公開日:2017.07.26

枕カバーのサイズと、特殊な形の安眠枕の枕カバーの選び方

枕ほど、サイズや形が多様化している寝具はありません。多くの方が、いくつもの枕を試されていたり、複数の枕をお持ちだったり、特殊な形の安眠枕をお使いになってらっしゃったりしていることでしょう。特殊な形状の枕カバー選びに、迷われている方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、枕カバーの標準サイズをお伝えすると共に、特殊な形やサイズの安眠枕の枕カバーの選び方をお伝えします。

枕カバーのサイズと、特殊な形の安眠枕の枕カバーの選び方

枕カバーのサイズと、特殊な形の安眠枕の枕カバーの選び方

目次

枕カバー、ピロケースのサイズ

最初に名称について、お伝えしておきます。ピロケース、ピローケースとは、枕カバーのことです。呼び名は異なりますが、どれも、枕に使うカバーを意味します。

枕カバー(ピロケース)の既成サイズは、次の3種になります。従来の長方形の枕に合うように作られています。

枕カバー、ピロケースのサイズ表

枕のサイズ枕カバーのサイズこの枕のサイズのイメージ
35 x 50 枕用35 x 50 cm昔ながらの小さい枕。
旅館などで使う小さい枕
43 x 63 枕用43 x 63 / 45 x 65 cm 
または 45x85cm (封筒タイプ)
標準的な枕のサイズ
50 x 70 枕用50 x 70 cm 
または 50x90cm (封筒タイプ)
ベッド用枕、大きめの枕のサイズ

特殊な形やサイズの安眠枕の枕カバー、ピロケースの選び方

安眠枕、快眠枕と呼ばれる、機能性枕は、波型や特殊形状が多く、従来の長方形のピロケースだと、サイズが合わずにお困りの方が多くいらっしゃいます。ここでは、特殊サイズの枕に使える枕カバー、ピロケースの選び方をお伝えします。

次の3つのタイプから、お好みに合うタイプの枕カバー、ピロケースをお使いください。

  1. それぞれの安眠枕専用のピロケースを使う
  2. 伸縮性のあるフィットタイプのピロケースを使う
  3. 既成サイズの封筒タイプのピロケースを使う

1.それぞれの安眠枕専用のピロケースを使う

特殊サイズの安眠枕、例えば、低反発枕の代表格、テンピュール枕は、専用のピロケースが販売されています。生地や、色が限られていますが、特殊サイズにぴったり合うように作られています。枕をお求めの際に、ご一緒にそろえれば、ずれることなく、ぴったりサイズの枕カバーを使うことができます。

2.伸縮性のあるフィットタイプのピロケースを使う

専用枕カバーは、必要ないが、枕にぴったりフィットしたピロケースが欲しい、という方もいらっしゃるでしょう。

そのような方には、伸縮性のあるニット生地や、パイル生地を使った、伸縮性のあるフィットタイプのピロケースがおすすめです。収縮性のある生地で、小さめに作られ、枕の計上に合うように、伸ばして使うタイプのカバーです。枕の上からすっぽりかぶせて使います。ボックスシーツのように、そこ部にゴムが入っている形状です。

幅が、35~50cm、丈が 55~70cmに対応していますので、多くの安眠枕にお使いいただけます。伸びる素材のため、綿100%ではありません。ぴったりサイズの枕がほしい、という方におすすめです。色は、豊富にお選びいただける商品がございます。数社のメーカーから販売されています。

3.既成サイズの封筒タイプのピロケースを使う

掛け布団カバーや、敷き布団カバー、ベッドシーツとお揃いのピロケースをお使いになりたい方や、肌触りのよい生地のピロケースをお使いになりたい方は、前記の専用ピロケースや、伸縮性のフィットタイプのピロケースでは、お好みに合わない場合もございます。

その際は、既成サイズの枕カバーで、封筒タイプのものをおすすめいたします。

封筒タイプのピロケースは特殊サイズの枕も対応しやすい

封筒タイプのピロケースは特殊サイズの枕も対応しやすい

サイズがさまざまな安眠枕ですが、人気の高い安眠枕の多くは、サイズが、35 x 55 cm、高さが10cm 前後です。このサイズですと、封筒タイプの既成サイズの枕カバー、43 x 63cm用をお使いいただけます。

43×63枕用の封筒タイプのピロケースをお使いいただくと、枕が小さめなので、巾に少しゆるみは生じますが、長さは折り曲げてお使いいただけるので、十分お使いいただけます。

以上、ピローケースの標準的なサイズのご紹介、特殊サイズの枕をお使いの方に、ピローケースの選び方をお伝えしました。ご愛用の枕で、ぐっすりとお休みいただけますこと願っております。

封筒タイプやファスナータイプのピロケース

封筒タイプやファスナータイプのピロケース


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

この記事を書いた人

|