公開日:2013.12.01

ベッドパッドの選び方。種類、素材、サイズの疑問を解消

ベッドパッドの選び方。種類、素材、サイズの疑問を解消

ベッドパッドの選び方。種類、素材、サイズの疑問を解消

ベッドパッドは、ベッドに必要な寝具です。とはいえ、どのような種類があるのか、どう選べばよいのか、が分かりずらい寝具の一つかもしれません。ここでは、ベッドパッドの種類や素材、サイズの選び方をお伝えします。あなたのお好みにあったベッドパッドを選んで、毎日の眠りをより良くしてください。

目次

ベッドパッドの選び方の手順

ベッドパッドを選ぶ手順をお伝えします。次の順番で選んでいきましょう。あなたの好みに合い、使い勝手が良く、ベッドのサイズに合う、寝心地の良いベッドパッドを選んでいただけます。

  1. ベッドパッドの種類を知り、何を重視して選びたいか決める
  2. 重視したいポイントから、ベッドパッドの素材を選ぶ
  3. ベッドパッドのサイズを決める
  4. 好みに適したベッドパッドを選ぶ

ここからは、選ぶ順番に沿って、一つずつ詳しく説明していきます。

1.ベッドパッドの種類を知る

ベッドパッドは、大きく次の3種類に分けられます。

  1. 清潔重視の家庭で洗えるベッドパッド
  2. 寝心地重視の天然素材のベッドパッド
  3. 快眠寝具のオーバーレイタイプのベッドパッド

それぞれのベッドパッドの種類の特徴を、順を追ってお伝えします。

1.清潔重視の家庭で洗えるベッドパッド

汗や汚れが気になる方、家で洗濯をして、清潔に保ちたい方、など清潔重視の方におすすめの、ご家庭で簡単に洗濯できるベッドパットです。

洗えるベッドパッドの特徴

  • 中わたの素材:洗える素材で、ポリエステルなどの化繊わた、綿わた(コットン)、ウール(羊毛)があります。商品のグレードにより、制菌、ホコリが立たない、乾きやすいなど、特徴のある中わたが使われています。素材により、アレルギーの方でも安心してご利用いただける商品もあります。
  • 厚み:数ミリ~1cnm以下程度の薄手です。
  • 家庭での洗濯:ご家庭の洗濯機で洗えます。

2.寝心地重視の天然素材のベッドパッド

寝心地の良さを重視したい方で、ご家庭での洗濯の必要性を感じない方におすすめの、材質の良い、天然素材のベッドパッドです。

寝心地重視の天然素材のベッドパッドの特徴

  • 中わたの素材:弾力性の高いウール、夏に快適な麻わた、綿わたや、ウールと麻綿のリバーシブルタイプなどがあります。寝心地を重視した中わたが使われています。
  • 厚み:洗えるベッドパッドより、厚手で、ボリュームのある商品が多くあります。
  • 家庭での洗濯:家庭では洗濯できません。日頃のお手入れは、陰干しとなります。定期的、また、必要に応じてドライクリーニングをします。

3.快眠寝具のオーバーレイタイプのベッドパッド

快眠を重視したオーバーレイタイプの快眠マットレスを、ベッドでお使いになりたい方におすすめの、快眠寝具のオーバーレイタイプのベッドパッドです。

快眠寝具のオーバーレイタイプのベッドパッドの特徴

  • 中わたの素材:エアウィーヴなどに代表される、高反撥素材や、ムアツふとんオーバーレイに代表される、凹凸形状の高品質ウレタンなどです。快眠のための機能を生かす素材が使われています。
  • 厚み:3~5cm前後です。
  • 家庭での洗濯:商品により異なります。例えば、エアウィーヴなどは、ご家庭で洗濯が可能です。

2.ベッドパッドの素材の選び方

ここからは、ベッドパッドの素材の選び方をお伝えします。上で選んだ、好みのタイプの中から、好みに合う素材を選びます。

清潔重視で選ぶ、ご家庭で洗えるベッドパッドの素材

洗えるベッドパッドは、使われている中わたが3種ございます。

  • ポリエステルわた: 通気性が良く、乾きやすく、軽い。
  • 綿(コットン)わた: 固め、乾くのに時間がかかる。
  • ウール(羊毛)わた: 弾力性があり、湿気の発散機能がある。

いずれも洗濯可能で、手入れがしやすいように、薄手のベッドパッドです。

中わたの素材によって、乾きやすさが異なります。一番乾きやすいのが、ポリエステルわたで、以下、次の順番になります。

  1. ポリエステルわた
  2. ウールわた
  3. 綿わた

頻繁に洗うことをお考えでしたら、通気性の良さ、乾きやすさ、軽さ、の点から、中わたがポリエステルわたの洗えるベッドパッドをお選びになることをおすすめいたします。

寝心地重視で選ぶベッドパッドの素材

天然素材のベッドパッドに使われている、主な中わたは、次の通りです。

  • ウール(羊毛)わた: 弾力性があり、湿気の発散機能がある。
  • 綿(コットン)わた: 固め、乾くのに時間がかかる。
  • 麻わた:吸湿放湿性にすぐれ、熱がこもりにくく夏におすすめ。

