公開日:2018.07.11

夏の寝具のお手入れ方法。洗濯のコツと洗濯頻度

夏の寝具のお手入れ方法

夏の寝具のお手入れ方法

夏の寝具のお手入れの基本は、汗対策です。朝になると、汗でシーツがじっとり、という方も多いでしょう。ここでは、夏に快適に眠るための、夏用寝具のお手入れ方法、洗濯方法、洗濯頻度をお伝えします。

目次

夏用寝具のお手入れの基本

夏の寝具のお手入れの基本は、汗対策です。毎日のお手入れでは、汗でじっとりと湿った寝具に、風を通し、通気、乾燥させることが大切です。洗濯可能な寝具は、定期的に、洗濯し、清潔に保つようにします。

寝室の冷房を使用しない方、汗が多い方は、特にお手入れに気を配りましょう。朝になると、パジャマやシーツが汗でじっとりと湿っている方は、お使いの掛け布団、タオルケット、敷きパッド、ベッドパッドなどの寝具も、汗をたっぷり吸ってしまっています。お手入れをきちんとすることが大切です。

夏に汗で湿った寝具を放置しておくと、不衛生で、におい、カビの発生、寝具の劣化の原因になります。お手入れをして、清潔な寝具を使用することで、快適にお休みいただけます。

次の項目から、具体的なお手入れ方法をお伝えしていきます。

アイテム別お手入れ方法、洗濯方法、洗濯頻度

ここからは、夏の寝具別に、具体的な、お手入れ方法、洗濯頻度、洗濯方法をお伝えします。

1.夏用敷きパッドのお手入れ

夏用ひんやり敷きパッド、冷感敷きパッド、汗取り敷きパッドなど、夏用敷きパッドは、想像以上に、汗をたっぷり吸収しています。敷きパッドは、中に薄くわたが入っているからです。一枚布のシーツよりも、中わたが、汗をたっぷり染み込んだままになっています。

夏用敷きパッドは、ほとんどの商品が、ご自宅で洗濯が可能です。洗濯をして、清潔に保つようにしましょう。

夏用敷きパッドの洗濯頻度

洗濯は、1~2週間に1度はするようにします。冷房を使わない方や、汗の多い方は、最低でも、2週間に1度は洗濯をしましょう。汗をそのままにしておくと、臭いや、ダニ、カビなどの原因になりかねません。

夏用敷きパッドの洗濯方法

  1. お使いの敷きパッドが、洗濯可能かどうかを確認します。洗濯可能であれば、次のステップで洗濯します。
  2. 敷きパッドを、洗濯機の洗濯層の深さより小さくなるように、くるっと丸めます。
    夏用敷きパッドの洗濯

    夏用敷きパッドの洗濯

  3. 洗濯機に縦に入れて洗います。
  4. 他の洗濯ものとは分けて、単体で洗うようにしましょう。
  5. 洗濯後は、敷きパッドを2本の竿にかけるなどしてしっかりと、乾燥させます。
  6. 部屋干しをする場合は、サーキュレータ、除湿器を併用すると、乾燥が早くなります。

洗濯後の乾燥は、しっかりとさせましょう。生乾きの状態で使うと、臭いやカビの原因になります。パッドは、中のわたが、乾きにくいこともあります。しっかりと乾燥できる、カラッとした天気の日に、洗濯するようにしましょう。

敷きパッドを洗濯しない日は、朝起きたら、掛けふとんをはずし、敷きパッドの汗や湿気を発散させるようにします。毎日、起きてからお出かけ前までの少しの時間でも、通気をして、湿気を取り除くようにしましょう。夜、寝るとき、快適度がアップします。

2.タオルケット・ガーゼケットのお手入れ

タオルケットやガーゼケットも、汗をたっぷり吸っている夏用寝具です。お手入れは、汗の湿気を発散させること、と、定期的な洗濯です。

タオルケットの洗濯頻度

タオルケットは、乾燥に時間がかかります。天気が良く、湿気の少ない日に、洗濯をします。1~2週間に一度は、洗濯をするようにしましょう。

タオルケットもガーゼケットも、糸がつれやすく、パイルのループが引っかかることがあります。洗濯する際は、寝具用の大きい洗濯ネットに入れて洗います。タオルケットやガーゼケットを、洗濯ネットの大きさに合わせてたたみ、洗濯ネットに入れます。シミや汚れがある場合は、その部分が、表面に出るようにたたみます。汚れが落ちやすくなります。

