「ムートンは、夏も使えるの?」とお問い合わせを頂戴します。ムートンは、冬のイメージが強いので、疑問に思われる方も多いようですが、ムートンは、夏もお使いいただけます。ここでは、ムートンの寝具の夏の時期の使い方、と、ムートン寝具の良さと特徴をお伝えします。
目次
ムートン寝具の夏の時期の使い方
「ムートンは、夏も使えるの?」
はい。夏の暑い時期は、ムートンの上に、綿、もしくは、麻のシーツを、さらっと掛けていただくと、快適にお使いいただけます。ムートンシーツ、ムートンパッドも同様です。
ムートンの良さは、保温性だけではありません。むしろ、保温性以上に、体圧分散効果のほうが、喜ばれている特徴でもあります。
夏は、麻や綿のシーツを、ムートンの上にかけてお使いいただくことで、ムートンの保温性以外の、良さを楽しんでいただけます。
ムートン寝具の特徴
ムートンというと、冬に暖かく眠るための寝具、といったイメージがありますが、上質なムートンの特性は、保温性だけではありません。上質なムートンは、体圧分散、通気性、湿気の発散 (放湿)、温度調節機能などに優れています。快眠のための敷き寝具の、大切な必要条件をいくつも備えている、素晴らしい寝具といえます。欧米では、入院ベッドの上にのせ、患者さんが床ずれをおこさず、快適に治療に専念できるように、使われることがあるほどです。
この素晴らしさの理由は、上質なムートンの素材の羊毛が、高密度で、高い弾力性があるからです。その密度と弾力性の高さにより、ムートンの上に身体をのせても、羊毛が潰れず、体に密着する、ということがないのです。これが、体圧分散、通気性、湿気の発散 (放湿)、温度調節機能などに優れている理由です。
羊毛の一本一本が体を支え、スプリングのような効果があり、通気性を保ち、体圧の分散もいたします。体圧の分散とは、体を寝具の上にのせた際、腰などの重い部分だけに圧力がかかるのではなく、重い部分の圧力が分散されるということです。体圧分散の効果は、腰など重い部分だけ沈みこまないで寝姿勢を保てる、腰に負担がかからない、体の血流、リンパの流れを止めないため内臓にも負担がかからず朝までぐっすり眠れ、目覚めが良い、などがあげられます。いずれも、安眠にとても大切、重要なポイントです。
素晴らしい安眠効果があり、天然素材で体にもやさしい寝具が、ムートンです。是非、夏は、ムートンの上に、綿や麻のシーツをかけてお使いになってみてください。
1年目の夏を、お使いになられたお客さまからは、「言われたとおりに使ったら、きもちよかったの。」と、そんな声を頂戴いたします。上質な、ムートンの寝具をお持ちのお客さまは、是非、一年中、お使いになってみてください。快適で、健康的な睡眠を感じていただけます。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。