冬の寝具のお手入れで暖かく眠るコツ

寒い季節は、少しでも暖かくして、ゆったりと眠りたいものですよね。冬の寝具のお手入れをきちんとすると、寝具の保温性を生かして、暖かくお休みいただけます。ここでは、冬に暖かくお休みいただくための寝具のお手入れ方法をお伝えします。

目次

冬の寝具のお手入れのポイント

意外かもしれませんが、冬の寝具のお手入れのポイントも、寝具の湿気をいかに発散させるか、になります。寝具を清潔に保つこともありますが、冬は、寝具にこもった湿気が、身体を冷やす原因になるため、湿気を発散させることは、とても大切な点になります。

冬のあったか寝具の素材は、ポリエステルやアクリルの化学繊維の、起毛したボアタイプが多く使われます。それらの素材は、湿気の吸湿がされにくく、湿気が生地やボアの表面に水滴となって付着したままになってしまいます。そして、気温の低さから、その水滴がすぐに冷たくなります。冷たい水滴が、身体に触れれば、身体を冷やす原因になりますし、綿素材など、吸湿性のある素材に付着すれば、寝具が冷たくなっていくというわけです。

あったか寝具は、ベッドや布団に入ってすぐは、もこもこふわふわで暖かなのですが、睡眠状態に入り、発汗により、かえって、身体を冷やす原因となりやすいですので、素材選びは、慎重にすることをおすすめいたします。

あとは、お手入れで、しっかりと、寝具に付着したり、吸湿されたりした湿気を発散させてください。冬用寝具は、わたが入ってキルティングされていたり、生地が厚めだったり、ボアタイプで、タンブラー乾燥が使えなかったりします。洗濯しても、乾きにくく、頻繁に洗濯もできない素材が多いのが現状です。ですので、毎朝、起きたら、掛け布団を半分でも外して、風を通して湿気をしっかり発散させてください。できれば、サーキュレーターなどで風を当てて、乾燥させてあげてください。

しっかりと、昼間のうちの湿気を発散させておくと、夜、眠るときの寝具の冷たさが断然違います。冬用寝具の良さを生かして、暖かく眠るコツでもあります。

羽毛布団のお手入れ

冬に大活躍の羽毛布団は、そのほかの寝具に比べて、お手入れは、簡単です。掛け布団カバーを必ず掛けて使い、定期的にカバーを洗濯することが1点。もう1点は、たまに、部屋の中で、布団干しラックに引っ掛けるか、ベッドの上で半分に折りたたんで湿気を発散させるだけです。

綿わたのお布団には必要なお手入れは、羽毛布団には、必要ありません。逆に、しないことをおすすめします。下記、注意点です。

  • 屋外で、天日に干す必要はなく、むしろ、天日に干すことはおすすめしません。羽毛布団の側生地に傷がついて、羽毛が吹き出てしまい使えなくなってしまう原因になりかねないからです。
  • 布団たたきは、絶対に使わないでください。羽毛布団の中身の、繊細な羽毛がつぶれてしまい、保温力がなくなってしまいます。

お日さまにたっぷり当てた布団は、ふかふかで、夜も暖かなイメージはありますが、それは、綿わたのお布団の場合です。羽毛布団も、お日さまに当てると、ふっくらして温まりますが、生地の劣化や、損傷の原因になり、使えなくなってしまう方が問題です。

羽毛布団は、日光に当てなくても、部屋干しをするだけで、湿気を発散させることができますので、必要性がないのです。どうしても、日に当てたい場合は、1時間程度で、とりこんでください。羽毛布団の干し方

あったか敷きパッドのお手入れ

あったか敷きパッドは、ご家庭で洗濯できるものがほとんどですが、起毛された毛足の長いボアが使われていたり、中に多めにわたが入ったりする敷きパッドは、乾燥に時間がかかります。ただでさえ、洗濯物が乾きにくい冬ですので、洗濯した夜には、使えない場合もあります。洗い替えがあれば、頻繁にお洗濯をしていただけますが、そうでない場合は、洗濯もあまりできないことでしょう。

毎日のお手入れは、起きたら、お出かけまでの間、もしくは、布団でしたら、押し入れにしまうまでの間、掛け布団をはずすか、半分に折って、あったか敷きパッドを空気にさらして、できるだけ多く、湿気を発散させてください。

お休みの日など、ご自宅にいらっしゃる天気の良い日には、布団干しラックにかけて、屋外、または、室内で、干して、しっかりと湿気を発散させることをおすすめします。

パイル地の薄手タイプのあったか敷きパッドなど、洗濯後の乾燥が早いタイプをお使いの方は、定期的にお洗濯をして、清潔にお使いくださいませ。

あったかシーツのお手入れ

あったかシーツは、素材が、パイル、ボア、フランネルなど、通常の綿生地のシーツより、生地が厚めです。どうしても、洗濯後の乾燥に時間がかかります。しかし、あったか敷きパッドより、ずっと、乾燥が早いですので、時間の余裕のあるときに、きちんとお洗濯をして、しっかりと乾燥させて、お使いください。

洗濯後の乾燥時間が気になる方は、洗い替えをご用意されることをおすすめします。乾かないと気を病むより、ずっと、気分が楽です。

毛布のお手入れ

毛布は、洗える毛布と洗えない天然素材の毛布があります。どちらも、日頃のお手入れは、お休みの日などに、陰干しをして、湿気を発散させてください。

洗えるニューマイヤー毛布などの化繊素材の毛布は、湿気が吸湿されず、表面に付着したままになりがちです。しっかりと放湿させておくと、夜、冷たさを感じず、お使いいただけます。汚れてしまった場合、必要があれば、お洗濯をしてください。

ウール毛布など、天然素材の洗えない毛布は、湿気の吸湿をしますので、汗が毛布の表面に付着して、それが水滴となって冷たくなる心配はありません。ウールのセーターを思い起こしていただくとわかりやすいと思います。同じように、陰干しで、お手入れをしてください。
 
 
以上、冬の寝具のお手入れ方法をお伝えしました。寝具の湿気をしっかり発散させることで、冷たい寝具から解放され、すこしでも暖かくお休みいただけます。

冬で寒さを感じながらも、寝汗は多い、という方は、意外に多くいらっしゃいます。冬の寝具の湿気は、身体を冷やして、病気の原因になったり、安眠の妨げになったりします。湿気の発散するにあたり、上記でお伝えした方法のほか、サーキュレーターや、除湿機、寝具乾燥機などを積極的にお使いになることもおすすめいたします。

どうぞ、冬も、できる限り、寝具の湿気をきちんと発散させて、暖かくぐっすりとお休みくださいませ。


ご参考になれば幸いでございます。また、寝具一般や睡眠についての疑問・質問がありましたら、どうぞ何なりとこちらからお気軽にお尋ねくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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