公開日:2019.10.30

枕にタオルを巻きたい方へ。目的別タオルの種類の選び方

枕にタオルを巻きたい方へ。目的別タオルの種類の選び方

枕にタオルを巻きたい方へ。目的別タオルの種類の選び方

枕にタオルを巻いて眠る方、少なくないとお聞きします。洗濯が簡単だったり、肌触りが好きだったりと、理由はさまざまなようです。ここでは、枕にタオルを巻く方の目的別に、適したタオルの素材や種類、サイズのおすすめをお伝えします。簡単なお手入れで、清潔に、寝心地良く、枕をお使いになるヒントにしていただければ幸いです。

目次

枕にタオルを巻く理由と目的

枕をピロケースに入れ、さらにその上からタオルを置いたり、巻いたりしてお使いになる方は、次のような理由があるのではないでしょうか。

  • タオルはさっと外せて、洗濯が簡単
  • 臭いが気になるので、毎日洗いたい
  • 汗が多く、ピロケースだけではすぐに湿ってしまう
  • 髪に整髪料や、アウトバスヘアートリートメントをつけて眠るので、ピロケースや枕がシミになってしまう
  • 髪を洗って、乾く前に眠る

この他にも、タオルの感触が好き、子供の時からの習慣、という方もいらっしゃるかもしれません。

上記の理由を、目的別に分けると、次のようになるでしょう。

  • 洗濯を簡単にしたい
  • ピロケースや枕のシミや汚れ防止
  • 枕を湿らせない
枕にタオルを巻く方の選び方

枕にタオルを巻く方の選び方

ここからは、枕にタオルを巻く、目的別に、適したタオルの素材や種類、サイズをお伝えします。

1.洗濯を簡単にしたい方の選び方

洗濯を簡単にしたい目的で、ピロケースの上にタオルを置いたり巻いたりする場合の選び方です。

乾きやすく、ボリューム感が少ない素材とサイズのタオルを選びます。おすすめは次の通りです。

  • 速乾素材のフェイスタオル・ミニバスタオル
  • 日本手ぬぐい・ガーゼの手ぬぐい
  • ガーゼのフェイスタオル・ミニバスタオル
  • アウトドア用の速乾素材・クイックドライタイプのフェイスタオル

順を追って、詳しくお伝えしていきます。

速乾素材のフェイスタオル・ミニバスタオル

枕にタオルを巻くと、ピロケースより簡単に外せる利点があります。ただ、タオルによっては、ピロケースより、乾きにくい場合もあります。

洗濯を簡単にしたい方は、速乾素材や速乾加工がされたタオルを選ぶようにします。

綿100%で、肌触りも良く、速乾タイプの商品が販売されています。例えば、今治の速乾タイプのミニバスタオルなどです。ミニバスタオルは、標準的なサイズの枕をしっかり包めるサイズです。

速乾タイプで、綿100%のタオルでは、スピンエアーという中空糸のタオルも、おすすめです。乾きが早さが特徴です。さらっとした肌触りが好みであれば、ワッフルタオルも綿100%で、速乾性があります。

タオルのサイズは、フェイスタオル、または、ミニバスタオル、スモールバスタオルがおすすめです。フェイスタオルは、頭をのせる部分だけ覆います。ミニバスタオル、スモールバスタオルは、枕全体を包めます。

速乾素材のタオルは、抗菌防臭加工が施されている商品が多くあります。枕の匂いも気になる方は、抗菌防臭加工がされていか、確認してから選びましょう。

日本手ぬぐい・ガーゼ手ぬぐい

枕に巻くタオルとして、日本手ぬぐいやガーゼ手ぬぐいもおすすめです。日本手ぬぐいも、ガーゼ手ぬぐいも、薄手で、ボリュームも少なく、乾きも早く、手軽に洗濯をしていただけます。

速乾、豊富な柄、枕を包めるサイズの手ぬぐい

速乾、豊富な柄、枕を包めるサイズの手ぬぐい

手ぬぐいの基本的なサイズは、約34 x 90cm、約34 x 100cmサイズです。標準的な枕のサイズが、43 x 63cmです。ちょうど頭の乗る部分を、巻きつけることができます。

手ぬぐいをおすすめする、もう一つの理由は、絵柄が豊富な点です。古典的な柄はもちろん、季節感のある柄、モダンな柄、キャラクター、動物柄、さらに、オリジナルの柄で作ることも可能です。豊富な種類の中から、お好みを選んでいただけます。好みの柄の枕だと、眠ることが楽しみになりますよね。

手ぬぐいの素材は、

  • さっぱりとした肌触りがお好みであれば、日本手ぬぐい
  • やさしく、軟らかな肌触りがお好みであれば、ガーゼ手ぬぐい

がおすすめです。

日本手ぬぐいをお使いになる場合の注意点です。日本手ぬぐいは、端が切りっぱなしです。使う前に、必ず、洗濯をしてから使いましょう。ほつれ防止になります。ほつれた糸が気になる場合は、ハサミで切りましょう。

洗濯するたびに、手ぬぐいの生地の目が詰まり、ほつれにくくなります。ほつれを気にせず、頻繁にお洗濯しましょう。

ガーゼのフェイスタオル・ミニバスタオル

女性や、お子さまにおすすめは、ガーゼ素材のフェイスタオルやミニバスタオルです。ガーゼは、軟らかな素材なので、頬に触れても肌に負担がかからず、安心です。乾きも早く、ボリュームも少ないので、洗濯も簡単です。

