「使わなくなった古い布団は、どのように処分したらよいですか?」と、お客さまからお問い合わせを頂戴します。収納スペースが不足したり、新しい布団を購入後、使わない布団の処分に困ったりしている方が多いようです。ここでは、使わなくなった布団の処分の方法をお伝えします。自治体別の、布団を粗大ごみで処分する場合の料金と、出し方の一覧表も記載しております。
目次
古い布団の処分の方法
使わなくなった古い布団の処分方法には、再利用と廃棄を目的にするパターンがあります。
再利用を目的にするとは、人に譲ったり、地域へ寄付したりなどの、布団のリサイクル、リユース、などです。この記事では、再利用の方法は、取り扱いません。
ここでは、使わなくなった、古い布団の、廃棄処分の方法に限ってお伝えします。
使わなくなった古い布団の処分方法は、次の通りです。
- お住まいの地域の自治体で、粗大ごみとして処分する
- 新しい布団の購入時に、寝具店などの引き取りサービスを利用する
- 不用品回収業者を利用する
それぞれを、順を追って詳しく解説していきましょう。
1,お住まいの地域の自治体で、粗大ごみとして処分する
布団を、いつでも、すぐに、安心して、処分できる方法は、お住まいの自治体の粗大ごみとして処分することです。その理由は、
- 金額が、明確なこと
- 回収日を、電話やインターネットで簡単に申し込めること
です。布団の処分の金額は、各自治体で、公表されています。明確で、安心です。
自治体の粗大ごみ回収の流れは、次の通りです。
- 布団を捨てたいと思いたったときに、自治体の粗大ごみ回収窓口に申し込みをする。
- 回収日が決定される。通常は、申し込み日から数日後となります。
- 指定の方法で、支払いをする。
- 指定日に、指定の場所に、古布団をだす。
- 回収完了
回収日は、申し込みの際に、決定します。予定を立てて、処分することができます。
- 引っ越し前に、古い布団を処分したい
- 新しい布団の購入予定がなく、布団を処分したい
という方に、おすすめの方法です。
自治体による、布団の粗大ごみの料金や、出し方の詳細は、このページの後半で、詳しくお伝えします。
2.新しい布団の購入時に、寝具店などの引き取りサービスを利用する
「布団を新しく買い替えをするので、古い布団を処分したい。」という方もいらっしゃるでしょう。そのような方に、おすすめする方法です。
寝具店では、新しい布団を購入すると、古い布団の無料処分キャンペーンを行っていることがあります。年に数回だったり、特定の布団の購入によってだったり、キャンペーンの内容は、各寝具店によってさまざまです。新しく布団を購入する際は、事前に調べておきましょう。
古い布団の回収方法は、お近くの寝具店を利用する場合と、インターネット通販のお店で利用する場合と異なります。
お近くの寝具店を利用して、配達を、そのお店がする場合には、新しいお布団のお届け時に、古いお布団を回収する、という流れです。お届けと回収が、同じタイミング、同じ場所に限られます。
一方、インターネット通販のお店を利用する場合は、新しい布団と一緒に、布団回収キットが同梱されます。キットを利用して、ご自身で、古い布団を梱包して、配送業者さまに連絡をして、回収してもらう、という流れになります。新しい布団の受け取りと、古い布団の回収は、別の日に行われます。
例えば、ムアツ布団などを販売している、西川オンラインストアでは、購入金額に応じて、古い布団引き取りサービスを行っています。(2018年8月現在の情報ですことをご了承くださいませ。)
新しく寝具を購入する予定のある方は、購入予定のお店が、古い布団の引き取りサービスを行っているかを、確認してみることをおすすめします。
寝具の買い替えや、新しく購入する予定がある方にとっては、費用を抑えて、簡単に、古い布団を処分できる方法です。
3.不用品回収業者を利用する
現在、さまざまな、不用品回収業が存在します。布団も、回収品対象になっています。金額や方法が、回収業者さまによって、異なります。
布団の処分方法として、一つの選択肢ではありますため、ここに記載をしましたが、金額や方法が、明確ではありませんため、私としては、おすすめの方法ではありません。
利用したい場合は、ご自身の判断で、行ってくださいませ。
自治体ごとの古い布団の処分方法と料金の一覧表(地域抜粋)
布団を自治体のごみで処分する場合、布団は、粗大ごみに分別される場合がほとんどです。一部、布団を細かく切って小さくできる場合に、燃えるごみに分別する自治体もありますが、例外と思っていただいた方が確実です。
ここでは、自治体ごとの、布団のごみの分別と、回収の金額、出し方の例をお伝えします。
地域によっては、回収のほか、持ち込みを受け付けているところもあります。その場合、回収の金額とは異なることがあります。持ち込みを希望する場合は、お住まいの地域のごみの出し方にて、ご確認くださいませ。
自治体ごとの、布団の捨て方、料金の一覧(実例)
都道府県 | 区、市、 | 分別 | 回収の金額 | 捨て方の詳細ページ |
---|---|---|---|---|
東京都 | 品川区 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、300円 | 品川区の捨て方の詳細ページ |
東京都 | 世田谷区 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、400円 | 世田谷区の捨て方の詳細ページ |
東京都 | 練馬区 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、400円 | 練馬区の捨て方の詳細ページ |
