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電気敷き毛布はシーツの下ですか? 電気敷き毛布の敷き方と使い方

電気敷き毛布はシーツの下ですか? 電気敷き毛布の敷き方と使い方

電気敷き毛布はシーツの下ですか? 電気敷き毛布の敷き方と使い方

「電気敷き毛布はシーツの下に敷いて使うのですか?」「電気敷き毛布の上に敷きパッドをのせて大丈夫ですか?」と、お問い合わせを頂戴します。電気敷き毛布の敷く順番や使い方に、迷われようです。ここでは、電気敷き毛布の敷き方、敷く順番、と、っ使用時の注意点をお伝えします。安全にご使用いただき、あたたかくお休みいただければ幸いです。

目次

電気敷き毛布の敷き方、敷く順番

「電気敷き毛布の上にシーツは必要ですか?」

お答え:
電気敷き毛布のメーカーでは、電気敷き毛布の上に、シーツを敷いてお使いになることを推奨しています。

電気敷き毛布は、必ずこの順番で使用すること、とのメーカーからの表記は、必ずしもあるわけではありません。ただし、より効果的に、安全に、清潔に、寝心地良く使うためには、おすすめの、敷く順番があります。

ここでは、おすすめの敷く順番をお伝えします。

本題の前に、1点、お断りをさせてください。電気敷き毛布は、寝具メーカーからは販売されていません。家電メーカーから販売されています。

上記で示した、メーカーとは、家電製品のメーカーを指します。電気敷き毛布は、寝具として使いますが、部類としては、家電製品となりますことを、最初にお断りしておきます。

では、電気敷き毛布のおすすめの敷き方、敷く順番です。最初に、敷き布団をお使いの方向けに、次に、ベッドをお使いの方向けにお伝えします。

敷き布団をお使いの方向けの、電気敷き毛布の敷く順番

敷き布団で、敷き毛布を使う場合の、敷く順番(敷きパッドなし)

敷き布団をお使いの場合の、敷き毛布の敷く順番です。

電気敷き毛布の敷き方。布団の場合

電気敷き毛布の敷き方。布団の場合

  1. 敷き布団を敷きます。できれば、敷き布団には、敷き布団カバーをつけましょう。敷き布団を長く、清潔にお使いいただけます。
  2. 敷き布団の上に、電気敷き毛布をのせます。
  3. その上から、敷き布団用の、ラップシーツやワンタッチシーツ。または、フラットシーツをかけます。
  4. シーツの上に、寝ます。

電気敷き毛布を、シーツの下に敷くことをおすすめする理由は、次の通りです。

  • 汗などによる汚れ防止
  • 敷き毛布のよれやずれ防止
  • ヒーター線の重なりやよじれの防止
  • 毛布の繊維ぼこりや毛玉の防止、など

詳細を、順にご説明します。

汗などによる汚れ防止

冬でも、ヒトは、寝ている間、汗をかきます。電気敷き毛布で、布団内を温めると、設定温度や状況によって、普通以上に汗をかくこともあります。

電気敷き毛布の上にシーツを敷くことで、汗による湿気や汚れの防止になります。

洗えるタイプの電気敷き毛布も販売されていますが、洗濯は、シーツの方が、簡単にしていただけます。シーツを掛け、シーツを頻繁に洗濯することで、電気敷き毛布の汚れを防止し、清潔な寝具でお休みいただけます。

電気敷き毛布のよれやずれ防止

電気敷き毛布は、シーツのように、お布団を包める大きさはありません。シングルの敷き布団の幅より狭く、丈も、3分の2程度です。その上に直接寝ると、電気敷き毛布がよれたりずれたりしてしまいます。

よれたりずれたりした状態の電気敷き毛布の上に寝ると、電気敷き毛布の中のヒーター線にも、ずれが生じます。ヒーター線のずれやよれは、低温やけどの原因になるとされています。

メーカーでは、しわになった毛布のままでの使用を、避けるように警告をしている場合もあります。しわの寄ったままで使用してしまうと、ヒーター線が局部的に高くなり、低温やけどの原因になるからです。

電気敷き毛布の上に、シーツを敷くことで、ヒーター線のよれの防止になります。もし、シーツを敷いても、よれが生じる場合は、敷きパッドシーツなど、厚みのあるシーツを敷くようにしましょう。

ヒーター線の重なりやよじれの防止

電気敷き毛布の上の直接寝ると、ヒーター線が重なったりよれたりする場合があります。上記でもお伝えしましたが、ヒーター線が重なったり、よれたりずれたりすると、ヒーター線が局部的に熱くなり、低温やけどの原因になる場合があります。

安全に使用するためにも、電気敷き毛布の上に、シーツを敷いて使うようにしましょう。

電気敷き毛布の繊維ぼこりや毛玉の防止

冬は、あったかパジャマや、綿以外の化繊素材のパジャマでお休みの方もいらっしゃるでしょう。電気敷き毛布の上に、直接寝ると、毛布とパジャマがこすれ、摩擦により毛玉や、繊維ぼこりが発生しがちです。毛玉や繊維ぼこりの防止のためにも、シーツを掛けてお使いになることをおすすめいたします。

敷き布団で、敷きパッドをお使いの方の、電気敷き毛布の敷く順番

敷き布団に、敷きパッドをお使いの場合の、敷き毛布の敷く順番です。

電気敷き毛布の敷き方。敷きパッドを使う場合

電気敷き毛布の敷き方。敷きパッドを使う場合

  1. 敷き布団を敷きます。
  2. 敷き布団に、敷き布団カバーをつけるか、敷き布団用のラップシーツ、ワンタッチシーツ、フラットシーツを敷きます。
  3. その上に、電気敷き毛布をのせます。
  4. 電気敷き毛布の上に、敷きパッドをのせます。
  5. 敷きパッドの上に、寝ます。

