ベッドを初めてお使いのお客さまから、「ボックスシーツとフラットシーツ、どちらがおすすめですか?」というご質問を頂戴します。使い勝手はどちらが良いのか、迷われる場合があるようです。ここでは、ボックスシーツとフラットシーツの違い、フラットシーツの使えないマットレスサイズ、それぞれのシーツのメリットと、おすすめをお伝えします。お好みに合うシーツ選びに、ご参考になさってください。
目次
- ボックスシーツとフラットシーツの違い
- ボックスシーツとフラットシーツのメリット
- おすすめのシーツタイプ
- 既成サイズのフラットシーツが使えないベッドマットレスサイズ
- マットレスのサイズからフラットシーツの必要サイズを計算する方法
- ベッドマットレスのサイズにあったフラットシーツを探す
- ベッドマットレスのサイズにあったボックスシーツを探す
ボックスシーツとフラットシーツの違い
ボックスシーツとフラットシーツは、次の点で違いがあります。
- シーツの形状
- シーツの装着のしやすさ
- 手に入れやすさ
それぞれについて、順にお伝えします。
ボックスシーツ
ボックスシーツの形状
ボックスシーツは、底部にゴムが入り、ベッドマットレスにかぶせてお使いいただける、ワンタッチタイプのベッド用シーツです。
ボックスシーツの装着のしやすさ
ベッドマットレスを持ち上げることなく、装着できますので、大きいベッドでも、簡単にベッドメイキングをしていただけます。
ボックスシーツの手に入れやすさ
色、柄、サイズも豊富に販売されているので、手に入れやすいベッド用シーツです。
詳しい特徴は、「ボックスシーツとは」で、お伝えしています。
フラットシーツ
フラットシーツの形状
フラットシーツは、平らな一枚の布タイプのシーツです。ベッドに使う際は、フラットシーツの四方の端をマットレスの下に入れ込んで使います。
フラットシーツの装着のしやすさ
フラットシーツの装着は、慣れていない方にとっては、簡単とは言えません。ベッドマットレスを持ち上げ、ベッドの上下左右それぞれの位置に回って、シーツをしっかりとベッドの下に入れ込んで、装着します。手間がかかります。
フラットシーツをご愛用している方、フラットシーツの装着に慣れてらっしゃる方にとっては、手間が気にならない、という方もいらっしゃいます。ホテルのように、びしっとしわなく装着をすることに重視してらっしゃいます。
フラットシーツの手に入れやすさ
ベッド用のフラットシーツは、日本での製造が減少傾向にあり、手に入れにくくなっています。
現在は、ベッドメイキングがとてもしやすいため、ボックスシーツが主流になっています。
ボックスシーツとフラットシーツのメリット
下記、ボックスシーツとフラットシーツのメリットです。
ボックスシーツのメリット
- ベッドメイキングが簡単
- 色、柄、サイズが豊富
- 生地の種類、価格帯が豊富で、手に入れやすい
フラットシーツのメリット
- 1枚布の形状なので、洗濯が簡単
- 装着の手間や大変さはありますが、手慣れた方は、ホテルのようにきれにベッドシーツをセットできる
おすすめのシーツタイプ
ベッドのシーツタイプのおすすめをお伝えします。
ボックスシーツがおすすめの方
初めてベッドをお使いの方、ベッドをお使いの多くの方に、ボックスシーツをおすすめいたします。
簡単にベッドに装着できて、手に入れていただきやすいからです。上記のメリットの違いをご覧いただいても、ボックスシーツがとても使いやすいことは、ご想像通りです。
フラットシーツがおすすめの方
フラットシーツをおすすめするのは、マットレスの持ち上げや、装着の手間が苦でなく、ホテルのように、美しくシーツをセットしたい方です。
現在、日本では、ベッド用フラットシーツの製造をしているメーカーが減少しています。市販されているベッド用フラットシーツは、海外の輸入品が多くなってきています。手に入れにくさはありますが、フラットシーツをお選びの際は、インターネット通販が、比較的、商品を探しやすいでしょう。
