ベッドに必要なもの、ベッドでそろえるべき寝具についてお問い合わせを頂戴します。ここでは、ベッドに必要な寝具と選び方、それぞれの必要枚数、お手入れ方法をお伝えします。新生活や初めてベッドをお使いになる際は、これらの寝具をご用意されて、快適なベッド生活を楽しみましょう。

ベッドに必要な寝具、何をそろえたらよいですか?
目次
ベッドに必要な寝具のリスト
ベッドに必要な寝具は、次の通りです。

ベッドに必要な寝具のリスト
ベッドに必要な寝具の選び方、お手入れ方法、必要枚数
ここからは、それぞれの寝具の選び方のコツ、お手入れ方法、必要枚数を、順にお伝えします。
1.ベッド本体+ベッドマットレス
ベッドは、ベッド本体と、ベッドマットレスの組み合わせでお求めいただけます。
ベッド本体は、インテリアや好み、寝室のスペースや置きたい台数などに合わせて選びます。

ベッドマットレス
ご自宅での、質の良い睡眠のためのマットレスをお選びになる際は、寝姿勢を正しく保ち、質の良い睡眠をとれる、品質の確かなものをお選びになることをおすすめします。高価なものもあります。使う年数と健康を維持するための費用対効果を踏まえますと、価値のあるお買いものであると存じます。吟味して、じっくりと選びましょう。寝心地はもちろん、睡眠の質が向上し、毎日元気にお過ごしいただけます。
ベッドマットレスは、寿命がございます。マットレスが寝にくくなったなど、取り替えの必要が生じましたら、ベッド本体はそのままで、マットレスだけ交換します。
ベッド本体の耐久年数は、家具と同じとお考えください。
ベッド本体とマットレスが一体になった、脚付きベッドという種類がございます。このタイプは、脚が、ベッドマットに取り付けられていますので、ベッドマットレスのみの交換はできません。ベッドマットレスの寿命が、ベッドの寿命になります。
ベッドマットレスのお手入れ方法
ベッドマットレスは、日頃のお手入れは特に必要ありません。
ただ、ベッドマットを長持ちさせるために、1年に1度程度、やっておいた方が良いお手入れがございます。
- マットレスの上下を反対にする。
具体的には、頭のほうを足のほうに上下、180度回転させる。 - ベッドマットレスに、表裏がない場合、表裏をひっくり返す。
ベッドマットレスによっては、表、体をのせる面、にだけ、コイルの上に、巻きわたや、ウレタン素材のシートや、脱臭除湿シート、羽毛が入ったピロートップなどが、のっている商品があります。その場合は、表裏羽ひっくり返さずに、表面だけ使うようにします。
ベッドマットレスは、重量があり、大変な作業になりますが、やっておくと、ベッドマットレスのコイルの持ちが違います。
例外として、低反発素材のベッドマットレスは、湿気がこもりやすい商品です。低反発素材のベッドマットレスをお使いの方は、サーキュレータをあてるなどして、湿気の発散を頻繁にするようにしましょう。カビの発生を防げます。
- 必要数:1台
2.ベッドパッド
ベッドパッドは、ベッドマットレスの上、ボックスシーツの下に敷くベッド用寝具で、必ずお使いくださいませ。
敷き布団を代用せず、ベッドパッドを使うことが大切です。

ベッドパッドは、ベッドマットレスの上、ボックスシーツの下に敷きます
ベッドパッドは、厚みが薄いため、湿気をこもらせにくく、清潔にお休みいただけます。
ベッドパッドの役割は、汗などの湿気の吸湿、汚れ防止、寝心地の良さを高めるものです。ご家庭で洗濯できる素材のもの、寝心地を重視するものなど、お好みに応じて素材をお選びくださいませ。ベッドパッドの選び方。
ベッドパッドと似た商品で、敷きパッドがありますが、敷きパッドもベッドパッドの代用にはなりません。敷きパッドは、汗の吸収や、保温、冷感のために、ベッドパッドやボックスシーツと、併用して使います。
敷きパッドの敷き方は、ベッドマットレスの上に、ベッドパッド、その上にボックスシーツ、そしてその上に、敷きパッドになります。ベッドパッドと敷きパッドの違いと使い方
ベッドパッドのお手入れ方法
ベッドパッドのお手入れは、シーツを取り換える際などに、ベッドの上から少し外すなど風を通して、湿気を発散させます。
ご家庭で洗濯可能なウォッシャブルベッドパッドは、季節の変わり目に、洗濯機でお洗濯しましょう。ご家庭で洗濯ができないウールのベッドパッドなどは、必要に応じて、ドライクリーニングを利用しましょう。ベッドパッドの洗濯の方法。
- 必要数:1枚は必ずご用意いただき、できれば、洗い替えも含めて2枚ご用意くださいませ。
3.ボックスシーツ

