公開日:2017.09.06

夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツ

夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツ

夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツ

夏の終わりから秋は、暑さが残ったり、急に冷える夜があったりして、快眠のための適切な寝具選びが難しい時期です。ここでは、夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツを、夏に使った寝具のしまい方、と、秋におすすめの快眠寝具の準備、に分けてお伝えします。

目次

夏に使った寝具のお手入れとしまい方

秋の寝具の衣替えでは、夏に使った寝具のお手入れと片づけから始めましょう。

具体的には、暑い夏に、汗をたっぷり吸った夏用寝具の洗濯、乾燥、と収納です。

下記のリストは、夏だけに使い、秋にはしまう寝具です。これらの寝具は、天気の良い日に洗濯し、しっかりと乾燥をさせてから、収納します。来年の夏まで使いませんので、収納場所は、押し入れやクローゼットの、頻繁に使う物の出し入れに邪魔にならない場所に保管します。

保管の際、ダウンケット以外の寝具は、(もしくは、羽毛が使われている寝具以外)圧縮袋を使うと、コンパクトに収納いただけます。

夏だけに使い、秋にはしまう寝具のリスト

  • 夏用洗えるダウンケット、肌掛け布団、麻の掛け布団
  • タオルケット
  • 夏用ひんやり敷きパッド
  • 夏用ひんやりシーツ
  • 夏用ひんやりピローパッド

次のリストは、秋も使います。夏の間に汗の湿気をたっぷり含み、汚れていますので、一度清潔な状態にしましょう。洗える寝具は、洗濯して乾燥、洗えない寝具は、天気の良い日に、干して湿気を発散させます。

夏の終わりにお手入れをして、秋も使う寝具のリスト

  • 羽毛肌掛け布団(ダウンケット)
  • 綿毛布
  • シーツ
  • 掛け布団カバー
  • ピロケース
  • ベッドパッド
  • 敷きパッド
  • 敷き布団、健康マットレス
  • 寝具用湿気取りシート

洗えるベッドパッドや敷きパッドは、洗濯をして、しっかりと乾燥させて、秋からまたお使いくださいませ。ベッドパッドの洗い方

ベッドに使う、洗えないタイプのベッドパッドや健康マットレスは、ベッドから外し、ベッドパッドは布団干しなどに掛け、健康マットレスは、立てかけるなどして、湿気を十分に発散させてください。湿気がこもったままですと、秋の長雨など湿気が多い季節に、カビが発生し、不衛生になってしまうからです。なにより、じめっとした寝具は、寝心地の悪いものです。

寝具用の湿気取りシートをお使いの方は、一度はずして、干して、乾燥させてください。湿気のチェッカーがついている湿気取りシートの場合は、吸湿具合をチェックして、必要があれば、干して乾燥をさせてください。秋も湿気の多い季節ですので、乾燥後、再度、敷き寝具の下にセットしてお使いください。

秋に使う寝具の準備

ここからは、寝具の種類別に、秋におすすめの寝具を順にお伝えします。

秋は、夜の気温が急に下がる季節です。9月に入ったら、秋の寝具を使える状態に準備をしておきましょう。

秋におすすめの掛け布団

  • 2枚合わせのデュエット掛け布団の、厚めのほうの掛け布団
  • 中厚タイプの合い掛け布団
  • ダウンケット(0.4、0.5kg以上のもの)
  • シルク(真綿)掛け布団
  • 薄手のダウンケット(0.3kg)と綿毛布の組み合わせ

上記が、秋におすすめの掛け布団です。収納してあった掛け布団をお使いになる場合は、使う前に陰干しをしましょう。収納時の湿気が発散されます。収納時にこもりがちな、においによる不快さも解消され、快適にお使いいただけます。

最近人気の、2枚合わせの掛け布団をお使いの方は、秋は、厚手のほうの掛け布団を、1枚でお使いになると快適です。夏の間は、薄手のほうの掛け布団を1枚でお使いでらしたことと思います。入れ替えて、お使いください。

秋の気温に最適で、体に良く、質の良い睡眠をとっていただけるのは、シルク100%の真綿の掛け布団です。1.0kg程度の厚みの真綿の掛け布団が、寒くなり始めの季節にはおすすめです。シルクの真綿布団は、体を優しく保温し、シルクの特質で、リラックス効果があり、また、セリシンという成分が、肌をスベスベにし、ぐっすりと心地よくお休みいただけます。シルク(絹100%)の掛け布団カバーを掛けていただくと、より一層効果を実感していただけます。

秋におすすめの敷きパッド

敷き布団や、快眠マットレス、ベッドなどは、特に秋用に変える必要はありません。その上に敷く敷きパッドの、秋のおすすめをお伝えします。

  • マイヤーパイルの敷きパッド
  • シンカーパイルの敷きパッド
  • シルクの敷きパッド

秋は、暑さ対策の必要な夏や、寒さ対策の必要な冬と異なり、敷きパッドの必要性はあまりありません。ただ、秋は、湿気の多い季節でもありますので、寝汗の多い方は、やわらかなタオル地のマイヤーパイルやシンカーパイルの敷きパッドをお使いになることをおすすめします。敷き布団やベッドに湿気がこもることを防ぐことができます。

シルクの敷きパッドは、湿気の吸収と放湿力が高く、肌に接触することでリラックス効果もありますので、眠りの質を高めたい方におすすめです。

秋におすすめのシーツやカバー

秋は、シーツやカバーも、敷きパッド同様、寒さ対策のあったかタイプは、まだ必要のない季節です。秋には、綿やシルク、パイルやタオルのシーツやカバーをおすすめします。

夏の疲れで体調を崩しやすい季節です。肌触りの良いシーツやカバーをお選びになると、触感によるリラックス効果で、ぐっすりと深い睡眠で、心地よくお休みいただけます。

秋色のシーツやカバーもおすすめ

寝室を秋らしく演出するのもおすすめです。

掛け布団カバーや、ピロケースを、少し濃い目の色合いに変えてみてください。具体的には、ベージュ、グリーン、テラコッタ、少し色の濃いブルーやピンクなどです。季節に合わせたベッドリネン(掛け布団カバーやピロケース、シーツなど)をそろえることは、気持ちが豊かになり、生活が楽しくなるものです。

秋におすすめの枕

枕は、日頃お使いの、体に合った寝心地の良い枕をお使いくださいませ。秋は、季節の変わり目で、枕の高さが合わないと感じることが多い季節です。ご自分で高さ調節が可能な枕をお使いいただくと、いつでも快適な高さに調整していただけます。枕選びには、高さ調整可能な枕をおすすめいたします。ご自身に合った高さの枕で眠ることで、正しい寝姿勢でお休みいただけますので、睡眠の質が高まり、快適にお休みいただけます。

以上、夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツをお伝えしました。

まずは、天気の良い日に夏の寝具の洗濯と片付け、そして、秋の寝具の準備をなさってくださいませ。夏の暑さによる疲れがでて、秋に体調を崩してしまうこともあります。適温と適湿を保てる寝具を使い、心地よく、質の良い睡眠で、健康を保ち、秋の季節をお楽しみくださいませ。

秋らしい色の掛布団カバーがおすすめ

秋らしい色の掛布団カバーで、インテリアを楽しむのもおすすめです。

テラコッタ、ベージュ、ダークグリーンの、秋色をそろえていただける、スーピマコットンの掛布団カバーがおすすめです。

秋らしい色のそろう、スーピマコットンの掛布団カバー


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。


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