汗かきの方が快適に眠るための、寝具の組み合わせ

寝汗がすごく、シーツが汗でじっとり湿って、目覚めが悪く困ってしまう、と、お声を頂戴します。エアコンをかけるほどではない季節に、寝汗による不快さが特に気になるようです。ここでは、汗の多い方が快適に眠るための寝具の組み合わせをお伝えします。

汗かきの方が快適に眠るための、寝具の組み合わせ

頭や首に汗をかきやすい方の場合

「寝ているときに、頭が暑くなってしまう」、「首の後ろに汗を多くかいて、起きるとピロケースが湿っている」など、頭や首に汗をかきやすく、お困りの方がいらっしゃいます。男性に多く、奥さまから、どうしたらよいかしら、とご相談をお受けします。汗をかく方も不快でよく眠れず、枕やピロケースの匂いも気になるとのことです。

頭や首に寝汗が多い方は、湿気を発散しやすく、不快さを感じない枕とピロケースを選びましょう。

頭に汗をかきやすい方に、おすすめの枕

枕は、通気性が良く、頭に密着をしない素材を選びます。次の枕の素材がおすすめです。

通気性が良く涼しいソフトパイプ枕

通気性が良く涼しいソフトパイプ枕

いずれも、どちらかというと、硬めの枕になります。硬めが合わない方は、上記の素材の上に、ポリエステルわたや粒わたの層が組み合わされた枕を選びましょう。頭に直接硬めの素材が当たるのを防ぎ、ソフトな感触でお休みいただけます。

頭に汗をかきやすい方は、低反発系の枕は、避けるようにします。頭と首が、枕に密着し、頭が熱くなりがちです。また、湿気をこもらせやすい素材ですので、汗が枕に染み込んで、カビなどの原因になってしまいます。

頭に汗をかきやすい方に、おすすめのピロケースの素材

素材は、綿か麻がおすすめです。綿のピロケースでも、生地が薄手の素材は、どうしても汗で湿りやすいですので、厚手の生地を選びましょう。

タオル素材が、お嫌いでなければ、やわらかなタオル素材のシンカーパイルのピロケースが、汗かきの方に一番お勧めのピロケースです。汗をかいても、湿っぽくなりにくく、吸湿性が高いので、朝まで快適にお休みいただけます。

頭に汗をかきやすい方の、寝具のお手入れ方法

首や頭に寝汗を多くかく方は、枕とピロケースのお手入れをすると、汗の湿り気が軽減し、快適にお休みいただけます。

枕の毎日できる簡単な、お手入れ方法です。朝起きたら、お出かけになるまで、枕をベッドのヘッドボードなどに立てて、少しでも通気をして、湿気を発散させます。サーキュレータがあれば、ベッドやふとんの方向に向けて、お出かけまでの間だけでも、風をあてると、放湿が早まり、夜、さわやかにお休みいただけます。

ピロケースは、頻繁に洗濯をするようにします。ピロケースの取り外しが面倒という方は、汗の多い季節だけでも、枕の上にフェイスタオルをのせるか、枕をタオルでぐるっと巻いて寝ます。そして、フェイスタオルだけ、毎日でも洗濯をします。さっと外せますので、手間がかかりません。毎日の洗濯物と一緒に洗ってしまいましょう。簡単に、清潔な枕で、快適にお休みいただけます。

背中に汗をかきやすい方の場合

背中だけ寝汗を多くかく、という方もいらっしゃいます。パジャマをお召になり、毎日洗濯をするようにします。もちろん、Tシャツでもかまいません。寝具は次のような、通気性と汗の吸湿放湿性の高い寝具を選びましょう。

背中に汗をかきやすい方に、おすすめの寝具

背中に多く汗をかく方におすすめの寝具は次のリストです。

  • 麻や綿、シンカーパイルのシーツ
  • 空気の層を作るハニカムパッド
  • 吸湿性の高い敷きパッド
  • 除湿シート

汗かきの方は、吸湿放湿性の高い素材のシーツを選ぶことが大切です。平織りの厚めの綿のシーツ、麻素材のシーツ、やわらかなタオル素材のシンカーパイルのシーツがおすすめです。薄手のシーツは、すぐに湿ってしまいやすいので、汗でお困りの方は、夏場は避けたほうが良いかもしれません。

空気の層を作るハニカムパッド

空気の層を作るハニカムパッド

シーツの下には、ハニカムパッドを敷くことをおすすめします。厚みは、1cmに満たないほどですが、ハニカム構造により、空気を通す層を作るパッドです。通気性が大変よいので、汗の放湿を助けまので、汗かきの方、暑がりの方には、特におすすめします。

シーツの上には、吸湿性の高い敷きパッドを敷きましょう。ベッドや敷き布団への、汗の染み込みを軽減させ、汗の湿気によるカビやダニを防げます。また、シーツより吸湿性がありますので、湿っぽさを気にすることなく、朝まで快適に眠っていただけます。

