年末の大掃除の時期、寝具もきちんとお手入れをして、新年を気持ち良く迎えたいものですよね。日頃のお手入れとは別に、年に1度すれば十分という寝具のお手入れがあります。きちんとお手入れすることで、寝具を清潔に長持ちさせることもできます。ここでは、年末の大掃除の時期にやってしまいたい寝具のお手入れをご案内します。
目次
年末にやっておきたい寝具のお手入れリスト
ベッドマットレスの上下を回転させる
1年に1度、ベッドマットレスの頭と足の位置が逆になるように、回転させましょう。
ベッドマットレスを回転させることで、特定の部分だけ、早くへたってしまうということを軽減できます。ベッドマットレスを長く快適にお使いいただけます。
ベッドマットレスは、毎日使い続けると、体重のかかる部分だけへこんだり、沈みこんだりしてしまいがちです。特に、腰の部分は、重心がかかりやすく、その部分のマットレスだけへたってしまうことがあります。そうなってしまうと、寝心地が悪くなり、長持ちするはずのベッドマットレスを早く買い替えなくてはいけなくなってしまいます。
年末に、1年に1度でも、マットレスの位置を変えるようにすることが、長く快適に使うコツです。
具体的には、
- ベッドマットレスを180度回転さえて、上下左右を入れ替える。
- 裏表のないベッドマットレスの場合は、表裏をひっくり返す。
をします。
特に、ダブル、クイーン、キングなどお二人用のベッドをお使いの方は、お二人の体格の違いで、どうしても、大きい体格のかたが寝る部分だけ、早くへたってしまいがちです。半分はまだ使えるのに、もう片方だけが、へたって買い替えるといういのは、何とももったいないことです。
ベッドのマットレスは、大きく重いので、回転させたり、移動させたりが、大変ですが、年に1度は、マットレスの位置を変えることをおすすめします。
ベッドの床板のカビのチェック
年末には、マットレスをベッドの床板からあげて、床板にカビが発生していないかもチェックをしましょう。
前にお伝えした、ベッドマットレスを回転させる際に、一緒に、やってしまうと楽です。
ベッドマットレスは、大変通気性が良く、本来は、湿気はマットレスの側面から放湿されます。ただ、どうしても、放湿が十分されず、ベッドの床板が、湿気を帯び、カビの原因になることがあります。
年に一度、年末に合わせて、ベッドマットレスをベッドの床板から外してみてください。
カビ対策
カビなどが発生していたり、湿気がこもっていたりしているようでしたら、寝具用の湿気とりシートを置き、その上に、マットレスをのせるようにしてください。カビ予防になります。
「マットレスのカビ対策、カビ発生前にできる予防策」の記事もご参考にしてみてください。
お客さま用寝具の確認
年末年始は、ご家族が集まったり人寄せがあったりで、お客さまがお泊りになるご家庭もおありでしょう。そのようなご家庭は、12月の早い時期に、お客さま用寝具、客布団が使える状態か、確認をして、お手入れをしてください。
お手入れの手順
- 客布団の湿気対策。羽毛布団の場合は、陰干し、そのほかの布団は、陰干し、または、外の干して湿気やにおいを発散させる。
- 掛け布団、敷き布団、毛布、枕、シーツ、掛け布団カバーの数が、お客さまの人数に足りているかどうかをチェックする。
- 数が足りていなかったり、寝具がカビていたり、傷んでいたり、においがひどくて使えないなどの状態の場合は、新調する。年末ぎりぎりになってしまうと、配送が間に合わない場合があります。12月20日ぐらいをめどに、準備をする。
- シーツ、カバー、ピロケースを洗濯しておく。
- 場合によっては、貸布団の手配をしておく。
お客さまや、ご親族などとにぎやかに過ごす年末年始。お迎えする側は、気苦労も含めて、大変なことです。一年に一度、賑やかな集まりを、できる限り楽しく、くつろいだ時間になるよう、寝具も快適な状態に準備をしておきましょう。
座布団カバーのお手入れと新調
年始は、清潔な座布団カバーを使いたいものです。年末に、きちんと洗濯をしておきましょう。
生地が傷んでいたり、白いカバーが黄ばみ始めていたりしたら、年末の早いうちに、新調しておきましょう。
和室のあるご家庭が少なくなっているため、座布団を使う方も減ってきていて、サイズに合った座布団カバーが、あまり販売されていないことがあります。
銘仙判と呼ばれる、普通サイズの座布団カバーは、手に入りやすいサイズです。
八端判、夫婦判サイズの座布団カバーは、店頭で扱っていなかったり、取り寄せだったりして、購入に日数がかかることがあります。年末ぎりぎりになってしまうと、取り寄せが年内間に合わないことがあります。
新調する場合は、12月18日ごろには、手配を始めてみてください。メーカーからの取り寄せの場合、23日以降は、メーカーからの出荷が難しい場合などがあります。座布団のサイズと名称。
シーツ、カバーの洗濯と新調
新年を気持ち良く迎えるために、年末は、シーツと掛け布団カバー、ピロケースの洗濯は、しっかりとしておきましょう。
生地が傷んだりしていたり、古くなってきたりしていたら、新年に合わせて、新調することもおすすめします。
日頃からお手入れをしている方は問題ないのですが、お仕事が忙しく、シーツや掛け布団カバーの洗濯をすっかり忘れている方もいらっしゃいます。
ベッドシーツやカバーの洗濯頻度は、週に一度以上が理想的です。ついつい後回しになってしまっていたら、年末には、忘れずに、洗濯をしてみてください。
年末の寝具のお手入れに便利なおすすめアイテム
ここでは、年末の寝具のお手入れにあると便利な、おすすめのアイテムをご紹介します。お手入れをきれいに簡単にして、気持ちよく年始をお迎えください。
寝具のカビ対策に。寝具用除湿シート
お客さまを気持ちよくお迎えする、座布団カバー
銘仙判 座布団カバー(55x59cm)
銘仙判 55x59cmの座布団カバーです。
- 和柄 菊唐草模様 座布団カバー 日本製
- 源右衛門のいちご柄 日本製 綿100% ロングセラーの人気柄
- サンダーソン ローズシャトー柄 銘仙版 座布団カバー 日本製 ロングセラーの人気柄
- 洋風のお部屋、ソファに置く方に。パームリーフ柄 日本製 川島織物セルコン
大きいサイズ、八端判 座布団カバー(55x59cm)
八端判 59x63cmの座布団カバーです。
肌ざわり滑らか、上質スーピマコットンのカバーやシーツで気持ちよく新年を
- 羽毛布団に最適、スーピマコットン掛け布団カバー
- 肌になめらか、スーピマコットンピローケース
- 新年は、新しくて気持ちの良いシーツで。スーピマコットンボックスシーツ
以上、年末にしておきたい、寝具のお手入れをお伝えしました。
寝具店を長年させていただいているので、実感でわかるのですが、昔は、年末になると、シーツとカバーの買い替えをされる方が、本当に多くいらっしゃいました。新年は、新しいカバーとシーツで迎えるのが、通常だった時代です。時代は流れて、そのような慣例がなくなっているようです。
それでも、新年は、清潔な寝具で、気持ち良く迎えたいというのが、みなさんの本音と思います。師走で、忙しい毎日と思いますが、年末、早いうちに、寝具のお手入れをはじめてみてください。
毎日、ぐっすり眠って、健康でいられますように。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。