羽毛布団の収納を正しくすると、羽毛布団が長持ちします。ここでは、羽毛布団を快適に長年使い続けるためのしまい方、収納と保管方法をお伝えします。正しい収納方法で、衛生的に保管し、来冬もまた、心地よく使えるように備えましょう
目次
- 羽毛布団の収納と保管方法の手順
- 1.羽毛布団の収納前に、湿気をしっかり発散させます
- 2.羽毛布団保存ケース(バッグ)に入れて収納します
- 3.羽毛布団の収納に、圧縮袋は ” 絶対に”使いません
- 羽毛布団の収納に必要なアイテムを選ぶ
羽毛布団の収納と保管方法の手順
ここから、羽毛布団の収納と、保管方法の手順を、お伝えします。収納前にすること、収納時に気を付けること、をきちんとすることで、羽毛布団を長く、快適にお使いいただけます。順にご覧ください。
1.羽毛布団の収納前に、湿気をしっかり発散させます
まず、冬中使った羽毛布団にこもった湿気を十分に発散させます。このステップが、とても重要です。必ず行いましょう。
方法は、天気の良い日に、風通しの良い室内で、羽毛布団を陰干しをして、しっかり湿気を発散させます。
陰干しとは、室内で、羽毛布団を広げるか、布団干しなどに掛けて風が当たるようにして通気をして湿気を発散させることです。
陰干しのステップ
- 天気の良い乾燥した日に、部屋の中に羽毛布団を広げます。
- 布団掛けラックがあれば、布団掛けラックに掛けます。
- サーキュレーターや、扇風機で風をあてると、早く湿気を除去できるので、おすすめです
日差し(日光)に当てる必要はありません。どうしても、少しでも日光に当てたい、という方は、下記に留意して、短時間に限って日に干します。
どうしても、羽毛布団を天日に干したい場合は、
- 必ず掛け布団カバーを掛けたまま。
- 短時間、片面につき 30分間程度ずつ。
干します。
「必ず、掛け布団カバーをかけたまま」は、重要です。理由は、羽毛布団は、側生地に小さな穴が一つでも開いしまいますと、その小さな穴から羽毛がどんどん噴出してしまい、羽毛布団がお使いいただけない状態になってしまうからです。
羽毛布団を外に干す際は、何かに引っ掛けて、側生地に穴を開けてしまわないよう、必ずカバーをお掛たまま干します。羽毛布団を長くご愛用いただくために、とても重要です。「羽毛布団の干し方」
2.羽毛布団保存ケース(バッグ)に入れて収納します
湿気を十分に発散させた羽毛布団は、羽毛布団用保存ケース(保存バッグ) に入れて収納します。羽毛布団を傷めることなく、コンパクトに収納できる、ベストな方法です。
羽毛布団用保管ケースとは、羽毛布団をお求めの際に、羽毛布団が入っていたケース、バッグのことです。羽毛布団収納ケースがない場合は、羽毛布団をお求めになった寝具店やネット通販でも販売されておりますので、用意しましょう。
収納の際は、羽毛布団収納ケースのファスナーを 2-3cm 程度開けて保管します。湿気がケースやバッグの中にこもるのを防ぐことができます。収納ケースやバッグの中に、防虫剤などを入れていただいても、もちろん構いません。
収納時、掛けふとんカバーを掛けると、羽毛布団の側生地を収納ケースのファスナーに引っ掛けて傷つけてしまうことを防げます。ただ、その際は、必ず、洗濯後、十分に乾燥させた清潔なカバーを掛けて収納しましょう。
収納場所は、クローゼットや押し入れの上の方にしまうのがおすすめです。羽毛布団の上には、他のものはのせないように保管します。上に物をのせてしまうと、羽毛布団の羽毛がつぶれてしまい、羽毛が膨らまなくなり、保温力がなくなる原因になってしまいます。羽毛布団のケースのスペースをしっかり確保でき、湿気のこもりにくい場所に保管しましょう。
3.羽毛布団の収納に、圧縮袋は ” 絶対に”使いません
羽毛布団を傷めず、長くご愛用いただくために、1番お伝えしたいことです。
羽毛布団の収納には、絶対に、布団圧縮袋は使わないでください。
羽毛布団を圧縮袋に入れてしまいますと、羽毛がつぶれ羽毛布団が元の状態に戻らなくなってしまいます。
羽毛布団は、非常に繊細な羽毛が空気をたくさん含むことにより、暖かさを保っております。その羽毛の毛羽が痛んでしまいますと、羽毛布団の保温力が損なわれてしまいます。羽毛布団の保管には、布団用圧縮袋は、絶対に使わないようにしましょう。
羽毛布団の収納に必要なアイテムを選ぶ
羽毛布団の収納に必要なアイテムをお伝えします。羽毛布団を長く、快適に使うためにお選びください。
羽毛布団用保管ケース
羽毛布団を安心して収納するための除湿、脱臭、防虫グッズ
- 湿気とニオイ対策、備長炭ドライペット 除湿剤 ふとん用
- 天然成分のダニ除け対策、ムシューダ ダニよけ 大判シート ふとん用
羽毛布団の陰干しに使う、布団干しラック
以上です。羽毛布団のしまい方は、収納前のひと手間が肝心です。
- 収納前に湿気を十分に発散させて保管すること
- 圧縮袋は絶対に使わないいこと
上記2点に留意し、収納し、来冬も、どうぞ快適にお使いください。
冬になり、羽毛布団を使う時期になりましたら、保管ケースから出し、一度、陰干しをして、保管時の湿気を発散させてから、必ずカバーを掛けてお使いましょう。
羽毛布団は、お手入れのコツさえ守れば長年お使いいただけます。どうぞ、適切なお手入れ、保管方法で、羽毛布団を長く愛用していきましょう。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。