公開日:2019.01.30

オーダー枕を作る前に、確認しておきたいチェックポイント

オーダー枕を作る前に、確認しておきたいチェックポイント

オーダー枕を作る前に、確認しておきたいチェックポイント

「自分にぴったりのオーダー枕を作って、ぐっすり眠りたい」、「オーダー枕にすると、腰や肩の痛みに悩まされずに、眠れるのではないかしら」、といったお声を頂戴します。せっかく作るなら、失敗なく、自分の睡眠の悩みを解決して、ぐっすり眠れる枕に仕上げたいですよね。ここでは、ご自分にぴったり合うオーダー枕を購入するために、事前にチェックしておきたいポイントをお伝えします。

目次

オーダー枕の店舗に行く前に、用意しておくチェックリスト

自分に適したオーダー枕を作るには、事前に、ご自身で、現在の睡眠の状況や、悩み、枕の好み、を把握しておくことが大切です。

睡眠や枕の悩みや、改善したいこと、を、しっかり店頭の専門スタッフに伝えることで、適切なアドバイスと、あなたにピッタリの枕を提案してもらいやすくなります。

オーダー枕を作りに行く前に、次のリストの各項目に、あなたの答えを埋めておきましょう。できれば、プリントアウトして、店頭に持参するのもよいでしょう。

店舗に行く前に、確認しておく8つのチェックリスト

チェック項目は、1から8まであります。

  1. オーダー枕を作りたい理由
  2. 睡眠に関する悩み、改善したいこと(枕を作りたい理由と同じ場合あり)
  3. 今使っている枕の種類、素材、硬さ
  4. 好みの枕の固さ
  5. 好みの枕の高さ
  6. 好みの枕の素材
  7. 眠る姿勢
  8. 使っている敷き寝具

上記の、8つのチェックポイントについて、順番に、具体的な回答例と、チェックポイントを確認する理由、をお伝えしていきます。

下記を順番にご覧いただくことで、ご自分の場合は、どんな回答か、準備しやすくなると思います。

1.オーダー枕を作りたい理由

具体的な回答例
古くなったので買い替え、肩こり、首が痛い、背中が痛い、よく眠れない、いびき、睡眠の質の向上、など

確認しておく理由
オーダー枕を作りたい理由を、店頭の専門スタッフに伝えることで、あなたの睡眠や枕の悩みの問題解決を、適切に、端的にしてもらいやすくするため

2.睡眠に関する悩み、改善したいこと(枕を作りたい理由と同じ場合あり)

具体的な回答例
肩こり、首が痛い、背中が痛い、よく眠れない、いびき、目覚めが良くない、など

確認しておく理由
あなたの現在の睡眠の悩みを店頭の専門スタッフに知ってもらうことで、適切な枕とアドバイスを提案してもらいやすくするため

3.今使っている枕の種類、素材、硬さ

具体的な回答例
パイプ枕、そばがら枕、わたの枕、羽根枕、低反発枕、ムアツ枕、など

確認しておく理由
現在使っているの枕の種類を、店頭の専門スタッフに知ってもらうことで、あなたの睡眠の悩みの理由が判明することがあるから。判明すれば、的確な改善点をみつけてもらいやすくするため

4.好みの枕の固さ

具体的な回答例
やわらかめ、普通、固め、など

確認しておく理由
あなたの好みに適したオーダー枕の作成を、スムースにするため

5.好みの枕の高さ

具体的な回答例
低め、なくてもよいぐらい低め、普通、高め、など

確認しておく理由
計測値によって分かった適切な高さと、あなたの好みの高さの違いがあれば、枕や睡眠の悩みの理由が分かり、店頭の専門スタッフから、問題解決のための、適切な枕やアドバイスをもらいやすくするため