ボックスシーツとフラットシーツの併用がおすすめの方
シーツを頻繁に洗濯をして、清潔に保ちたい方には、ボックスシーツとフラットシーツの併用をおすすめいたします。
ベッドマットレスは、サイズの合ったボックスシーツできちんとくるみ、その上から、フラットシーツをのせて使います。その際のフラットシーツは、サイズがベッドより小さめをお使いになられてもよろしいかと存じます。洗濯のしやすさだけを考慮して、フラットシーツのサイズをお選びください。
既成サイズのフラットシーツが使えないベッドマットレスサイズ
ここでは、既成サイズのフラットシーツが使えないベッドマットレスサイズについてお伝えします。
フラットシーツは、ベッドマットレスのサイズによって、お使いいただけないことがあります。フラットシーツを検討する際は、フラットシーツのサイズ選びに注意が必要です。
下記のベッドマットレスのサイズでは、フラットシーツが使えない場合があります。
- 210cm丈のロングサイズのベッドマットレス
- マットレスの厚みが30cm以上ある厚めのマットレス
理由は、マットの下に敷きこむ分のシーツの長さが足りず、しっかりとマットをくるめないためです。
フラットシーツは、マットレスの下に入れ込む生地の部分が、最低15cm、できれば、20cm必要になります。
210cm丈のロングサイズや、マットレスの厚みが30cm以上あるベッドマットレスに、既成サイズのフラットシーツを使うと、マットの下に入れ込む生地の部分が、15cm 以下になってしまい、すぐにめくれ上がってしまうのです。
既成サイズのフラットシーツ丈は、275~280cmです。この長さは、200cm丈の一般的なマットレス用に作られています。200cm丈のベッドに、マットレスの下に入れ込むシーツの生地を、15cm~20cm見込んでいます。210cm丈のベッドには、既成サイズのフラットシーツでは、丈が足りません。
ロングサイズや厚みが30cm以上あるベッドをお使いの方が、フラットシーツをお求めの際は、マットの下に入れ込む生地が、15cm以上あるかを確認しましょう。
ベッドマットレスのサイズからフラットシーツの必要サイズを計算する方法
ここでは、ベッドマットレスから、フラットシーツの必要サイズを計算する方法をお伝えします。
ベッドマットレスから、フラットシーツの必要サイズを計算する方法
- フラットシーツの必要幅 cm = ベッドマットレスの幅 + マットレスの厚み x 2 + 15~20 x 2
- フラットシーツの必要丈 cm = ベッドマットレスの丈 + マットレスの厚み x 2 + 15~20 x 2
あなたのお使いのベッドマットレスをしっかりくるめる、フラットシーツのサイズは、上記でわかった、フラットシーツの必要幅 x 必要丈 になります。
ロングサイズや厚めのマットレス以外でも、クイーンサイズ、キングサイズ、ワイドキングサイズをお使いで、輸入品や、海外から取り寄せる、もしくは、サイズオーダーでフラットシーツを注文される際は、そのサイズ以上の商品を購入するようにしましょう。
ベッドマットレスのサイズにあったフラットシーツを探す
フラットシーツをお使いになりたい方へ。ベッド用サイズのフラットシーツのおすすめです。サイズに合わせてお選びください。
ベッドマットレスのサイズにあったボックスシーツを探す
ボックスシーツをお使いになりたい方へ。お使いのベッドマットレスのサイズに合ったボックスシーツを、下記からお探しになってみてください。肌触りがよく、寝心地の良いボックスシーツを見つけていただけます。
- ベッドのサイズからボックスシーツを選ぶ
- マットレスの厚みからボックスシーツを選ぶ
寝心地の良いボックスシーツのおすすめアイテム