従来のベッドパットタイプで、寝心地を重視されたい方は、中わたがウール(羊毛)のウールベッドをおすすめいたします。

ウール(羊毛)わたは、弾力があり、寝心地が良く、湿気の吸収、発散をしやすい素材です。ベッドパッドの中わたには、最適です。洗えるタイプのウールベッドパッドも販売されていますが、寝心地を重視される場合は、洗えるタイプより厚めで、ウールわたがしっかり入ったタイプをお選びください。

お手入れは、ドライクリーニングになりますが、日頃は、ベッドシーツを取りかえるときに、ウールベッドパッドを陰干ししていただくだけで十分です。

快眠寝具のオーバーレイタイプのベッドパッドの素材

快眠を重視したオーバーレイタイプの快眠マットレスとは、ベッドの上にのせて使うことのできる、薄手の快眠マットレスです。ベッドパッド代わりとしてお使いいただけます。昨今とても人気が高まってきている商品です。

具体的な商品名では、エアウィーヴテンピュールマットレストッパー西川エアーオーバーレイなどが代表的なものです。

快眠寝のオーバーレイタイプの主な素材は、次の通りです。

  • 高反発素材:エアウィーヴなど
  • 低反発素材:テンピュールなど
  • 凹凸形状、ウレタン素材:ムアツパッド、西川エアーオーバーレイなど

腰痛や、背中の痛み、また、快眠にこだわられる場合、快眠マットレスのオーバーレイタイプを、ベッドパッドの代わりとしてお使いになるのもよいでしょう。

高反発と低反発素材の違いに、素材の詳細や特徴をを記載してございます。ご覧ください。

3.ベッドパッドのサイズの選び方

ベッドパッドのサイズは、ベッドのサイズ(シングル、セミダブルなどのサイズ名称)をご確認いただき、ベッドのサイズ名と同じ、ベッドパッドのサイズを選びます。

下記、ベッドのサイズとベッドパッドのサイズの寸法表です。標準的なベッドマットレスの寸法は、195cm丈と表示されています。ベッドパッドは、寸法が、200cm 丈と表示され、仕上げられている商品がほとんどです。195cm のベッドマットレスに、200cmのベッドパッドをお使いいただいて、問題はありません。

ベッドのサイズと、ベッドパッドのサイズ表

サイズベッドマットレスの寸法ベッドパッドの寸法
シングル幅 97 x 丈 195 cm幅 100 x 丈 200 cm
セミダブル幅 120 x 丈 195 cm幅 120 x 丈 200 cm
ダブル幅 140 x 丈 195 cm幅 140 x 丈 200 cm
クイーン幅 160 x 丈 195 cm幅 160 x 丈 200 cm
キング幅 180 x 丈 195 cm幅 180 x 丈 200 cm

 
ベッドのサイズが、ワイド、ロング、海外の特殊サイズの場合は、ベッドと全く同じサイズのベッドパッドが、日本では製造、販売されていないことがございます。

ベッドと同じサイズのベッドパッドが販売されていない場合は、ベッドのサイズより幅、丈が10cm程度小さい寸法のベッドパッドをお選びいただくことをおすすめします。理由は、ベッドの上下、左右10cm程度の部分には、体はほぼのりませんので、ベッドパッドが敷かれなくても、湿気や汚れがベッドに染みこむという心配がないからです。

ワイド、ロングサイズのサイズと、おすすめのベッドパッドのサイズ

サイズベッドマットレスの寸法おすすめのベッドパッドのサイズ
ワイドダブル幅 150-155 x 丈 195 cmダブルサイズのベッドパッド
幅 140 x 丈 200 cm
ワイドクイーン幅 170 x 丈 195 cmクイーンサイズのベッドパッド
幅 160 x 丈 200 cm
ワイドキング幅 200 x 丈 195 cmキングサイズのベッドパッド
幅 180 x 丈 200 cm
または、シングルを2枚

ベッドパッドのサイズは、大きめ、小さめどちらを選べばよいですか?

「ベッドと同じサイズのベッドパッドが見つからない。」
「ベッドより、ベッドパッドは、大きめ、小さめ、どちらを選べばよいですか?」と、質問をお受けします。

ベッドと同じサイズのベッドパッドが販売されていない場合、ベッドのサイズより幅、丈が10cm程度小さい寸法のベッドパッドをお選びいただくことをおすすめします。理由は、ベッドの上下、左右10cm程度の部分には、体はほぼのりませんので、ベッドパッドが敷かれなくても、湿気や汚れがベッドに染みこむという心配がないからです。

ベッドより、ベッドパッドが大きいサイズを選ぶと、ベッドからはみ出たベッドパッドが、シーツをおかけになる際に、もたついたり、おさまりが悪くなります。サイズが大きくなれば、価格も高くなります。おさまりが悪くなってしまうサイズを、高い価格をお支払いになってお求めいただくことはないかと考えています。

ベッドパッドのぴったりサイズがない場合は、小さめのサイズのベッドパッドを選ぶことをおすすめします。

ベッドパッドを選ぶ

ここまでわかったことから、あなたのお好み、サイズに合ったベッドパッドを選びましょう。


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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