「羽毛布団って外に干していいの?」と、お問い合わせを頂戴します。羽毛布団は、外ではなく、お部屋の中での陰干しをおすすめいたします。羽毛布団を、長く、快適にお使いいただくためです。ここでは、羽毛布団の干し方を、お伝えいたします。
目次
羽毛布団の干し方
羽毛布団は、晴れて、湿気のない日に、通気の良い部屋の中で、陰干しをしましょう。
陰干しの方法
陰干しの方法は、室内で、羽毛布団を空気が通るように広げるか、布団干しなどに掛けて、風が通るように通気をして湿気を発散させてください。
扇風機やサーキュレータを使っていただくと早く湿気を発散させることもできます。
羽毛布団は、外で天日に干す必要はありません
外で日光に当てて干す必要はありません。日光の紫外線により、側生地や、羽毛の劣化を早める原因となります。せっかく長くご愛用いただける羽毛布団の寿命が、短くなってしまいます。
どうしても、少しは天日に干したいという場合は、
- 必ず、掛け布団カバーをお掛けになって、短時間、片面30分づつぐらい、に限って干してくださいませ。
必ず掛けふとんカバーをかけることは、大切なポイントです。
カバーを必ず掛ける理由は、2点あります。
- 1つ目は、羽毛布団の側生地に引っ掛け傷を作らないため。羽毛布団は、側生地に小さな穴でもあいてしまいますと、その小さな穴から羽毛が噴出してしまい、お布団がお使いいただけなくなってしまいます。
- 2点目は、日光による羽毛布団の側生地の劣化を防ぐためです。側生地が傷み、生地が裂けるなどしてしまうと、羽毛が噴き出てしまい、羽毛布団がお使いいただけなくなってしまいます。
羽毛布団は、綿わたや化繊わたのお布団に比べ、通気性、放湿性に優れている寝具です。頻繁に干す必要はありません。
季節の変わり目、羽毛布団を収納する前など、上記をご参考に、陰干し、適切なお手入れで、羽毛布団をどうぞ長年ご愛用くださいませ。羽毛布団の収納方法は、「羽毛布団のしまい方。収納と保管方法のコツ」をご覧くださいませ。
羽毛布団の陰干しの便利アイテムを選ぶ
羽毛布団を陰干しするための、便利グッズです。お持ちでない方は、ご用意されるとよいでしょう。陰干しの時短になります。
- 室内で使える布団干しラック
- 湿気発散に役立つ、サーキュレーター リモコン付き
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。