公開日:2017.11.22

冬用のあったかシーツのおすすめと選び方

冬のあったか寝具といえば、あったか敷きパッドが人気です。ただ、洗濯のしやすさや、取扱やすさ、見た目をすっきりさせたいなどで、敷きパッドではなく、暖かなシーツをお好みの方もいらっしゃいます。ここでは、冬におすすめの暖かな素材のシーツの種類と、選び方をお伝えいたします。

目次

冬におすすめの暖かなシーツの素材

寝ころんだときに、ひんやりしない、暖かで、冬におすすめのシーツの素材は、保温性の高い順に、次の通りです。

  • アクリルボアシーツ
  • マイクロファイバーボアシーツ
  • 綿ボアシーツ
  • シンカーパイル(やわらかタオル)シーツ
  • フランネルシーツ
  • ニット生地のシーツ

それぞれの素材の特徴を順に、お伝えします。

暖かなシーツの素材別の特徴

アクリルボアシーツ

保温性が高く、暖かに眠れるアクリルボアシーツ

保温性が高く、暖かに眠れるアクリルボアシーツ

アクリル素材の起毛されたボアシーツ。保温性が高く暖かなシーツです。布団に使えるフラットタイプは、冬のギフトなどにも多く利用されます。お贈りした方に喜んでいただけるので、冬のギフトとしてもおすすめです。

マイクロファイバーボアシーツ

保温性があり、洗濯後の乾きが早いマイクロファーバーのシーツ

保温性があり、洗濯後の乾きが早いマイクロファーバーのシーツ

保温性があり、柔らかな肌触りの、ポリエステルの超極細繊維のマイクロファーバーの起毛されたシーツ。布団用のほか、ベッド用も販売されています。洗濯後の乾きが早く、値段も手ごろですので、お子さまのシーツとしてもおすすめです。

綿ボアシーツ

静電気の起きない綿ボアシーツ

静電気の起きない綿ボアシーツ

起毛されたパイルの部分が綿100%の、暖かなタイプのボアシーツです。静電気が起きず、肌にやさしいのが特徴です。肌の弱い方や、静電気の苦手の方、天然素材の寝具がお好みの方に喜ばれています。布団用のほか、ベッド用のボックスシーツも販売されています。

シンカーパイル(やわらかタオル)シーツ

あったか過ぎず、でも冷たくないシンカーパイル生地のシーツ

あったか過ぎず、でも冷たくないシンカーパイル生地のシーツ

表面がループになった、やわらかなタオル素材のシーツです。綿生地のような冷たさがなく、吸湿性もあり、肌にやさしいのが特徴です。ボアほど暖かさが必要のない、でも、普通のシーツだと寒すぎる、というかたにおすすめです。布団用のほか、ベッド用のボックスシーツも販売されています。

フランネルシーツ

綿素材でひんやりしない、フランネルシーツ

綿素材でひんやりしない、フランネルシーツ

フランネル生地で、冷たく感じない生地タイプのシーツです。起毛はされていませんが、素材による暖かさがあります。ベッドをお使いの方で、もたつかず、すっきりした見た目の冬用シーツをお探しの方におすすめです。日本での販売は、減少しているシーツの素材です。海外の通販では、お求めいただけます。

ニット生地のシーツ

Tシャツのような伸びのある生地で、やわらかで優しい肌触りのシーツです。保温性は高くはありませんが、綿の生地のような冷たさはありません。あまり保温性は必要がなく、でも、冷たいシーツはお嫌いという方におすすめの素材です。

お好みに合った冬用シーツの選び方

ここでは、お好み別に冬のおすすめシーツの選び方をお伝えします。

冷たいシーツはいや、でも、暖かすぎない方がよいという方

冬、綿生地の冷たいシーツは、どうにかしたいが、ボアやアクリルなどの暖かさは必要ないという方には、下記がおすすめです。

3つの中での保温性の高さは、綿フラノ、シンカーパイル、ニットになります。

洗濯後の乾きやすさは、保温性と逆で、 ニット、シンカーパイル、綿フラノになります。

保温性もあったほうがいいが、見た目はすっきりとさせたい方

特にベッドをお使いの方で、暖かくて、見た目もすっきりとした冬用のボックスシーツをお探しの方がいらっしゃいます。そのような方におすすめなのは、

  • ニットシーツ
  • シンカーパイルシーツ
  • 綿フラノシーツ

です。保温性の高さは、綿フラノ、シンカーパイル、ニットになります。

保温性は、ボアタイプより落ちますが、綿生地のシーツの冷たさはありません。ベッドにお使いいただく場合も、側面や角が、ぼってりと膨らむことなく、すっきりとベッドにセットしてお使いいただけます。

厚みもありませんので、ボアタイプより洗濯もしやすく、お手入れも簡単です。

保温性重視の方

とにかく暖かなシーツをお探しの方は、

  • 起毛しているボアタイプ

をおすすめいたします。素材は、アクリルボアが一番暖かく、マイクロファイバー、綿ボアの順になります。

アクリルや、マイクロファイバー素材は、保温性は高いのですが、暖かすぎて、汗をかいた場合に、水滴がボアに付着して、冷たくなる場合があります。また、静電気などが発生することがございます。

綿ボアのシーツは、アクリルボアやマイクロファイバーボアより、保温性は低くなりますが、湿気をしっかりとシーツが吸水しますので、汗をかいた場合も、冷たい水滴により体を冷やす心配はありません。また、静電気も発生しませんので、安心してお休みいただけます。

洗濯後の乾きやすさは、アクリルやマイクロファイバーのほうが乾きやすい素材です。

ロングサイズや厚めのマットレスのベッドをお使いの方の冬用シーツ

ロングサイズや、厚めのベッドマットレスをお使いのお客さまから、冬用のあったかタイプのボックスシーツはありますか?といった質問を多く頂戴します。

残念ながら、現在、210cm丈のロングサイズや、厚めマットに対応したボアタイプの冬用あったかボックスシーツの既成品は販売されていないのが現状でございます。

冬用におすすめいたしておりますのは、下記の2タイプでございます。
いずれも、ボアタイプより、保温性は低くなりますが、綿生地のシーツの冷たさは感じずにお休みいただけるボックスシーツでございます。

1.伸びるタイプのパイルボックスシーツ

やわらかなパイル(タオルのようにループになっている)素材で、伸びる生地が使われて、サイズに柔軟性があるボックスシーツです。伸ばすことで、210cmのロングサイズは、35cm程度までの厚みのマットレスに対応が可能になっています。

伸びるタイプのボックスシーツは、幅は最大で160cmまで、丈は210cm間で対応しています。

2.サイズオーダーのシンカーパイルボックスシーツ

ふんわりやさしいぬくもりのシンカーパイル生地のシーツ

ふんわりやさしいぬくもりのシンカーパイル生地のシーツ

210cmより長めのベッドや、キングサイズ、ワイドキングサイズ、38cm程度の厚みのマットレスをお使いの方におすすめしているのが、サイズオーダーのシンカーパイルボックスシーツです。

保温性は、ボアタイプほどありませんが、綿生地の冷たさはありません。

サイズオーダーになりますため、お日にちがかかりますので、季節の前にご用意されることをおすすめいたします。
 

以上、冬におすすめの暖かな素材のシーツのおすすめと、選び方をお伝えしました。保温性重視の方は、シーツタイプより、中綿の入った、あったか敷きパッドのほうがおすすめではございます。

洗濯のしやすさや、すっきりした見た目、使いやすさなどで冬用のあったかシーツをお探しの方にお役立ていただけますれば幸いでございます。


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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