ベッドのお求め時や、ベッドシーツの買い替え時、ボックスシーツのサイズ選びにお困りの方が多いようです。ここでは、ボックスシーツのサイズの選び方と、サイズの選び方の手順、測り方をお伝えします。正しいサイズのボックスシーツを選べば、買った後でサイズが合わなかった、といった心配がありません。なにより、シーツをきれいにセットして、心地よく快適にお休みいただけます。
目次
ボックスシーツのサイズ選び方
ボックスシーツのサイズ選びで注意したい大切な点は、ベッドのサイズの名称だけで、ボックスシーツのサイズを選ばない、ということです。サイズの名称とは、シングル、セミダブル、ダブルなどのサイズ名のことです。
ボックスシーツのサイズを選ぶ際は、ベッドの幅、丈、マットレスの厚みの実寸から、ボックスシーツのサイズを決めていきましょう。
その理由は、サイズ名で記されている、実寸サイズが、ベッドメーカーによって、異なることがあるからです。例えば、クイーンサイズのサイズ名で、ベッドマットレスの実寸の幅が、160cmのベッドもあれば、170cm や、150cm のベッドもあります。最大、20cmも違います。
ボックスシーツの選び方の手順、測り方
下記、ボックスシーツのサイズの選び方の手順です。
1. ベッドマットの3か所の実寸を測る
- ベッドマットレスの巾を測る
- ベッドマットレスの丈を測る
- ベッドマットレスの厚みを測る
まず、上記の3か所を測りましょう。
もし、ベッドマットレスの上に、厚めのベッドパッド、ムアツふとん、西川エアなどの健康マットレスを重ねてお使いの場合は、ベッドパッドやマットを含めた厚みを測ります。
上記の3か所の中でも、ベッドマットレスの厚みを測ることは大切です。ベッドマットレスの厚みは、薄型マットの8cm程度から、厚型マットの40cm程度まで多数あるからです。
マットレスの厚みに合わないボックスシーツを選んでしまうと、マットレスをくるめず、めくれあがったり、外れてしまったりしてしまいます。

厚めのマットレスに普通サイズのシーツはめくれてしまうことがる
使っているうちにシーツがずれて、外れてしまうこともあります。寝心地の良し悪し以前に、シーツの役割を果たさない状況となってしまうのです。
一般的に販売されている、多くの標準的なボックスシーツは、ベッドマットレスの厚みが15cm〜20cm程度を基準に作られています。厚みが、25cm以上のベッドマットレスのお使いの方は、厚みをしっかりお測りになってから、サイズに合ったボックスシーツを選びましょう。
2. ベッドの実寸からボックスシーツの巾、丈、マチのサイズを把握する
次にベッドの実寸からボックスシーツの幅、丈、マチのサイズを把握します。
- ボックスシーツの巾
= マットの実寸の巾と同じ、または、+3~5cm程度 - ボックスシーツの丈
= マットの実寸の丈(長さ)と同じ、または、+4~5cm程度 - ボックスシーツのマチ
= マットの実寸の厚み+6cm〜10cm程度
(最低でも5cm必要で、+10cmあると安心です)
この、ボックスシーツの巾、丈、マチが、あなたのお使いのベッドマットに適したボックスシーツのサイズとなります。
ボックスシーツのサイズで、マチと表記されているのは、マットの厚み+底部に敷かれる生地を含めた長さです。マチは、マットの厚みではないことをご留意くださいませ。

マチは、マットレスの厚みに、底部に敷かれる部分を足した長さ
マットの底部に敷かれる生地が少なめをお好まれる方は、マットの厚み+5〜6cm、ゆったりめを好まれる方は、マットの厚み+15cm位を目安に選びましょう。
例えば、マットの厚みが18cmの場合、マチ23cm~30㎝程度のシーツを選びます。マチが少ないと、ボックスシーツがずれやすくなったり、めくれあがったりする原因になります。
3. シーツを選ぶ
ここまでで調べた数値をもとに、お使いのベッドにちょうど良いサイズのボックスシーツを選びましょう。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。