羽毛布団から羽毛が吹き出る原因と対処の方法

「羽毛が掛け布団カバーの中に吹き出てしまって、どうしたらよいでしょう。」と、お問い合わせを頂戴します。カバーの外に羽毛が付着したのに気付き、カバーの中を見てみたら、相当数のスモールフェザーや羽毛が吹き出していた、といった状況のようです。ここでは、羽毛の吹き出しの原因と、その対処の方法、そして、予防方法をご案内します。

目次

羽毛布団から羽毛が吹き出る原因

羽毛布団から、スモールフェザーや羽毛が飛び出てしまう原因は、羽毛布団の使い方によることと、羽毛布団の品質による場合に分かれます。

羽毛布団から羽毛が吹き出た状況をお聞きすると、次のようなパターンが多いようです。

  • 羽毛布団にカバーをかけずに使っていた
  • カバーをかけずに、羽毛布団を外に干した
  • 羽毛布団に襟カバーを縫い付けて使った
  • 羽毛布団のほつれを縫って直した
  • 羽毛布団の保管の際、保管ケースのファスナーに引っ掛けてしまった
  • ダウン率の低い羽毛布団を使っていた
  • 価格帯が低い羽毛布団を購入した、など

上記の最初から5番目までは、羽毛布団の使い方によるもの。最後の2つは、羽毛布団の品質によるものです。

羽毛布団の使い方が原因

使い方によって生じた羽毛の吹き出しに共通するのは、羽毛布団の側生地に傷がついてしまった、穴をあけてしまったことです。羽毛布団は、側生地に、ほんの小さな傷や、穴があいてしまうと、そこから羽毛がどんどんと吹き出してしまいます。

羽毛布団には、必ずカバーを使うこと、外では干さないこと、縫い針を使わないこと、など、側生地に傷かつかないように使うことが大切になります。

羽毛布団の品質が原因

羽毛布団の品質により羽毛が吹き出してしまうこともございます。例えば、水鳥の羽根の固い部分が含まれている、スモールフェザーの割合が多い羽毛布団だったり、固い部分が大きかったりする羽毛布団の場合、その固い部分が側生地を突き刺して、羽毛の吹き出しが発生してしまうことがあります。

また、価格帯が低い羽毛布団の場合、使われている側生地の組成が粗かったり、側生地にダウンプルーフ加工が施されていなかったりすると、羽毛が側生地から吹き出てしまいやすくなります。羽毛布団を選ぶ際には、側生地の品質は、大切な要素の一つです。

ダウンプルーフ加工とは、ダウンが使われる商品の生地に施される加工方法で、生地目を圧縮することで、羽毛の吹き出しを防ぎ、空気のみを通気させることを可能にしています。現在は、羽毛が使われるほとんどの商品にダウンプルーフ加工がされますが、羽毛布団の品質によっては、それがされない商品も販売されてしまうことがあるようです。

羽毛が吹き出てしまった時の対処法

ここからは、羽毛が吹き出てしまった時の対処法をお伝えします。羽毛は、吹き出し始めると、あっという間に収拾がつかなくなるほどの量が、出てきてしまいがちです。羽毛の吹き出しに気付いた時点で、すぐに対処をすることが大切です。

対処方法は、状態により、次の3通りです。

  1. 側生地の傷、穴の場所を特定できる場合は、補修シートで穴をふさぐ
  2. 羽毛布団のリフォーム(打ち直し)で作り直しをする
  3. 買い替えをする

それぞれ、順を追って、説明します。

1.側生地の傷、穴の場所を特定できる場合は、補修シートで穴をふさぐ

羽毛の吹き出しの場所を特定できる場合は、その部分を、アイロンを使う、羽毛布団用補修シートを使って、穴をふさぎます。補修の際は、絶対に、針はつかいません。手芸店や通販でも、羽毛布団用のアイロンを使って接着する補修シートが販売されていますので、それを使います。

補修シートの説明書の通り、穴の個所に補修シートをのせ、当て布をして、慎重にアイロンを当てながら接着していきます。アイロンの温度など、詳細は、説明書を必ずご覧になり、その通りに行います。補修の際に、さらに側生地に傷をつけてしまっては、大変です。

2.羽毛布団のリフォーム(打ち直し)で作り直しをする

穴の個所が特定できない場合や、ご自身での修復が不可能と判断された際は、信用のおける、羽毛布団を取り扱っている寝具専門店や、メーカーに、羽毛布団のリフォームをご相談ください。相談、とお伝えしたのは、羽毛布団のグレードや品質、また、羽毛の吹き出してしまった量により、羽毛布団のリフォームができない場合があるからです。

羽毛布団のリフォームの流れは、事前に、寝具店やメーカーに電話で相談されて、その後、実際に羽毛布団を寝具店の専門家に見てもらい、羽毛布団のリフォームが可能かどうか判断し、可能ならば、リフォームを依頼します。リフォームにかかる費用の見積もり次第によっては、新たに羽毛布団をご購入されたほうが良いと判断することもありましょうから、じっくりとご検討ください。

3.買い替えをする

羽毛布団のリフォームが、羽毛布団の状態によって、できない場合や、買い替えたほうが良いとご判断された場合は、買い換えとなります。

羽毛の吹き出てしまっている羽毛布団は、破棄します。破棄の方法ですが、吹き出しが激しいものは、カバーの中がすでに羽毛でいっぱいになっていることがございますので、カバーを付けたまま、破棄します。お住まいの地域のごみの出し方に準じて、破棄をしてください。例えば、町田市ですと、羽毛布団は、粗大ごみになります。

また、寝具店によっては、羽毛布団の買い替えキャンペーンで、新しい羽毛布団を買うことで、古い羽毛布団の引き取りサービスをしている場合があります。お近くの信用のおける、寝具専門店にどうぞお立ち寄りになって、ご相談されることもおすすめいたします。

羽毛が吹き出しの予防方法

羽毛布団の羽毛の吹き出しを予防する方法は、次の通りです。

  • 羽毛布団は、掛けふとんカバーを必ず掛けて使う
  • 羽毛布団は、外で干さない。どうしても干したい際は、掛けふとんカバーをかけた状態で干す
  • 羽毛布団に針を使っての補修や、縫い付けは、絶対にしない
  • 羽毛布団の側生地に引っかき傷ができるようなことをしない
  • 羽毛布団を保管ケースで保管する際、清潔に洗濯済みのカバーをかけて保管する
  • 羽毛布団を購入の際は、側生地の品質もチェックする
  • 羽毛布団を購入の際、ダウン率、スモールフェザー率を確認する
  • 羽毛布団を購入の際、信用のおける寝具専門店やデパートで、相談しながら購入する

などです。

以上、羽毛布団の羽毛の吹き出しの原因、対策、予防の方法をお伝えしました。羽毛布団は、使い方と、お手入れ次第で、長く快適に使える寝具です。どうぞ、せっかくお求めになった羽毛布団、大切にされて、毎日のここちよい眠りに役立てましょう。


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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