Monthly Archives: 7月 2017

枕カバーのサイズと、特殊な形の安眠枕の枕カバーの選び方

枕ほど、サイズや形が多様化している寝具はありません。多くの方が、いくつもの枕を試されていたり、複数の枕をお持ちだったり、特殊な形の安眠枕をお使いになってらっしゃったりしていることでしょう。特殊な形状の枕カバー選びに、迷われている方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、枕カバーの標準サイズをお伝えすると共に、特殊な形やサイズの安眠枕の枕カバーの選び方をお伝えします。

枕カバーのサイズと、特殊な形の安眠枕の枕カバーの選び方

枕カバーのサイズと、特殊な形の安眠枕の枕カバーの選び方

目次

枕カバー、ピロケースのサイズ

最初に名称について、お伝えしておきます。ピロケース、ピローケースとは、枕カバーのことです。呼び名は異なりますが、どれも、枕に使うカバーを意味します。

枕カバー(ピロケース)の既成サイズは、次の3種になります。従来の長方形の枕に合うように作られています。

枕カバー、ピロケースのサイズ表

枕のサイズ枕カバーのサイズこの枕のサイズのイメージ
35 x 50 枕用35 x 50 cm昔ながらの小さい枕。
旅館などで使う小さい枕
43 x 63 枕用43 x 63 / 45 x 65 cm 
または 45x85cm (封筒タイプ)
標準的な枕のサイズ
50 x 70 枕用50 x 70 cm 
または 50x90cm (封筒タイプ)
ベッド用枕、大きめの枕のサイズ

特殊な形やサイズの安眠枕の枕カバー、ピロケースの選び方

安眠枕、快眠枕と呼ばれる、機能性枕は、波型や特殊形状が多く、従来の長方形のピロケースだと、サイズが合わずにお困りの方が多くいらっしゃいます。ここでは、特殊サイズの枕に使える枕カバー、ピロケースの選び方をお伝えします。

次の3つのタイプから、お好みに合うタイプの枕カバー、ピロケースをお使いください。

  1. それぞれの安眠枕専用のピロケースを使う
  2. 伸縮性のあるフィットタイプのピロケースを使う
  3. 既成サイズの封筒タイプのピロケースを使う

1.それぞれの安眠枕専用のピロケースを使う

特殊サイズの安眠枕、例えば、低反発枕の代表格、テンピュール枕は、専用のピロケースが販売されています。生地や、色が限られていますが、特殊サイズにぴったり合うように作られています。枕をお求めの際に、ご一緒にそろえれば、ずれることなく、ぴったりサイズの枕カバーを使うことができます。

2.伸縮性のあるフィットタイプのピロケースを使う

専用枕カバーは、必要ないが、枕にぴったりフィットしたピロケースが欲しい、という方もいらっしゃるでしょう。

そのような方には、伸縮性のあるニット生地や、パイル生地を使った、伸縮性のあるフィットタイプのピロケースがおすすめです。収縮性のある生地で、小さめに作られ、枕の計上に合うように、伸ばして使うタイプのカバーです。枕の上からすっぽりかぶせて使います。ボックスシーツのように、そこ部にゴムが入っている形状です。

幅が、35~50cm、丈が 55~70cmに対応していますので、多くの安眠枕にお使いいただけます。伸びる素材のため、綿100%ではありません。ぴったりサイズの枕がほしい、という方におすすめです。色は、豊富にお選びいただける商品がございます。数社のメーカーから販売されています。

3.既成サイズの封筒タイプのピロケースを使う

掛け布団カバーや、敷き布団カバー、ベッドシーツとお揃いのピロケースをお使いになりたい方や、肌触りのよい生地のピロケースをお使いになりたい方は、前記の専用ピロケースや、伸縮性のフィットタイプのピロケースでは、お好みに合わない場合もございます。

その際は、既成サイズの枕カバーで、封筒タイプのものをおすすめいたします。

封筒タイプのピロケースは特殊サイズの枕も対応しやすい

封筒タイプのピロケースは特殊サイズの枕も対応しやすい

サイズがさまざまな安眠枕ですが、人気の高い安眠枕の多くは、サイズが、35 x 55 cm、高さが10cm 前後です。このサイズですと、封筒タイプの既成サイズの枕カバー、43 x 63cm用をお使いいただけます。

