掛け布団の種類と選び方

掛け布団のお求めやお買い替えをご検討のお客さまから、どんな掛け布団を買ったらよいですか、とお問い合わせやご相談をいただきます。掛け布団は、睡眠時の体温を適温に保ち、質の良い睡眠をとるための大切な寝具です。保温性が高く、体に負担がかからない、軽い掛け心地の掛け布団を掛けることが、安眠につながります。ここでは、掛け布団の種類と、種類別の特徴と選び方をお伝えします。

目次

掛け布団の種類

掛け布団の種類は、中に使われている素材の種類で分類することができます。下記が、素材別の主な掛け布団の種類です。

  • 羽毛布団
  • 洗えるポリエステル綿掛け布団
  • シルクの真綿布団
  • 羊毛掛け布団
  • 麻わた布団
  • 綿のわたの掛け布団

掛け布団の種類別の特徴と選び方

先にお伝えしましたが、快眠できる掛け布団は、保温性が高く、体に負担のかからない軽さにあります。掛け布団は、長く毎日使いますので、耐久年数やお手入れも、掛け布団選びには大切なポイントです。ここからは、掛け布団の素材別の特徴と選び方を、保温性、軽さ、耐久性、お手入れのしやすいさのポイントから、順を追ってお伝えします。

羽毛布団

羽毛布団の特徴は、保温性の高さ、適温適湿の調整力の高さ、軽さ、耐久年数の高さ、そして、お手入れのしやすさ、です。快眠できる掛け布団の条件をすべて満たし、一番おすすめできる掛け布団といえます。

一定の品質以上の羽毛布団の掛け心地は、暖かな空気に包まれるように素晴らしいものです。一方、当然ながら、お値段もある程度いたします。その価格は、品質、保温性、掛け心地、耐久年数の高さが反映されているからです。詳細は、羽毛布団の価格の違いの記事をご覧ください。

きちんとした商品を選ぶことで、毎日、心地よい眠りを長く楽しめることを約束してくれる掛け布団です。ぜひ、信頼のおけるメーカーや寝具店で、品質の良い羽毛布団をお選びくださいませ。「羽毛布団の選び方」も、ご参考になさってください。

ご存じの通り、羽毛布団は、グレードや品質の幅がとても広く、一定の品質以上の羽毛布団でないと、その良さを実感していただけないこともあります。羽毛布団という名称のもとに、あまりに多くの品質の掛け布団が乱売されているのも事実です。良い羽毛布団に出会わなかったことで、羽毛布団を良さが伝わらない事実があることは、寝具のプロとして、悲しく感じる点です。ぜひ、良い羽毛布団を選び、良さを実感していただきたく思うところです。

お手入れは、掛け布団カバーを必ず掛けてお使いいただければ、たまに陰干しをするだけで快適にお使いいただけます。羽毛布団の使い方とお手入れ方法

また、保温性が少なくなってきてしまった羽毛布団は、羽毛布団のリフォームをすることで、再生することが可能ですので、耐久性がとても高い寝具です。羽毛布団のリフォームの方法と注意点

羽毛布団は、快眠を求める多くの方々に、おすすめします。

洗えるポリエステルわた掛け布団

体質やアレルギーなどで、羽毛布団がお使いになれない方におすすめなのが、洗えるポリエステルわたの掛け布団です。洗えるポリエステルわた掛け布団は、軽くて、保温性もあり、ご家庭で洗える衛生的なことが特徴です。

ポリエステルわたの掛け布団は、中に使われているポリエステルわたの種類によって、品質や掛け心地が異なります。ホコリのでにくいもの、保温性が羽毛布団に匹敵するほど高いもの、体にしっかりとフィットするドレープ性の高いもの、アレルギーの方にも安心してお使いいただけるもの、洗濯がしやすいもの、など、各メーカーから、さまざまな品質のものが販売されています。

お選びになる際は、使われているポリエステルわたが、どのような特徴があるかを、確認されてお選びになってください。中わたの種類の具体的なものは、ファロン®、ダクロン®コンフォレル、ダクロン®クォロフィル、ダクロン®アクア、ダクロン®ホロフィル、プリマロフト、シンサレートなどがあります。

お手入れは、掛け布団カバーをかけてお使いいただくこと、たまに陰干しをしていただくことです。汚れたら、ご家庭で洗濯もしていただけますので、とても使いやすい寝具です。側生地が破れたり、わたがぺしゃんとしてしまったり、保温性がなくなってきたら、お取り換えの時期になります。

羽毛布団が苦手の方、アレルギーの方、軽くて暖かな掛け布団が欲しいけれど羽毛布団まではいらない、という方におすすめです。

シルクの真綿布団(まわたふとん)

