ベッドマットレスが体に合わない時の対処法

ベッドにしたのですが、体に合わないようで、ベッドパッドでどうにか改善できますか? と、お客さまからお問い合わせを頂戴します。硬いベッドが良いと聞いて、硬いベッドを購入した、とか、ベッドにしたら、腰が沈む、など、状況はさまざまお聞きします。ここでは、ベッドマットレスが体に合わない場合の対策として、ベッドパッドで解決できること、ベッドパッド以外の寝具で解決する対処法、を中心にお伝えします。

目次

ベッドが体に合わない、の具体的な状況

ベッドが体に合わなくて、ベッドパッドで解決できませんか? というお客さまの、具体的な状況をお尋ねすると、次のような症状があるようです。

  • ベッドマットレスが硬すぎて、体が痛い
  • ベッドマットレスが硬すぎて、寝にくくてしょうがない
  • ベッドに変えたら、朝起きると腰が痛くなった
  • ベッドマットレスが軟らかいようで、腰が沈む
  • とにかく、寝にくくて、どうにかしたい

硬すぎる場合と、軟らかすぎる場合の大きく2つに分かれます。

私どもにご相談されるのは、上記のような症状を、ベッドマットレスの上に敷く、ベッドパッドで改善したい、というご希望です。

ベッドパッドで、体への負担を、軽減できることと、できないことがあります。硬すぎるベッドの場合と、軟らかすぎるベッドの場合の対処法を、順を追ってお伝えします。

ベッドが硬すぎて体が痛い場合

ベッドが硬くて、体が痛い、寝にくい、ふんわり寝たい、など、ベッドのマットレスが硬いことによる、体への負担は、ベッドパッドで軽減することが可能です。適切な種類のベッドパッドを使うことで、体の痛みや寝にくさが軽減されます。

ベッドが硬い、と感じる原因は、主に2つ考えられます。

  1. ベッドマットレスのコイルスプリング(バネ)のが硬く、体が反り返ってしまう。
  2. ベッドマットレスの、コイルスプリングの上下に使われる、ウレタンシートなどの化繊素材シートや、キルティングの巻きものが、なかったり、薄かったりすることにより、コイルが体にあたってしまう。

それぞれに対処する方法です。

1.ベッドマットレスのスプリングコイルが硬く、体が反り返ってしまう場合の対処法

体に良いと思って、硬いベッドを買ったのに寝にくい、という場合、スプリングコイルが硬すぎて、体が反り返ってしまって寝にくい、ことが原因であることが多々あります。これは、体重や体形より、コイルスプリングが硬すぎて、寝姿勢が突っ張ってしまっている状況です。正しい寝姿勢は、きちんと立っているときのように、体が、S字型で眠れる姿勢ですので、改善のためには、そうなるようなベッドパッドを選びます。

この場合は、次の2種のいずれかをお使いすることをおすすめします。

  • 厚めで弾力性のあるウールベッドパッド

    体がS字になるように、厚めで弾力のあるウールベッドパッドを使うと、体の突っ張りが軽減されます。ウールベッドパッドは、コットンベッドパッドやポリエステルベッドパッドに比べて、ウールわたの弾力性があり、わたも多めで、厚めの商品がほとんどです。

    ウールベッドパッドが、体とベッドマットレスの間で、適度な緩衝材のような役割をして、寝姿勢を正しくして、体の負担が楽になるわけです。
     

  • 正しい寝姿勢で眠れる、凹凸のある快眠マットレス

    ベッドパッドとは、異なりますが、お使いのベッドマットレスの上に、凹凸タイプの快眠マットレスを使うと、正しい寝姿勢で眠れます。具体的な商品名でいうと、ムアツふとん、西川エアー、整圧ふとんなどに代表される商品です。厚みは、8~9cm 程度ですので、ベッドの高さの不便さは感じずにお使いいただけます。

    もし、高さが気になる場合は、快眠マットレスのオーバーレイタイプをおすすめします。寝姿勢を正しく眠れる効果はそのままで、厚みが 4cm程度で、ベッドマットレスの上にのせて使う仕様の商品です。

    オーバーレイタイプより、厚み8~9cm タイプを先にご紹介した理由は、耐久性の違いがあるからです。どちらも、寝姿勢を保つ効果がありますが、厚みのある通常タイプのほうが、薄いタイプのオーバーレイに比べ、耐久性があり、長くお使いいただけるからです。価格も異なりますので、使い勝手やご予算などで、お選びになるとよいでしょう。

2.ベッドマットレスのコイルが体に当たり、硬く感じる場合のベッドパッドでの対処法

ベッドマットレスに使われるウレタンシートやキルティングの巻物がなかったり、少なかったりする場合、コイルが体に当たってしまい、体が痛くなることがあります。その場合は、本来、ウレタンシートやキルトの巻物の役割を、ベッドパッドにしてもらうイメージで、ベッドパッドを選びます。

  • 厚めで弾力性のあるウールベッドパッド

    先程もお伝えしていますが、ウールベッドパッドは、コットンやポリエステルのベッドパッドよりも厚手で、ウールわたに弾力性があります。巻物の少ないベッドマットレスの上に敷くことで、やさしい寝心地になり、体への負担が軽減されます。