43×63枕用の封筒タイプのピロケースをお使いいただくと、枕が小さめなので、巾に少しゆるみは生じますが、長さは折り曲げてお使いいただけるので、十分お使いいただけます。

以上、ピローケースの標準的なサイズのご紹介、特殊サイズの枕をお使いの方に、ピローケースの選び方をお伝えしました。ご愛用の枕で、ぐっすりとお休みいただけますこと願っております。

封筒タイプやファスナータイプのピロケース

封筒タイプやファスナータイプのピロケース

ボックスシーツは敷き布団に使えますか? シーツ選びのヒント

敷き布団をお使いのお客さまから、ボックスシーツは敷き布団に使えますか? と、質問を頂戴します。ボックスシーツは、ベッド用に作られているシーツです。ボックスシーツを、敷き布団に使うと、敷き布団を包むことは可能ですが、生地がだぶつき、敷き布団に最適なシーツとはいえません。敷き布団には、敷き布団に適したシーツがございます。

ここでは、ボックスシーツが敷き布団のシーツとしては、ベストではない理由と、敷き布団に適したシーツの選び方をお伝えします。

目次

ボックスシーツは敷き布団に使えますか?

ボックスシーツは、厚みのあるベッド用のシーツ

ボックスシーツは、厚みのあるベッド用のシーツ

ボックスシーツは、敷き布団のシーツとしては、快適に使用できず、ベストな選択ではありません。

ボックスシーツの形状は、底部にゴムが入り、十数センチ以上の厚みのある、ベッドマットレスを包むように作られています。ボックスシーツを、ベッドマットレスより、厚みの薄い、敷き布団に使うと、厚みの分の生地が余分なため、シーツが、だぶついたり、もたついたりしてしまいます。ボックスシーツで、敷き布団を包むことはできます。ただし、シーツの生地がだぶつき、ボックスシーツは、敷き布団にはベストではないというわけです。

敷き布団用の簡単に装着できる、最適なシーツ

敷き布団には、ボックスシーツではなく、ワンタッチシーツ。

敷き布団には、ボックスシーツではなく、ワンタッチシーツ。

敷き布団には、ボックスシーツと似た形状の、最適なシーツがあります。底部にゴムが入った形状で、敷き布団用のワンタッチシーツ、ラップシーツ、または、フィットシーツと呼ばれる商品です。ボックスシーツとは異なり、マチがなく、敷き布団のサイズにぴったり合い、きれいに装着していただけます。

敷き布団に簡単に装着できるタイプのシーツをお探しでしたら、ベッド用のボックスシーツではなく、敷布団用ワンタッチシーツ(ラップシーツ、フィットシーツともよばれています。)を選ぶようにしましょう。ボックスシーツより、安価です。だぶつかず、サイズもぴったりで、快適にお使いいただけます。

どうしても、ボックスシーツを敷き布団に使う場合

どうしても、ボックスシーツを敷き布団に使いたい、という方もいらっしゃるでしょう。

具体的には、ボックスシーツが、掛け布団カバーやピロケースとセットになっている場合などです。カバーセットの柄が、気に入って、その柄のボックスシーツを敷き布団に使いたい、というケースです。

上でお伝えしたように、ボックスシーツの生地にゆるみがあり、だぶつきますが、使えなくはありません。使えるというのは、敷き布団を包める、という意味です。シーツのゆるみの部分をしっかりと、敷き布団の下に入れ込んでお使いになると、布団の表面のシーツのだぶつきが軽減できます。

敷き布団にも使える特殊タイプのボックスシーツ

最近は、綿100%ではなく、ストレッチ素材でできたボックスシーツで、生地を伸ばして使う商品が販売されています。敷き布団にも使えるボックスシーツなどと表記されたりしています。このタイプは、小さめにできていて、伸ばすことで、さまざまなサイズ(幅、丈、厚み)のマットレスにも装着できるようになっています。こちらですと、敷き布団にもだぶつかずに使用していただけます。素材は、ポリエステルや、ニットパイルでできています。

敷き布団に最適なシーツの選び方

ここからは、敷き布団に適したシーツの種類、と、お好みの使い勝手に合うシーツの選び方をお伝えします。

敷き布団用のシーツ、カバーには、次のような種類があります。

  1. ワンタッチシーツ、ラップシーツ、フィットシーツ
  2. マチ付きワンタッチシーツ
  3. フラットシーツ
  4. 敷き布団カバー
  5. ポケットシーツ