シルクの真綿布団の特徴は、やさしい保温性、優れた吸湿性と放湿性、滑らかな肌触りによるリラックス効果、アミノ酸による美容健康効果、そして、ホコリがたたず静電気もなくとても衛生的であること、などがあります。

シルクの良さは知られていることですが、真綿布団は、側生地も、中のわたもシルク(絹)100%でできていますので、シルクの良さがすべて反映された掛け布団ということになります。シルク100%の真綿布団は、天然素材で、寝ながらにして健康を維持できるといっても過言ではない、素晴らしい掛け布団です。

保温性は、羽毛布団よりは低くなりますが、吸湿放湿性には優れていますので、湿気の多い時期や、秋や春にお使いいただくのが最適です。冬にお使いの際は毛布を併用してお使いいただくのをおすすめします。

掛け布団の軽さ、につきましては、1.0kgタイプの真綿掛け布団ですと、重みを感じず、ふわりとした掛け心地になります。真綿布団のドレープ性(体にぴったりとなじむ特徴)から、1.5kgタイプですと少し重く感じる方もおられるかもしれません。0.5kgタイプは、肌掛け布団としてお使いいただくのに最適です。

お手入れは、掛け布団カバーをかけてお使いいただき、部屋の中で陰干しをしてください。クリーニングはお避けください。どうしても汚れが生じた場合は、信頼のおける寝具店にご相談されて、専門のドライクリーニングをご利用ください。打ち直しやリフォームはできませんため、中のわたが固くなってしまったり、側生地が破れたり、保温性が少なくなったりしたら寿命になります。

掛けることでリラックス効果や美容効果を堪能したい方、シルクがお好きな方、やさしい保温性がお好みの方、四季に合わせて最適な掛け布団をお使いになりたい方におすすめです。

羊毛布団

中わたに、羊毛(ウール)が使われている掛け布団です。天然素材であること、綿(コットン)のわたより放湿性が高いことが特徴です。

羊毛は、吸湿性、放湿性に優れていますので、綿わたの掛け布団に比べて、湿気をこもらせにくい特徴があります。また、保温性も、綿のわたの掛け布団よりも優れています。

重さは、羽毛布団やポリエステル綿の掛け布団よりも重くなりますが、綿わたの掛け布団よりは軽くなります。

お手入れは、部屋の中で、陰干しをしていただき、必要があれば、ドライクリーニングをしてください。変色の原因になりますので天日干しはできません。また、保管の際は、防虫剤などを入れてください。

軽すぎない掛け布団で、ウールの優しい保温性をお好みの方におすすめです。

麻わた掛け布団

麻のわたが使われているのが、麻わたの掛け布団です。放熱性、吸湿性、法質性に優れていますので、夏にお使いいただく掛け布団になります。涼しくお休みいただくための、天然素材の掛け布団になります。

お手入れは、掛け布団カバーをかけて、陰干しをしてください。耐久性は、側生地が破れたり、中綿が固くなったり、掛け心地が悪くなってしまったら寿命になります。

天然素材がお好みで、夏に涼しくお休みになりたい方におすすめです。

綿わたの掛け布団

昔ながらの掛け布団が、綿わたの掛け布団です。中わたは、綿わた100%ですと、とても重くなってしまいますため、テトロンわたと綿わたを合わせたわたが使われています。側生地が破れたり、わたが固くなってしまったりしたら、打ち直しをすることで、再生してお使いいただけるのが特徴です。

綿わたの掛け布団は、どうしてもホコリがたちやすく、重さがあります。保温性も、羽毛布団、羊毛掛け布団、ポリエステル掛け布団、真綿掛け布団よりも、低くなりますので、毛布とあわせてお使いくださいませ。

綿わたの昔ながらの掛け布団がお好のみ、という方におすすめです。
 
 
以上、掛け布団の種類と、掛け布団の素材による特徴と選び方をお伝えしました。

人生の中で、何度掛け布団を買い替えることがあるでしょうか?毎日使うもので、これほど、買い換えの少ないものもないでしょう。そして、健康維持に大切な睡眠を、良くするのも、掛け布団の役割です。

掛け布団をお選びになる際は、どうぞじっくりと、素材による特徴、お好み、品質と価格を吟味して、快眠に最適なものをお選びくださいませ。お近くの信頼できる寝具店がありましたら、ご相談されることもおすすめいたします。


ご参考になれば幸いでございます。また、寝具一般や睡眠についての疑問・質問がありましたら、どうぞ何なりとこちらからお気軽にお尋ねくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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