敷き布団の種類とお好みによる選び方

新生活をスタートされる方や、ご婚礼や転勤を機会に敷き布団を新しく購入される方から、敷き布団の選び方についてお問い合わせを頂戴します。敷き布団に、種類があること自体に驚かれ、どう選べばいいのか、迷われる方も多いようです。ここでは、敷き布団の種類、それぞれの特徴、と、選び方をお伝えします。

目次

敷き布団の種類とそれぞれの特徴

敷き布団は、見た目がどれも似ていますので、違いがわかりづらい寝具かもしれません。しかし、実は、中身の違いによって、寝心地や、お手入れのしやすさや、眠りの質を高さまで、異なります。価格が同じであっても、特徴が異なると、まったく使い心地が変わります。下記、主だった敷き布団の種類です。

  • 羊毛混固わた敷き布団
  • 合繊敷き布団
  • 羊毛敷き布団
  • 体圧分散健康敷き布団
  • 綿のわたの敷き布団

ここからは、それぞれの敷き布団の特徴をお伝えします。

羊毛混固わた敷き布団

羊毛混固わた敷き布団は、敷き布団の中央部分に、固わたとよばれる、ウレタンなどを圧縮して固くしたわたを芯に使い、その上下に、やわらかい羊毛や化繊のわたを置き、側生地で包み、キルティングされた敷き布団です。現在販売されている敷き布団のほとんどが、羊毛混固わた敷き布団に分類されます。お使いになってらっしゃる方も多いでしょう。

三つ折りにたたみやすい仕様で、昔ながらの綿のわたの敷き布団に比べ、湿気をこもらせず、お手入れが楽な敷き布団です。

以前は、羊毛混固わた敷き布団には、種類はありませんでした。しかし、現在は、芯に使われる固わたや、上下に使われるわたに、特徴のある素材を使い、それぞれの方の好みに合わせて選べるようになってきています。

例えば、次の特徴のある敷き布団が販売されています。同じような価格帯でも、特徴が異なりますので、お求めになる際は、ご自身の望む特徴の敷き布団を選ぶようにしましょう。

  • 軽量タイプ

    固わたに、軽量素材を使い、軽く、布団の上げ下ろしが楽にできる敷き布団
     
    敷き布団は、毎日あげおろしが必要ですが、その重さが、負担だ、というお声を多く頂戴します。軽量素材が使われた敷き布団は、一般的な羊毛混固わた敷き布団に比べ、約 2分の3の重さで、持って、軽いと実感できるほどです。女性や、ご年配の方に、おすすめの敷き布団のタイプです。
     

  • 折り曲げられるタイプ

    固わたに特殊加工を施し、持ったときに、突っ張らず、折り曲がり、腕のリーチが短い女性のかたでも、簡単に、持ち運びができる敷き布団

     
    固わた敷き布団の難点の一つは、持ったときに折り曲がらないことです。押入れにしまう際に、突っ張ったままですので、小柄な女性からは、とても持ちづらい、という声を多くお聞きします。その点を改良したのが、固わた部分に、縦型成形クッションとよばれる、縦に曲がりやすい素材が使われた、固わた敷き布団のタイプです。大変持ちやすく、上げ下ろしも楽にしていただける敷き布団です。

  • 腰の部分が硬いタイプ

    腰の部分の固わただけ、硬くし、腰の部分のへたりを少なくし、寝心地が良く、長持ちする敷き布団
     
    一般的な敷き布団では、どうしても、腰の部分だけ沈み込んだり、へたったりしてしまいます。腰の部分の固わただけ、硬くすることで、腰の沈み込みをなくし、腰に負担をかけず、正しい寝姿勢を保って眠ることができます。また、腰の部分がへたりにくくなりますので、長くお使いいただける敷き布団です。

  • 綿わたの寝心地に近いタイプ

    敷き布団の上側(表面)に、羊毛100%のわたを使い、弾力性を高め、寝心地の良い敷き布団

     
    一般的な羊毛混固わた敷き布団の表面にには、羊毛と化繊の混紡わたが使われています。混紡わたにすることで、湿気がこもりにくく、軽い敷き布団になっています。ところが、弾力性は、羊毛100%のわたに比べると、少なくなります。羊毛固わた敷き布団の表面に羊毛100%が使われた敷き布団は、十分な弾力性があるのが特徴です。昔ながらの敷き布団に近い、弾力のあるわたの感触でお休みになりたい方におすすめです。

