「布団を押入れにしまうのが、だんだん大変になってきて、上げ下ろしが楽な布団ってあるかしら?」と、お問い合わせを頂戴します。ここでは、年齢とともに、毎日の布団の上げ下ろしが負担に感じるようになった方の、寝具選び方をお伝えします。
目次
上げ下ろしが負担が少ない敷き布団
布団の上げ下ろしが、年とともに大変になってくるとお声を頂戴します。ご相談を頂戴するのが、小柄な方でらっしゃることが多いため、ジュニアサイズの敷き布団をおすすめいたしています。ジュニアサイズの敷き布団の中でも、大人用の敷き布団と品質が変わらない敷き布団です。
おすすめする理由は、小柄な方だと十分使えるサイズであること、と、押入れの出し入れのしやすさ、の2点からです。
ジュニアの敷き布団のサイズ
ジュニアサイズの敷き布団と、一般的なシングルサイズの敷き布団の、大きさの違いは、
- ジュニアサイズは、巾 90cm 、丈 180cm
- 一般的なシングルサイズは、巾 100cm、 丈 210cm
です。ジュニアサイズは、シングルサイズに比べ、巾が10cm、丈が30cmほど、小さくなります。
ジュニアサイズの敷き布団のサイズは、150cm程度の身長まで使えるように作られています。小柄な女性でしたら、お使いいただけるサイズです。上げ下ろしが負担に感じるようになった、小柄な方にはおすすめの敷き布団です。
押入れの出し入れのしやすさ
巾が、10cm狭まるだけですが、お客さまからは、持ちやすくなったとお声を頂戴します。
90cm巾の布団ですと、半間の押入れに、そのまま入れられますので、100cm巾の敷き布団のように、布団を斜目にしながらしまう大変さもありません。布団を両手で抱える際も、10cmの違いで、両手で布団を抱えて持ちやすくなります。
大人が使う場合の、ジュニアサイズの敷き布団を選び方
ここでは、大人がジュニアサイズの敷布団で快適に眠るための、選び方をお伝えします。
ポイントは、
- 大人の敷き布団と品質が同じように作られている敷き布団であること、と
- なるべく軽量の布団を選ぶこと
です。
例えば、帝人アレルギー対策の施された、ジュニアサイズの敷き布団です。
重さは、2.43kgで、幅x丈は、85X185cm。ジュニアサイズの敷き布団の中でも、大変軽いので、持ち上げる負担が軽減されます。小柄な女性の方に、安心してお使いいただけるので、おすすめです。
ジュニアサイズの敷き布団に適したシーツやカバーのサイズ
ジュニアサイズの敷き布団には、専用サイズの敷き布団カバーやラップシーツ、もしくは、シングルの布団用のフラットシーツを使います。
ジュニア用敷き布団カバー、ジュニア用ラップシーツとして、販売されています。一枚布タイプのフラットシーツでしたら、いままでお使いの、大人の寝具サイズのシングルで、お使いいただけます。
毎日の上げ下ろしや、布団を敷く負担を軽減させるには、すっぽりお布団を入れられる、敷き布団カバーをかけてお使いになるのが、一番楽な方法です。布団を押し入れにしまう際に、シーツがずれたり、部分的にはずれたりしないので、持ちやすく面倒がありません。
ジュニアサイズの敷き布団カバーサイズは、95 x 195cm です。メーカーにより、数cm異なることもあります。お選びの敷き布団に合うサイズを選びましょう。
例えば、さきほどの、ミクロガードノンキルト敷き布団のジュニアサイズですと、布団が、90x180cmで、敷き布団カバーは、95x195cmがちょうど良いサイズです。
上げ下ろしが楽な掛け布団
掛け布団は、軽い掛け布団を選びましょう。綿のわたの掛け布団は、どうしても重くなります。
羽毛布団か、ホコリの出ないポリエステル綿を使った、合繊掛け布団を選びます。綿わたの掛け布団に比べ、軽く、押し入れの出し入れが楽にしていただけます。
品質が確かで、保温性の高い羽毛布団ですと、冬でも、毛布がいりませんので、押入れにしまうのは、敷き布団1枚、軽い羽毛布団1枚になります。負担がありません。掛け布団の選び方
ベッドの選択肢
上げ下ろしが負担になってきてらっしゃる場合、敷き布団から、ベッドに変えることも、検討してみましょう。長く敷き布団をお使いですと、ベッドに抵抗感や、寝室の作りやスペースの課題がある方もいらっしゃるかもしれません。
部屋の広さなど、物理的に可能でしたら、ベッドは、適切なベッド用寝具を合わせて使うと、寝具の手入れが、とても楽です。上げ下ろしの必要もありません。膝が痛い方でも、高さの低い、ローベッドなど、体に負担がかからずお使いいただけるベッドも、販売されています。
布団の上げ下ろしが気になりだしたら、ベッドも、検討するタイミングかもしれません。
上げ下ろしを楽にしたい方におすすめの、敷き布団、掛け布団を見る
下記、上げ下ろしを楽にしたい方におすすめの敷き布団、掛け布団です。毎日の負担を軽減するために、どうぞお選びください。
上げ下ろしを楽にしたい方におすすめの、敷き布団
一般的な大人サイズの敷き布団より、サイズの小さい敷き布団です。小柄な方におすすめです。
- 帝人 アレルギー対策 ジュニアサイズ三層敷布団 日本製 85X185cm 2.43 kg
- 合繊敷布団 ジュニアサイズ 90×180cm 3.5kg 日本製 西川
- 幅が狭く、丈は大人サイズの軽量敷き布団 80x200cm 1.8 kg
- ジュニアサイズの敷布団カバー
上げ下ろしを楽にしたい方におすすめの、掛け布団
以上、年齢とともに、布団の上げ下ろしが大変になってきた場合の布団の選び方をお伝えしました。
年齢とともに、手に力が入りにくくなったり、膝や腰を曲げるのが辛くなったりして、だんだんと、布団の重さや大きさが負担になり始めることがあります。小柄な女性にとって、その負担は、特に大きいものです。布団のサイズを少し、小さめの、ジュニアサイズにすることで、毎日の上げ下ろしが、楽になった、というお声も頂戴しています。
ベッドの選択肢も含め、上げ下ろしが大変になり始めたら、寝具の見直しをしてみましょう。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。