洗えるタイプのダウンケットをお使いのお客さまから、「ダウンケットにはカバーを掛けたほうが良いですか?」と、お問い合わせを頂戴します。テレビショッピングで、ダウンケットをそのまま使っている場面をご覧になり、迷われる方も多いようです。ここでは、ダウンケットの種類別に、カバーの必要性をお伝えします。

ダウンケットにカバーは必要ですか?種類別のカバーの必要性
目次
- 「ダウンケットにカバーは必要ですか?」
- 1.掛けふとんカバーを、掛けなくてもお使いいただけるダウンケット
- 2.掛けふとんカバーを、掛けたほうが好ましいダウンケット
- 3.掛けふとんカバーを、必ず、掛けることをおすすめするダウンケット
- ダウンケットにおすすめの、掛心地の良い掛布団カバー
「ダウンケットにカバーは必要ですか?」
「ダウンケットにカバーは必要ですか?」
ダウンケット(羽毛の肌掛け布団)は、基本的に、掛けふとんカバーを掛けてお使いになることをおすすめします。ダウンケットは、中に羽毛がつかわれているため、側生地に傷がついてしまうと、中の羽毛が、吹き出してしまうからです。
ただ、ダウンケットの種類によっては、掛けふとんカバーを掛けずにお使いいただける商品もあります。「ダウンケットって何?」
カバーの必要性は、下記の3タイプに分かれます。
- 掛けふとんカバーを、掛けなくてもお使いいただけるダウンケット
- 掛けふとんカバーを、掛けたほうが好ましいダウンケット
- 必ず掛けふとんカバーを掛けることをおすすめするダウンケット
詳細を、順に、お伝えします。
1.掛けふとんカバーを、掛けなくてもお使いいただけるダウンケット
次の条件に合うダウンケットは、掛けふとんカバーをかけなくても、お使いいただけます。
- ご家庭でお洗濯が可能なタイプのダウンケット
であり、それに加え、
- 側生地に、パイル素材が使われている商品
具体的には、襟や、側生地の内側に、パイルが使われているダウンケットです。
襟や、側生地の内側に、パイルが使われているダウンケット

パイルが襟や、内側の側生地に使われているダウンケット
襟や、側生地の内側に、パイルが使われているダウンケットとは、洗えるダウンケットで、襟や、掛け布団の内側の側生地に、パイル地が縫いつけられた商品があります。このタイプは、パイルが汗を吸湿し、やわらかな肌触りと楽しむために作られています。カバーをかけなくても、お使いいただける仕様で、作られています。
やわらかなタオルの感触がお好みの方は、パイル地が貼られたタイプのダウンケットを、直接肌に掛けてお使いいただくのもよいでしょう。
カバーを掛けずに使用する場合、注意点があります。
- ダウンケットは、中に羽毛が使われています。ほんの小さな穴が、側生地に開いてしまうと、中の羽毛が吹き出てきて、使えなくなってしまいます。掛けふとんカバーを掛けずにお使いになる際は、側生地に傷がつかないように、丁寧に扱うようにしましょう。
- また、ご家庭で洗濯をする際も、側生地を傷つけないように、布団用の大きい洗濯ネットに入れて、お洗濯をするようにします。
側生地の汚れや、取り扱いが心配の方は、掛けふとんカバーを掛けてお使いいただいてもかまいません。
2.掛けふとんカバーを、掛けたほうが好ましいダウンケット
次のダウンケットは、掛けふとんカバーを掛けてお使いいただくことをおすすめいたします。
- 洗えるダウンケットで
- 側生地が、綿やポリエステルが使われている商品
「家で洗えるのだから、カバーは必要ないのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かにそうなのですが、もし、ダウンケットの掛け心地の良さを、最大限に活かすならば、掛けふとんカバーをお掛けになったほうが良いでしょう。
理由は、
- 洗えるタイプのダウンケットの側生地は、ポリエステル素材が使われていることが多くあります。ポリエステルの側生地のダウンケットを、直接かけると、暑さを感じたり、静電気が気になったり、汗の吸湿が良くなかったりなどで、不快さを感じてしまうことがあるからです。
- ダウンケットは、中に羽毛が使われている、薄い羽毛の肌掛け布団です。側生地に、小さな穴があいてしまうと、底から羽毛が吹き出して、使えなくなってしまいます。お部屋の中で、掛け布団から羽毛が吹き出し始めると、後始末が本当に大変です。
- 夏に、ダウンケットを直接肌に掛けて使うと、汗の汚れが、直接側生地に付着します。汚れは、生地の劣化を早めます。ご家庭で洗濯ができるとはいえ、2~3日に一度の頻度で洗濯することはまれでしょう。汚れにより、ダウンケットの劣化が早まってしまいます。
- 掛けふとんカバーには、夏の暑い夜にさらさらと快適に使える素材があります。例えば、麻、さらっとした綿ローンのガーゼ、綿サッカー織り、上質スーピマコットン素材の掛けふとんカバーなどです。汗の吸湿性もよく、肌触りがさらっと気持ち良いカバーを掛けることで、ダウンケットの寝心地をさらに良くしていただけるからです。
ご家庭で洗えるタイプの、ダウンケットをお使いの場合も、掛けふとんカバーを掛けてお使いになってみてください。掛け心地良く、長くお使いいただけます。
3.掛けふとんカバーを、必ず、掛けることをおすすめするダウンケット
ダウンケットには、ご家庭で洗えないタイプがあります。洗えないタイプのダウンケットは、必ず、掛けふとんカバーを掛けるようにします。
洗えないタイプのダウンケットは、上質な羽毛が使われています。高級羽毛の肌掛け布団(ダウンケット)は、ご家庭では洗濯ができません。掛けふとんカバーを掛けて、カバーを、洗濯することで、清潔な寝具で、心地よくお休みいただけます。
上の項目でお伝えしましたが、掛けふとんカバーには、夏にさらさらと快適に使える素材を選びましょう。例えば、麻、さらっとした綿ローンのガーゼ、綿サッカー織り、上質スーピマコットン素材の掛けふとんカバーなどです。汗の吸湿性もよく、肌触りがさらっと気持ち良いカバーを掛けることで、ダウンケットの寝心地をさらに良くしていただけます。
ダウンケットにおすすめの、掛心地の良い掛布団カバー
さらっと、軽く、汗の吸湿の良い、ダウンケットにおすすめの掛布団カバーがございます。
上質ガーゼのような、綿ローン素材が、肌に心地よく、夏の睡眠を快適にお楽しみいただけます。
- ダウンケットにおすすめ。軽くてさらっとしたダウンケットカバー
夏に、さらっとお使いいただけるダウンケット、カバーを掛け、心地よい睡眠を長くお楽しみください。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社にて、23年間、店舗にて、お客様の寝具のご相談、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにてベッド用寝具の販売、ご相談、ご提案に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客様が快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、毎日、ぐっすり気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、明るい未来づくりを楽しんでいただけるよう、仕事をしています。