公開日:2020.02.26

横寝には低反発、高反発のどちらのマットレスがよいですか?

横寝には低反発、高反発のどちらのマットレスがよいですか?

横寝には低反発、高反発のどちらのマットレスがよいですか?

「横向き寝には、低反発マットレス、高反発マットレス、どちらがよいですか?」と、お問い合わせを頂戴します。横寝が習慣で、体に痛みを感じ、マットレスを変えようかと考えてらっしゃる方からのお尋ねです。ここでは、低反発、高反発、どちらのマットレスが横寝に適しているか、と、横寝に最適なマットレスのタイプをお伝えします。

目次

「横向き寝には、低反発マットレス、高反発マットレス、どちらがよいですか?」

Q:「横向き寝には、低反発マットレス、高反発マットレス、どちらがよいですか?」

A:低反発マットレスと、高反発マットレスを比べた場合、横向きに眠る方には、高反発より、低反発マットレスの方が適しているでしょう。

理由は、横向きになった時の体の状態と、低反発マットレス、高反発マットレスの特徴にあります。

ここからは、その理由を詳細にお伝えしていきます。

横向き寝の体の状態

まず、横寝、や、横向き寝、とよばれる、横向きに眠る姿勢が、どんな状態かを見てみましょう。下記の画像をご覧ください。

横寝の体の状態

横寝の体の状態

横向きに眠ると、肩と腰の出っ張っている部分に、圧力が多くかかります。マットレスの特性や硬さによって、肩や腰が沈みこんだり、上に持ちあがったり、適度の沈み込んだり、といった状態になります。

上の3番の画像のように、背骨が真っすぐのまま、正しい寝姿勢で、体に負担がかからないように、横向きに眠るためには、肩と腰の出っ張っている部分が、適切に沈み込む必要があります。

3番の画像のような状態で眠れるマットレスが、横寝に適したマットレスです。

次に、高反発マットレスで横向きに寝た場合、と、低反発マットレスで横向きに寝た場合の、体の状態をみていきましょう。どちらのマットレスが、正しい寝姿勢で眠れるかをお伝えするためです。

高反発マットレスで、横向き寝をした場合

高反発マットレスで、横寝をした場合、体がどのような状態になるのか、をお伝えします。高反発マットレスの、代表的な商品名は、エアウィーヴです。

高反発マットレスは、寝返りを打ちやすくするため、マットレスに硬さがあるのが特徴です。寝返りのとき、体が楽に回転するように、体を沈みこませない程度の硬さです。

硬さのある高反発マットレスの上で、横寝をすると、出っ張っている、肩と腰が、マットレスの下方向に沈みこまず、逆に、反発される状態になります。肩と腰が、上に持ちあげられるイメージです。

高反発マットレスで横寝をした状態

高反発マットレスで横寝をした状態

床の上に、横向きに寝ころんだ状態を想像していただくと、体の感覚がわかりやすいかもしれません。床の上で、横向きに寝ころぶと、肩と腰が圧迫され、肩と腰が持ちあがるような状態になり、背骨が曲がる感覚です。

この状態で、数時間、睡眠をすると、体に痛みが生じたり、負担がかかったりします。夜中に、痛みで目が覚めてしまう、朝、起きると、体に痛みがある、日中、体に痛みが残っている、という状態にもなりかねません。

高反発の硬いマットレスで、横寝をした場合の、体の痛みの種類は、一つではありません。硬いマットレスで眠った場合の、体の痛みの種類の原因は、いくつかにわかれます。

  1. 硬さのあるマットレスで、横寝をすることで、出っ張っている肩や腰が、マットレスに強く接触し、その圧迫による痛み
  2. 硬さのあるマットレスで、横寝をすることで、肩や腰が、マットレスから押し返され(反発され)、背骨が曲がり、腰や背中に負担がかかることでの痛み
  3. 横寝による肩や腰の痛みをかばうことにより、体のほかの部分に発生する痛み