タオルケットの洗濯方法

  1. 寝具用の大きいサイズの洗濯ネットに入る大きさに、タオルケットをジャバラにたたみます。洗濯ネットに入れます。
  2. 洗濯ネットに入れたタオルケットを、洗濯層に立てて入れます。
  3. 毛布コース、布団コースなど、洗濯機の説明書にあわせて、コースを選びます。
  4. たっぷりの水で、洗濯します。汚れを落ちやすくします。洗剤は、タオルなどを洗濯する際に使用しているものを使って問題ありません。
  5. しっかりと脱水します。
  6. 脱水後は、すぐに干します。
  7. タオルケットを広げ、2本の竿にたるませて干します。
  8. 室内星の場合は、サーキュレーターや扇風機の風を当てると、早く乾きます。早く乾かすことで、においも防げます。

タオルケットのお手入れ、注意点

  1. 引っ掛けてループが伸びてしまった場合は、引っ張らずに、ハサミで切ってください。ほつれがその部分で止まります。

洗濯後は、カラッとするまで、しっかりと乾燥させましょう。臭いを防ぎ、夜、心地よく使えます。

3.ダウンケットのお手入れ

ダウンケットのお手入れは、簡単です。ダウンケットは、湿気がこもりにくい寝具です。お手入れはほとんど必要ありません。掛けふとんカバーをかけて使うだけです。

毎日のお手入れは、ベッドの方は、そのままベッドの上に置いておくだけです。お布団でお休みの方は、朝起きてからお出かけまでの間、通気をさせた後、4つ折にたたんで、押入れにしまいます。

ダウンケットの洗濯頻度

ご家庭でお洗濯が可能な、ウォッシャブルダウンケットは、汗の汚れが気になったとき、と、シーズンの終わりに、洗濯機で洗います。

ダウンケットの洗濯方法

  1. お使いのダウンケットが、洗濯可能かどうかを確認します。洗濯可能であれば、次のステップで洗濯します。
  2. ダウンケットは、掛け布団用の大きな洗濯ネットに入れて洗濯します。
  3. ダウンケットを、洗濯機の洗濯層の深さより小さくなるように、くるっと丸めます。
    ダウンケットの洗濯

    ダウンケットの洗濯

  4. 洗濯機に入れて、適した洗濯コースで洗います。
  5. 他の洗濯ものとは分けて、単体で洗うようにしましょう。
  6. タンブラー乾燥機は使えません。洗濯竿にかけて、側生地を傷つけないように注意しながら、干します。
  7. ダウンケットを2本の竿にかけるなどしてしっかりと、乾燥させます。
    ダウンケットの洗い方:洗濯竿に掛けて、干します

    ダウンケットの洗い方:洗濯竿に掛けて、干します

  8. 部屋干しをする場合は、サーキュレータ、除湿機を併用すると、乾燥が早くなります。
  9. ダウンケットは、側生地、中のダウンまで、しっかりと乾かしましょう。乾燥が足りないと、においや、カビの原因になります。

ダウンケットの、脱水後は、布団が、ペチャンコになります。広げるようにしながら、竿に掛けて、しっかりと乾燥させましょう。乾くと、ふんわりとしたダウンケットに戻ります。

洗えないタイプのダウンケットは、特にお手入れは必要ありません。湿気が気になったときや、シーズンの終わりに、陰干しをして、湿気を発散させましょう。干し方は、羽毛布団の干し方、と同様です。

ダウンケットに掛けた、掛けふとんカバーは、1~2週間に一度、洗濯をします。

4.シーツ・布団カバーのお手入れ

夏のシーツや布団カバーのお手入れは、他の季節より、頻繁に洗濯をすることです。汗が多い季節ですので、洗濯することで、清潔にお休みいただけます。汗を放置しておくと、匂いやダニの発生、汗ジミの原因にもなります。

シーツ、カバーの洗濯頻度

洗濯頻度は、シーツは週に一度は洗濯するようにしましょう。もちろん、もっと頻繁にしていただければ、もっと清潔にお使いいただけます。

掛けふとんカバーは、シーツよりは、汗が染み込みにくく、汚れにくいです。洗濯頻度は、シーツより少なくても大丈夫です。できれば、週に一度がおすすめですが、2週間に一度程度でもよいでしょう。

5.枕・ピロケースのお手入れ

枕も、夏は汗が気になります。ピロケースを必ず使い、ピロケースを頻繁に洗濯するようにします。男性で、汗の多い方は、ピロケースの上に、ピロケースパッドやタオルを巻いて、汗が枕にしみこむのを防ぐようにしましょう。枕に臭いが染みつくのを防ぎます。