東京都 | 大田区 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、300円 | 大田区の捨て方の詳細ページ |
東京都 | 杉並区 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、400円 | 杉並区の捨て方の詳細ページ |
東京都 | 町田市 | 粗大ごみ | 布団: 3枚ごと 400円 1日に10枚まで | 町田市の捨て方の詳細ページ |
東京都 | 八王子市 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、200円 | 八王子市の捨て方の詳細ページ |
東京都 | 稲城市 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、300円 | 稲城市の捨て方の詳細ページ |
東京都 | 狛江市 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき300円 | 狛江市の捨て方の詳細ページ |
神奈川県 | 横浜市 | 粗大ごみ | 布団: 2枚まで1組にして、200円 | 横浜市の捨て方の詳細ページ |
神奈川県 | 川崎市 | 粗大ごみ | 布団: 2枚まで1組にして縛って、500円 | 川崎市の捨て方の詳細ページ |
神奈川県 | 相模原市 | 粗大ごみ | 布団: 2枚まで1組にして縛って、400円 | 相模原市の捨て方の詳細ページ |
神奈川県 | 藤沢市 | 粗大ごみ | 布団: 3枚まで1組にして縛って、500円 | 藤沢市の捨て方の詳細ページ |
埼玉県 | さいたま市 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、550円 | さいたま市の捨て方の詳細ページ |
千葉県 | 千葉市 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、390円 | 千葉市の捨て方の詳細ページ |
静岡県 | 静岡市 | 可燃ごみ | 布団: 指定袋に入れるか、 たたんで縛り、 「不要」表示にして出す | 静岡市の捨て方の詳細ページ |
大阪府 | 大阪市 | 粗大ごみ | 布団: 4枚まで1組にして縛って、200円 | 大阪市の捨て方の詳細ページ |
兵庫県 | 神戸市 | 粗大ごみ | 布団: 3枚まで1組にして、300円 | 神戸市の捨て方の詳細ページ |
京都府 | 京都市 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、400円 | 京都市の捨て方の詳細ページ |
愛知県 | 名古屋市 | 粗大ごみ | 布団: 1枚につき、250円 | 名古屋市の捨て方の詳細ページ |
広島県 | 広島市 | 大型ごみ | 布団: 1枚につき、250円 | 広島市の捨て方の詳細ページ |
福岡県 | 福岡市 | 粗大ごみ | 布団: 70x140x70cm以下に束ねて、300円 | 福岡市の捨て方の詳細ページ |
宮城県 | 仙台市 | 粗大ごみ | 布団: 3枚まで束ねて、400円 | 仙台市の捨て方の詳細ページ |
新潟県 | 新潟市 | 粗大ごみ | 布団: 1枚、100円 | 新潟市の捨て方の詳細ページ |
北海道 | 札幌市 | 大型ごみ | 布団: 3枚まで束ねて、200円 | 札幌市の捨て方の詳細ページ |
尚、上記、表の情報は、2022年3月現在に基づきます。実際にお申し込みの際は、お住まいの自治体に、ご確認くださいませ。
上記、表に記載しきれなかった地域の皆さま、申し訳ございません。
お知りになりたい地域を、ご自分で検索する際は、
- お住まいの地域の、布団の粗大ごみの出し方は
→「(お住まいの市、区) 布団 捨て方」で検索 - 布団を粗大ごみで出す料金はを知りたい場合は、
→「(お住まいの市、区) 布団 粗大ごみ 手数料」で検索
すると、情報を見つけていただきやすいです。
布団を粗大ごみで処分する場合の流れ:町田市の場合
自治体に、布団を粗大ごみとして処分を依頼する流れは、大体、同じです。ここでは、具体的な方法を、町田市を例にご紹介します。
布団を粗大ごみで処分する流れ(町田市の場合)
- 処分する布団の大きさと枚数を確認する(申込時に、伝える必要があるため)
- 自治体に申し込む。電話またはインターネット。
- 電話の場合、電話にて、枚数に応じた金額、回収日、回収場所、粗大ごみの申し込み受付番号が、決定する。代金の支払いに使う、粗大ごみシールについての説明もしてくれる。
- 粗大ごみシールを購入する。町田市の粗大ごみシール取扱店一覧
- 粗大ごみシールに、申し込み受付番号を記入する。
- 布団を結束して、粗大ごみシールを貼る。布団に上手に貼れない場合は、結束ひもに紙を付けるなどして、シールを貼る。
- 粗大ごみシールの台紙は、保存しておく。台紙には、番号が記載されているので、問題が生じたときに、確認するため。
- ごみ収集指定日に、所定時間までに、所定の場所に、布団を出す。
- きちんと回収されたか、確認する。
以上、
使わなくなった、古い布団の処分の方法をお伝えしました。簡単で安心して処分できるのが、自治体に粗大ごみとして出す方法です。
布団は、収納に多くの場所をとります。使わない布団は、湿気を吸湿して不衛生になり、使うお布団に悪影響をおよぼすことがあります。環境整備をして、清潔な寝具で、快眠を楽しみましょう。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。