Monthly Archives: 11月 2013

毛布は羽毛布団の上にかけるの? 毛布の素材別、かけ方の違い

「毛布は羽毛布団の中にかけていいの? それとも、上からかけるの?」羽毛布団に毛布を使う場合の、毛布のかけ方、かける順番のお問い合わせを頂戴します。羽毛布団と毛布を併用する際、毛布の種類によって、適したかけ方が異なります。ここでは、毛布と羽毛布団のかける順番、と、その理由についてお伝えします。

毛布は羽毛布団の上に掛けるの? 毛布の素材別、掛け方の違い

毛布は羽毛布団の上に掛けるの? 毛布の素材別、掛け方の違い

目次

羽毛布団の上からかけた方が良い毛布、とその理由

羽毛布団の上からかけた方が良い毛布

  • マイヤー毛布
  • ニューマイヤー毛布
  • アクリル毛布
  • ポリエステル毛布
  • フリース毛布
  • など

素材が、アクリル系、フリース系、ポリエステル系などの化学繊維素材の毛布は、羽毛布団の上からふわっとのせてお使いください。羽毛布団の内側のあたたかな空気を逃さず、暖かにお休みいただけます。

理由

素材が、アクリル系、フリース系、ポリエステル系などの化学繊維素材の毛布は、羽毛布団の上からふわっとのせてお使いください。

理由は、化学繊維素材の毛布を肌に直接かけると、毛布の毛羽に付着した汗による湿気が、体を冷やす原因になるからです。

化学繊維素材の毛布は、かけた瞬間からあたたかで、さわり心地もよいので、布団の中側に入れ、直接肌にかけて使いたくなります。

しかし、ヒトは、冬場も、寝ている間、コップ一杯以上の汗をかきます。寝汗は、湿気となります。化学繊維素材の毛布を羽毛布団の内側に入れた場合、汗による湿気は吸収されず、化繊の毛布の毛羽に細かな水滴として付着します。夜間、時間の経過とともに、その水滴が冷たくなり、体を冷やす原因となってしまうのです。

そのため、化学繊維素材の毛布は、羽毛布団の内側には入れずに、上からかけてお使いになる方が、あたたかくお休みいただけるというわけなのです。

そもそも毛布は必要?

まずは、羽毛布団を体の上にかけてお使いください。それでも寒い場合に、化学繊維の毛布をお使いの場合は、羽毛布団によって暖められた空気を逃がさず、布団の中に閉じ込めるために、羽毛布団の上から、毛布をかけてお使いください。

羽毛布団の中の暖かな空気を逃がさないように、化学繊維の毛布でふたをする、といったイメージです。

羽毛布団の内側にかけても良い毛布、とその理由

羽毛布団の内側にかけても良い毛布

  • 綿毛布
  • シルク毛布
  • ウール毛布
  • カシミヤ毛布
  • 上記以外の、天然素材の毛布
  • 特殊化繊の毛布、湿気によって熱を発散する毛布、吸湿機能の高い特殊化繊の毛布

羽毛布団の内側にかけても良い毛布は、素材が、ウール(羊毛、カシミヤ、アルパカなどの獣毛)、シルク(絹)、コットン(綿)などの天然素材の毛布です。そのほか、湿気によって熱を発散したり、吸湿機能の高かったりする、特殊化繊を使用した毛布も内側にかけても良いでしょう。

理由

理由は、化学繊維の毛布の理由と逆になります。天然素材の毛布は、(獣毛、絹、綿、などいずれも)、湿気をしっかりと、吸収、発散させます。天然素材の毛布を内側にかけても、寝汗による冷えた湿気で、体を冷やすことはないのです。

寒い夜、羽毛布団のカバーによるひんやり感を解消したい方は、天然素材の毛布を、羽毛布団の内側にかけてお使いください。天然素材の毛布の暖かな感触は、布団に入った時の冷たさを、解消してくれます。
 
 

以上です。

羽毛布団は、品質の良いものであれば、本来1枚でお使いいただけます。1枚で、軽く、暖かく、寒い夜でも安眠をしていただけるものです。ただ、寝室の環境、寒さの感じ方、羽毛布団のグレード、品質により、1枚だけでは保温性が十分でない場合もあるでしょう。そのときに、毛布などを併用します。

毛布を併用される場合は、上記のように、毛布の素材によって、かけ方を変えてお使いにってみてください。羽毛布団の軽くて暖かな掛け心地をたのしみつつ、保温性も補って、心地よくお休みいただけるでしょう。

ベッドパッドの洗濯の方法

ベッドパッドの洗濯方法をご紹介いたします。ベッドパッドは、ご家庭でお洗濯可能なものと、ドライクリーニングが必要なものとが販売されています。ここでご案内するのは、ご家庭でお洗濯可能なベッドパッドの洗濯方法です。

ベッドパッドの洗濯方法の手順

  1. お使いのベッドパッドが、洗濯可能かどうかを確認
  2. お使いの洗濯機の洗濯容量を確認
  3. 洗えるベッドパットを丸めます
  4. ベッドパッドを洗濯します

