横寝には低反発、高反発のどちらのマットレスがよいですか?

「横向き寝には、低反発マットレス、高反発マットレス、どちらがよいですか?」と、お問い合わせを頂戴します。横寝が習慣で、体に痛みを感じ、マットレスを変えようかと考えてらっしゃる方からのお尋ねです。ここでは、低反発、高反発、どちらのマットレスが横寝に適しているか、と、横寝に最適なマットレスのタイプをお伝えします。

横寝には低反発、高反発のどちらのマットレスがよいですか?

横寝には低反発、高反発のどちらのマットレスがよいですか?

目次

「横向き寝には、低反発マットレス、高反発マットレス、どちらがよいですか?」

Q:「横向き寝には、低反発マットレス、高反発マットレス、どちらがよいですか?」

A:低反発マットレスと、高反発マットレスを比べた場合、横向きに眠る方には、高反発より、低反発マットレスの方が適しているでしょう。

理由は、横向きになった時の体の状態と、低反発マットレス、高反発マットレスの特徴にあります。

ここからは、その理由を詳細にお伝えしていきます。

横向き寝の体の状態

まず、横寝、や、横向き寝、とよばれる、横向きに眠る姿勢が、どんな状態かを見てみましょう。下記の画像をご覧ください。

横寝の体の状態

横寝の体の状態

横向きに眠ると、肩と腰の出っ張っている部分に、圧力が多くかかります。マットレスの特性や硬さによって、肩や腰が沈みこんだり、上に持ちあがったり、適度の沈み込んだり、といった状態になります。

上の3番の画像のように、背骨が真っすぐのまま、正しい寝姿勢で、体に負担がかからないように、横向きに眠るためには、肩と腰の出っ張っている部分が、適切に沈み込む必要があります。

3番の画像のような状態で眠れるマットレスが、横寝に適したマットレスです。

次に、高反発マットレスで横向きに寝た場合、と、低反発マットレスで横向きに寝た場合の、体の状態をみていきましょう。どちらのマットレスが、正しい寝姿勢で眠れるかをお伝えするためです。

高反発マットレスで、横向き寝をした場合

高反発マットレスで、横寝をした場合、体がどのような状態になるのか、をお伝えします。高反発マットレスの、代表的な商品名は、エアウィーヴです。

高反発マットレスは、寝返りを打ちやすくするため、マットレスに硬さがあるのが特徴です。寝返りのとき、体が楽に回転するように、体を沈みこませない程度の硬さです。

硬さのある高反発マットレスの上で、横寝をすると、出っ張っている、肩と腰が、マットレスの下方向に沈みこまず、逆に、反発される状態になります。肩と腰が、上に持ちあげられるイメージです。

高反発マットレスで横寝をした状態

高反発マットレスで横寝をした状態

床の上に、横向きに寝ころんだ状態を想像していただくと、体の感覚がわかりやすいかもしれません。床の上で、横向きに寝ころぶと、肩と腰が圧迫され、肩と腰が持ちあがるような状態になり、背骨が曲がる感覚です。

この状態で、数時間、睡眠をすると、体に痛みが生じたり、負担がかかったりします。夜中に、痛みで目が覚めてしまう、朝、起きると、体に痛みがある、日中、体に痛みが残っている、という状態にもなりかねません。

高反発の硬いマットレスで、横寝をした場合の、体の痛みの種類は、一つではありません。硬いマットレスで眠った場合の、体の痛みの種類の原因は、いくつかにわかれます。

  1. 硬さのあるマットレスで、横寝をすることで、出っ張っている肩や腰が、マットレスに強く接触し、その圧迫による痛み
  2. 硬さのあるマットレスで、横寝をすることで、肩や腰が、マットレスから押し返され(反発され)、背骨が曲がり、腰や背中に負担がかかることでの痛み
  3. 横寝による肩や腰の痛みをかばうことにより、体のほかの部分に発生する痛み