などです。

硬いマットレスで、横寝を続けることで、さまざまな種類の痛みや体への負担が、複合化され、慢性化してしまうことも、想像できます。

横向き寝に、高反発マットレスをおすすめしない理由は、ここまでお伝えしたとおり、正しい寝姿勢で眠ることができず、体に生じる痛みや負担が発生しやすいからなのです。

低反発マットレスで、横向き寝をした場合

ここからは、低反発マットレスで、横向き寝をした場合、体がどのような状態になるのか、をお伝えします。低反発マットレスの、代表的な商品名は、テンピュールマットレスです。

低反発マットレスは、体の曲線や重さに合わせて、マットレスが適度に沈み込むのが特徴です。

低反発マットレスで、横向き寝をすると、出っ張っている肩と腰が、マットレスに適度に沈み込みながら、支えられる状態となります。

下の画像のように、背骨が真っすぐな状態、正しい寝姿勢を保って、横向きで眠っていただけます。

低反発マットレスで横寝をした状態

低反発マットレスで横寝をした状態

低反発マットレスの品質にもよりますが、品質の確かな商品であれば、低反発マットレスは、体圧が分散されることも、機能の一つです。出っ張っている肩や腰に負担がかかることなく、眠れることが期待できるでしょう。

低反発マットレスの知っておくべきもう一つの特性

低反発マットレスは、横向き寝に適しているマットレスであることは、お伝えしました。

ただ、低反発マットレスをお選びになる前に、知っておくべき特性が、もう1点あります。それは、

  • 低反発マットレスは、通気性が優れているとはいえない

という点です。

具体的には、空気中の湿気や、汗などによる湿気が、マットレスの中にこもりやすい、という点です。

低反発マットレスの通気性は、素材が改良され、改善方向にはあります。ただ、ほかのマットレスに比べると、優れているとはいえないのが現状です。

低反発マットレスの湿気対策としては、

  • 低反発マットレスの下に、寝具用除湿シートを敷く
  • 定期的に、低反発マットレスを、立てかけ、通気をさせて、湿気を発散させる

などのお手入れが必要です。湿気対策を怠ると、低反発マットレスにカビが発生するなどの、原因になってしまいます。

横寝の方が、低反発マットレスをお選びになる場合は、定期的に、適切な湿気対策のお手入れをするようにしましょう。清潔に、体に負担を掛けずに、心地よく眠るためです。

湿気対策も万全な、横寝に適したマットレス

最後に、湿気対策に万全で、横向き寝にも適したマットレスのタイプをお伝えします。

凹凸形状で、横寝に対応したタイプの、マットレスです。具体的な商品名では、西川エアのSIタイプ整圧マットレスなどです。

凹凸タイプのマットレスは、寝姿勢を正しく保ち、体圧を分散させ体に負担を掛けず、湿気対策にも優れていることが特徴です。

凹凸形状で、横寝に対応したタイプのマットレスは、従来の凹凸タイプのマットレスの特性に加え、マットレスの凹凸構造を、独立したブロック構造にすることで、横向きに寝るときの、肩と腰の出っ張りを、適切に沈み込ませ、支える機能があります。

横向き寝の、肩と腰にかかる圧迫や負担を減らし、横寝でも背骨が真っすぐな状態で、眠れるマットレスとなっています。

横寝の方で、湿気対策にも優れたマットレスをお選びになりたい方は、横寝に対応する、凹凸タイプのマットレスをお選びになるのがよいでしょう。

横向きねに適したマットレス

下記からお選びください。

  • 西川エアー SI
    横向きになっても肩や腰の出っ張りに負担がかからないマットレス

    西川エアー SI

    西川エアー SI

以上、
横向き寝で、体に痛みや負担を掛けずに眠れる、マットレスのタイプをお伝えしました。

下記、早見表です。横向きに眠る方が、肩や腰の痛みに悩まされることなく、安眠していただけますことを願っております。

マットレスのタイプ別、横寝に向き・不向き・通気性の良さの早見表

マットレスのタイプ横寝に向き・不向き湿気対策・通気性
高反発マットレス不向き優れている
低反発マットレス向いている優れない
横寝対応の凹凸マットレス向いている優れている

ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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