1. お使いのベッドパッドが、洗濯可能かどうかを確認

洗えるベッドパッド 洗濯表示

洗えるベッドパッド 洗濯表示

まずはじめに、お使いのベッドパッドが、洗濯可能かどうかをご確認ください。ベットパットに縫いつけられた洗濯表示をご確認いただけると、洗濯可能か、そうでないかがわかります。
左記のような、表示でしたら、ご家庭での洗濯が可能です。

洗濯表示を確認いただくのが間違いがない方法ですが、一般的には、中わたが化繊わた、綿わたで、薄手のタイプは、洗濯可能なパッドが多いです。ウールわたのベッドパッドは、洗えるタイプと洗えないドライクリーニングタイプと別れています。

2. お使いの洗濯機の洗濯容量を確認

次に、お使いの洗濯機の洗濯容量を確認します。ベッドパッドを洗濯できる容量かどうかをご確認ください。ベッドパッドのサイズにもよりますが、7kg以上の全自動洗濯機をお使いくださいませ。ベッドパッドの重さが1.0kg 以上のパットは、8kg 以上の全自動洗濯機をおすすめいたします。

洗濯の際は、お使いの洗濯機の説明書をお読みくださり、洗える量をご確認の上、お洗濯をお願いいたします。

3. 洗えるベッドパットを丸めます

洗えるベッドパッドを下記の写真のように、くるくると丸めて洗濯機に入れます。

ベッドパッドをくるくる丸める

丸める際、洗濯機の中層の高さより低めになるようにたたみ、丸めます。

4. ベッドパッドを洗濯します

ベットパットを洗う

大きめのふとん用洗濯ネットにいれてれてお洗濯していただけると、安心してお洗濯いただけます。

大きめのふとん用洗濯ネットに入れて選択すると安心

  1. 洗濯の手順は、お使いの洗濯機の説明書に準じて、洗濯ください。
  2. コースは、毛布洗い、ふとん洗い、弱洗いなどがベッドパッドの洗濯に適していますが、これも、お使いの洗濯機の説明書をご覧いただき、最適なコースをお選びください。
  3. 全自動のコースが終われば、洗濯終了。
  4. 陰干しで干してください。ベッドパッドを干す

ふとん用洗濯ネットは、

がございます。お好みの使い勝手に合わせてお選びください。

重要な注意

ベッドパッドの洗濯時は、タンブラー乾燥、乾燥機を使った乾燥は、しないでください。綿切れなどが生じ、使えなくなってしまうことがあります。

ベッドパッドは、その上に、必ず、ベッド用シーツボックスシーツをかけてお使いください。ベッドシーツは、ベッドパッドより頻繁にお洗濯してください。衛生的な、睡眠環境が整い、心地よくお休みいただけます。


以上が、ベットパットの洗濯方法です。

ベッドパッド洗濯に必要なおすすめアイテム

ベッドパッドの洗濯には、ふとん用の大きな洗濯ネットをお使いください。ベッドパッドが傷まずに、長くお使いいただけます。

ふとん用洗濯ネットは、

がございます。お好みの使い勝手に合わせてお選びください。

洗えるベッドパッドを探す

ベッドマットレスの上に敷き布団は使えますか?

「ベッドのマットレスの上に布団をのせて使ってもよいです?」という質問を、多く頂戴します。マットレスの上には、敷き布団は使わず、ベッドパッドを使います。敷き布団をベッドパッドの代わりにベッドの上に敷いてお使いになることは、おすすめしません。ここでは、ベッドで、敷き布団を使わない方が良い理由をお伝えいたします。

ベッドマットレスの上に敷き布団は使えますか?

ベッドマットレスの上に敷き布団は使えますか?

目次

ベッドマットレスの上に敷き布団は使えますか?

ベッドのマットレスの上には、敷き布団は使わず、ベッドパッドを使います。敷き布団をベッドパッドの代わりにベッドの上に敷いてお使いになることは、おすすめしません。

ベッドマットレスの上に敷き布団を敷かないほうがよい理由

理由は、敷き布団を、ベッドの上で敷きっぱなしで使うと、湿気を多く含ませたままとなり、カビやダニが発生しやすく、不衛生で、においなどの原因となり、快眠の妨げになるからです。

敷き布団は本来、毎日の上げ下ろし(布団を押し入れに出し入れすること)や、頻繁に干すことを前提に作られております。敷き布団は、毎晩コップ1~1.5杯かくといわれる寝汗を吸湿し、その湿気は、毎日の布団の上げ下ろしと、布団を干すことで発散(放湿)されるようになっているのです。

