電気敷き毛布はシーツの下ですか? 電気敷き毛布の敷き方と使い方

「電気敷き毛布はシーツの下に敷いて使うのですか?」「電気敷き毛布の上に敷きパッドをのせて大丈夫ですか?」と、お問い合わせを頂戴します。電気敷き毛布の敷く順番や使い方に、迷われようです。ここでは、電気敷き毛布の敷き方、敷く順番、と、使う際の注意点をお伝えします。安全にご使用いただき、あたたかくお休みいただければ幸いです。

電気敷き毛布はシーツの下ですか? 電気敷き毛布の敷き方と使い方

電気敷き毛布はシーツの下ですか? 電気敷き毛布の敷き方と使い方

目次

電気敷き毛布の敷き方、敷く順番

「電気敷き毛布の上にシーツは必要ですか?」と、お問い合わせを頂戴します。

電気敷き毛布のメーカーでは、電気敷き毛布の上に、シーツを敷いてお使いになることを推奨しています。

電気敷き毛布の敷く順番に、必ずこの順番で使用すること、とのメーカーからの表記が、必ずあるわけではありません。ただし、より効果的に、安全に、清潔に、寝心地良く使うためには、おすすめの、敷く順番があります。ここでは、おすすめの敷く順番をお伝えします。

本題の前に、1点、お断りをさせてください。電気敷き毛布は、実は、寝具メーカーからは販売されていません。上記で示した、メーカーとは、家電製品のメーカーを指します。電気敷き毛布は、寝具として使いますが、部類としては、家電製品となりますことを、最初にお断りしておきます。

では、電気敷き毛布のおすすめの敷き方、敷く順番です。最初に、敷き布団をお使いの方向けに、次に、ベッドをお使いの方向けにお伝えします。

敷き布団をお使いの方向けの、電気敷き毛布の敷く順番

敷き布団で、敷き毛布を使う場合の、敷く順番(敷きパッドなし)

敷き布団をお使いの場合の、敷き毛布の敷く順番です。

電気敷き毛布の敷き方。布団の場合

電気敷き毛布の敷き方。布団の場合

  1. 敷き布団を敷きます。できれば、敷き布団には、敷き布団カバーをつけましょう。敷き布団を長く、清潔にお使いいただけます。
  2. 敷き布団の上に、電気敷き毛布をのせます。
  3. その上から、敷き布団用の、ラップシーツやワンタッチシーツ。または、フラットシーツをかけます。
  4. シーツの上に、寝ます。

電気敷き毛布を、シーツの下に敷くことをおすすめする理由は、次の通りです。

  • 汗などによる汚れ防止
  • 敷き毛布のよれやずれ防止
  • ヒーター線の重なりやよじれの防止
  • 毛布の繊維ぼこりや毛玉の防止、など

詳細を、順にご説明します。

汗などによる汚れ防止

冬でも、ヒトは、寝ている間、汗をかきます。電気敷き毛布で、布団内を温めると、設定温度や状況によって、普通以上に汗をかくこともあります。

電気敷き毛布の上にシーツを敷くことで、汗による湿気や汚れの防止になります。洗えるタイプの電気敷き毛布も販売されていますが、洗濯は、シーツの方が、ずっと簡単にしていただけます。シーツを掛け、シーツを頻繁に洗濯することで、電気敷き毛布の汚れを防止し、清潔な寝具でお休みいただけます。

電気敷き毛布のよれやずれ防止

電気敷き毛布は、シーツのように、お布団を包める大きさはありません。シングルの敷き布団の幅より狭く、丈も、3分の2程度です。その上に直接寝ると、電気敷き毛布がよれたりずれたりしてしまいます。

よれたりずれたりした状態の電気敷き毛布の上に寝ると、電気敷き毛布の中のヒーター線にも、ずれが生じます。ヒーター線のずれやよれは、低温やけどの原因になるとされています。

メーカーでは、しわになった毛布のままでの使用を、避けるように警告をしている場合もあります。しわの寄ったままで使用してしまうと、ヒーター線が局部的に高くなり、低温やけどの原因になるからです。

電気敷き毛布の上に、シーツを敷くことで、ヒーター線のよれの防止になります。もし、シーツを敷いても、よれが生じる場合は、敷きパッドシーツなど、厚みのあるシーツを敷くようにしましょう。

