイル
- ギャザースタイルは、やわらかめな生地を使い、ふんわりとしたベッドスカートです。やさしく、かわいらしいベッドになります。インテリアのスタイルは、ナチュラル、カントリー、プロヴァンス、カジュアル、などがマッチします。
やわらかめのコットンの生地を使うと、ナチュラルで素朴なイメージになります。シャンタンのような少しハリのある薄い生地を使うと、ギャザースタイルでも、少しゴージャスなイメージに仕上がります。
ギャザーのヒダは、2~2.5倍ヒダ、実際のベッドの丈や巾の2~2.5倍の生地を使ったギャザーが、きれいに仕上がります。1.5倍ですと、ちょっと貧相になりますので、生地をたっぷり使うのが、おしゃれな寝室にするコツです。
ボックススタイル
- しっかりとした生地を使い、ボックスプリーツにすると、かっちりとした印象の寝室になります。ギャザースタイルより、大人な、落ち着いた雰囲気の寝室のイメージです。
ボックスプリーツの、ヒダの数によっても印象が変わります。ベッドスカートの3方のそれぞれの辺に、ボックスを1つずつだけ作ると、上品な印象になります。20cm程度のボックスプリーツにすると、ボックスが1つのスタイルより、少し柔らかさが加わり、穏やかなくつろぎのイメージの寝室に合わせやすくなります。
フラットスタイル
- ヒダを全く作らない、フラットスタイルもあります。ホテルのベッドに使われることもあります。モダン、アーバン、シンプルな寝室のインテリアスタイルに合います。ベッドスカートの印象を、強くしたくない方や、ファブリックの優しさを前面に出したくない方に向いています。
ベッドのヘッドボードと同系色や、落ち着いた色を選ぶと、布の優しさが少なくなり、スタイリッシュなイメージの寝室に仕上げていただけます。生地は、しっかり目の生地が向いています。
ベッドスカートのサイズの選び方
ベッドスカートのサイズは、ベッドのサイズに合わせて選びます。例えば、シングルベッドでしたら、シングルベッド用を選びます。
ただ、ベッドサイズによって、ベッドの実寸が異なることもありますので、商品をお求めの際は、ベッドスカートの長さと幅が、お使いのベッドの長さと幅と同じことを、確認しましょう。
ベッドスカートのサイズ選びでは、ベッドスカートの丈を確認することも大切です。ベッドスカートの丈が、お使いのベッドの、床板から床までの長さより、1~2cm程度短いサイズがベストです。
既成品で販売されている商品は、輸入品が多く、ベッドスカートの丈は、38cmが主流です。日本のメーカーの商品は、30cm丈も販売されています。
日本で販売されているベッドの、床板から床までの高さは、45~50cm程度が主流です。既成サイズの輸入のベッドスカートでも、お使いいただける方が多いでしょう。
ローベッドと称される、低めのベッドも販売もされています。低めのベッドですと、輸入のベッドスカートでは、丈が長すぎることもあります。お使いのベッドの高さ測り、ベッドスカートの丈が長すぎないかを、確認してから、求めるようにしましょう。長すぎて、布が引きずってしまうと、だらしなく見えてしまうこともあります。
オーダーメイドのベッドスカート
ベッドスカートを、カーテンとお揃いの生地で、オーダーメイドすることもできます。寝室のインテリアがコーディネイトされて、とても、素敵な印象になります。
生地やスタイルもカーテン生地で自由に選べますので、あなたのお好みどおりのインテリアに仕上げていただけます。オーダーカーテン専門店の中でも、トータルコーディネイトをしてくれる専門店に相談してみましょう。相談から仕上がりまで、ワクワクするとびきりの時間も楽しんでいただけます。
以上、ベッドスカートについて、使う目的、デザインやサイズの選び方を含めてお伝えしました。
寝室は、一日の疲れを癒し、くつろぎの大切なスペースです。ご自身が一番くつろげるスペースに仕上げていただけると、毎日の心地よさを楽しんでいただけます。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。