「毛布のいらない掛け布団カバーってどんなカバーですか?」とお問い合わせを頂戴します。毛布のいらない掛け布団カバーは、毛布のような暖かさと肌触りが特徴の、秋冬用のあったかタイプの掛け布団カバーです。ここでは、毛布のいらない掛け布団カバーの種類、購入前に知っておきたいこと、どのようあ方におすすめかをお伝えします。
目次
- 毛布のいらない掛け布団カバーとは?
- 毛布のいらない掛け布団カバーの種類
- 購入前に知っておきたいこと
- 毛布のいらない掛け布団カバーをお使いになるとよい方
- おすすめの毛布のいらない掛け布団カバーを見る
- マイクロフリース
- マイクロファイバー
- フランネル
- パイル
- シングル 150 x 210cm
- セミダブル 175x210cm
- ダブル 190 x 210cm
- クイーン 210 x 210cm
- 秋の始めで、毛布がまだいらない時期の、掛け布団やブランケット代わりとして
- 冬の寝室のインテリア度アップとして、ベッドカバーやベッドスロー代わりとして
毛布のいらない掛け布団カバーとは?
毛布のいらない掛け布団カバーとは、起毛した暖かな素材をカバーの生地に使い、毛布と掛け布団カバーが兼用になっているタイプの、掛け布団カバーの俗称です。あったか掛け布団カバーとも呼ばれています。
秋冬の季節限定商品として、さまざまなメーカーから販売され、種類も年々増えてきています。寒い夜に、綿のカバーのひんやりした肌触りが苦手の方に、喜ばれています。
毛布のいらない掛け布団カバー種類
毛布のいらない掛け布団カバーに使われている素材は、次の通りです。
暖かで、軽く、ご家庭で洗濯が可能な生地です。無地だけでなく、冬をイメージした柄や、ウィリアムモリスなどのブランド柄もあり、寝室を冬向けのインテリアにするのに役立ったり、目でも暖かさを感じられたり、季節を楽しめる掛け布団カバーです。
カバーの生地は、表面は起毛ですが、裏側は起毛がない平らな生地なので、掛け布団を入れやすく、もたつきませんので、取り扱いは簡単です。
価格帯も幅広く、2千円台から、数万円まで販売されています。
マイクロフリースなどが使われているタイプは、お手軽な価格の商品が多く、種類も豊富ですので、手に入れていただきやすくなっています。
発熱素材の高機能の素材や、ウール、シルクパイルが使われている、あったか掛け布団カバーは、2~5万円程度しますが、保温性と湿度のバランスを保ち、長く快適な睡眠を楽しめるようになっています。
手軽な価格のあったか掛け布団カバーは、お子さまや柄を楽しむ方に向いています。
高機能で、保温性が高く、汗が冷たくならないような素材が使われているカバーは、寒い夜もぐっすりと深い眠りを楽しみたい方に向いています。
サイズは、
が、販売されています。
セミダブル以上のサイズは、販売数が少ないため、季節の始めにお求めになることをおすすめします。シーズンが始まってしまうと、すでに完売ということも少なくありません。大きいサイズをお探しの方は注意しましょう。
毛布のいらない掛け布団カバーの購入前に知っておきたいこと
毛布のいらない掛け布団カバーは、暖かに使える掛け布団カバーというメリットがありますが、次のような点もあることを知っておきましょう。実際に、お求めになる前に、承知しておくことで、買わなければよかった、という後悔を防げます。
暖かに使えるというメリット以外の注意点
1.起毛された生地のため、普通の掛け布団カバーより、厚地です。
毛布代わりに使える素材の掛け布団カバーのため、生地は厚地です。羽毛布団に使う場合、普通の生地の掛け布団カバーに比べ、羽毛布団のふくらみを妨げ、羽毛の保温性が伝わりにくい場合があります。
2.暖かな素材の生地が使われているため、一般的な掛け布団カバーより、重く感じることがあります。
毛布のいらない掛け布団カバーは、毛布の良さと掛け布団カバーの機能を合わせた商品ですので、普通のカバーより、重くなります。軽くて暖かな羽毛布団を使っている場合、あったか掛け布団カバーをかけることで、軽い掛け心地が妨げられる場合があります。
3.マイクロフリースやマイクロファイバー素材の掛け布団カバーは、商品によっては、毛玉が生じることがあります。
起毛している生地を使っているため、生地の品質やグレードによっては、毛玉ができやすいことがあります。毛玉は、あったか掛け布団カバーに使われている素材が原因のこともありますし、パジャマやシーツとの摩擦が原因のこともあります。
冬用寝具の素材は、起毛した化学繊維であることが多く、通常の綿素材のカバーやシーツ、パジャマより、毛玉ができやすいことがあります。品質やグレードを承知したうえで、購入するようにしましょう。身近なフリースの衣類を思い起こしていただけると、その状況が分かりやすいかと存じます。
毛布のいらない掛け布団カバーをおすすめする方
毛布のいらない掛け布団カバーは、普通の綿の掛け布団カバーのひんやり感が苦手な方で、毛布を使わず、掛け布団1枚で、冬の夜を過ごしたい方におすすめです。
毛布のいらない掛け布団カバーの良さを一番堪能していただけるのは、ポリエステルわたの、洗える掛け布団をお使いになってらっしゃる方でしょう。
羽毛布団をお使いの方は、あったかタイプの掛け布団カバーを使わなくても、保温性が十分の方もいらっしゃいます。前の項目でお伝えした通り、カバーの重さがある程度ありますので、場合によっては、あったかカバーを使うことで、羽毛布団の保温性や掛け心地が下がってしまうこともあります。ご自身の、寒がり度具合と、冬の寝具の保温性の好みと、お使いの羽毛布団の品質グレードを加味して選ぶようにしましょう。
購入してから、使い心地がイメージと違って、後悔してしまった方も、おられるかもしれません。その場合は、掛け布団カバーとしてではなく、カバーの中から、掛け布団を出してしまい、単体で使ってみましょう。
使い方は、
などです。
マイクロフリースやマイクロファイバーの柄物の掛け布団カバーは、冬らしいかわいい柄が多く販売されています。もし、購入後、カバーとしての使い勝手が気になる場合も、他の使い方を楽しんでみましょう。
おすすめの毛布のいらない掛け布団カバーを見る
掛け布団カバーのひんやりがお嫌い、毛布は使いたくない、という方におすすめの、毛布のいらない掛け布団カバー。下記のおすすめ、ご覧になって、お気に召すものがあれば、どうぞお使いになってみてください。
北欧スタイルの柄がかわいい、フリース素材の、毛布のいらない掛け布団カバー
マイクロファイバーと接触温感フランネルパイルのあったかカバー
吸湿発熱 ヒートコットン綿なのに暖かい あったか掛け布団カバー
以上です。
寒い季節の掛け布団カバーとして注目の、毛布のいらない掛け布団カバーの特徴とおすすめする方についてお伝えしました。
保温性のある寝具を使って、どうぞ暖かに、ぐっすりとお休みいただけますように。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。