それぞれのシーツの特徴と、使い勝手、適した敷き布団のタイプを、順を追ってお伝えします。あなたのお好みに合った敷き布団用シーツをお選びになるご参考になさってください。

1.ワンタッチシーツ、ラップシーツ、フィットシーツ

特徴

  • 底部にゴムが入り、敷き布団をくるっと包むワンタッチタイプのシーツ

使い勝手

  • 装着が簡単で、よれずに、きれいに敷き布団を包むことができる。
  • シーツを装着したまま、布団の上げ下ろしができる。
  • 敷き布団のサイズに合ったシーツでないと、突っ張ったり、だぶついたりする。

適した敷き布団のタイプ

  • わたの敷き布団
  • 羊毛敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団

最初にお伝えしましたが、敷き布団用で、ボックスシーツと同じように、底部にゴムが入り、敷き布団を上からくるっと包むタイプのシーツは、このワンタッチシーツになります。敷き布団の場合は、ボックスシーツではなく、ワンタッチシーツをお使いいただくのがベストです。

2.マチ付きワンタッチシーツ、マチ付きラップシーツ、マチ付きフィットシーツ

特徴

  • 厚みのある健康敷き布団や、マットレスタイプの敷き布団用で、厚みに適したマチがあり、底部にゴムが入り、敷き布団をくるっと包むワンタッチタイプのシーツ

使い勝手

  • ベッドマットレスより薄いタイプの健康敷き布団、例えば、ムアツふとん、整圧布団、西川エア、ロマンスエコーなど、厚みが 8~10cm程度マットレスタイプの敷き布団に、ぴったりと装着でき、快適に使うことができるシーツ。
  • シーツを装着したまま、布団の上げ下ろしができる。
  • 敷き布団の、厚み、幅、丈、に合ったサイズのシーツを選ばないと、装着できなかったり、だぶついてしまう。

適した敷き布団のタイプ

  • 厚みが 8~10cm 程度の健康敷き布団やマットレスタイプの敷き布団
    (ムアツふとん、整圧布団、西川エア、ロマンスエコーなど)

3.フラットシーツ

特徴

  • 一枚の布タイプの昔ながらのシーツ

使い勝手

  • 取り外しが便利で、洗濯が簡単。
  • 敷き布団の上下、左右にフラットシーツをきちんと入れ込まないとよれが生じ、見た目が美しくなく、手間がかかる。
  • 手作りなど、既成サイズ以外の敷き布団にも使え、使えるサイズに柔軟性がある。

適した敷き布団のスタイル

  • 綿わたの敷き布団
  • 羊毛敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団

4.敷き布団カバー

特徴

  • 袋状で、サイドにファスナーがある、敷き布団をすっぽり入れて使う敷き布団用のカバー

使い勝手

  • 敷き布団をすっぽり入れてしまうので、敷き布団が汚れず、長く使うことができる。
  • ずれたり、よれたりせず、心地よく使える。
  • 敷き布団の出し入れがあるので、洗濯時の装着に手間がかかる。
  • 敷き布団のサイズに合っていないと、布団がカバーの中で、突っ張ったり、泳いだりしてしまう。
  • 敷き布団カバーは、常に掛けておいて、その上から、洗濯が簡単なラップシーツや、フラットシーツを掛けて使ってもよい。

適した敷き布団のタイプ

  • 綿わたの敷き布団
  • 羊毛敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団

5.ポケットシーツ

特徴

  • 敷き布団の頭のほうだけ、ラップタイプ(輪)になっていて、敷き布団の長さに合わせて一方を折りこんで使うタイプのシーツ

使い勝手

  • ラップシーツとフラットシーツの良い点を合わせたシーツ。
  • シーツの幅と、敷き布団の幅が一緒のため、両はじは、敷き布団がむき出しになるが、入れ込む手間は省ける。
  • 製造が減少しているスタイルで、大手の寝具メーカーからは、あまり販売されていない。
  • 使える敷き布団の長さに柔軟性がある。

