「ナイトテーブルって必要ですか?」、「ベッドとお揃いのナイトテーブルを購入したほうが良いですか?」などの、お問い合わせを頂戴します。ナイトテーブルは、ベッドとお揃いである必要はありません。ただ、ナイトテーブルの役割を果たす、小さな家具は必要です。ここでは、ナイトテーブルや、ナイトテーブルの用途を満たす家具の選び方をお伝えします。
目次
- ナイトテーブルって何? ナイトテーブルとは
- ナイトテーブルの選び方
- 1.ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ際の選び方
- 2.小さな家具をナイトテーブルとして使う場合の選び方
- ナイトテーブルを置く位置
ナイトテーブルって何? ナイトテーブルとは
ナイトテーブルとは、ベッドの横、ベッドから手に届く位置に置く、小さなテーブル、または、収納家具、キャビネットです。眠る前後に使う、ランプ、時計、スマートフォン、メガネ、ティッシュ、本、アロマなどを置いたり、収納したりするために使います。ベッドメーカーからは、ベッドフレームとデザインや色がお揃いのナイトテーブルも販売されています。
ナイトテーブルは、ベッドサイドテーブル、ナイトスタンドとも呼ばれています。
「え、ナイトスタンド? ナイトスタンドって、ナイトテーブルのことなの? 照明のスタンドランプではないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ナイトスタンドの呼び名は、海外で、ナイトテーブルを指す言葉として多く使われています。厳密には、ナイトスタンドは、引き出し、または、収納扉のある棚が、1つ以上ある、ナイトテーブル、ベッドサイドテーブル、とされています。
日本では、ナイトスタンドというと、照明器具のスタンドライトを指す場合があります。スタンドという言葉が、照明器具を示すことがあるからです。実際、ナイトスタンドで検索すると、検索結果に照明器具とナイトテーブル両方が表示されます。
ただ、この記事では、ナイトスタンドを、ナイトテーブルの名称の一つ、としています。ご了承くださいませ。
ナイトテーブルの用途
ナイトテーブルには、上記のように、いくつか名称がありますが、用途は同じです。用途は、眠る前後に必要なものを、ベッドから抜け出ることなく使えるように、置くスペースの確保です。
ナイトテーブルの選び方
ここからは、ナイトテーブルの選び方をお伝えします。
最初に、次のどちらにするかを決めます。
- ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ、か、
- それ以外の家具から選ぶ、か
です。
ナイトテーブルの用途は、眠る前後に必要なものを、ベッドから抜け出ることなく使えるように、置くスペースの確保です。
この用途を果たすための小さな家具であれば、ナイトテーブルとして販売されている家具を購入しても、それ以外の家具を代用してもかまいません。
次でお伝えする、それぞれのメリットを比べて、選ぶのがよいでしょう。
ナイトテーブルとして販売されている家具を選ぶメリット
ナイトテーブルとして販売されている家具を選ぶメリット
- 高さや大きさが、ベッドの横に置いて使うナイトテーブルとして適切
- コンセントが取り付けられているタイプがあり、使い勝手が良い
- ベッドフレームの色と同系統の色の商品がそろっている
- ベッドとコーディネイトすると、シンプルな寝室インテリアを楽しめる
- 選択肢が限られているので、迷わず選べる、など
小さな家具をナイトテーブルとして使う場合のメリット
小さな家具をナイトテーブルとして使う場合のメリット
- 多くの種類の中から、好みのスタイルを選べる
- 寝室のスペースに応じて、適切なサイズを選べる
- お使いのベッドの高さに合わせて、ちょうど良い高さの家具を選べる
- 寝室のインテリアに合わせて、自由に選べる
- おしゃれな家具を選べる
- 価格帯の幅が広いので、予算に合わせて選べる
- 手持ちの家具の中から選べる、など
上記をまとめると、
- シンプルなデザインで、寝室のスペースに問題がなく、サッと商品を選びたい、という方は、→ ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ
- ベッドとお揃いでなくてもよい、寝室のインテリアを楽しみたい、ナイトテーブルのために新しい家具を購入したくない、多くの家具の中から、お気に入りのおしゃれな家具を選びたい、という方は、→ 小さな家具をナイトテーブルとして使う
とすると、選びやすいかもしれません。
次の項目からは、
- ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ際の選び方
- それ以外の家具を使う場合の選び方
をお伝えします。
1.ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ際の選び方
ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ場合の選び方はシンプルです。選ぶ手順です。
- 寝室のスペースに合わせて、設置可能な幅を把握する:設置可能なサイズの商品を選ぶ。目安は、40~50cm程度のスペースが必要
- 色を決める:ダークカラー、ナチュラルカラー、ホワイト、ブラック、など、ベッドフレームや寝室のインテリアに合わせて色を決める
- 引き出しあり、か、引き出しなしかを決める
- コンセントあり、か、コンセントなしでもよいかを決める
- 予算に合わせて、商品を決定する
ナイトテーブルとして販売されている商品は、種類がそれほど多くはありません。大きさと色と予算がはっきりしていれば、迷わず選ぶことができるでしょう。
2.小さな家具をナイトテーブルとして使う場合の選び方
小さな家具をナイトテーブルとして使う場合の選び方です。
まず、選ぶ家具が、ナイトテーブルの用途として、使いやすいかどうか、を知る必要があります。
ナイトテーブルの用途として、使いやすい家具は、次の条件を満たしている家具です。
- 家具の高さが、床からベッドマットレスまでの高さと同じか、5~10cm程度、高いか低いかする家具であること
- 幅x奥行きが、35x35cm程度以上の大きさであること
- 照明ランプ、時計、スマートフォン、メガネなど、必要な物を置ける大きさであること
- 家具の奥行きが、ベッドの寝起きの際に邪魔にならない程度であること
上記の条件を満たしていれば、お好みの小さな家具の中から、自由に選んでかまいません。
小さなテーブル、キャビネット、シンプルな椅子、低い小さな本棚、ローチェスト、小さめのチェスト、低めのカラーボックス、デスクワゴンなどから、寝室のインテリアや好みに合わせて、楽しく選んでみましょう。
お手持ちの家具から選ぶ場合は、サイズが適切であれば、家具の色などは、どうにでも、工夫ができます。寝室のインテリアに合わせた色や柄の、テーブルクロス、インテリアクロスを、手持ちの家具に掛けてしまえば良いのです。ベッドカバーや、掛けふとんカバー、ピロケースの色に合わせてもよいですし、カーテンの色に合わせてもよいでしょう。
小さな家具を、ナイトテーブルとして使う場合、どうぞ自由に、楽しく、適切な家具をお選びください。
ナイトテーブルを置く位置
最後に、ナイトテーブルを設置する位置をお伝えします。ナイトテーブルは、ベッドに密着させず、10cm程度ベッドから話した位置に設置するようにしましょう。
少しの隙間を開けることで、ベッドメイキング、シーツを洗濯の際の装着、ベッドフレームの拭き掃除などが、とても楽にしていただけます。
ベッドとナイトテーブルを密着させてしまうと、ベッドシーツの装着が、特に大変になります。ベッドの角の部分に手が入らないからです。週一回程度、ベッドのシーツの洗濯をする方も多いでしょう。少しの隙間が、不便を解消します。10cm程度のスペースをとって、設置するようにしてみましょう。
以上、
ナイトテーブルの選び方を、お伝えしました。
ベッドの横には、小さな家具は必要です。適切なサイズの家具を選び、眠る前後の時間や、快眠を楽しんでいただければ幸いです。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。