敷きパッドは、通常、その上に直接眠る用途で作られています。冬用の敷きパッドは、キルティングのわたが入り、表面にパイルやボア素材が使われ、あたたかくお休みいただけるためのパッドタイプのシーツです。

電気敷き毛布を使用する場合も、電気敷き毛布の上に敷きパッドを敷いて、その上に寝ます。敷きパッドは、シーツより厚みがあります。電気敷き毛布がずれずに、お使いいただけます。

「電気敷き毛布の上に敷きパッドを敷いても、温かさは伝わるの?」と、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

電気敷き毛布の温度設定にもよりますが、敷きパッドを重ねても、温かみは伝わります。もし、温かさが伝わらない場合は、温度設定を調整してみてください。

敷きパッドを、電気敷き毛布の上にのせてお使いいただくことで、

  • 汗などによる汚れ防止
  • 敷き毛布のよれやずれ防止
  • ヒーター線の重なりやよじれの防止
  • 毛布の繊維ぼこりや毛玉の防止、など

になります。詳細は、前のシーツの項目でお伝えした通りです。

ベッドをお使いの方向けの、電気敷き毛布の敷く順番

ここからは、ベッドをお使いの方が、電気敷き毛布をお使いになる場合の、敷く順番です。

ベッドで、敷き毛布を使う場合の、敷く順番

  1. ベッドマットレスの上に、ベッドパッドをのせます。
  2. ベッドパッドの上に、電気敷き毛布をのせます。
  3. その上から、ボックスシーツかベッド用フラットシーツをかぶせます。
  4. シーツの上に、寝ます。

ただ、ボックスシーツの下に電気敷き毛布を敷くと、電気敷き毛布のコントローラーのコードが、使いづらかったり、コードによって、ボックスシーツがめくれあがったりすることがあります。ボックスシーツは、厚みのあるマットレスの下まですっぽりとかぶせて使うからです。

その場合は、敷きパッドの併用をおすすめします。

気敷き毛布の敷く順番。ベッドの場合

気敷き毛布の敷く順番。ベッドの場合

  1. ベッドマットレスの上に、ベッドパッドをのせます。
  2. ベッドパッドの上からボックスシーツをかぶせます。
  3. ボックスシーツの上に、電気敷き毛布を敷きます。
  4. 電気敷き毛布の上に、敷きパッドをのせます。
  5. 敷きパッドの上に、寝ます。

敷きパッドの併用することで、コントローラーのコードは、敷きパッドの下からでます。ボックスシーツがめくれてしまうことがありません。コントローラーが使いづらいこともなくなります。

敷きパッドは、敷きパッドの上に直接寝る用途として作られています。ベッドパッドとは異なります。「ベッドパッドと敷きパッドの違いの使い方

敷きパッドの併用がお好きでない方は、電気敷き毛布の上だけに、フラットシーツを横使いにして利用する、大判バスタオルをのせるなどするのもよいでしょう。

ベッドの場合も、電気敷き毛布の上に直接眠ることは避けましょう。理由は次の通りです。

  • 汗などによる汚れ防止
  • 敷き毛布のよれやずれ防止
  • ヒーター線の重なりやよじれの防止
  • 毛布の繊維ぼこりや毛玉の防止、など

それぞれの詳細は、敷き布団のシーツの項目でお伝えしました。ご参照ください。

電気敷き毛布を安全にお使いいただくための注意点

ここからは、電気敷き毛布を安全にお使いいただくための注意点をお伝えします。注意点は次の通りです。

  1. 必ず、商品の取扱説明書を読み、説明書通りに使うこと
  2. 電気敷き毛布の設定温度に注意する。温度を高くしすぎない
  3. 就寝時刻前にセットし、できれば、就寝中はスイッチをオフにして眠る
  4. コントローラーを電気敷き毛布の上や下や、布団の下に置かない。必ず布団の外に出して使う
  5. 電気敷き毛布の上下を逆にして使わない
  6. 布団乾燥機は使わない
  7. 他の電気器具と併用しない
  8. 電気敷き毛布は、平らに広げて使う
  9. ダニ対策機能が付いている商品の場合、眠るときは、ダニ目盛に設定して使わない
  10. 洗濯可能な商品の、洗濯方法は、説明書に従う
  11. お子さま、お年寄り、自分で温度調節ができない、温度が分かりづらい方の使用は控える
  12. ペースメーカーや、医療用電気器具を使用している方の使用は控える
  13. 繰り返しになります。必ず、商品の取扱説明書通りに使うこと

上記の、2,3番の注意点は、お身体や睡眠の質につながる注意点です。

  • 2.電気敷き毛布の設定温度に注意する。温度を高くしすぎない
  • 3.就寝時刻前にセットし、できれば、就寝中はスイッチをオフにして眠る

上記の2点を、詳しくお伝えします。

電気敷き毛布の設定温度に注意する。温度を高くしすぎない

電気敷き毛布の設定温度は、高くしすぎないようにしましょう。高すぎてしまうと、低温やけどや、肌やのどを乾燥させてしまうことがあります。お身体に障る使い方は避けるようにしましょう。