サイズは、

を選びましょう。

スポーツ・アウトドア用の速乾素材・クイックドライタイプのフェイスタオル

とにかく早く乾かしたい方は、スポーツメーカーやアウトドアメーカーから販売されている、速乾タイプのフェイスタオルを検討してみましょう。

スポーツ用、アウトドア用の速乾タオルは、生地が薄く、ポリエステル、マイクロファイバーなどの化繊が使われているのが特徴です。

タオルの表面が、ループになっていない、手ぬぐいのように平らな生地の商品もあります。肌触りが良いもの、あまり良くないものもあります。

次の点に注意して選ぶようにしましょう。

  • サイズ:巾が、35㎝以上あるものを選びましょう。スポーツ用のマフラータオルは、幅が狭すぎてしまいます。
  • 肌触り:アウトドアメーカーから販売されている商品の中には、速乾性に優れていても、肌触りが硬い商品もあります。枕に巻きつけて使うと、肌に触れることもあります。肌触りが、好みに合っているかを注意して、選ぶようにしましょう。

2.ピロケースや枕の汚れ防止が目的の選び方

整髪料や、アウトバスヘアトリートメント、トリートメントオイルなどを髪につけて眠る方もいらっしゃるでしょう。そのまま眠ると、ピロケースや枕に油分が染みて、洗っても汚れが落ちないことがあります。タオルを枕に巻けば、頻繁に洗濯もできますし、枕に油分が染み込むのを防ぎやすくなります。

汚れ防止目的のための、タオルのおすすめは次の通りです。

  • 速乾タイプの、表面がループのフェイスタオル、ミニバスタオル
  • レピア織のショートパイルのフェイスタオル、ミニバスタオル

速乾タイプの、表面がループのフェイスタオル、ミニバスタオル

油分の汚れが気になる場合は、汚れが染み込みにくい、表面がループになっているタオルを選びましょう。ループになっているとは、普通のタオルのスタイルで、ガーゼやワッフルタオルではないということです。

タオルの色は、濃い目を選ぶと、汚れも気になりません。

手ごろな価格を選ぶこともポイントです。汚れても、すぐに新しいタオルに取り換えられます。

例えば、速乾タイプで、手頃で、濃い色のタオルも販売されています。

のサイズを選びましょう。

レピア織のショートパイルのフェイスタオル、ミニバスタオル

レピア織タオル

レピア織タオル

レピア織りタオルとは、パイルの毛足が短く、高密度で織られ、しっかりとして耐久性の高いタオルです。エステサロンなどで、施術の際に、使われています。整髪料などの汚れ防止にタオルを枕に巻きたい方に、おすすめです。

頻繁に洗濯しても、糸がほつれにくく耐久性があります。色も豊富で、濃い色もあります。

サイズを選ぶ際の注意点です。レピア織のバスタオルは、100cm幅の大判タオルも販売されています。標準的な枕のサイズは、43x63cmです。巾が、70cm以上の大判バスタオルを選んでしまうと、枕からタオルがはみ出て、使いづらくなります。

36cm幅程度のフェイスタオルか、65cm幅までのバスタオルを選ぶようにしましょう。

3.枕を湿らせないためにタオルを巻く方の選び方

汗が多い方や、髪を洗って乾く前に寝てしまう方の、枕に巻くタオルの選び方です。吸水性、速乾性があり、水分が枕にしみこまない厚さのあるタオルがおすすめです。具体的には、

  • 吸水性が高く、速乾タイプの、表面がループのフェイスタオル、ミニバスタオル

です。

吸水性が高く、速乾タイプの、表面がループのフェイスタオル、ミニバスタオル

汗や髪の水分をしっかり吸水し、乾きも早い、ループのあるタオルがおすすめです。お探しになる際は、高速吸水、瞬間吸水、吸水速乾、速乾、などの特徴のあるタオルを選びましょう。

肌触りの良さにこだわりたい方は、今治やスーピマ、泉州タオルなどがおすすめです。吸水性と肌触りの良さの双方の特徴があります。

サイズは、フェイスタオルか、枕の幅と同じ幅の、ミニバスタオルを選びましょう。

枕のサイズ別、タオルのサイズ選びの目安

最後に、枕に巻くタオルの、サイズの選び方をお伝えします。

枕のサイズ別に、おすすめのタオルサイズと、どのようなサイズ感かを、表でまとめました。どうぞご参考になさってください。

標準的な枕のサイズと、枕に巻くタオルのおすすめサイズ

枕のサイズおすすめのタオルサイズサイズ感
幅 35 x 丈 50 cmウォッシュタオル枕の上にのせるだけ。
巻き込まずに使う
幅 35 x 丈 50 cmフェイスタオル枕に巻きつけて使う
幅 35 x 丈 50 cm手ぬぐい枕に巻きつけて使う
幅 43 x 丈 63 cmウォッシュタオル枕の上にのせるだけ。
巻き込まずに使う
幅 43 x 丈 63 cmフェイスタオル頭の乗る部分だけタオルを巻く
幅 43 x 丈 63 cm手ぬぐい頭の乗る部分だけタオルを巻く
幅 43 x 丈 63 cmミニバスタオル枕を全部覆い、巻きつけて使う
幅 50 x 丈 70 cmウォッシュタオル枕の上にのせるだけ。
巻き込まずに使う
幅 50 x 丈 70 cmフェイスタオル頭の乗る部分だけタオルを巻く
幅 50 x 丈 70 cm手ぬぐい頭の乗る部分だけタオルを巻く
幅 50 x 丈 70 cmミニバスタオル枕を全部覆い、巻きつけて使う

以上、
枕にタオルをのせたり、巻いたりする方に、目的別におすすめのタオルの種類をお伝えしました。簡単なお手入れで、清潔に、心地よくお休みいただければ幸いです。


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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