  • 硬めタイプ

    固わたを、通常より硬く圧縮し、体のがっちりとした男性が寝ても、しっかりと体を支える、硬めタイプの敷き布団
     
    がっちりとした体形の男性が、毎日寝ても、へたりにくく、底つき感がなく、しっかり体を支え、安眠できるようにした敷き布団です。

寝具メーカーにより、上記のような特徴のある、羊毛混固わた敷き布団が販売されています。特に敷き布団の名称に違いがなく、見た目も似ているために、違いがわかりづらいのが難点です。じっくりと商品説明や、素材を確認すると、それぞれの敷き布団の素材や特徴は、明記はされています。

お求めになる際は、寝具店や大型ホームセンター、デパートなどの店頭では、専門のお店の方に相談されて、お好みを伝えると、ご希望にあった敷き布団を紹介してくれるはずです。

通信販売でお求めの際は、カタログや、ホームページ上で、それぞれの特徴が記載されていますので、お好みの特徴を含めて、検索されるとよろしいかと存じます。例えば、軽い敷き布団、硬い敷き布団、持ち運びやすい敷き布団、などで、検索してみましょう。お好みの敷き布団を見つけていただけるでしょう。

合繊敷き布団

合繊敷き布団は、天然素材が一切使われず、化繊わたが使われている敷き布団です。

  • 洗える敷き布団
  • ホコリの出ない敷き布団
  • アレルギーの方用の敷き布団

などです。寝具メーカーさまにより、使われる合繊わたに特徴があります。例えば、具体的な素材名ですと、ダクロンⓇホロフィルⓇわたや、ダクロンⓇアクアわたなどです。これらの高機能中わたが使われている敷き布団は、ホコリがたたず、洗えて、へたりにくく、軽いという特徴があります。

ハウスダストやダニなどに対応した、アレルギーの方向けの敷き布団は、中わたに、ホコリの出にくいわたを使うだけでなく、側生地や、縫製方法にもこだわり、ダニやほこりの侵入を防ぐ仕様になっています。具体的な商品名を上げると、ミクロガードの敷き布団などです。

羊毛敷き布団

羊毛(ウール)100%わたを使った敷き布団です。羊毛わたは、弾力性があり、湿気の吸湿と放湿力が優れているので、寝心地が良く、綿のわたの敷き布団に比べ、手入れがかからず使えいるのが特徴です。

固わたが使われていないので、やわらかな敷き布団です。自由に折り曲がりますので、持ちやすく、上げ下ろしも楽です。固わたが入っていない分、羊毛混固わた敷き布団に比べ、一枚で眠ると底つき感がありますので、2枚敷きをされたほうが、寝心地は良くなります。

綿わたの敷き布団

従来の昔ながらの、綿のわたが使われた敷き布団です。打ち直しができるので、使い捨てすることなく、お使いいただけます。綿のわたは、湿気の吸湿はしますが、放湿力がないため、毎日、干す必要がある敷きふとんです。

体圧分散健康敷き布団

体圧分散健康敷き布団は、特殊なウレタンフォームが使われ、体の寝姿勢を保ち、安眠することを目的にした敷き布団です。さまざまなメーカーから、健康敷き布団や安眠敷き布団として販売されています。

具体的な商品名ですと、ムアツふとん、西川エアー、快圧ふとん、整圧敷き布団、ロマンスエコー、などです。敷き布団の上部を凹凸にすることで、身体を敷き布団に密着させず、血流やリンパの流れを妨げませんので、寝返りすることなく、内臓に負担をかけずにぐっすりとお休みいただけるのが特徴です。また、正しい寝姿勢を保って眠れるのも特徴で、腰に負担がかからず、朝起きるときに、身体がとても楽に目覚めていただけます。

わたが使われていないため、ホコリが立たず、湿気もこもらせませんので、アレルギーの方も安心して使えます。また、干す必要のないタイプの健康敷き布団もありますので、布団を干せない方にも喜ばれている敷き布団です。