就寝時刻前にセットし、できれば、就寝中はスイッチをオフにして眠る

冬、冷たい布団で眠るのは、睡眠の妨げになります。温めすぎる布団も、睡眠の妨げになります。

就寝時、温められた布団に入り、手足を伸ばして眠れることはよいことです。ただ、夜中から朝にかけて、布団の中の温度が高すぎると、目覚めに影響します。

電気敷き毛布をお使いになる際は、

  1. 就寝前に、スイッチを入れて布団を温め、
  2. 布団に入ったら、スイッチをオフにする

ことをおすすめします。健康的な睡眠を確保するためです。

健康的な睡眠は、体温の低下と上昇が、本来あるべき通りに行われることで実現します。ここで、少し、体温と睡眠のしくみをお伝えします。

具体的な、体温と睡眠のしくみは次の通りです。

  1. ヒトは、夜になると、体温が最高値になります。
  2. その後、体温が低下するとともに、入眠します。
  3. 体温が最低値になった後、上昇しながら、起床します(堀、2008)。

体温の低下と、上昇が、スムーズに行われると、睡眠も円滑に進みます。

就寝前に布団を温めておけば、布団に入った時に、体をリラックスさせてくれます。就寝時に、スイッチをオフにすることで、入眠後の、体温の低下がスムーズに行われます。就寝中、電気敷き毛布によって、布団の中の温度が高くなりすぎると、体温の低下がスムーズに行われない可能性があります。体温の低下がスムースに行われないと、睡眠の質に影響します。

質の良い睡眠を確保するためにも、電気敷き毛布のスイッチは、就寝時に切ることをおすすめします。

そのほかの注意点について

注意点のリストの2、3以外は、電気敷き毛布を、安全に使うための注意点です。電気敷き毛布は、中に、ヒーター線が入っています。ヒーター線がずれたり、よじれたり、重なったりすると、局部的に温度が高くなり低温やけどの原因になったり、故障の原因になります。

注意点のリストは、商品が異常な温度になることを防ぐために大切なことです。

繰り返しになりますが、電気敷き毛布は、眠っている間、意識のない時に使用する、電化製品です。必ず、取扱説明書に従って、安全に使用しましょう。

洗える電気敷き毛布を使ってみる

市販の電気敷き毛布には、洗える商品も販売されています。

日本製の洗える敷き毛布のおすすめです。ご参考になさってみてください。

 

 
 

脚注

文献

堀忠雄、(2008)『睡眠心理学』株式会社北大路書房.

ベビー布団の次は、ジュニア布団と大人用、どちらがおすすめ?

ベビー布団の次は、ジュニア布団と大人用、どちらがおすすめ?

ベビー布団の次は、ジュニア布団と大人用、どちらがおすすめ?

「ベビー布団の次は、ジュニア布団か、大人サイズの布団か、どちらを購入したほうがよいですか?」と、お問い合わせを頂戴します。買い替える寝具のサイズは、ご家庭の状況に合わせてお選びになって問題はありません。ただ、選ぶ寝具の種類には、注意が必要です。ここでは、ベビー布団の次に使う、寝具のサイズの選び方、と、大人用寝具を選ぶ場合の注意点をお伝えします。

目次

ベビー布団の次はジュニアサイズ?大人サイズの布団?

ベビー布団の次に購入する寝具のサイズについて、「ジュニア用か、大人用の布団と、どちらにしたほうがよいですか?」とお問い合わせを頂戴します。

迷う理由は、次の点が多いようです。

  • ジュニア用の布団は、何年ぐらい使えるのかしら?
  • 体が小さい幼児に、大人用の布団では大きすぎるのでは?
  • 赤ちゃんでも大人用の布団で、問題はないのかしら?
  • ジュニア用と大人用、どちらが得なのかしら?

結論からお伝えすると、スペース的に問題がなければ、ベビー布団の次に、大人用サイズの布団をお選びになってかまいません。実際、ベビー布団を買い替える際、大人サイズの布団をお選びになる方も、多くいらっしゃいます。

ただ、注意点があります。注意点の詳細は、後の項目でお伝えしております。大人サイズをお選びになる方は、お目通しくださいませ。

ジュニア用と、大人用の布団サイズの違い

まず、下記が、ジュニア用と大人用の布団の一般的なサイズです。

ジュニア用の布団のサイズは、

  • 敷き布団:幅 90 x 丈 180cm
  • 掛け布団:幅 130 x 丈 180cm

です。

大人用のシングルの布団のサイズは、

  • 敷き布団:幅 100 x 丈 210cm
  • 掛け布団:幅 150 x 丈 210cm

です。

ジュニアサイズは、大人サイズに比べて、幅は10cm、丈は30cm短くなります。

メーカー、商品により、サイズが異なることもあります。カバー類をお求めの際は、実際のサイズを、ご確認ください。

状況別、ジュニアサイズ、大人サイズの選び方

ここからは、状況別に、ジュニアサイズか大人サイズが好ましいか、をお伝えします。次の状況を例に、お伝えしていきます。

  1. 布団の上げ下ろしを少しでも楽にしたい
  2. 大人サイズの布団を敷くスペースがある場合
  3. お子さまが使う寝具として、寝室に、大人サイズの布団のスペースがない場合
  4. お子さまが、2段ベッドを使用する予定の場合
  5. お子さまが、自分の部屋を持つタイミングで買い替える場合
  6. お子さまが、おむつの取れた年齢でも、おねしょが多い場合

1.布団の上げ下ろしを少しでも楽にしたい

毎日の布団の上げ下ろしを少しでも楽にしたい、という方は、まよわず、ジュニアサイズのお布団を選びましょう。ジュニア布団は、大人用の布団より、軽量です。女性で小柄な方は、腕のリーチが少なく、布団を抱えるのに、苦労されていると思います。ジュニアサイズですと、ずっと、持ちやすくなります。

