公開日:2017.12.20

横向きに寝る方のマットレスの選び方

疲労回復や快眠には、正しい寝姿勢を保ちながら眠ることがとても大切です。正しい寝姿勢とは、立っているときと同じ、きれいなS字になる状態で眠れる姿勢です。体調や、眠り方の癖、持病などを理由に、横向きに眠る方も、それは同じです。ここでは、横寝をする方が、心地よく快眠するためのマットレスの選び方をお伝えします。

目次

横向きで寝る場合の体への負担

身体の側面を下にして、横たわると、身体の形状、具体的には、出っ張っている肩と腰に負担がかかりやすくなります。例えば、羊毛敷き布団や、綿わたの敷き布団に横向きに眠った場合、肩と腰の出っ張りが、ほかの部分より圧迫されます。また、圧迫により、布団に密着していない側に、肩や腰が持ち上げられてしまい、身体がくねっと、曲がるような形になってしまいます。

極端ですが、床に横向きに寝てみてください。肩と腰に非常に負担がかかり、また、背骨もくねっとしているのを感じていただけるかと思います。

横向きに眠ると、この負担を軽減するために、自然に身体は、腰やひざを曲げて、かがむようなスタイルで眠ることが多くなります。正しい寝姿勢とはほど遠い、寝姿です。また、血液やリンパの流れ、呼吸などが、正しい寝姿勢で眠る場合と比べ、スムースではなくなるでしょう。

この記事では、横向きにに眠る良し悪しは言及しません。さまざまな理由から、横向きに眠る方が、体への負担を少しでも軽減し、いかに楽に、快適に眠ることができるかに限ってお伝えします。

横向き寝に適した快眠のためのマットレス

横向きに眠った場合、次の画像のように、肩と腰の出っ張りが形通りに沈み、背骨が真っすぐになっていると、寝姿勢を正しくしたまま、横寝でも眠っていただけます。

横向きに眠っても背骨が真っすぐな状態

横向きに眠っても背骨が真っすぐな状態

横向きでも、背骨が真っすぐで、肩と腰に負担がかからないようなマットレスを選ぶことが快眠のためのカギになります。

肩と腰の部分だけ、きちんと沈み、そのほかの部分に沈み込みの影響を与えない形状、機能のあるマットレスを選ぶことです。

具体的な商品名を挙げると、西川産業の整圧敷きふとん、西川エアーマットレスの中のエアーSIシリーズは、横向きに眠っても、きちんとした寝姿勢でお休みいただけます。この2点に関しては、その形状から、体圧分散もきちんとしますので、血流やリンパの流れを妨げず、寝がえりを打つ回数を軽減させ、内臓への負担も少なく、快適に眠れる健康寝具です。

上記の2点は、フローリングや畳の上なら、1枚で、ベッドでお使いの場合は、ベッドマットレスの上にのせてお休みいただけます。

横向き寝に適したベッドマットレス

ベッドをお使いで、健康マットレスを使わない方は、ポケットコイルのベッドマットレスをお選びください。ポケットコイルのベッドマットレスは、コイルが一つ一つ袋に入り、単体になっています。

肩や腰の出っ張りの部分だけ、きちんと沈み、その沈み込みが、ほかのコイルに影響を与えることがありません。そのため、コイルが連結されているボンネルコイルベッドマットレスのように、腰の重みや出っ張りに影響を受けて、身体全体が不自然に沈み込んでしまう心配もありません。

横向きに眠る方も、背骨をまっすぐに保ちながらお休みいただけます。

適したマットレスを選ぶ際の注意点

横向き寝の方が、疲労回復を可能にする快眠のためのマットレスやベッドマットレスの形状は、上記にお伝えした通りです。実際に、お選びになる際は、マットレスやコイルに使われている素材と固さも、しっかりとお調べになってください。

形状だけ同じで、使われている素材に耐久性がなかったり、やわらかすぎて、腰の重みを支え切れなかったりするマットレスは、快眠には適しません。健康のための快眠寝具や、良質のポケットコイルマットレスは、高価であることもあり、形状を同じにし、マットレスやコイルに安価な素材を使い、安い価格で同じ機能をうたって商品が販売されていることもあります。そのようなタイプは、はじめは調子が良くても、耐久性に問題がある場合もあります。

お選びになるときは、なぜその価格なのか、どんな素材が使われているのか、耐久性は優れているかをじっくり吟味してください。また、時間があれば、是非、専門店やベッド販売店に足をお運びになり、実際に横になって、お試しなってからお求めになることをおすすめいたします。また、専門店には、使う方に適したマットレスがどのようなものか、相談にのってくれるプロの方もおられます。ぜひ、ご相談くださいませ。

使い古された言葉ではありますが、睡眠時間は人生の三分の一で、質の良い睡眠をとることで、疲労回復、また、健康維持にもつながります。ぜひ、じっくりと、時間をかけてでも納得した快眠につながる寝具をお選びくださいませ。


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。


寝具アドバイスサービス

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