「ロフトベッドには、どんなマットレスを敷けばよいですか?」「ロフトベッドで、敷き布団を敷いて寝たら、体が痛くなてしまった。」と、ロフトベッドをお使いの方から、マットレスのご相談をお受けします。ここでは、ロフトベッドで、快眠するためのマットレスの選び方をお伝えします。
目次
ロフトベッドとは
ロフトベッドとは、眠るためのベッドの部分が、高い位置にあり、その下の空間を有効活用できるベッドのことです。ハイベッド、ミドルベッド、システムベッドなどとも呼ばれています。寝室のスペースを有効活用できる便利さが特徴です。
ロフトベッドの使い勝手とは別に、寝心地に、お悩みや疑問をお持ちの方がいらっしゃいます。具体的なお悩みや疑問は、次のとおりです。
- 「敷き布団を敷いていて、体が痛くなってしまった。」
- 「薄いマットレスを1枚敷いていて、腰が痛いので、どうにかしたい。」
- 「寝心地を良くしたいので、厚みのあるベッドマットレスを置きたいが、使えるのかしら?」
- 「どんなマットレスを選べば、快眠できるのかしら?」
ここからは、ロフトベッドで、快眠するためのマットレスの選び方をお伝えします。上記のお悩みや疑問の解決策も見つけていただけます。
ロフトベッドで快眠するためのマットレスの選び方
ロフトベッドで快眠できるマットレスの選び方を、次の順番で解説しながらお伝えしていきます。
- ロフトベッドのマットレスの条件
- ロフトベッドで、快眠するためのマットレス
- 具体的な快眠マットレスの例
- マットレスの選びの、チェックポイント
1.ロフトベッドのマットレスの条件
ロフトベッドは、マットレスをのせる部分が、高い位置にあるため、選ぶマットレスは、次の条件を満たす必要があります。
- マットレスの厚みが、薄いこと
- マットレスが、重すぎないこと、軽いこと
- マットレスをのせる部分の枠に、収まるサイズであること
- 高い位置にあっても、手入れが楽なこと
上記の条件だけを満たす寝具を探すのであれば、それほど難しいことではありません。例えば、普通の敷き布団は、薄手で、重くなく、ベッドの枠内に収まるサイズです。すぐに用意することは可能です。
しかし、今回、私たちが大切にしたい点は、寝心地良く眠る、条件を満たすマットレスを探すことです。
次の項目で、寝心地良く、質の良い睡眠を可能にする、ロフトベッドに使えるマットレスをお伝えします。
2.ロフトベッドで、快眠するためのマットレス
一般的な、ベッドのマットレスは、寝心地が良くても、ロフトベッドには適しません。厚みと重量があるからです。
ロフトベッドに使えて、寝心地の良さを考慮したマットレスには、次の2種があります。
- 薄型のコイルマットレス
- 厚み9cm程度のコイルが使われていない快眠マットレス
2種のうち、設置しやすく、お手入れがしやすく、心地よく眠るためには、2番目の、コイルが使われていない、厚み9cm 程度の快眠マットレスです。理由は、1のコイルマットレスに比べて、軽くて、取り扱いが格段に楽だからです。
ロフトベッドは、高い位置に、マットレスをのせる部分があります。ご想像をしていただけるとおり、その位置に、マットレスをのせるには、重いより、軽いほうが、楽に設置ができます。
シーツを洗濯する時の、シーツの取り外しや装着も、マットレスが軽いほうが、負担がかからず楽にしていただけます。
上の2番めの、軽くて、取り扱い、手入れが楽にできて、快眠構造になった、ノンコイルの快眠マットレスは、ロフトベッドで質の高い睡眠を目指す方に、最適といってよいでしょう。
3.具体的なノンコイルの快眠マットレスの例
ロフトベッドで使用可能な、快眠マットレスは、大きく分けて、3タイプあります。
- 高反発マットレス
- 低反発マットレス
- 凹凸タイプマットレス
それぞれの特徴を簡単にお伝えします。
- 高反発マットレスの代表的な商品は、エアウィーヴです。通気性が良く、寝返りが打ちやすいのが特徴です。
- 低反発マットレスの代表的な商品は、テンピュールです。体の形や重さに合わせてマットの形状が変わり、無重力のような状態で、体を支えるので、体に負担がかからないように眠れることが特徴です。
- 凹凸タイプのマットレスの代表的な商品は、西川エアーやムアツふとんです。マットの表面の凹凸の形状から、通気性が良く、体に圧迫をかけず、正しい寝姿勢で眠れることで、深い眠りに導くのが特徴です。
どれも、質の良い睡眠で、安眠するための、厚み9cm程度の快眠マットレスです。その形状や素材の特性から、横になったときの体の感じ方が異なります。寝心地や、好みがありますので、あなたのお好みに合わせて選ぶようにします。
4.マットレスの選びの、チェックポイント
ロフトベッドで快眠をするためには、マットレスを次の順番で、選ぶようにしましょう。
マットレスの選びの、チェックポイント
- サイズの確認
- 重さの確認
- 寝心地を選ぶ
1.サイズの確認
- まずは、ロフトベッドの、マットレスをのせる部分の寸法を確認します。
- 次に、その寸法に収まる、快眠マットレスを選びます。
例えば、ロフトベッドのベッド部分の有効スペースが、巾 97cm x 長さ 197cm の場合、
- 高反発マットレス
エアウィーヴの布団タイプのシングルは、巾が100cm程度のため、枠内に収まらない可能性が高いです。 - 低反発マットレス
体を柔らかく支える テンピュール プリマフトンのシングルは、巾97×長さ195×厚さ9cmなので、枠内に収まります。 - 凹凸タイプマットレス