敷きパッドの素材は、タオル素材のパイル、麻、しじら織り、アイス眠などの冷感素材がおすすめです。

汗の多い方は、寝具用の除湿シートを、ベッドマットレスの下や敷き布団の下に敷くようにします。汗が多いと、寝具に湿気が多く含んでしまい、不衛生で、不快で、ダニやカビの件人になりがちです。寝具用の除湿シートを敷くことで、敷き寝具の湿気を吸い取りますので、清潔に寝具をお使いいただけます。また、からっとした寝具でお休みいただけますので、毎日とても心地がよいものです。

背中に汗をかきやすい方の、寝具のお手入れ方法

パジャマや、パジャマ代わりのTシャツや短パンは、毎日洗濯します。

汗の多い方、汗の多い季節は、シーツは、可能な限り頻繁に、気になる方は、1~3日に一度、最低でも、週一度は洗濯するようにしましょう。

シーツの洗濯は、大きく布団から外すのは面倒という方も多いと思います。そのような方は、シーツの上に、ガーゼのバスタオルを敷いて眠ることをおすすめします。朝起きて、ガーゼのバスタオルだけさっと外して、毎日の洗濯物と一緒に洗ってしまいます。

ガーゼのバスタオルは普通のバスタオルに比べ、薄手ですので、毎日洗濯しても、それほど負担になりません。また、乾きが大変早いので、毎日洗濯する衣類と同じようなサイクルでお使いいただけます。汗かきの方は、1~2枚用意して、シーツの上に敷いて、毎日取り替えることをおすすめします。清潔に眠れるって、本当に快適です。ぜひお試しください。

足に汗をかきやすい方の場合

膝の裏あたりを中心に、足に多く寝汗をかく方もいらっしゃいます。夏は、ハーフパンツや短パンでお休みになる方も多く、そのほうが涼しく眠れて快適、という声も重々わかります。ただ、汗が気になる方は、できれば、涼しい素材のパジャマの長いパンツをはいておやすみになることをおすすめします。

素材は、綿やシルク、ソフトに加工された麻を選びます。

生地は、凹凸になった、サッカー生地、リップル生地、ヨウリュウをお選びになると、通気も良く、肌にべたつかないため、長いパンツでも、さわやかにお休みいただけます。

足にかいた汗をしっかりと、パジャマのパンツが吸湿してくれます。汗を放置することによる湿疹などの肌トラブルも防ぐことができますので、健康面も安心です。洗濯も、シーツを毎日洗うことは負担ですが、パジャマでしたら負担にならずに毎日洗濯していただけます。

足に汗をかきやすい方に、おすすめの寝具

足に多く汗をかく方におすすめの寝具は、背中に汗をかきやすい方と同様の寝具です。

  • 麻や綿、シンカーパイルのシーツ
  • 空気の層を作るハニカムパッド
  • 吸湿性の高い敷きパッド
  • 除湿シート

詳しい説明は、背中に汗をかきやすい方のパートに記載したのと同様になります。

お2人用ベッドでお1人だけ汗かきの場合

ダブルベッドやクイーンサイズのベッドに、お二人でお休みになり、お一人だけ汗かきという場合もあります。汗の多い方が眠る場所のシーツだけ湿ってしまっているだけなのに、大きいシーツを頻繁に洗わなくてはならず、面倒、という奥さまのお声も、頻繁に頂戴します。

ダブルサイズやクイーンサイズのボックスシーツは、ベッドから取り外して、新しいシーツをセットするだけでも、結構手間がかかり、回数はなるべく減らしたいものです。

そこで、大きなボックスシーツを通常以上の回数を洗うことなく、汗をかく方が、清潔な寝具で毎日お休みいただける、おすすめの方法です。

それは、汗を多くかく方が寝る場所の、シーツや敷きパッドの上に、ガーゼの大判バスタオルを敷いて眠ることです。先にもお伝えしましたが、ガーゼの大判バスタオルは吸湿性が高く、汗をしっかり吸い取ります。洗濯も、シーツよりずっと手軽にしていただけます。洗濯する方も、汗の多い方も、手軽に、快適で清潔な寝具で眠れますので、是非、お試しになってみてください。

ガーゼのバスタオルの下のシーツは、ベッドサイズに合った、吸湿と放湿性の高い素材のボックスシーツを選ぶようにしましょう。麻素材、さらっとしたオックス生地や平織りの綿素材のシーツ、やわらかなタオル素材のシンカーパイルのシーツがおすすめです。お二人とも、さわやかに、心地よくお休みいただけます。

シーツの下には、通気を良くするハニカムパッドを敷き、シーツの上には、敷きパッドを敷くとよいのは、お一人寝の場合と同様です。

以上、汗の多い方におすすめな寝具の組み合わせとお手入れ方法をお伝えしました。

フェイスタオルやガーゼのバスタオルを使うことで、普通より寝汗が気になる方も、快適にお休みいただけます。もちろん、部分的にタオルを使うことが、見た目にお好みでない方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、頻繁に、シーツや敷きパッド、ピロケースを洗濯するようにすることで、快眠していただけます。

エアコンで、適温で眠れば、汗はさほど気になりませんが、エアコンを使うほどではない時期に、寝汗が気になる方が多いようです。汗の吸湿放湿性に優れた寝具を使うことで、湿ったシーツや寝具の不快さを感じることなく、質の良い睡眠で健康を維持しましょう


ご参考になれば幸いでございます。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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