「ワンタッチシーツとボックスシーツは、どのように違うのでしょうか?」というご質問を頂戴します。ワンタッチシーツもボックスシーツも、寝具のシーツの種類の名称です。両方とも底部にゴムの入ったシーツですが、使う用途に違いがございます。ここでは、ワンタッチシーツとボックスシーツがそれぞれどのようなシーツか、と、その違いをお伝えいたします。
目次
ワンタッチシーツとは
ワンタッチシーツとは、敷き布団用のシーツの名称で、底部にゴムが入って、敷き布団の上からくるっとかぶせるタイプのシーツのことです。ラップシーツと呼ばれることもあります。敷き布団に使われるシーツで、ベッド用に使用するのではありません。
上の画像で示されているように、ワンタッチシーツは、敷き布団用のシーツのため、ベッドのボックスシーツのように、厚みに対応するマチが作られていません。ワンタッチシーツの特徴
ワンタッチシーツは、裏にゴムがあり、敷き布団の上からかぶせるように使いますので、ずれることなく簡単に敷き布団にセットできます。また、ワンタッチシーツは、シーツを装着したまま(かけたまま)お布団の上げ下ろしができるため、シーツを掛けなおす手間がなく、とても便利です。
従来の、フラットシーツ(通常の平らな一枚の布のシーツ)は、敷き布団の上下左右に回り込んで、シーツを布団の下に入れ込まなくてはいけません。ワンタッチシーツは、フラットシーツに比べて、手間がかからず、簡単に、早く、きれいに、敷き布団にセットできます。
ワンタッチシーツのサイズの選び方
ワンタッチシーツのサイズは、敷き布団のサイズに合わせて、シングル、セミダブル、ダブルサイズが販売されています。
シングルサイズの場合、ワンタッチシーツの長さが、2種類販売されています。1つは、羊毛敷き布団や3層固わた敷き布団などの215cm丈。もう1つは、昔ながらの綿わたの布団用の205cm丈です。現在は、215cm丈のワンタッチシーツが主流で、多く販売されています。綿わたの敷き布団をお使いの方は、種類は少ないですが、205cm丈のワンタッチシーツを求めるようにしましょう。
ムアツふとんや西川エアーなどの厚みが9cn程度ある、健康敷き布団には、マチ付きタイプのワンタッチシーツがおすすめです。マチ付きワンタッチシーツは、一般的な敷き布団より厚みがある、マットタイプの健康敷き布団用に作られています。厚みのあるマットタイプの敷き布団に、ちょうどよくフィットしますので、快適にお使いいただけます。
ワンタッチシーツをお求めの際は、お使いの敷き布団の種類とサイズをご確認になり、適したサイズを求めるようにしましょう。ちょうど良いサイズのシーツを使うと、ずれずに快適にお使いいただけます。
ワンタッチシーツの素材選び
ワンタッチシーツの素材は、綿100%の他に、季節に合わせた素材の商品も販売されています。
- 冬におすすめの、暖かい素材
綿ボア、綿フラノ、マイクロファイバー、シンカーパイル - 夏におすすめの、涼しい素材
ひんやり冷感生地、しじら織り、パイル素材
季節に合わせて快適にお休みいただける素材のワンタッチシーツをお使いになられると、快眠につながります。
あったかシーツやひんやりシーツは、季節限定商品として販売されますので、それぞれの季節の少し前に、どうぞ、お近くの寝具店などにお立ち寄りになって、実際に手にとって、お選びになってみてくださいませ。
ボックスシーツの特徴
ボックスシーツとは、ベッド用のシーツの名称で、ベッドマットの厚みに対応できるよう、マチがあり、底部にゴムの入ったシーツです。ベッドマットレスの上からすっぽりかぶせることで、簡単に装着できます。マットレスを持ち上げることなくベッドシーツをセットできますので、大変便利です。メーカーにより、クイックシーツ、ベッドフィットシーツなどと表記されていることがあります。
ボックスシーツのサイズは、市販されているベッドマットレスに合わせて販売されています。ジュニアサイズ用から外国製マットサイズ用まで、幅、丈の違いで十数種、マットレスの厚みの違いを入れると数十種ございます。「ベッドのサイズと寸法の一覧」
ボックスシーツ をお選びになる際は、お使いのベッドマットの幅、丈、マットの厚みの寸法をお測りになって、お求めください。サイズ選びに失敗がなく、ぴったりのサイズのシーツをお選びいただけます。ボックスシーツの詳しい説明も、お役立てください。
ベッド用のシーツは、フラットシーツ(通常の平らな一枚の布のシーツ)とボックスシーツと2タイプございますが、フラットシーツは年々生産されなくなっており、ボックスシーツが主流となっております。
ワンタッチシーツとボックスシーツの違い
ワンタッチシーツとボックスシーツの違いは、
- ワンタッチシーツは、敷き布団用シーツ
ワンタッチシーツは、厚みが4~5cmの敷き布団用なので、マチがない仕様
- ボックスシーツは、厚みのあるベッドマットレスをくるめるベッド用シーツ
ベッドマットレスの厚みをしっかりくるめるよう、マチのある仕様
という点です。
敷き布団をお使いの方が、ボックスシーツを使ってしまうと、マチが合わず、シーツがブカブカとしてしまいます。
ベッドをお使いの方が、ワンタッチシーツを使ってしまうと、ベッドのマットレスの厚みを包めず、シーツがめくれ上がってしまいます。
敷き布団をお使いの方は、ワンタッチシーツをお求めいただき、ベッドをお使いの方は、ボックスシーツをお求めくださいませ。
ワンタッチシーツのおすすめを見る
ここでは、敷き布団を、快適にお使いいただけるワンタッチシーツをご紹介します。お使いの敷き布団や、使い勝手の好みに合わせてお選びください。
ワンタッチシーツ
裏にゴムが入って、簡単に装着していただける敷き布団用のワンタッチシーツです。
- 敷布団用 ワンタッチシーツ シングル 100×210cmの敷布団用
- タオル地 敷布団用 コットンパイル ワンタッチシーツ シングル 100×210cmの敷布団用
- 厚い生地 敷布団用 オックスフォード生地 ワンタッチシーツ シングル 100×210cmの敷布団用
以上、ワンタッチシーツとボックスシーツのそれぞれの特性、そして、その違いをお伝えしました。
お使いの敷き寝具に合わせたシーツ選びで、快適にお休みくださいませ。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。