6.好みの枕の素材

具体的な回答例
パイプ、わた、そばがら、低反発素材、など

確認しておく理由
あなたの好みに適したオーダー枕の作成を、スムースにするため

7.眠る姿勢

具体的な回答例
仰向け、うつ伏せ、横寝、寝相が悪い、寝返りが多い、など

確認しておく理由
あなたの眠り方の癖や習慣を、店頭の専門スタッフが知ることで、あなたに最適な、枕の形状を提案してもらいやすくするため

8.使っている敷き寝具

具体的な回答例
ベッド、敷き布団、健康マットレス、など

確認しておく理由
店頭で作った枕を、ご自宅で使う際に、枕の高さに誤差がないように、高さ調整をしてもらうため。店頭で、枕を試す際に使用するマットレスと、実際に家で使用している敷き寝具の固さに違いがあると、枕の適切な高さが、変わってくるので、微調節をしてもらう

店舗でのオーダー枕を作成する場合の、手順

次に、店頭で、どのような流れで、オーダー枕を作成するのかを、知っておきましょう。

オーダー枕を、作る手順や流れは、次の通りです。オーダー枕の会社、店舗によって、順序が異なることもありますが、大まかな流れは、同じです。

大まかな流れをお伝えした後に、事前に作成しておいた、チェックリストの項目を、どのタイミングで、店頭の専門スタッフに伝えたらよいのかをお伝えします。

オーダー枕を作る、大まかな手順や流れ

  1. どんな枕の悩みがあるのかのカウンセリング
  2. ご自身に最適な、枕の高さの計測。首や後頭部のくぼみなどの高さを測る
  3. 好みの枕の素材選び
  4. 眠る姿勢、お使いの敷き寝具、眠りの癖、などに適した枕の形状選び
  5. 計測によってつくられた枕を、寝て試す、フィッティング、と微調整
  6. 微調節を繰り返し、ご自分にぴったりなオーダー枕の完成

チェックリストの項目を店頭の専門スタッフに伝えるタイミング

ここからは、実際にオーダー枕の作成の流れの中で、事前に用意したチェック項目を、どのタイミングで、店頭の専門スタッフに伝えたらよいのか、をお伝えします。

先の、オーダー枕の作成の手順、流れに、順じて、ご案内します。

1.どんな枕の悩みがあるのかのカウンセリング、の時に伝えたいこと

カウンセリングが始まったら、チェックリストの、

  • オーダー枕を作りたい理由(チェックリスト#1)
  • 睡眠に関する悩み、改善したいこと(チェックリスト#2)

を、伝えるようにしましょう。

あなたには、どんな枕が適切かのアドバイスを、もらいやすくなります。また、店頭スタッフの方も、最適な枕のイメージがしやすく、枕作りがスムースになります。

2.ご自身に最適な、枕の高さの計測、の時に伝えたいこと

計測時には、科学的な数値を知る必要があるので、事前のチェックリストの項目は、専門スタッフには、伝えずにしておきましょう。

ただ、ご自身で、リストで回答した、

  • 好みの枕の高さ(チェックリスト#5)

は、ご自分の頭の中には置きながら、計測してもらいます。

科学的な数値と、ご自分の好みの高さの、差を知っておくためです。科学的な数値より、ご自分の好みは、低いな、高いな、といったことを知っておくと、睡眠の悩みの原因が、判明することもあります。

例えば、科学的な数値より、ご自分の好みの高さが、高かった場合、

  • 高すぎた枕を使っていたことで、いびきが生じていたのかな、
  • 高すぎた枕を使っていたことで、首や肩に痛みがあったのかな、

などと、睡眠の悩みの原因が分かる、といった具合です。

3.好みの枕の素材選び、の時に伝えたいこと

好みの枕の素材を選ぶ段階では、チェックリストの、

  • 今使っている枕の素材、硬さ、種類(チェックリスト#3)
  • 好みの枕の固さ(チェックリスト#4)
  • 好みの枕の素材(チェックリスト#6)

を、専門スタッフに伝えるようにしましょう。

あなたに適した素材を、アドバイスしてもらいやすくなります。

4.枕の形状選び、の時に伝えたいこと

枕の形状を選ぶ際には、チェックリストの、次の項目の回答を伝えるようにしましょう。

  • 睡眠に関する悩み、改善したいこと(チェックリスト#2)
  • 今使っている枕の素材、硬さ、種類(チェックリスト#3)
  • 眠る姿勢(チェックリスト#7)