ベビー布団の次、ジュニアサイズを、小学校高学年、もしくは、卒業あたりまで使います。その後、大人サイズの寝具に替えていきましょう。

2.大人サイズの布団を敷くスペースがある場合

お子さまが使う寝具として、寝室に、大人サイズの布団のスペースがあれば、大人サイズの布団に買い替えをおすすめします。理由は、大人サイズの敷き布団や掛け布団は種類が豊富で、お子さま用として、適した商品も選べるからです。

ベビー布団の後、ジュニアサイズの布団を購入しても、いずれは、大人サイズの布団に買い替える必要があります。

もし、スペースにゆとりがあるのでしたら、

  • ベビー用布団 → 大人サイズ

になさるのが、寝具に掛ける費用も、無駄がありません。

3.お子さまが使う寝具として、寝室に、大人サイズの布団のスペースがない場合

お子さまが使う寝具として、寝室に、大人サイズの布団のスペースがない場合は、ジュニア布団が役立ちます。

ジュニア用の布団のサイズは、

  • 敷き布団:幅 90 x 丈 180cm
  • 掛け布団:幅 130 x 丈 180cm

です。

大人用のシングルの布団のサイズは、

  • 敷き布団:幅 100 x 丈 210cm
  • 掛け布団:幅 150 x 丈 210cm

です。

ジュニアサイズは、大人サイズに比べて、幅は10cm、丈は30cm短くなります。

例えば、親子3人で寝室に眠る場合、大人用サイズの布団を3組敷くには、スペース的に厳しい場合もあるでしょう。1組をジュニアサイズにすると、足元にスペースができます。

ベビー布団の次に、お母さまと添い寝をする、パターンを選ばれる方もいらっしゃるでしょう。お子さまの年齢によって、お母さまとお子さまが、大人の布団で添い寝するには、狭すぎて寝づらい、でも、大人用の布団をもう一枚敷くには、寝室のスペースが狭すぎる、といった場合もあります。そのような場合、ジュニアサイズの布団がお役立ていただけるでしょう。

4.お子さまが、2段ベッドを使用する予定の場合

お子さまが成長していく段階で、2段ベッドの使用を予定されている方もいらっしゃるでしょう。その場合は、ベビー布団の後は、ジュニアサイズの布団を選ぶのがよいでしょう。

2段ベッドにする場合、敷き布団は、必要がありません。ベッドのサイズに合ったマットレスを、2段ベッドの購入のタイミングで、準備します。

掛け布団は、2段ベッドのサイズが、大人用であっても、ジュニアサイズが良いでしょう。2段ベッドは、枠で囲われています。大人用サイズの掛け布団は、もたついてしまうことがあります。ジュニアサイズの掛け布団であれば、もたつく心配がありません。

5.お子さまが、自分の部屋を持つタイミングで、寝具を買い替える場合

ベビー布団が小さくなってしまった後、お子さまがご自分の部屋で一人寝をするまで、親御さまと添い寝をする場合もあるでしょう。

その場合は、

  • ベビー用布団 → 添い寝 → 大人サイズの布団、または、ベッド

になります。

6.お子さまが、おむつの取れた年齢でも、おねしょが多い場合

お子さまに、おねしょの心配がある方もいらっしゃるでしょう。その場合は、ジュニア用の布団をお役立ていただくのがよいでしょう。

ジュニア用の寝具の中でも、軽量で、衛生タイプの敷き布団、掛け布団が販売されています。干す頻度が多くても、取り扱いが楽です。ジュニア用寝具は、小学校の高学年か卒業までお使いになれます。小学校の高学年か、中学に入るタイミングで、大人用寝具に買い替えるのが、よいでしょう。

ベビー布団の次に、大人用寝具を使う場合に、注意する点

ここからは、ベビー布団の次に、大人用の寝具をお選びになる場合の、注意点をお伝えします。

サイズ的には、お子さまが大人用サイズのお布団を使っても問題はありません。ただ、寝具の種類は、注意して選ぶ必要があります。

理由は、次の2点です。

  • 子供は、身体的成長段階であり、成長に適した寝具が必要であること
  • 子供の睡眠中の事故を防ぐための寝具が必要であること

ベビー布団の次に、大人用寝具を選ぶ場合の、具体的な注意点です。この注意点は、お子さまと添い寝をする場合の寝具の選び方にも共通します。ご参考にしてください。

ベビー布団の次に、大人用寝具を選ぶ場合の、具体的な注意点

  1. 固い敷き布団を選ぶこと
  2. 軟らかな敷き布団、低反発の敷き布団やマットレスは選ばないようにすること
  3. 通気性の良い寝具を選ぶこと
  4. 大人サイズの掛け布団を選ぶ場合、軽い掛け布団を選ぶこと

順を追って説明いたします。

1.固い敷き布団を選ぶこと

敷き布団の固さは、お子さまにとってとても大切です。子供は、骨や筋肉が発達途中だからです。寝ている数時間、しっかりと背骨を支える固い敷き布団が必要です。

ベビー用の敷き布団が、とても固めであることは、お使いになっていてご存じのとおりです。大人用の敷き布団より、ずっと固めです。

ベビー布団の次に使う敷き布団も、固めを選ぶことがとても大切です。大人サイズの固めの敷き布団を選ぶようにしましょう。

2.軟らかな敷き布団、低反発の敷き布団やマットレスは選ばないようにすること

軟らかな敷き布団、特に、低反発の敷き布団やマットレスは、選ばないようにしましょう。お子さまの、睡眠中の事故を防ぐためです。

ベビー布団から次の布団に変えるタイミングは、お子さまが、寝返りを頻繁に打つようになるタイミングでもあるでしょう。寝返りをするようになると、うつぶせになってしまうことも多くあります。