適した敷き布団のタイプ

  • 綿わたの敷き布団
  • 羊毛敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団

敷き布団用の快適に使えるシーツを選ぶ

ここでは、敷き布団用の、快適にお使いいただけるシーツをご紹介します。お使いの敷き布団や、使い勝手の好みに合わせてお選びください。

ワンタッチシーツ、ラップシーツ、フィットシーツ

ベッドのボックスシーツのように、裏にゴムが入って、簡単に装着していただける敷き布団用のワンタッチシーツです。

敷布団用 ワンタッチシーツ シングル 100×210cmの敷布団用

敷布団用 ワンタッチシーツ シングル 100×210cmの敷布団用

マチ付きワンタッチシーツ

ムアツふとん、西川エアー、健康マットレス、厚みが8-9cm程度の敷き布団にお使いいただける、マチ付きワンタッチシーツです。

ムアツふとん、西川エアー01に最適 マチ付きワンタッチシーツ シングルサイズ

ムアツふとん、西川エアー01に最適 マチ付きワンタッチシーツ シングルサイズ

ムアツふとん、西川エアー01に最適 マチ付きワンタッチシーツ シングルサイズ

フラットシーツ

昔ながらの、一枚の布タイプの、シーツです。

敷き布団用 平織り フラットシーツ

敷き布団用 平織り フラットシーツ

敷き布団用 平織り フラットシーツ

敷き布団カバー

敷き布団を、すっぽいり入れてお使いいただく、袋状の敷き布団カバーです。

日本製 敷布団カバー シングル

日本製 敷布団カバー シングル

以上です。

シーツは、種類や名称が多く、適した敷き寝具によっても、呼び名が異なることもあるため、お選びになるのに迷ってしまうこともあるようです。上の記事が、あなたに合ったタイプのシーツをお選びなるのにお役立ていただければ幸いです。

ワンタッチシーツとボックスシーツの違いや、ベッドパッドと敷きパッドの違いと使い方も、寝具選びのご参考になるかと思います。どうぞご覧くださいませ。

ベビーベッドにマットレスは必要ですか?

ベビー用寝具を準備されているお客さまから、「ベビーベッドにマットレスは必要ですか?」といった質問を頂戴します。ベビーベッドは、大人のベッドと異なり、マットレスがなく、ベッドのみで販売されているため、疑問に思うことがあるようです。ここでは、ベビーベッドの上に敷く寝具と、敷く順番についてお伝えします。

目次

ベビーベッドの上にマットレスは必要ですか?

ベビーベッドには、マットレスは必要ありません。ベビーベッドの上には、赤ちゃん用の敷き布団を直接敷いて使います。

ベビーベッドの上に敷く、敷き布団は、普通の綿のわたの敷き布団ではなく、ベビー用の固わた敷き布団がおすすめです。ベビー固わた敷き布団は、普通の敷き布団より、固めで、赤ちゃんが眠るのに適した敷き布団です。

ベビー用固わた敷き布団をおすすめする理由は、生まれたばかりの赤ちゃんは、骨が軟らかく、未発達なため、適度な硬さのある敷き布団が必要だからです。ベビー用の固わた敷き布団は、大人の敷き布団よりずっと固いため、驚かれる方もいらっしゃいますが、この硬さが、赤ちゃんには、適しています。

ベビーベッドに敷く適したベビー用敷き寝具とは

ベビーベッドにマットレスは必要ですか?ベビー用寝具の敷き方

ベビーベッドにマットレスは必要ですか?ベビー用寝具の敷き方

ベビー用固わた敷き布団とは、中わたに固わたと呼ばれる、ポリエステルなどの素材を圧縮させ、厚みを均一にしたブロックタイプのわたが使われた敷き布団のことです。通常の敷き布団のような、ふわふわとした弾力性はなく、適度な硬さがあるのが特徴です。

サイズは、ベビーベッドにぴったり入れられるサイズに作られています。スタンダードサイズのベビーベッド用は、70 x 120 cm、ミニサイズベビーベッド用は、60 x 90 cm になります。ミニサイズの販売は限られているため、ベッドサイズをお選びの際は、スペース優先か、手に入れやすさを優先にするか、ちょっと注意が必要です。

厚みはメーカーにより異なりますが、通常、5-6cmの厚みがあり、2つに折りたためるタイプが多く販売されています。手洗いも可能な敷き布団です。

一般的な、ベビー用固わた敷き布団のほかに、健康敷き布団、例えば、ムアツふとんなどの、赤ちゃん用も販売されています。ムアツ布団は、毛細血管をつぶさず、体圧分散機能により、重みをバランスよく支えますので、赤ちゃんの体の成長のためにおすすめのお布団です。