枕の形状とは、真ん中がくぼんでいる、枕の両サイドは、高めが良い、中央にくぼみがないほうが良い、など、出来上がる枕の形です。チェックリストの項目を伝えることで、最適な枕の形を、提案してもらえます。

4.寝て試す、枕のフィッティング、と微調整、の時に伝えたいこと

計測と好みによって仕上がった枕を、試す際には、チェックリストの次の項目のご自身の回答を思い出しながら、フィッティングします。ご自身の回答と、仕上がった枕の具合とを比較しながら、より、ご自身の好みに合うように、微調整をしてもらいます。

  • 今使っている枕の素材、固さ、種類(チェックリスト#3)
  • 好みの枕の固さ(チェックリスト#4)
  • 好みの枕の高さ(チェックリスト#5)

微調節をしてもらった、最後に、次の項目を必ず伝えましょう。

  • 8.使っている敷き寝具

店頭で、フィッティングしているときに使用している、マットレスの固さと、ご自宅での敷き寝具の固さの違いを、店頭の専門スタッフに、知ってもらうためです。知ってもらうことで、ご自宅で、最適な枕の高さで眠れるように、微調節をしてもらえます。

店頭で使用するマットレスと、ご自宅の敷き寝具に、固さの違いがあれば、適切な枕の高さが、変わってしまうため、とても大切なプロセスです。

専門のスタッフが、プロの方であれば、店頭のマットレスとご自宅での敷き寝具の固さの違いで、オーダー枕の高さの微調節を、

  • その場でしてくれるか、
  • ご自宅で、どのように微調節をすればよいのか、

のどちらかを、適切にしてくれるでしょう。

もし、店頭の専門スタッフのアドバイスが、不安な場合は、次を参考に、ご自宅で、微調節を行ってください。

店頭のマットレスが、ご自宅の敷き寝具より、固い場合の対処法

家でオーダー枕を試すと、枕が、高すぎる、と感じる可能性があります。ご自宅での寝具に合わせて、枕を少し低く調整してみましょう。

店頭のマットレスが、ご自宅の敷き寝具より、やわらかい場合の対処法

家でオーダー枕を試すと、枕が、低すぎる、と感じる可能性があります。ご自宅での寝具に合わせて、枕を少し高く調整してみましょう。

オーダー枕の作成後

お求めになったオーダー枕は、好みの固さで、ご自身の眠りの癖に最適化され、正しい寝姿勢で眠れる適切な高さ、に仕上がっているはずです。

事前に用意した、チェックリストの、

  • オーダー枕を作りたい理由(チェックリスト#1)
  • 睡眠に関する悩み、改善したいこと(チェックリスト#2)

で、あなたの回答が、改善され、ぐっすりと眠れることが理想です。

とはいえ、オーダー枕を作ったあと、「なんだか枕が合わない」と、感じることがあるようです。その時は、

  1. オーダー枕を作ってしばらくは、体が慣れないことがあるかもしれません。数日は、そのまま試してみます。
  2. 季節の変わり目は、体に変化が生じ、枕の高さが合わないと感じることがあります。その際は、高さを、ご自分、または、作ったお店で、微調節しましょう。
  3. 体形が変わると、枕の高さが合わなくなることがあります。高さを、ご自分、または、作ったお店で、微調節しましょう。

仕上がったオーダー枕を、しばらくご自宅で、試していて、まだ、睡眠の悩みが改善されない場合、枕の高さが、睡眠の悩みの原因でない場合があります。

その場合の、他の原因とは、

などです。

睡眠の質の向上は、枕だけが原因でない場合があります。上記の項目を参考に、どこに問題があるのか、ひとつずつ、改善をしていってみましょう。

あなたに最適な睡眠環境が整って、ご自身が、リラックスできて、最適な寝具を最適な状況で使えていれば、睡眠の質は高められます。ぜひ、質の良い睡眠で、元気で、健康な毎日を過ごしてまいりましょう。


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。


寝具アドバイスサービス

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