  • オーバーレイタイプの快眠マットレス

    コイルが体に当たる痛みを軽減する方法として、オーバーレイタイプの快眠マットレスを使うことも一案です。オーバーレイタイプの快眠マットレスとは、ベッドマットレスの上に使うことを前提として作られている、快眠マットレスです。例えば、高反発商品のエアーウィーヴ、低反発商品のテンピュール、凹凸タイプの西川エアーオーバーレイなどです。

    オーバーレイタイプのマットレスを、ベッドマットレスの上に敷くことで、寝心地が変わります。高反発、低反発、凹凸タイプで、寝心地がそれぞれ違いますので、お好みをお選びいただくとよいでしょう。 低反発マットレスと高反発マットレスは、どう違いますか?

ベッドが軟らかすぎて、寝にくい場合

ベッドが軟らかすぎる、という場合、主な原因は、次の2つです。

  1. スプリングコイルがやわらかく、体が沈みこんでしまう。
  2. ベッドマットレスに使われるキルティングの巻物や、ピロートップのついたベッドマットレスで、ふかふか感が、体に合わない。

1.スプリングコイルが軟らかく、体が沈みこんでしまう場合の対処法

ベッドが軟らかすぎて、体に合わないという方は、スプリングが軟らかすぎて、体が沈みこむことが原因であることがほとんどのようです。この場合、ベッドのスプリング本体が、体重や体形に比べて、軟らかいことで、体が沈み込んでしまうので、ベッドパッドでは、改善できません。

対処法は、快眠マットレスをお使いのベッドマットレスの上にのせて、寝心地をよくすることになります。

ベッドマットレスの上にのせる仕様で作られている、オーバーレイタイプの快眠マットレス、もしくは、寝姿勢を良くするための厚みのある快眠マットレス、どちらかお好みでお選びいただくのをおすすめします。

体が沈みこんでしまうベッドマットレスの寝心地の悪さを解決するには、そのベッドマットレスの上に寝ても、体が沈みこまない寝具が必要になります。体圧を分散させる機能のある、オーバーレイタイプのマットレスや、快眠マットレスを、ベッドマットレスの上にのせることで、お悩みの体の沈み込みを防ぎます。

先程もお伝えしましたが、快眠マットレスには、高反発マットレス、低反発マットレス、凹凸タイプのマットレスがあります。それぞれ、寝心地が異なりますので、東急ハンズさまや寝具売り場のあるデパートや、寝具店などで、実際に寝てみて、寝心地を確かめてお選びになることをおすすめいたします。

2.ベッドマットレスの巻物やピロートップがふわふわ過ぎて合わない場合の対処法

ベッドマットレスのスプリングコイルの上下に使われるウレタンシート、巻物や、ピロートップが、ボリュームがありすぎて、ふわふわ軟らかく感じて、体に合わないという方も、まれにいらっしゃいます。とても、グレードの高いベッドマットレスだったり、低反発系の素材が使われていたりする場合に、このようなお声を頂戴します。

この場合は、高反発のオーバーレイタイプの快眠マットレス、具体的には、エアウィーヴ、などをご検討するとよいでしょう。ふわふわとした、軟らかな感触がお好みではないということは、硬めの寝心地が体に合う方だと推測します。寝心地が硬めで、沈み込みのない、高反発タイプの快眠マットレスが、条件に一番近い寝具の一つです。

高反発のマットレスは、広告が盛んに行われているため、イメージが先行しがちな商品です。実際に寝てみると、イメージと異なる、という方も多いようです。東急ハンズさまや、取り扱いのあるデパートなどで、実際に、横になって試してから、お求めになることをおすすめいたします。
 

対処法としての留意点

最後になりましたが、ベッドが寝にくい場合の対処法として、注意点が1つあります。それは、敷き布団をベッドマットレスの上には、敷かないということです。

寝心地の改善のために、いままで使っていた敷き布団を上にのせればいいのでは、と思われる方もいらっしゃいます。しかし、おすすめしません。敷き布団は、湿気を多く含み、毎日、上げ下ろしをすることを前提に作られている寝具です。ベッドの上に敷きっぱなしにすると、湿気を含んだままとなり、カビやダニの発生の原因になり、とても不衛生です。また、じめじめとして、心地よくお休みになれません。気に留めておきましょう。

 

以上、ベッドが体に合わない場合の対処法を、お伝えしました。手に入りやすいベッドパッドで改善できること、と、ベッドパッドではなく、快眠マットレスをベッドの上にのせることで、改善できることがあります。お使いのベッドが合わない場合、上記の寝具を加えることで、毎日安眠を楽しんでいただければ幸いです。

購入後に体に合わない、という状況にならないために、ベッドマットレスをお求め時には、実際に、店頭で試したり、お店の方に相談されたりして、ぐっすりと眠れるマットレスを選ぶことをおすすめします。


ご参考になれば幸いでございます。また、寝具一般や睡眠についての疑問・質問がありましたら、どうぞ何なりとこちらからお気軽にお尋ねくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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