公開日:2018.10.31

2万円予算。羽毛と洗える掛け布団、どちらがおすすめですか?

2万円予算。羽毛と洗える掛け布団、どちらがおすすめですか?

2万円予算。羽毛と洗える掛け布団、どちらがおすすめですか?

羽毛布団選び、高級羽毛布団が良いとは承知していても、予算が限られていること、ありますよね。ご予算が1万円台から2万円台に限られている方も多いようです。保温性があり、掛け心地の良い掛け布団、ご予算によっては、羽毛布団だけが、選択肢でない場合があります。ここでは、2万円予算の場合、羽毛布団と洗える掛け布団、どちらがおすすめか、をお伝えします。

目次

羽毛布団の価格と品質をお伝えするにあたって

シングルサイズの羽毛布団の価格、おいくらをイメージされますでしょうか?

テレビショッピングやセールチラシでは、税抜き価格が1万円台~2万円、の商品が紹介されることが、多くあります。とても、魅力的な、価格です。

今回、本題に入る前に、お伝えさせていただきたい点があります。

それは、羽毛布団の品質は、販売価格だけで、判断することができない、という点です。同じ価格の羽毛布団であっても、その品質には、大きなばらつきが存在する、という事実です。

同じ販売価格の羽毛布団でも、品質やグレードに、大きな違いが存在することがあります。

その理由は、

  1. 羽毛布団の価格は、その品質やグレードによって、定価が、数千円程度から、2百万円以上の商品まであること。
  2. 寒い季節が近づくと、セール価格となり、数万円の商品が、1万円台にお値下げされ、販売されることがあること。
  3. 販売しているメーカーが多く、それぞれのメーカーさまが製造する、羽毛布団の品質やグレードと、その販売価格の関係性が、一定ではないこと。ばらつきがあること。

です。

上記をふまえ、この記事では、私が実際に、寝具店として、商品の取り扱いの経験のある、品質が確かなメーカーさまの、販売価格が1万円台~2万円の商品を基準にお伝えします。具体的なメーカー名は、西川様(旧西川産業様、旧西川リビング様)、昭和西川様などの大手寝具メーカーです。寝具の専門家として、羽毛布団の品質を信頼できるメーカーです。

さて、本題に入ります。

2万円予算で、購入できる羽毛布団の現状

秋冬になると、品質に信頼のおける、大手有名メーカーの1万円台から2万円の羽毛布団が販売されます。軽く、暖かい、羽毛布団です。最初にお伝えしたメーカーの商品であれば、お求めいただいても大丈夫です。

ただ、ご存じのとおり、もっと高価な羽毛布団も販売されています。1万円台から2万円の羽毛布団と、高価な羽毛布団とでは、保温性や掛け心地は、異なります。

その違いを知った上で、魅力的な価格帯の羽毛布団を購入するか、しないかを、判断できれば、後悔がありません。

ここからは、高価な羽毛布団と比べ、1万円台~2万円の羽毛布団は、何が違うか、をお伝えします。ご自身が、納得した、判断をするために、お役立てください。

次の2つの側面からお伝えします。

  1. 羽毛布団をお使いになる方にとっての違い
  2. 羽毛布団の仕様の違い

1.使う方にとっての、高価な羽毛布団と安価な羽毛布団の違い

  • 保温性の高さが異なる
  • 身体と羽毛布団の密着度が異なり、隙間風の入る感じが異なる
  • 耐久年数が異なる
  • 掛けたときの掛け心地、軽さ具合が異なる

高価な羽毛布団は、上記の点が、より優れているということになります。

上記の違いの要因は、1万円台~2万円の羽毛布団の仕様にあります。1万円台~2万円の羽毛布団の仕様の例です。

2.1万円台~2万円の羽毛布団の仕様の例

  • グースダウンではなく、ダックダウンが使われている
  • グースダウンだと、ダウン率80%台である
  • ダウン率90%でも、ダックダウンが使われている
  • ホワイトダウンではなく、シルバーダウンが使われている
  • 羽毛の産地の違い
  • 立体キルトの種類の違い

一般的に、羽毛布団の品質の違いは、

  • ダックダウンよりグースダウンのほうが良いとされ、
  • ダウン率が高いほうが、よりふんわりと軽くやわらかで保温性が高いとされ
  • ホワイトダウンのほうが、シルバーダウンより上質である場合が多く
  • 羽毛布団の産地の違いが、品質に違いをもたらし
  • キルティングの違いで、掛け心地の良さが異なる