洗える枕は、夏に一度ぐらい、洗濯すると、気持ち良く眠れます。洗えないタイプの枕は、毎日起きたら、立てかけて、通気をして汗の湿気を発散させるようにしましょう。毎日の、少しの時間でも、通気をするように意識すると、心地よさが変わります。

6.ベッドパッドのお手入れ

ベッドパッドは、ベッドマットレスの上、シーツの下に使います。パジャマやシーツが汗を吸ってはくれていますが、夏は、ベッドパッドまで汗が染み込むこともあります。

ベッドパッドのお手入れは、ボックスシーツを洗濯するときなどに、ベッドから外し、洗濯竿や布団干しなどにかけて、通気をさせるようにしましょう。湿気を発散させると、臭い、ダニ、カビを防げます。

洗えるベッドパッドの洗濯

洗えるベッドパッドの洗濯

洗えるベッドパッドの洗濯頻度

洗えるベッドパッドをお使いで、汗の多い方は、3~4週間に一度を目安に、洗濯します。

洗えるベッドパッドの洗濯方法

洗濯方法は、ベッドパッドを、洗濯機の大きさに合わせて丸めて、縦に入れて洗います。乾燥に時間がかかりますので、天気の良い日に洗濯します。洗濯後、しっかりと乾燥させるのが大切です。

ベッドパッドの洗濯方法の詳細は、「ベッドパッドの洗濯の方法」をご覧ください。詳しくお伝えしています。

7.敷き布団のお手入れ

夏の敷き布団は、汗をたっぷり吸いこんでいます。敷きっぱなしはせずに、必ず、上げ下ろしをするようにします。朝起きて、お出かけまでの間、布団干しにかけるなどして、汗の湿気を発散させます。サーキュレータや扇風機があれば、布団に向けて設置し、風をあてるようにしましょう。乾燥が早まります。また、布団乾燥機を使用するのもおすすめです。

敷き布団の収納中も、除湿シートを使うと、湿気を発散することができます。押入れに、すのこを置き、その上に除湿シートをのせ、その上に、敷き布団をしまうようにします。除湿シートが、収納中の敷き布団の湿気を吸湿します。敷き布団の湿気を、できるだけ多く、取り除くと、夜、眠るとき、快適にお休みいただけます。

寝具の洗濯を少しでも簡単にするコツ

夏に、心地よく眠るためには、洗濯をして、寝具を清潔に保つことが基本です。とはいえ、寝具の洗濯は、手間がかかります。

少しでも、洗濯を楽にするには、タオルを活用しましょう。タオルは、洗濯しやすく、乾きやすい、薄手素材や、ガーゼタオルがおすすめです。

例えば、枕。ピロケースをかけて、その上に、ガーゼのフェイスタオルをぐるっと巻きます。汗が多い方は、タオルだけさっと外して、簡単に洗濯できます。乾きも早く、手軽です。

ボックスシーツや、敷き布団カバーも、洗濯より、取り外すのが面倒、という方も少なくないでしょう。汗の多い方は、大判のガーゼバスタオルを、ボックスシーツや敷き布団カバーの上にのせます。背中から下の汗を多くかく位置に置きます。朝起きたら、ガーゼのタオルだけをさっと外して洗濯します。手間がかかりません。

汗の多い方は、朝起きると、パジャマだけでなく、シーツも湿っている方も多いでしょう。汗でぬれたシーツを放置して、不快な状態で眠るより、ガーゼタオルを活用して、頻繁にタオルを洗濯すれば、清潔なベッドでお休みいただけます。簡単に、快適にお休みいただけるコツです。

夏用寝具のお手入れに使いたい便利アイテムを見る

ここからは、夏用寝具のお手入れに使いたいおすすめのアイテムをご紹介します。心地よく眠るために、お役立てください。

洗濯に使える、寝具用大きいサイズの洗濯ネット

寝具を部屋干し、かげ干しに使える、布団干しラック

 

夏におすすめ、乾きやすく、さらっとここちよい、ダウンケット、掛布団カバー

とっても軽く、乾きやすく、さらっとした、ダウンケットや掛布団にご利用いただける、夏におすすめの掛布団カバーです。

布団を入れずに、お使いいただくと、ガーゼケットとしてもごりうよういただけます。ぜひお試しください。

綿ローンガーゼ掛け布団カバー・ダウンケットカバー

綿ローンガーゼ掛け布団カバー・ダウンケットカバー

 

以上、夏の寝具のお手入れをお伝えしました。

快適に眠るには、汗の乾燥と洗濯です。面倒と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、清潔な寝具で眠ると、快適度がずっとアップします。夏にしっかり睡眠をとって、暑さに負けず元気で過ごしましょう。


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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