うつぶせ寝は、赤ちゃんや幼児にとって、危険が伴い、避けるべき寝方です。顔がマットや敷き布団にうずまり、呼吸ができなくなってしまう場合があるからです。

うつ伏せとなり、万が一、顔がマットレスに埋まる、沈み込んでしまった場合、赤ちゃんの呼吸がどのようになるか、をご想像いただけると、危険のほどがお伝えできるのではと存じます。

厚生労働省では、窒息リスクを避ける方法として、あおむけに寝かせること、と、軟らかい布団を使用しないことを、伝えています。

低反発のマットレスで代表的な商品で、テンピュールがあります。テンピュールの取扱説明には、下記の記載があります。

  • 乳幼児のみでマットレスを使用させないでください。寝返りがしにくいと感じる場合がございます。

(引用元:テンピュール®製品の取り扱い)

事故を防ぐためにも、お子さまの布団には、軟らかな敷き布団、低反発の敷き布団屋マットレスを選ばないことが重要です。

3.通気性の良い寝具を選ぶこと

ベビー布団を卒業したてのお子さまは、まだ、寝汗を多くかきます。敷き布団も、掛け布団も、通気性の良い寝具を選ぶことが大切です。

大人サイズの寝具を使う場合、洗える汗取りタイプの敷きパッドを、シーツの上に敷くのもよいでしょう。敷き布団に汗による湿気が染みてしまうのを防ぐためです。汗取りタイプの敷きパッドをお洗濯することで、大人用の敷き布団を、長く、衛生的にお使いいただけます。

掛け布団は、羽毛布団か、洗える衛生掛け布団をお選びになることをおすすめします。保温性があり、通気性も良い掛け布団です。

4.大人サイズの掛け布団を選ぶ場合、軽い掛け布団を選ぶこと

ベビー布団の次に、大人サイズの布団をお使いになる場合、掛け布団の重さに注意が必要です。例えば、2~3歳のお子さまに、綿のわたの大人サイズの掛け布団は重すぎます。子供は寝返りを多くします。重すぎる掛け布団は、寝返りを妨げてしまいます。

羽毛布団であれば、合い掛け羽毛布団や、肌掛け羽毛布団をお選びになるのもよいでしょう。羽毛布団も、洗える掛け布団も、2枚合わせの掛け布団が販売されています。2枚合わせの掛け布団は、1枚が合い掛けタイプ、もう1枚が肌掛けタイプです。2枚合わせをお求めになり、上手に利用するのもよい方法です。

ジュニア布団か大人サイズか迷う方からの質問とその答え

ここでは、ベビー布団の次に、ジュニア布団にするか大人サイズにするか、迷う方の疑問にお答えします。ベストなサイズ選びのヒントになれば幸いです。

Q:「ジュニア用の布団は、何年ぐらい使えますか?」

A:ジュニア用の敷き布団の丈は、180cmです。サイズ的には、お子さまの身長、成育にもよりますが、一般的には、小学校卒業ぐらいまでお使いいただけます。

耐久性は、寝具の品質によります。安心できる寝具メーカーの、品質の確かな商品であれば、ベビー布団を卒業後、小学校卒業までお使いいただけるでしょう。

Q:「体が小さい幼児に、大人用の布団では大きすぎませんか?」

A:サイズ的には、大人用サイズの寝具をお選びになっても問題はありません。ただ、先にお伝えした通り、寝具選びには注意が必要です。固い敷き布団を選ぶことと、軽い掛け布団を選ぶことは、特に大切です。

Q:「赤ちゃんでも大人用の布団で、問題はないですか?」

A:上記の繰り返しになりますが、サイズ的には、大人用サイズの寝具をお選びになっても問題はありません。ただ、先にお伝えした通り、寝具選びには注意が必要です。固い敷き布団を選ぶことと、軽い掛け布団を選ぶことは、特に大切です。

Q:「ジュニア用と大人用、どちらがお得ですか?」

A:ジュニア用寝具と大人用寝具では、価格の差はあまりありません。ジュニア用寝具をお選びになる場合、使う年数によっては、費用が多くかかることがある場合もあるかもしれません。ただ、上記でお伝えした通り、ジュニア用寝具が適している状況もあります。費用の面だけで、一概に、どちらが得か、とは分けることはできません。状況に合わせて、ベストなサイズの寝具をお選びになることが、結果的に、お得になると考えます。

ジュニア布団のおすすめを見る

下記、ジュニアサイズの掛布団、敷き布団のおすすめです。衛生面に留意している寝具です。
お子さまの、健康的な眠りのために、どうぞお選びください。

ジュニアサイズ 掛け布団、掛け布団カバー

ジュニアサイズ 敷き布団、敷き布団カバー

 


以上、
ベビー布団の次に、ジュニア用寝具か、大人用寝具、どちらを選べばよいのか、をお伝えしました。

ベビー布団から次のサイズの寝具に変えるタイミングは、それぞれのご家庭によってさまざまなのが現状です。お子さまの体の大きさ、ご兄弟姉妹の誕生、子供部屋への移動が、寝具の買い替えのタイミングである場合もあるでしょう。

お子さまの健やかな成長を大切にしながら、ご家族にとって、ベストな寝具をお選びいただければ幸いです。

ナイトテーブルは必要ですか? ナイトテーブルの選び方

「ナイトテーブルは必要ですか?」ナイトテーブルの選び方

「ナイトテーブルは必要ですか?」ナイトテーブルの選び方

「ナイトテーブルって必要ですか?」、「ベッドとお揃いのナイトテーブルを購入したほうが良いですか?」などの、お問い合わせを頂戴します。ナイトテーブルは、ベッドとお揃いである必要はありません。ただ、ナイトテーブルの役割を果たす、小さな家具は必要です。ここでは、ナイトテーブルや、ナイトテーブルの用途を満たす家具の選び方をお伝えします。