西川エアー01マットレスのシングルは、巾97x長さ195x厚ささ8cm なので、枠内に収まります。
枠内に収まるマットレスを、好みから選ぶといった具合です。
2.重さを確認する
次に、マットレスの重さも確認しましょう。例えば、サイズを確認した際に、二つの候補があるとします。その二つのマットレスの重さを確認し、どちらが、使いやすいかをご自分で決定します。
サイズの項目で使った例ですと、
- 低反発マットレス テンピュール布団デラックスのシングルの重さは、約7.5kg
- 西川エアー01マットレスのシングルの重さは、約5.2kg
です。
重さ重視で選びたい方は、重さが、5.2kgの西川エアー01マットレスのシングルを選ぶといった要領です。
3.寝心地を、好みで選ぶ
サイズが適していれば、寝心地の好みで選ぶことが、最終的には、一番大切です。
高反発マットレス、低反発マットレス、凹凸タイプのマットレスの特性を吟味して、自分に合ったマットレスのタイプを選びます。好みに合った寝心地は、人それぞれです。ご自分で、納得して、選ぶようにしましょう。
実際に、マットレスを試しながら確認できる場所もあります。マットレスは、睡眠の質に大きく影響します。健康につながる睡眠ですので、じっくりと選びましょう。
ロフトベッド用のマットレスに使うシーツの選び方
ここからは、ロフトベッド用のマットレスに使う、シーツの選び方をお伝えします。
ロフトベッドに使うマットレスは、薄型が基本です。厚み、9cm程度の薄型マットレス、シングルサイズですと、布団用のフラットシーツを使うことも可能です。
例えば、シングルサイズのロフトベッドのマットレスには、次のタイプのシーツからお選びいただけます。
- 布団用フラットシーツ
- 薄型マットレス用ボックスシーツ
- 快眠マットレス専用のマチ付きラップシーツ
1.布団用フラットシーツ
布団用フラットシーツ、シングルのサイズは、巾 150cm、長さ250cmが、標準的です。マットレスの巾、97cm、丈195cm、厚み9cm の場合、マットレスの下に敷きこむシーツの長さが、両サイドは、それぞれ15cm程度、上下は、それぞれ17cm程度ありますので、十分お使いいただけます。
フラットシーツは、敷くときには、少し面倒ですが、さっと外せるので、洗濯が簡単にしていただけます。
2.薄型マットレス用ボックスシーツ
ボックスシーツは、底部にゴムが入って、マットレスの上からくるっとかぶせて使うシーツです。厚みが9cm程度ですと、通常のベッドマットレス用ボックスシーツでもお使いになれますが、マチが大きく、マットレスの下に敷きこむ生地が多く、ロフトベッドのように、高い位置に、マットレスがある場合、装着がしにくいことがあります。
また、だぶつきがありませんので、ずれることなく、ぴったりとフィットして、見た目すっきりとお使いいただけます。
3.快眠マットレス専用のマチ付きラップシーツ
低反発マットレス、高反発マットレス、凹凸タイプのマットレスの、快眠マットレスは、それぞれのメーカーから、そのマットレスに適した専用シーツが販売されています。
マットレスにぴったりサイズに仕上がっていますので、だぶついたり、ずれたりすることなく、快適に使えます。価格が、上記の1,2のタイプのシーツに比べて、高い場合があります。
快適に眠るためには、清潔なシーツを使うことも、大切な条件の一つです。洗い替えも含めて、2枚以上、準備するようにしましょう。
ロフトベッド用のマットレスのお手入れ方法
ロフトベッドの場合、マットレスのお手入れは、比較的簡単です。マットレスをのせる部分の下に空間があり、通気性が良く、湿気対策の心配がないからです。
マットレスの手入れで一番大切なことは、カビやダニ、匂いの原因になる、湿気をマットレスの中にこもらせないことです。ロフトベッドのマットレスをのせる床板は、すのこや、金属メッシュである場合がほとんどです。毎日の汗による湿気は、マットレスを通して、マットレスの下に、通気します。湿気対策の、お手入れは、ほとんど必要がないわけです。
蒸れが気になる場合は、マットレスの下に、寝具用湿気取りシートを敷けば、万全です。
そのほかの、お手入れは、ロフトベッドの枠や宮部分のホコリの掃除と、シーツを定期的に洗濯して、清潔に保つことです。
ロフトベッドで快眠するためのマットレスを選ぶ
ロフトベッドで、質の良い睡眠、快眠するための、マットレスです。お好みの固さ、寝心地に合わせてお選びください。
低反発タイプマットレス
- 体を柔らかく支える テンピュール プリマフトン:シングル
体の重み、形状に合わせて適度の沈み込むタイプのマットレスです。柔らかな寝心地をお好みの方におすすめです。
凹凸タイプマットレス
- 西川エアー01マットレス:シングル
凹凸タイプなので、身体を圧迫せず、正しい寝姿勢でお休みいただけます。朝までぐっすり、質の良い睡眠でお休みになりたい方におすすめです。低反発タイプに比べ、軽量なので、ロフトベッドに最適です。
以上、
ロフトベッドで快適に眠るための、マットレスの選び方、シーツの選び方、お手入れの方法をお伝えしました。スペースの有効活用をしながら、快適で質の良い睡眠をおたのしみください。
- ■薄型マットレス用シーツを見る
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。