そのほか、通気性や耐久性に優れたベビー用固わた敷き布団や、赤ちゃんの体や成長、質の良い睡眠のために考えられた敷き布団も販売されていますので、吟味して、選びましょう。

ベビー用寝具の敷く順番

下記が、赤ちゃん用寝具の敷く順番です。下から順に、

  1. ベビーベッド
  2. 湿気取りシート
  3. ベビー用固わた敷き布団
  4. ベビー用防水シーツ
  5. ベビー用キルティングパッド
  6. ベビー用シーツ
  7. タオルケット、綿毛布
  8. 掛け布団

になります。詳しく説明していきます。

ベビーベッドの上には、直接、ベビー用固わた敷き布団をのせて使います。ただ、湿気対策を万全にするには、ベビーサイズの布団用湿気取りシートを、固わた敷き布団の下に敷くことを、強くおすすめします。カビやダニの発生も防げますので、清潔にお使いいただけ安心です。

敷き布団の上には、防水シーツ、その上に、赤ちゃん用のキルティングパッドをのせます。

そして、ベビー用ラップシーツで、敷き布団からキルティングパッドまでを、上から一緒にくるっと包みます。シーツの上に、ガーゼなどのバスタオルなどを敷いていただくのもおすすめです。汗を吸ったバスタオルだけ、さっとはずして、すぐにお洗濯ができるからです。ラップシーツを洗濯するより、ちょっと手間が省けます。

赤ちゃんは、汗がとても多いので、ベビー用寝具は、洗濯を頻繁にして、清潔に保っていただくことがとても大切です。

赤ちゃんの場合、防水シーツは、おねしょ用ではなく、汗を敷き布団にしみ通さないために使います。キルティングパッドは、汗を吸湿するために必要なものです。

掛け布団は、羽毛布団や、洗えるホコリの出ない清潔タイプの掛け布団などがおすすめです。

肌にやさしい素材にこだわったタオルケットや、綿毛布をご用意いただくと、季節に合わせて、赤ちゃんの睡眠環境を適温に保つことが可能です。おくるみがわりにもなりますので、1枚用意してあると便利です。
 
 
以上です。

ベビーベッドの上に敷く寝具の敷き方についてお伝えしました。

赤ちゃんの睡眠時間は、新生児から3カ月までは、18~22時間、6か月では、15時間程度、1歳で、13時間程度です。赤ちゃんは、1日の多くの時間を睡眠に時間に費やして、すくすくと成長します。ぜひ、赤ちゃんにも快適な睡眠環境を整えましょう。

二人暮らしのための二人用ベッドのサイズの選び方

二人暮らしのための二人用ベッドのサイズの選び方

二人暮らしのための二人用ベッドのサイズの選び方

お二人暮らしを始めるお客さまから、「二人用のベッドは、どんなサイズのベッドがおすすめですか?」と、質問を頂戴します。大きいベッドを1台にするか、1人用を2台にした方がいいのか、どんなサイズを選んだらよいのか、を迷われている場合が多いようです。ここでは、二人用ベッドサイズの種類、と、二人用のベッドサイズの選び方をお伝えします。後半の選び方では、快適に眠れるベッドサイズ、ベッド用寝具の揃えやすさ、生活スタイルによる使い勝手の3点に分けて、詳しくお伝えしています。

目次

二人用ベッドサイズの種類

お二人で1台のベッドで眠るベッド選びでは、ベッドの大きさと、一人当たり、どのぐらいの巾が使えるのか、が気になるところです。

二人用ベッドには、

  • 二人用として市販されているベッドを1台用意するパターン
  • 一人用ベッドを2台並べて(連ねて)1枚のシーツでくるみ、大きいベッド1台として使うパターン

の、2つのパターンがあります。

それぞれの、ベッドの大きさと、一人当たりの巾をお伝えします。

市販されている二人寝用のベッドサイズ

ベッドサイズ名ベッドサイズ(cm)一人当たりの幅
ダブル140 x 20070cm
ワイドダブル150~155 x 20075-78cm
クイーン160 x 20080cm
ワイドクイーン170 x 20085cm
キング180 x 20090cm