目次

ナイトテーブルって何? ナイトテーブルとは

ナイトテーブルとは

ナイトテーブルとは

ナイトテーブルとは、ベッドの横、ベッドから手に届く位置に置く、小さなテーブル、または、収納家具、キャビネットです。眠る前後に使う、ランプ、時計、スマートフォン、メガネ、ティッシュ、本、アロマなどを置いたり、収納したりするために使います。ベッドメーカーからは、ベッドフレームとデザインや色がお揃いのナイトテーブルも販売されています。

ナイトテーブルは、ベッドサイドテーブル、ナイトスタンドとも呼ばれています。

「え、ナイトスタンド? ナイトスタンドって、ナイトテーブルのことなの? 照明のスタンドランプではないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ナイトスタンドの呼び名は、海外で、ナイトテーブルを指す言葉として多く使われています。厳密には、ナイトスタンドは、引き出し、または、収納扉のある棚が、1つ以上ある、ナイトテーブル、ベッドサイドテーブル、とされています。

日本では、ナイトスタンドというと、照明器具のスタンドライトを指す場合があります。スタンドという言葉が、照明器具を示すことがあるからです。実際、ナイトスタンドで検索すると、検索結果に照明器具とナイトテーブル両方が表示されます。

ただ、この記事では、ナイトスタンドを、ナイトテーブルの名称の一つ、としています。ご了承くださいませ。

ナイトテーブルの用途

ナイトテーブルには、上記のように、いくつか名称がありますが、用途は同じです。用途は、眠る前後に必要なものを、ベッドから抜け出ることなく使えるように、置くスペースの確保です。

ナイトテーブルの選び方

ここからは、ナイトテーブルの選び方をお伝えします。

最初に、次のどちらにするかを決めます。

  1. ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ、か、
  2. それ以外の家具から選ぶ、か

です。

ナイトテーブルの用途は、眠る前後に必要なものを、ベッドから抜け出ることなく使えるように、置くスペースの確保です。

この用途を果たすための小さな家具であれば、ナイトテーブルとして販売されている家具を購入しても、それ以外の家具を代用してもかまいません。

次でお伝えする、それぞれのメリットを比べて、選ぶのがよいでしょう。

ナイトテーブルとして販売されている家具を選ぶメリット

ナイトテーブルとして販売されている家具を選ぶメリット

ナイトテーブルとして販売されている家具を選ぶメリット

ナイトテーブルとして販売されている家具を選ぶメリット

  • 高さや大きさが、ベッドの横に置いて使うナイトテーブルとして適切
  • コンセントが取り付けられているタイプがあり、使い勝手が良い
  • ベッドフレームの色と同系統の色の商品がそろっている
  • ベッドとコーディネイトすると、シンプルな寝室インテリアを楽しめる
  • 選択肢が限られているので、迷わず選べる、など

小さな家具をナイトテーブルとして使う場合のメリット

小さな家具をナイトテーブルとして使う場合のメリット

小さな家具をナイトテーブルとして使う場合のメリット

小さな家具をナイトテーブルとして使う場合のメリット

  • 多くの種類の中から、好みのスタイルを選べる
  • 寝室のスペースに応じて、適切なサイズを選べる
  • お使いのベッドの高さに合わせて、ちょうど良い高さの家具を選べる
  • 寝室のインテリアに合わせて、自由に選べる
  • おしゃれな家具を選べる
  • 価格帯の幅が広いので、予算に合わせて選べる
  • 手持ちの家具の中から選べる、など

上記をまとめると、

  • シンプルなデザインで、寝室のスペースに問題がなく、サッと商品を選びたい、という方は、→ ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ
  • ベッドとお揃いでなくてもよい、寝室のインテリアを楽しみたい、ナイトテーブルのために新しい家具を購入したくない、多くの家具の中から、お気に入りのおしゃれな家具を選びたい、という方は、→ 小さな家具をナイトテーブルとして使う

とすると、選びやすいかもしれません。

次の項目からは、

  1. ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ際の選び方
  2. それ以外の家具を使う場合の選び方

をお伝えします。

1.ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ際の選び方

ナイトテーブルとして販売されている商品から選ぶ場合の選び方はシンプルです。選ぶ手順です。

  1. 寝室のスペースに合わせて、設置可能な幅を把握する:設置可能なサイズの商品を選ぶ。目安は、40~50cm程度のスペースが必要
  2. 色を決める:ダークカラー、ナチュラルカラー、ホワイト、ブラック、など、ベッドフレームや寝室のインテリアに合わせて色を決める
  3. 引き出しあり、か、引き出しなしかを決める
  4. コンセントあり、か、コンセントなしでもよいかを決める
  5. 予算に合わせて、商品を決定する
ナイトテーブルの選び方

ナイトテーブルの選び方

ナイトテーブルとして販売されている商品は、種類がそれほど多くはありません。大きさと色と予算がはっきりしていれば、迷わず選ぶことができるでしょう。

2.小さな家具をナイトテーブルとして使う場合の選び方

小さな家具をナイトテーブルとして使う場合の選び方です。

小さなテーブルをナイトテーブルとして使う

小さなテーブルをナイトテーブルとして使う

 
まず、選ぶ家具が、ナイトテーブルの用途として、使いやすいかどうか、を知る必要があります。

ナイトテーブルの用途として、使いやすい家具は、次の条件を満たしている家具です。

  1. 家具の高さが、床からベッドマットレスまでの高さと同じか、5~10cm程度、高いか低いかする家具であること
  2. 幅x奥行きが、35x35cm程度以上の大きさであること
  3. 照明ランプ、時計、スマートフォン、メガネなど、必要な物を置ける大きさであること
  4. 家具の奥行きが、ベッドの寝起きの際に邪魔にならない程度であること