などです。

硬いマットレスで、横寝を続けることで、さまざまな種類の痛みや体への負担が、複合化され、慢性化してしまうことも、想像できます。

横向き寝に、高反発マットレスをおすすめしない理由は、ここまでお伝えしたとおり、正しい寝姿勢で眠ることができず、体に生じる痛みや負担が発生しやすいからなのです。

低反発マットレスで、横向き寝をした場合

ここからは、低反発マットレスで、横向き寝をした場合、体がどのような状態になるのか、をお伝えします。低反発マットレスの、代表的な商品名は、テンピュールマットレスです。

低反発マットレスは、体の曲線や重さに合わせて、マットレスが適度に沈み込むのが特徴です。

低反発マットレスで、横向き寝をすると、出っ張っている肩と腰が、マットレスに適度に沈み込みながら、支えられる状態となります。

下の画像のように、背骨が真っすぐな状態、正しい寝姿勢を保って、横向きで眠っていただけます。

低反発マットレスで横寝をした状態

低反発マットレスで横寝をした状態

低反発マットレスの品質にもよりますが、品質の確かな商品であれば、低反発マットレスは、体圧が分散されることも、機能の一つです。出っ張っている肩や腰に負担がかかることなく、眠れることが期待できるでしょう。

低反発マットレスの知っておくべきもう一つの特性

低反発マットレスは、横向き寝に適しているマットレスであることは、お伝えしました。

ただ、低反発マットレスをお選びになる前に、知っておくべき特性が、もう1点あります。それは、

  • 低反発マットレスは、通気性が優れているとはいえない

という点です。

具体的には、空気中の湿気や、汗などによる湿気が、マットレスの中にこもりやすい、という点です。

低反発マットレスの通気性は、素材が改良され、改善方向にはあります。ただ、ほかのマットレスに比べると、優れているとはいえないのが現状です。

低反発マットレスの湿気対策としては、

  • 低反発マットレスの下に、寝具用除湿シートを敷く
  • 定期的に、低反発マットレスを、立てかけ、通気をさせて、湿気を発散させる

などのお手入れが必要です。湿気対策を怠ると、低反発マットレスにカビが発生するなどの、原因になってしまいます。

横寝の方が、低反発マットレスをお選びになる場合は、定期的に、適切な湿気対策のお手入れをするようにしましょう。清潔に、体に負担を掛けずに、心地よく眠るためです。

湿気対策も万全な、横寝に適したマットレス

最後に、湿気対策に万全で、横向き寝にも適したマットレスのタイプをお伝えします。

凹凸形状で、横寝に対応したタイプの、マットレスです。具体的な商品名では、西川エアのSIタイプ整圧マットレスなどです。

凹凸タイプのマットレスは、寝姿勢を正しく保ち、体圧を分散させ体に負担を掛けず、湿気対策にも優れていることが特徴です。

凹凸形状で、横寝に対応したタイプのマットレスは、従来の凹凸タイプのマットレスの特性に加え、マットレスの凹凸構造を、独立したブロック構造にすることで、横向きに寝るときの、肩と腰の出っ張りを、適切に沈み込ませ、支える機能があります。

横向き寝の、肩と腰にかかる圧迫や負担を減らし、横寝でも背骨が真っすぐな状態で、眠れるマットレスとなっています。

横寝の方で、湿気対策にも優れたマットレスをお選びになりたい方は、横寝に対応する、凹凸タイプのマットレスをお選びになるのがよいでしょう。

以上、
横向き寝で、体に痛みや負担を掛けずに眠れる、マットレスのタイプをお伝えしました。

下記、早見表です。横向きに眠る方が、肩や腰の痛みに悩まされることなく、安眠していただけますことを願っております。

マットレスのタイプ別、横寝に向き・不向き・通気性の良さの早見表

マットレスのタイプ横寝に向き・不向き湿気対策・通気性
高反発マットレス不向き優れている
低反発マットレス向いている優れない
横寝対応の凹凸マットレス向いている優れている

ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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