一人用ベッドを2台のベッドを並べて使う場合のベッドサイズ

ベッドサイズ名ベッドサイズ(cm)一人当たりの幅
シングル2台200 x 200100cm
シングル + セミダブル220 x 200110cm
セミダブル2台240 x 200120cm

一人用ベッド2台を並べる場合、ベッドの木枠(ベッドのヘッドボード、足元)のデザインを慎重に選ぶことも大切です。画像のように、2台並べると中間に隙間が生じてしまうベッドのヘッドボードもあります。

1人用ベッドを2台並べて使う場合、ヘッドボードの横に出っ張りがあると隙間が生じます。

1人用ベッドを2台並べて使う場合、ヘッドボードの横に出っ張りがあると隙間が生じます。

ベッドを2台並べて1枚のシーツでくるんで大きいベッドにする場合、ヘッドボードのサイドはフラットだと隙間なく並べられます。

ベッドを2台並べて1枚のシーツでくるんで大きいベッドにする場合、ヘッドボードのサイドはフラットだと隙間なく並べられます。

また、引き出し付きベッドは、向きによっては、引き出しが使えなくなる場合があります。ベッドを2台並べて使うことが前提の場合は、ベッド本体のデザイン、特にヘッドボード、フットボードのデザインを、吟味してお選びください。

二人用ベッドサイズの選び方

ここからは、二人用のベッドサイズの選び方を、

  • ベッドサイズ
  • ボックスシーツなどのベッド用寝具の揃えやすさ
  • 生活パターンによる使い勝手

の観点からお伝えします。

ベッドサイズから選ぶ

二人用ベッドでは、ダブルベッドサイズ 140 x 200 が、おふたりで眠る場合の一番小さなサイズとなります。1人当たり、70cmの幅になります。これより狭くなると、毎日の快眠のためには、心地よくお休みいただけません。

もし、寝室のスペースに余裕があれば、ダブルサイズより幅の広い、ワイドダブル以上のサイズ(具体的には、ワイドダブル 150cm幅、クイーン 160cm幅、ワイドクイーン 170cm幅、キングサイズ 180cm幅、ワイドキング 200cm幅 など)をお選びいただくと、ゆったりと快適にお休みいただます。

寝室にベッドを設置する際は、ベッドの周りにスペースが必要です。ベッドの周りの必要スペース(ベッドから壁までに必要なスペース)を、両端にそれぞれ60cm 程度おとりください。ベッドの一方を壁につける場合は、足元の必要スペースを、50cm 程度おとりください。

寝室の大きさをふまえて、快眠できるベッドサイズ、そして、昼間の動きやすさ、寝室の掃除のしやすさなども考慮に入れて、ベッドサイズをお選びくださいませ。

ベッド用寝具の揃えやすさから選ぶ

大きいベッドになるとボックスシーツ、ベッドパッド、掛け布団など、ベッド生活に必要な寝具の販売数や種類が限られてきます。

二人用ベッドのサイズによるベッド用寝具の揃えやすさは次の順番になります。

  1. ダブルサイズ:ダブルサイズのベッド用寝具は、二人用ベッドの中では、一番手に入りやすく、また、種類も豊富です。
  2. クイーンサイズ: 160cm幅のクイーンサイズは、既製品として製造されており、ダブルサイズに比べますと、種類は少なくなりますが、手に入れやすいサイズです。
  3. キングサイズ: 180cm幅のキングサイズは、受注生産などで、大手の寝具メーカーさまも製造しており、納期に余裕をみていただければ、手に入れることが可能なサイズです。専門店などでは、独自で商品を製造し、すぐに届けられる既製商品として販売されているところもございます。
  4. ワイドダブル: 150,155cm幅のワイドダブルは、以前は比較的手に入れやすかったサイズですが、年々、製造が減っているサイズで、手に入れにくくなってきています。種類も減っています。
  5. ワイドクイーン: 170cm幅のワイドクイーンは、大手寝具メーカーさまでは、製造がないサイズになります。ベッドを販売されているメーカーさまが、そのベッド用にベッド用寝具を製造販売されているサイズです。また、専門店が、独自で商品を作り販売されていたり、海外からの輸入品を販売されたりしています。