- マチ40cm スーピマ超長綿(スーピマコットン)サテン織りボックスシーツ・シモンズのエグゼクティブ、ゴールデンバリュー、ニューフィット、キングスダウン、レガリアなどに対応。・厚めのマット用。しなやかで、滑らかな肌触りで、気持ちよく、ぐっすり眠りたい方に。・マットの厚み24~34cm程度に対応・シングルマチ40、セミダブルマチ40、ダブルマチ40、クイーンマチ40
- マチ30cm スーピマ超長綿(スーピマコットン)サテン織りボックスシーツ・標準的な厚みのマット用・滑らかで、綿のさわやかさもある、上質な肌触りで心地よくお休みになりたい方に。・マットの厚み9~24cm程度に対応・シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング
- ワイドキング-シングル2台用サイズ-200cm幅 超長綿サテン織りボックスシーツ・200x200用。シングルベッド2つ並べるサイズ・滑らかな肌触りで、満足度の高いワイドキングシーツで、快眠を楽しみたい方に。・マットの厚み9~34cm程度に対応・ワイドキング
- マチ45cm 超長綿サテン織りボックスシーツ・超厚めのマット用:キングスダウン、レガリアグランデュール、シモンズカスタムロイヤルなどに対応。・滑らかな肌触りの、しっかりした上質シーツで、質の良い睡眠を楽しみたい方に。・マットの厚み35~40cm程度に対応・サイズ:シングル 45 から ワイドキング 45、ワイドダブル45、ワイドクイーン45。全8サイズ。
- マチ40cm 超長綿サテン織りボックスシーツ・厚めのマット用:シモンズのエグゼクティブ、ゴールデンバリュー、ニューフィット、キングスダウン、レガリアなどに対応。・滑らかな肌触りの、しっかり上質なシーツで、寝心地の良く、睡眠を楽しみたい方に。・マットの厚み24~34cm程度に対応・サイズ:ワイドダブル40、ワイドクイーン40、ワイドキング40
- マチ30cm ロングサイズベッド用 超長綿サテン織りボックスシーツ・210cm丈ロングサイズマット用・肌にやさしい滑らかさと耐久性、吸水性に優れたシーツで、毎日の快眠で元気に過ごしたい方に。・マットの厚み10~24cm程度に対応
- 綿100% シンカーパイル織りボックスシーツ・標準的な厚みのマット用・綿100%のタオルがお好きの方。汗をしっかり吸収う、汗の多い方にもおすすめです。・マットの厚み9~20cm程度に対応・シングル、セミダブル、ダブル
- シンカーパイル織りボックスシーツ – 10%off SALE・標準的な厚みのマット用・やわらかなタオル素材がお好みの方に。汗をしっかり吸収。寝汗の気になる方におすすめです。・マットの厚み9~24cm程度に対応
- シングルとセミダブル連結 ファミリーサイズ220cm幅 超長綿サテン織りボックスシーツ・220x200用。シングルとセミダブル2台用・肌触りが良く、寝心地の良い上質なシーツで、寝心地良く、質の良い睡眠を楽しみたい方に。・マットの厚み9~34cm程度に対応・シングルとセミダブルのベッド2つ並べる220cm幅のファミリーサイズ
- 速乾 薄型ボックスシーツ ムアツ布団 西川エアー 薄型マットレス用 マチ付きワンタッチシーツ・ムアツふとん、西川エアーのシーツをお探しの方に。・マットの厚み8~9cmに対応・シングル、セミダブル、ダブル・¥5,300 (税込み¥5,830 )~
- 薄型マットレス用 綿100% 平織りボックスシーツ: 25%オフセール(送料無料)・薄型マットレス、ムアツふとん、西川エアー、整圧ふとん用・サラリとして、肌にやさしい上質綿のシーツで、さわやかな眠りと目覚めを楽しみたい方に。・マットの厚み8~9cmに対応・シングル、セミダブル、ダブル
以上、ボックスシーツとフラットシーツの違いをお伝えしました。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。