上記の条件を満たしていれば、お好みの小さな家具の中から、自由に選んでかまいません。

小さなテーブル、キャビネット、シンプルな椅子、低い小さな本棚、ローチェスト、小さめのチェスト、低めのカラーボックス、デスクワゴンなどから、寝室のインテリアや好みに合わせて、楽しく選んでみましょう。

椅子をナイトテーブルとして使う

椅子をナイトテーブルとして使う

ローテーブルをナイトテーブルとして使う

ローテーブルをナイトテーブルとして使う

お手持ちの家具から選ぶ場合は、サイズが適切であれば、家具の色などは、どうにでも、工夫ができます。寝室のインテリアに合わせた色や柄の、テーブルクロス、インテリアクロスを、手持ちの家具に掛けてしまえば良いのです。ベッドカバーや、掛けふとんカバー、ピロケースの色に合わせてもよいですし、カーテンの色に合わせてもよいでしょう。

小さな家具を、ナイトテーブルとして使う場合、どうぞ自由に、楽しく、適切な家具をお選びください。

ナイトテーブルを置く位置

最後に、ナイトテーブルを設置する位置をお伝えします。ナイトテーブルは、ベッドに密着させず、10cm程度ベッドから話した位置に設置するようにしましょう。

ベッドとナイトテーブルは、10㎝程度隙間をあけましょう

ベッドとナイトテーブルは、10㎝程度隙間をあけましょう

少しの隙間を開けることで、ベッドメイキング、シーツを洗濯の際の装着、ベッドフレームの拭き掃除などが、とても楽にしていただけます。

ベッドとナイトテーブルを密着させてしまうと、ベッドシーツの装着が、特に大変になります。ベッドの角の部分に手が入らないからです。週一回程度、ベッドのシーツの洗濯をする方も多いでしょう。少しの隙間が、不便を解消します。10cm程度のスペースをとって、設置するようにしてみましょう。

以上、
ナイトテーブルの選び方を、お伝えしました。

ベッドの横には、小さな家具は必要です。適切なサイズの家具を選び、眠る前後の時間や、快眠を楽しんでいただければ幸いです。

足元や腰など、ベッドを部分的に温めたい方の、毛布の活用法

足元や腰など、ベッドを部分的に温めたい方の、毛布の活用法

足元や腰など、ベッドを部分的に温めたい方の、毛布の活用法

「足が冷たくて眠れない」、「あったかシーツだと暑すぎる、でも、足元は温かくして眠りたい」、「二人用のベッドで寝ていて、私だけ寒がり。一人だけあったかシーツを使いたい」などのお声を頂戴します。ベッド全体ではなく、足元や腰など、ベッドの一部だけ、温かくして眠りたい、というご希望です。ここでは、毛布を上手に活用して、ベッドを部分的に温めて、心地よく眠る工夫をお伝えします。

目次

ベッドを部分的に温める、毛布の使い方

足元や腰など、ベッドの一部だけ温めたい方は、毛布を上手に活用しましょう。毛布は、手ごろな価格で、簡単に洗えて、使い勝手の良い商品が、多く販売されています。あったかシーツより、使いやすく、安価に手に入る場合もあります。

ここからは、具体的な毛布の使い方を、次の4パターンに分けて、お伝えします。

  1. 腰から下を温めたい場合
  2. 足元だけ温めたい場合
  3. 腰のあたりだけ温めたい場合
  4. ダブルサイズ以上のベッドをお使いの場合

1.腰から下を温めたい場合

腰から下を温めたい場合の、毛布の活用方法です。

  1. シングルベッド、セミダブルサイズのベッドをお使いの方は、毛布の横使いをします。
  2. 毛布の寸法は、140x200cm程度です。200㎝の長いほうを、横にして、ベッドの下半分あたりに置きます。
  3. ベッドの両サイドと足側にはみ出た毛布を、しっかりとベッドマットレスの下に入れ込みます。

毛布を横使いにして、温めたい部分に敷く

2.足元だけ温めたい場合

足元だけ温めたい方は、次の方法をお試しください。

    1. 足元だけ温めたい方は、まず、毛布を縦長の半分を目安に折ります。半分に折った下が、上より少し長くなるように、折り直します。
    2. 折った毛布を、足元のあたりに置きます。
      毛布を半分に折り、足もとあたりに置く

      毛布を半分に折り、足もとあたりに置く

    3. 折った毛布の上側に、少しゆとりを持たせてから、両サイドを、しっかりとマットレスの下に入れ込みます。
      折った毛布の間に、足を入れて、眠ります。
    足もとあたりに毛布を置いて、両サイドの毛布をしっかりとマットレスの下に入れ込む。

    足もとあたりに毛布を置いて、両サイドの毛布をしっかりとマットレスの下に入れ込む。

    毛布を半分程度に折り、間に足を入れる

    毛布を半分程度に折り、間に足を入れる

    3.腰のあたりだけ温めたい場合

    腰のあたりだけ温めたい方は、次に示す活用方法がおすすめです。

      1. 腰のあたりだけ温めたい方は、毛布を縦長の半分に折ります。折った毛布は、約 70x200cm程度になります。
      2. 半分に折った毛布を、腰のあたりに置きます。
      3. ベッドからはみ出た両サイドの毛布を、しっかりとマットレスの下に入れ込みます。
      4. 毛布の幅は、温めたい部分に応じて、半分より広くしてもかまいません。
      腰のあたりにだけ、半分程度に折った毛布を敷きこむ