とされています。あくまで、一般的に、ということが前提です。詳細は、羽毛布団の価格による品質の違いをご覧ください。

1万円台~2万円の羽毛布団を検討する基準

2万円予算の羽毛布団は、次にあげる理由がある方には、適しているといってもよいでしょう。

  • 羽毛布団を使ってみたい
  • 綿わたの掛け布団は重いので、軽くて、ある程度暖かな掛け布団を使いたい
  • 保温性があまり高くない羽毛布団でも、毛布と併用すればよい
  • 買い替えればよいので、耐久性の高さは、あまり必要ない
  • 子供用の掛け布団として使う
  • お客さま用として用意しておく
  • セカンドハウスや別荘などの一時的な用途で使う

高価な羽毛布団でなくても、条件が満たされる場合が多いからです。

2万円予算で、掛け心地の良さを満喫できる羽毛以外の掛け布団

2万円予算の場合、保温性と掛け心地を考えた場合、羽毛布団だけが、ベストな選択肢ではありません。保温性や掛け心地が、同じかそれ以上、使い勝手が良い、掛け布団があります。

衛生的な洗える掛け布団

衛生的な洗える掛け布団

1万円台~2万円予算で、羽毛以外の掛け布団のおすすめは、洗える衛生掛け布団です。アレルギーの方にも安心で、ホコリの出ない、もしくは、ホコリの出にくい特殊な化学繊維のわたを使い、保温性も、羽毛布団に匹敵する、衛生的な掛け布団です。

具体的な商品名は、次の通りです。

これらの掛け布団は、羽毛布団が苦手の方や、アレルギーで羽毛布団をお使いいただけない方にも、おすすめできる掛け布団です。

メーカーや、使われている素材に違いはありますが、共通している点は、中わたに、高機能な合繊わたが使われていて、ご家庭で洗えるという点です。

お使いになる方にとっては、次のような特徴があります。

  • 軽くて、暖かであること
  • ホコリがでにくく、ハウスダストやアレルギーの方も安心して使えること
  • ご家庭で洗濯できること
  • 動物的な臭いの心配がないこと
  • 毛布と併用すると、保温性の調整が可能なこと
  • 体のカーブに沿って、隙間風が入りにくい仕様であること

軽くて、保温性があり、掛け心地の良さを堪能していただける掛け布団の特徴が、ほぼすべてそろっています。

高価な高級羽毛布団と比べた場合、保温性の高さや、軽さ、耐久年数や、掛け心地は、おとってしまいます。しかし、1万円台~2万円の羽毛布団と比べた場合には、保温性や掛け心地は、同じか、それ以上であることがあります。

2万円予算の掛け布団をお探しの方には、洗える掛布団も、選択肢の中に入れていただくことをおすすめします。上記の掛け布団の場合、掛け布団と毛布を合わせた値段が、2万円予算におさまることもあります。

2万円予算の羽毛布団と、洗える衛生掛け布団のそれぞれのメリット

最後に、2万円予算の羽毛布団と洗える衛生掛け布団の、それぞれのメリットをお伝えします。

予算が限られている場合の、適した掛け布団選びのヒントになります。

1万円台~2万円の羽毛布団のメリット

  • 数万円の羽毛布団が、セール価格で1万円台~2万円になっている場合、品質が期待以上で、とてもお得な商品と出会うことがある
  • 耐久年数を気にしなければ、軽く暖かな掛け心地で、羽毛布団の良さを楽しめる
  • 子供用の掛け布団としても手ごろ価格である
  • お客さま用やセカンドハウス、別荘など、毎日使わない場合の掛け布団として、手入れの手間が必要なく、1年を通して使える期間が長く、使い勝手が良い
  • 羽毛布団の良さを試せる

洗える衛生掛け布団のメリット

  • 保温性が確かで、軽く、ホコリも立たず、衛生的で、掛け心地の良い掛け布団を使える
  • 羽毛布団に比べ、品質にばらつきがないので、2万円予算で、損することがない
  • ご家庭で洗えるので、衛生的に使える
  • アレルギーの方も、安心して使える
  • ホコリが立たないので、ハウスダストの心配もない
  • 毛布を一緒に購入しても予算内におさまることがある

あなたの場合、2万円予算で、どちらを選んだほうがよいでしょうか。選ぶ基準が明確になれば、幸いです。

ご予算内でも、快適に、お休みいただけるお布団で、ぐっすり快眠をお楽しみくださいませ。


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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