市販されている二人用ベッドサイズは上記のとおりです。

1人用ベッドを2台並べて1台としてお使いになる場合で、寝具はそれぞれシングルサイズ、セミダブルサイズをお使いの場合は、種類も価格帯も豊富になります。寝具は、選びやすくなります。

ベッドを2台並べて、1枚のシーツでくるみ、大きいサイズのベッドとして使う場合の、寝具のそろえやすさは、次のとおりです。

  • シングル2台を並べて、1枚のシーツでくるむサイズ、ワイドキングサイズは、専門店が独自に販売されていて、こちらも現在は、既製品として、手に入れることが可能なサイズになっています。
  • シングルサイズとセミダブルサイズを2台並べて1枚のシーツでくるむサイズ、( 220x200cm )や、セミダブルを2台並べて1枚のシーツでくるむサイズ ( 240 x 200cm )は、既製品としての製造はなく、ほぼすべて、受注生産、もしくは、サイズオーダーでの対応になっています。
  • シングル2台並べる以上のサイズのベッドパッドや、掛け布団は、キングサイズをご利用いただいて問題はありません。

ベッドサイズとベッド用寝具のサイズ対応表もご参考にしなさってください。

おふたりが、それぞれ別々のベッド、シングル、セミダブルにお休みの場合は、先に述べましたとおり、種類も価格帯も豊富なため、ベッド用寝具選びに苦労されることはありません。

ベッド本体とベッドマットレスは、一度お求めになると長年使えますが、ボックスシーツをはじめとするベッド用寝具は、消耗品ですので、必ず買い替えする時期がやってきます。その際の寝具のそろえやすさも、考慮に入れて、ベッドサイズをお選びくださいませ。

生活パターンによる使い勝手から選ぶ

おふたりの生活パターンによっては、二人用の大きいサイズの1台のベッドより、お一人お一人が、それぞれのマットレスを使得る、セパレートタイプのベッドやシングルを2つ並べて大きいベッドとして使う方が、良い場合があります。

具体的には、

  • おふたりの就寝時間、起床時間が極端に違う生活パターン
  • どちらかが、寝相が悪い、寝言、いびきなどがある場合
  • ご家族が増えて、寝室の使い方が変わることが予想される場合

などです。

おふたりの就寝時間や起床時間が極端に違う場合、例えば、ダブルサイズですと、ベッドの揺れや、掛け布団の動きなどが快眠の妨げになることもあります。

毎日の生活になりますので、最初は、小さなことだと思っていたことが、後々、気に障ったり、睡眠状態に問題が生じて生活に支障を及ぼしたりといったことが起こり得ます。

寝相が悪かったり、寝言、いびき、がある場合も同様です。

生活パターンや睡眠中の癖などにより、おふたりの睡眠に支障が生じることが予想される場合は、二人用のベッドでも、ベッドマットレスがセパレートタイプのクイーンサイズやキングサイズをお選びになるか、もしくは、1人用ベッドを2台用意されてお休みになることをおすすめします。

セパレートタイプのベッドとは、ベッド本体は、クイーンサイズ、キングサイズですが、その上にのせるベッドマットレスが、2つに分かれている(クイーンサイズは、 80cm 幅が2台セット、キングサイズは、90cm幅が2台セット)ベッドのことです。こちらですと、ベッドの揺れにより、相手の方の睡眠を邪魔してしまう可能性が軽減されます。

また、ふたり暮らしから始まり、年数を経て、ご家族が増えることもございます。お子さまと3人で眠ることになったり、お子さまとお母さまが一緒に寝て、お父さまは一人で別の部屋で眠る、ということになったり、もあるでしょう。家族が増えることで、寝室の使い方が変わってくることもあります。

その点を考慮しますと、1人用ベッドを2台用意し、始めは2台並べて1枚の大きいシーツでくるみ、大きいベッド1台として使い、その後、2台別々に使うパターンは大変使い勝手が良いです。人生の流れに応じて、いつでも快適にお休みいただけます。
 

以上が、二人用ベッドの選ぶ際のポイント、選び方のコツです。

ベッドは、長年使い、高価でもあり、また、人生の3分の1の睡眠時間を過ごし、健康を支える寝具です。じっくりと長い目で選ぶことが大切です。どうぞ、お2人が共に質の良い睡眠を楽しめて、健康で仲良く暮らせる、ベッドサイズをお選びください。