      腰のあたりにだけ、半分程度に折った毛布を敷きこむ

      4.ダブルサイズ以上のベッドをお使いの場合

      ダブルサイズ以上のベッドをお使いの方は、毛布の横使いをしても、両サイドをマットの下に入れ込む長さが足りません。一人1枚の毛布を使うイメージになります。

      お一人だけ、寒がりの場合も、その方の下だけ敷いてお使いいただけます。お二人とも、足元や腰だけ温めたい場合は、毛布を2枚使うスタイルになります。

      1. ご自分の眠る部分の足もと、もしくは、腰のあたりに、毛布を敷きます。
      2. 足元と、ベッドの片側のからはみ出た毛布を、マットレスの下にしっかりと入れ込んで使います。
      3. 毛布の2辺が、マットレスの下に入れ込まれ、2辺は置いたままの状態になります。

      シングルやセミダブルのベッドより、多少毛布がずれやすくなりますが、大人がお使いでしたら、ご不便なくお使いいただけるでしょう。

      毛布をあったかシーツ代わりに使う場合の、毛布の選び方の注意点

      毛布をあったかシーツ代わりに使う場合、お手持ちの毛布を、敷いていただいて、もちろん、かまいません。

      ただ、より快適にお使いいただくたには、注意したい点もあります。ここでは、毛布を部分的に敷く場合に、より快適に使える、毛布選びのポイントをお伝えします。

      選ぶポイントは2つです。

      1. 腰を温めたい方は、薄手の毛布を選ぶ
      2. 汗が気になる方は、綿や吸湿発熱素材、天然素材など、汗の吸湿をする素材の毛布を選ぶ

      1.腰を温めたい方は、薄手を選ぶ

      腰を部分的に温めるために毛布を使う場合、薄手の毛布を選ぶのが良いでしょう。

      腰の部分だけ温かくする場合、毛布を、半分、または、適度な幅に折って、その上に寝ます。毛布は2枚分の厚みになります。毛布のある部分と無い部分の厚みの差が、寝る位置によって、寝にくくなることがあります。薄い毛布であれば、厚みの違和感が少なくなります。

      薄手の毛布でも、厚みが気になる場合は、毛布の敷く位置をずらすと、違和感が少なくなります。位置を試しながら、調整してみましょう。

      足元だけ温めたい方は、毛布の厚みを気にする必要はありません。毛布を半分に折って2重になっても、足のあたりは、厚みの違和感が、あまり気になりません。安心してお使いください。

      2.寝汗が気になる方は、綿や吸湿発熱素材、天然素材など、汗の吸湿をする素材の毛布を選ぶ

      冬でも、寝汗が気になる方がいらっしゃいます。寝汗が気になる方は、綿や吸湿発熱素材、ウール、シルクなどの天然素材の毛布を選ぶようにしましょう。

      アクリルやポリエステル、マイクロファイバーなどの化繊素材の毛布の場合、寝汗が毛布の毛羽に付着します。付着した湿気が、夜中、冷たい水滴となります。冷えた水滴が体を冷やしてしまうことがあります。

      ウール、シルク、綿の毛布は、寝汗による湿気が毛布の毛羽に付着しても、しっかり吸湿します。冷たい水滴となって、体を冷やす心配がありません。

      特に、折った毛布の間に足を入れて眠る場合、素材選びに気をつけましょう。寝始めは、素足が毛布に触れて温かく、気持ちがよいです。しかし、化繊の毛布を選んでしまうと、寝汗による湿気が、足の上と下の毛布に付着します。湿気が冷たい水滴となって、素足の周りに触れてしまいます。

      ウール、シルク、綿の天然素材の毛布を選べば、素足に冷たい水滴が触れる心配が少なくなります。

      天然素材の毛布の保温性は、

      1. ウール
      2. シルク
      3. 綿

      の順番です。好みの保温性で選びましょう。

      アクリルやポリエステル素材のニューマイヤー毛布や、マイクロファイバーなどの化繊毛布をお使いになる場合は、足を、毛布の間に入れずに、毛布の上にのせて使いましょう。かかとの部分しか毛布の上にのりません。冷たい湿気による冷えも、比較すると少なくなります。

      厚めのベッドマットレス、ロングサイズベッド、などあったかシーツのサイズがなくてお困りの方にも

      毛布を敷いて使う活用法は、厚いマットレス、ロングサイズのベッドマットレスをお使いで、あったかシーツのサイズがなく、お困りの方にもご活用いただけます。

      あったか素材のボックスシーツは、サイズが限られています。厚めのマットレス(厚みが26cm以上)や、210cm丈のロングサイズのマットレス(長さが、207cmや210cm)をお使いの方は、あったか素材のボックスシーツが販売されていないので、お困りのことでしょう。

      この記事の最初にお伝えしたように、毛布を横使いにすると、あったかシーツ代わりになります。毛布は半分に折らずに、140x200㎝のままお使いになってもかまいません。

      厚めのマットをお使いの方も、毛布の横使いで、あったかシーツ代わりになります

      厚めのマットをお使いの方も、毛布の横使いで、あったかシーツ代わりになります

      毛布をしっかりとマットレスの下に入れ込んでいただくと、厚めのマットレスをお使いの方、ロングサイズのマットレスをお使いの方でも、温かくお休みいただけます。どうぞご参考になさってください。

      以上、
      足元や腰のあたりなど、部分的に温めて眠りたい方へ、毛布の活用方法をお伝えしました。

      ベッドに入った時、足元が温かいと、体を伸ばして眠れます。冬でも体の力を抜いて、リラックスして、心地よくお休みいただければ幸いです。