春夏用に衣替えした寝具、ちょっと肌寒い、という経験ありませんか?梅雨から夏にかけては、夜の気温の変化が激しく、快適に眠れる寝具選びが難しい時期です。ここでは、寝室の室温に応じて、心地よく眠れる掛け布団、掛け寝具の選びで、梅雨から夏にかけて快眠する方法をお伝えします。
目次
寝室の室温に適した掛け布団(掛け寝具)の選び方
梅雨時期は、温度の変化が激しかったり、エアコンを使用したりと、適切な寝具選びが難しい時期です。寝室環境によっても、適切な寝具選びが異なってきます。(適切な寝具選びが異なる理由は、次の章で、お伝えします。)
ここでは、室温を目安にした、掛け布団の選び方をお伝えします。ご自身の状況にあった、快適な寝具をお選びいただけます。
寝室の室温を、下記のように分けました。室温にあわせて、適した掛け布団、掛け寝具をご覧ください。
1,寝室温度が15℃以下の場合
梅雨の時期でも、ちょっと低め、肌寒い日が続くときの温度です。
寝室温度が15℃以下の場合におすすめの掛寝具
- 羽毛布団
- 羽毛肌掛け布団 + タオルケット、綿毛布
- 洗える肌掛け布団 + タオルケット、綿毛布
2.寝室温度が15℃前後の場合
エアコンなど必要なく、ちょうど過ごしやすい温度です。
寝室温度が15℃前後の場合におすすめの掛寝具
- 羽毛布団
- 羽毛肌掛け布団
- 2枚合わせ掛け布団の厚い方の掛け布団
- シルク100%の真綿布団(側生地、中わた共、すべて絹でできた掛け布団)
- シルク100%の真綿布団 + 綿毛布、シルク毛布
- 羽毛肌掛け布団 + タオルケット、綿毛布
- 洗える肌掛け布団 + タオルケット、綿毛布
3.寝室温度が20℃前後の場合
そろそろ、寝ているときに汗ばむような温度です。
寝室温度が20℃前後の場合におすすめの掛寝具
- 羽毛肌掛け布団
- 2枚合わせ掛け布団の薄いほうの掛け布団
- シルク100%の真綿肌掛け布団(側生地、中わた共、すべて絹でできた肌掛け布団)
- 洗える肌掛け布団
- 夏用肌掛け布団 + 綿毛布、タオルケット
4.寝室温度が25℃前後の場合
暑さを感じる温度です。
寝室温度が25℃前後の場合におすすめの掛寝具
- 冷感タイプの夏用肌掛け布団
- 夏用肌掛け布団
- 綿毛布
- タオルケット
梅雨時期は、シルク100%の真綿(まわた)肌掛け布団が、気温的にも、安眠のためにも最適です。高価なものですが、春先から寝具店の店頭に並びますので、機会があれば、是非、寝具専門店に立ち寄って、実際に手にとってご覧になってみてください。とびきり安眠できる感覚が伝わると思います。
寝室の室温が異なることで、おすすめの寝具が異なる現状
ここからは、寝室の室温によって、同じ季節であっても、適した寝具が異なる理由をお伝えします。室温が異なると、快適に眠れる寝具選びが異なる、という、根拠をお伝えするためです。
同じ季節でも、寝室の状況で、室温が大きく異なります。その原因となるのが、次の3点です。
- 住宅環境の多様化
- 寝室の位置
- 寝室のエアコンの使用状況
梅雨から夏にかけては、涼しくなったり、暑くなったり、気温差があります。快適に眠れる寝具が、寝室の室温によって大きく異なってきます。
1.住宅環境の多様化
夜の寝室の室温は、住宅環境の多様化により、同じ日であっても、各家庭によって異なることが往々にしてあります。室温が異なれば、心地よく眠るための、適した寝具も異なってくるわけです。
たとえば、高層マンションの上層階に位置する、日当たりのよい寝室は、冬の夜でも暖かです。そのような環境のお客さまは、「冬でも冬用の羽毛布団はいらないから、ダウンケット(羽毛肌掛け布団)で十分」となるでしょう。
一方、木造の一軒家の北向きの寝室は、冬は凍えるような寒さです。その環境のお客さまは、「保温性の高い羽毛布団と、ドクターセラなどの温熱敷き布団を組み合わせて使わないと、寒くて眠れない」とおっしゃいます。
寝具のプロとしては、寝室環境をお聞きしないと、適切な寝具をおすすめできないのが現状です。
2.寝室の位置
寝室が、北向き、南向き、西日が当たる場所などだけでも、室温差があり、同じご家庭にお住まいでも、最適な寝具が異なることもございます。
3.寝室のエアコンの使用状況
梅雨は、気温差が激しく、湿気も多く、雨の日は窓を開けられずにエアコンを使うこともあります。夏はエアコンを使うご家庭、使わないご家庭、設定温度の違いもあります。エアコンの利用状況、温度設定によって、タオルケットでも暑い方や、ダウンケットでも涼しすぎると感じる方もいらっしゃるのです。
ただでさえ、気温が一定しない、梅雨から夏は、お客さまの寝室の状況によって、快適に眠るために寝具選びは、異なってくるのです。
どうぞ。寝室の温湿度計を置いていただき、湿度の合わせた快適な寝具選びをしていただければと思います。
適切な寝具選びで、疲れがたまりやすい梅雨から夏に、ぐっすりと快眠でエネルギーを蓄えましょう。
梅雨から夏の室温変化に便利な快眠アイテムを選ぶ
ここからは、梅雨から夏、気温が定まらない時期に、快適に眠るための便利なアイテムをお伝えします。寝室の状況、好みのタイプに合わせてお選びください。心地よくお休みいただけますれば幸いです。
肌寒く感じる夜におすすめ、綿毛布
肌掛け布団や、ダウンケットでは、少し肌寒いと感じる夜には、綿毛布がおすすめです。
タオルケットより、保温性があり、肌に優しく、ふんわりとしたあたたかみが、心地よくお休みいただけます。ご家庭でお洗濯ができ、年間通じて使える綿毛布。あなたの毎日の快眠に、どうぞお使いください。
梅雨から夏、手軽に保温性を調節する、タオルケット
肌掛け布団やダウンケットでは、まだ少し寒い。じめじめして汗が気になる、など、梅雨から夏の保温、湿気を手軽に調節したい方には、タオルケットがおすすめです。
肌触りの良さ、長く使える品質の確かなものをお使いになりたい方、下記からお選びください。
- 肌にやさしくふんわり。今治 タオルケット 日本製 昭和西川
- オーガニックコットン タオルケット 色も豊富 西川
- 肌触りの良さが特徴今治 タオルケット 日本製 ブルーム
- 軽くふんわりした掛心地 6重織ガーゼケット綿100% 昭和西川
梅雨、秋口の、蒸し暑い夜に最適。睡眠にこだわる方におすすめ。シルク、真綿肌掛け布団
- 近江手挽き真綿 側生地も、中わたも、シルク100% 高級真綿肌かけ布団 西川
- 側生地が滑らかガーゼ、中わたがシルク100% 真綿肌掛け布団 近江真綿 西川
- シルクわた100% 手引き真わた肌掛け布団 側生地綿100% 日本製 ロマンス小杉
- シルクわた100% 真わた肌掛けふとん 側生地ポリエステル100% 中国製 西川
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。