ヒーター線の重なりやよじれの防止

電気敷き毛布の上の直接寝ると、ヒーター線が重なったりよれたりする場合があります。上記でもお伝えしましたが、ヒーター線が重なったり、よれたりずれたりすると、ヒーター線が局部的に熱くなり、低温やけどの原因になる場合があります。

安全に使用するためにも、電気敷き毛布の上に、シーツを敷いて使うようにしましょう。

電気敷き毛布の繊維ぼこりや毛玉の防止

冬は、あったかパジャマや、綿以外の化繊素材のパジャマでお休みの方もいらっしゃるでしょう。電気敷き毛布の上に、直接寝ると、毛布とパジャマがこすれ、摩擦により毛玉や、繊維ぼこりが発生しがちです。毛玉や繊維ぼこりの防止のためにも、シーツを掛けてお使いになることをおすすめいたします。

敷き布団で、敷きパッドをお使いの方の、電気敷き毛布の敷く順番

敷き布団に、敷きパッドをお使いの場合の、敷き毛布の敷く順番です。

電気敷き毛布の敷き方。敷きパッドを使う場合

電気敷き毛布の敷き方。敷きパッドを使う場合

  1. 敷き布団を敷きます。
  2. 敷き布団に、敷き布団カバーをつけるか、敷き布団用のラップシーツ、ワンタッチシーツ、フラットシーツを敷きます。
  3. その上に、電気敷き毛布をのせます。
  4. 電気敷き毛布の上に、敷きパッドをのせます。
  5. 敷きパッドの上に、寝ます。

敷きパッドは、通常、その上に直接眠る用途で作られています。冬用の敷きパッドは、キルティングのわたが入り、表面にパイルやボア素材が使われ、あたたかくお休みいただけるためのパッドタイプのシーツです。

電気敷き毛布を使用する場合も、電気敷き毛布の上に敷きパッドを敷いて、その上に寝ます。敷きパッドは、シーツより厚みがあります。電気敷き毛布がずれずに、お使いいただけます。

「電気敷き毛布の上に敷きパッドを敷いても、温かさは伝わるの?」と、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

電気敷き毛布の温度設定にもよりますが、敷きパッドを重ねても、温かみは伝わります。もし、温かさが伝わらない場合は、温度設定を調整してみてください。

敷きパッドを、電気敷き毛布の上にのせてお使いいただくことで、

  • 汗などによる汚れ防止
  • 敷き毛布のよれやずれ防止
  • ヒーター線の重なりやよじれの防止
  • 毛布の繊維ぼこりや毛玉の防止、など

になります。詳細は、前のシーツの項目でお伝えした通りです。

ベッドをお使いの方向けの、電気敷き毛布の敷く順番

ここからは、ベッドをお使いの方が、電気敷き毛布をお使いになる場合の、敷く順番です。

ベッドで、敷き毛布を使う場合の、敷く順番

  1. ベッドマットレスの上に、ベッドパッドをのせます。
  2. ベッドパッドの上に、電気敷き毛布をのせます。
  3. その上から、ボックスシーツかベッド用フラットシーツをかぶせます。
  4. シーツの上に、寝ます。

ただ、ボックスシーツの下に電気敷き毛布を敷くと、電気敷き毛布のコントローラーのコードが、使いづらかったり、コードによって、ボックスシーツがめくれあがったりすることがあります。ボックスシーツは、厚みのあるマットレスの下まですっぽりとかぶせて使うからです。

その場合は、敷きパッドの併用をおすすめします。

気敷き毛布の敷く順番。ベッドの場合

気敷き毛布の敷く順番。ベッドの場合

  1. ベッドマットレスの上に、ベッドパッドをのせます。
  2. ベッドパッドの上からボックスシーツをかぶせます。
  3. ボックスシーツの上に、電気敷き毛布を敷きます。
  4. 電気敷き毛布の上に、敷きパッドをのせます。
  5. 敷きパッドの上に、寝ます。

敷きパッドの併用することで、コントローラーのコードは、敷きパッドの下からでます。ボックスシーツがめくれてしまうことがありません。コントローラーが使いづらいこともなくなります。