ベッドには、装着が簡単できれいな、ボックスシーツを使います
ベッドメイキングが簡単に、きれいにできますので、お使いのベッドマットに合わせたサイズを用意するようにしましょう。
ボックスシーツのお手入れ方法
ボックスシーツは、お洗濯をして、清潔に使うことです。
洗濯頻度は、1週間に一度程度しましょう。ベッドからボックスシーツをはずすときに、洗いたての洗い替えのボックスシーツを装着すると、手間が面倒に感じません。清潔なシーツで、気持ち良く眠れます。シーツの洗濯頻度と上手な洗濯の方法
- 必要数:洗い替えも含めて2枚は必要です。季節に応じたあったかシーツやひんやりシーツがお好みの方は、別途ご用意ください。
4.掛け布団
お手入れが簡単で、軽くて暖かな素材の掛け布団をおそろえください。サイズは、ベッドの大きさに合わせたサイズ(シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングサイズなど)をお選びください。

掛け布団は、羽毛布団か、洗える掛け布団がおすすめ
掛け布団のお手入れ方法
羽毛布団のお手入れ方法は、羽毛布団の使い方とお手入れ方法に詳しくご紹介しておりますが、必ずカバーをかけて使って、定期的に陰干しをしていただければ、大丈夫です。
- 必要数:冬用を1枚、春夏用に薄手の肌掛けも1枚そろえておくとよいです。
5.掛け布団カバー

掛け布団カバー
- 必要数:洗い替えも含めて2枚以上ご用意ください。掛け布団カバー、肌掛け布団カバーのサイズ選び
6.枕・ピロケース

枕
- 必要数:ピロケースは、洗い替えも含めて2枚以上おそろえください。
タオルケット、または、綿毛布

綿毛布
綿毛布は、一年中お使いいただける綿素材の便利な毛布です。サイズもクイーンサイズ、キングサイズもございますので、大きいベッドをお使いの方は、是非そろえましょう。
- 必要数:1枚程度
ベッドに必要な寝具と必要な数のチェックリスト
ベッドに必要な寝具のリストを表にまとめました。チェックリストとしてご利用くださいませ。
ベッドに必要な寝具と必要枚数のリスト表
ベッド用寝具 | 必要な数 |
---|---|
ベッド本体 | 1台 |
ベッマットレス | 1台 |
ベッドパッド | 1枚、できれば、洗い替えを含めて2枚 |
ボックスシーツ | 洗い替えを含めて最低2枚 |
掛け布団 | 冬用を1枚、春夏用に肌かけを1枚 |
掛け布団カバー | 洗い替えを含めて最低2枚 |
枕 | 1点 |
ピロケース | 洗い替えを含めて最低2枚 | タオルケット、または、綿毛布 | 1枚程度 |
ベッドのサイズに合わせて、必要な寝具を選ぶ
今までお布団で寝ていらした方が、ベッドに変える場合、ボックスシーツとベッドパッドは、新たに必要です。ボックスシーツとベッドパッドは、お布団では使いませんが、ベッドには、必ず使うからです。
ベッドのサイズを確認し、あなたのベッドのサイズに合わせて、ボックスシーツや必要なベッド用の寝具を選びましょう。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社にて、23年間、店舗にて、お客様の寝具のご相談、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにてベッド用寝具の販売、ご相談、ご提案に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客様が快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、毎日、ぐっすり気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、明るい未来づくりを楽しんでいただけるよう、仕事をしています。