お好みによる敷き布団の選び方

ここからは、お好みによる敷き布団の選び方をお伝えします。上記の特徴だけでは、敷き布団を選びきれないという方に、おすすめの選び方です。

買いやすく、寝心地も良い敷き布団が欲しい

種類も豊富で、手に入れやすく、寝心地も考慮されているのは、羊毛混固わた敷き布団です。価格帯も、数千円から数万円程度まで幅があります。

寝心地を考慮する方は、羊毛混固わた敷き布団の中でも、

  • 腰の部分の固わたが固くなっているタイプ
  • 上部のわたに羊毛わた100%が使われているタイプ

などがおすすめです。

軽くて、上げ下ろしが楽な敷き布団が欲しい

布団の上げ下ろしを楽にしたい方は、羊毛混固わた敷き布団の中の、

  • 縦型成形タイプや、縦にカットされた、織り曲がる固わたが使われたタイプ
  • 軽量固わたが使われたタイプ

や、

  • 化繊100%の、合繊敷き布団

が、おすすめです。

上下のわたも、羊毛わたより、化繊わたや、混合わたが使われたほうが、軽量になります。

硬い敷き布団が欲しい

硬い寝心地の敷き布団がお好みの方には、羊毛混固わた敷き布団の中の、

  • 硬めの固わたがつかわれた、男性向け敷き布団
  • 上部に、羊毛100%わたが使われた敷き布団

や、

  • 体圧分散健康敷き布団のハードタイプ

がおすすめです。
体圧分散敷き布団のハードタイプは、がっちりとした体形の男性でも、硬いと感じることなく、しっかりと体重を支えます。寝心地、健康のためにはベストな敷き布団です。

やわらかな敷き布団が欲しい

ふんわりとしたやわらかな敷き布団をお探しの方は、

  • 羊毛(ウール)敷き布団
  • 体圧分散健康敷き布団のソフトタイプ

がおすすめです。

羊毛(ウール)100%わた敷き布団は、弾力性があり、身体にやさしい寝心地です。持ちやすいですので、女性の方でも、上げ下ろしが楽にしていただけます。

体圧分散健康敷き布団のソフトタイプは、やわらかさを感じないかもしれませんが、身体に負担がかからずに、お休みいただけます。やわらかい敷き布団がご希望の方も、目覚め方は、とてもよいと感じていただけるでしょう。

アレルギーや、ホコリ、ダニが気にならない敷き布団が欲しい

アレルギーや、ホコリやダニが気になる方は、アレルギーの方向けの合繊敷き布団や、健康敷き布団がおすすめです。

いずれも、アレルギー対策、ホコリダニ対策が施されていますので、安心してお休みいただけます。

干さなくてよい敷き布団が欲しい

ムアツふとん、西川エアー、整圧敷き布団、快圧敷き布団など、凹凸タイプの健康敷き布団がおすすめです。湿気を布団の中に閉じ込めませんので、干す必要がない敷き布団です。

お仕事が忙しく、日中、布団が干せない方も、じめじめの不快さがなく、快適にお休みいただけます。

睡眠の質をよくして、快眠できる敷き布団が欲しい

睡眠の質にこだわる方は、迷うことなく、体圧分散健康敷き布団を選びましょう。

寝具メーカーさまから、さまざま販売されています。実際に、寝具専門店、東急ハンズさま、デパートの寝具売り場などに足をお運びいただき、寝心地を比べて、一番体に合うタイプを選んでいただくことをおすすめします。

それぞれの健康敷き布団には、硬さの違いや厚みの違いもあります。その違いで、寝心地も変わってきます。睡眠の質を良くすることが目的の方は、詳しい寝具の専門スタッフがいる店舗で相談してみましょう。ベストな敷き布団をおすすめしてくれるはずです。

以上、敷き布団の種類と選び方をお伝えしました。

毎日の睡眠の質を左右するのが、敷き布団です。生活スタイルやお好みに合わせて、納得のいく敷き布団をお選びいただき、ぐっすり心地よく眠っていただければ幸いです。


ご参考になれば幸いでございます。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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