敷きパッドは、敷きパッドの上に直接寝る用途として作られています。ベッドパッドとは異なります。「ベッドパッドと敷きパッドの違いの使い方

敷きパッドの併用がお好きでない方は、電気敷き毛布の上だけに、フラットシーツを横使いにして利用する、大判バスタオルをのせるなどするのもよいでしょう。

ベッドの場合も、電気敷き毛布の上に直接眠ることは避けましょう。理由は次の通りです。

  • 汗などによる汚れ防止
  • 敷き毛布のよれやずれ防止
  • ヒーター線の重なりやよじれの防止
  • 毛布の繊維ぼこりや毛玉の防止、など

それぞれの詳細は、敷き布団のシーツの項目でお伝えしました。ご参照ください。

電気敷き毛布を安全にお使いいただくための注意点

ここからは、電気敷き毛布を安全にお使いいただくための注意点をお伝えします。注意点は次の通りです。

  1. 必ず、商品の取扱説明書を読み、説明書通りに使うこと
  2. 電気敷き毛布の設定温度に注意する。温度を高くしすぎない
  3. 就寝時刻前にセットし、できれば、就寝中はスイッチをオフにして眠る
  4. コントローラーを電気敷き毛布の上や下や、布団の下に置かない。必ず布団の外に出して使う
  5. 電気敷き毛布の上下を逆にして使わない
  6. 布団乾燥機は使わない
  7. 他の電気器具と併用しない
  8. 電気敷き毛布は、平らに広げて使う
  9. ダニ対策機能が付いている商品の場合、眠るときは、ダニ目盛に設定して使わない
  10. 洗濯可能な商品の、洗濯方法は、説明書に従う
  11. お子さま、お年寄り、自分で温度調節ができない、温度が分かりづらい方の使用は控える
  12. ペースメーカーや、医療用電気器具を使用している方の使用は控える
  13. 繰り返しになります。必ず、商品の取扱説明書通りに使うこと

上記の、2,3番の注意点は、お身体や睡眠の質につながる注意点です。

  • 2.電気敷き毛布の設定温度に注意する。温度を高くしすぎない
  • 3.就寝時刻前にセットし、できれば、就寝中はスイッチをオフにして眠る

上記の2点を、詳しくお伝えします。

電気敷き毛布の設定温度に注意する。温度を高くしすぎない

電気敷き毛布の設定温度は、高くしすぎないようにしましょう。高すぎてしまうと、低温やけどや、肌やのどを乾燥させてしまうことがあります。お身体に障る使い方は避けるようにしましょう。

就寝時刻前にセットし、できれば、就寝中はスイッチをオフにして眠る

冬、冷たい布団で眠るのは、睡眠の妨げになります。温めすぎる布団も、睡眠の妨げになります。

就寝時、温められた布団に入り、手足を伸ばして眠れることはよいことです。ただ、夜中から朝にかけて、布団の中の温度が高すぎると、目覚めに影響します。

電気敷き毛布をお使いになる際は、

  1. 就寝前に、スイッチを入れて布団を温め、
  2. 布団に入ったら、スイッチをオフにする

ことをおすすめします。健康的な睡眠を確保するためです。

健康的な睡眠は、体温の低下と上昇が、本来あるべき通りに行われることで実現します。ここで、少し、体温と睡眠のしくみをお伝えします。

具体的な、体温と睡眠のしくみは次の通りです。

  1. ヒトは、夜になると、体温が最高値になります。
  2. その後、体温が低下するとともに、入眠します。
  3. 体温が最低値になった後、上昇しながら、起床します(堀、2008)。

体温の低下と、上昇が、スムーズに行われると、睡眠も円滑に進みます。

就寝前に布団を温めておけば、布団に入った時に、体をリラックスさせてくれます。就寝時に、スイッチをオフにすることで、入眠後の、体温の低下がスムーズに行われます。就寝中、電気敷き毛布によって、布団の中の温度が高くなりすぎると、体温の低下がスムーズに行われない可能性があります。体温の低下がスムースに行われないと、睡眠の質に影響します。

質の良い睡眠を確保するためにも、電気敷き毛布のスイッチは、就寝時に切ることをおすすめします。

そのほかの注意点について

注意点のリストの2、3以外は、電気敷き毛布を、安全に使うための注意点です。電気敷き毛布は、中に、ヒーター線が入っています。ヒーター線がずれたり、よじれたり、重なったりすると、局部的に温度が高くなり低温やけどの原因になったり、故障の原因になります。

注意点のリストは、商品が異常な温度になることを防ぐために大切なことです。

繰り返しになりますが、電気敷き毛布は、眠っている間、意識のない時に使用する、電化製品です。必ず、取扱説明書に従って、安全に使用しましょう。

 
 
 
文献

堀忠雄、(2008)『睡眠心理学』株式会社北大路書房.


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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