もし、ベッドの上に敷き布団をのせて、衛生的な状態でお休みになるためには、

  1. 毎日、敷き布団をベッドから上げる。
  2. 定期的に干す。

という、畳、フローリングの上で敷き布団を使う際と同じお手入れが必要になります。

ベッドマットレスの上にはベッドパッドを敷きます

ベッドのマットレスの上には、必ず、ベッドパッドを敷くようにしましょう。

ベッドパッドは、敷き布団に比べ、大変薄手で、(厚手のものでも、1.5cm 程度。通常は、数ミリ~1cm程度)敷き布団より、湿気をこもらせることがありません。

ベッドパッドの厚み

ベッドパッドが吸湿しきれなかった寝汗などによる湿気は、その下のベッドマットレスに落ちます。ベッドマットレスは、中がコイルになっており、大変通気性が良く、ベッドマットレスの側面には、湿気を放湿するための通気孔が複数あいており、湿気対策が万全です。

ベッドマットレスは通気性が良い

ベッドマットレスは通気性が良い

上記の理由により、ベッドの上には、ベッドパッド、そして、その上からベッド用シーツを掛けることが、ベッドで快眠をするために、最適な組み合わせとなります。

ベッドに必要な寝具、敷き方

ベッドに必要な寝具、敷き方

ベッドでお休みになる環境で、あえて、その上に敷き布団を敷いて、手間をかける必要はないのです。ベッドマットレスの上には、敷き布団ではなく、薄手でお手入れしやすい、ベッドパッドが、最適です。

ベッドパッドと敷きパッドの違いと使い方

ベッドパッドと敷きパッドは、違いや、使い方が分かりずらく、問い合わせを多く頂戴します。どちらも寝具の上に敷くパッドですが、それぞれ異なった使い方や特徴があります。ここでは、ベッドパッドと敷きパッドの違いと、それぞれの使い方についてお伝えします。

目次

ベッドパッドと敷きパッドの違い

ベッドパッドと敷きパッド、どちらもキルティングされた、薄手のパッドタイプの寝具ですが、使い方に大きな違いが1点ございます。(*キルティングとは、側生地の中に薄くわたが入り、ミシンでわたと生地を一緒に縫いこまれたもの)

  • ベッドパッドは、パッドの上に必ずシーツを掛けて使う
  • 敷きパッドは、シーツをかけずに直接その上に寝て使える

という違いです。

ベッドパッド

ベッドパッドの敷き方

ベッドパッドの敷き方

ベッドパッドは、必ず、その上からシーツをかけてお使いいただく寝具です。

敷きパッド

敷きパッドの敷き方

敷きパッドの敷き方

一方、敷きパッドは、直接その上にお休みいただけます。上からシーツをかける必要はありません。

下記、それぞれの特徴、使い方を、詳しくご案内いたします。

ベッドパッドの目的と使い方

ベッドパッド

ベッドパッド

目的:
汗などによる湿気を吸湿しベッドのマットレスの本体を長持ちさせるることと、ベッドの寝心地の改善です。

使い方:
ベッド用の寝具で、ベッドマットレスの上にのせて使います。ベッドパッドの上には、必ずベッドシーツを掛けてお使いいただきます。

仕様:
敷きパッドより厚みがあり、中わたの素材は、ウール、ポリエステル、綿など、用途によりさまざまな中材が使われています。ベッドパッドの選び方

名称:
ベッドパッドという呼び名のほかに、メーカーにより、マットレスパッドや、健康マットレスのオーバーレイタイプなどとも呼ばれている商品もございます。

敷きパッドの目的と使い方

敷きパッド

敷きパッド

目的:
季節の変化に応じて快適に眠るための寝具。具体的には、暑さ、寒さ、湿気対策用。
季節の変化や気温に応じて、冬は暖かく、夏は涼しく、湿気の吸湿目的など、より快適に眠っていただくために使われています。

使い方:
敷き布団でもベッドでも使える寝具で、ベッドシーツや敷き布団のシーツの上にのせ、直接その上にお休みいただきます。

仕様:
ベッドパッドより薄手で、ご家庭での洗濯が可能なものがほとんどでございます。パッドの表面の生地や中わたは、夏は冷感素材や汗の吸収力が高い素材冬は保温素材など、季節に合わせて快適に眠るための素材が使われます。

名称:
敷きパッドは、メーカーにより、パッドシーツ、汗取りパッドなどとも呼ばれています。

価格帯:
ベッドパッドより、お手頃価格のお品が多く販売されております。

注意点:
敷きパッドは、ベッドにもお使いいただけますが、ベッドパッドの代用になるものではありません。ベッドでお使いの場合は、ベッドマットレスの上にベッドパッド、その上にベッド用シーツ、そして、その上に敷きパッドをのせていただき、ベッドパッド、ベッドシーツと併用してお使いくださいませ。
 

以上、ベッドパッドと敷きパッドの違いをお伝えしました。

  • 敷きパッドは、季節に合わせて快適にお休みいただくためにお使いいただくもの。
  • ベッドパッドは、ベッドをお使いの方は、必ず敷いていただくものです。

初めてベッドをお使いの方に、おすすめのベッドパッド

適切な寝具を使うと、睡眠の質の向上につながります。心地よく眠って、元気な毎日を過ごしましょう。