Monthly Archives: 11月 2017

冬の寝具のお手入れで暖かく眠るコツ

冬の寝具のお手入れで暖かく眠るコツ

冬の寝具のお手入れで暖かく眠るコツ

寒い季節は、暖かくして、手足も伸ばして、ゆったりと眠りたいものですよね。冬の寝具のお手入れをきちんとすると、寝具の保温の性能を最大限に活用して、暖かくお休みいただけます。ここでは、冬に暖かくお休みいただくための寝具のお手入れ方法をお伝えします。

目次

冬の寝具のお手入れのポイント

冬の寝具のお手入れのポイントは、湿気対策です。

「え、冬に?」と、意外に思われるかもしれません。でも、寝具の湿気をいかに発散させるか、が、暖かく眠るためのポイントになります。理由は、冬は、寝具にこもった湿気が、身体を冷やす原因になるからです。湿気を発散させることで、お布団の中が、冷たくなってしまうのを防ぎます。

冬の寝具の湿気の原因は、天候による湿気ばかりではありません。冬用の寝具の素材が、湿気をためやすい、という点にあります。

冬のあったか寝具の素材は、ポリエステルやアクリルの化学繊維の、起毛したボアタイプが多く使われます。それらの素材は、湿気の吸湿がされにくく、湿気が生地やボアの表面に水滴となって付着したままになってしまいます。寝具の表面に付着した水滴は、気温の低さから、すぐに冷たくなります。冷たい水滴が、身体に触れれば、身体を冷やす原因になるのです。

あったか寝具は、ベッドや布団に入ってすぐは、もこもこふわふわで暖かです。しかし、睡眠状態に入り、発汗すると、かえって、身体を冷やす原因となります。素材選びは、慎重にすることをおすすめいたします。

わたくしたちのできることは、寝具のお手入れをしっかりとすることです。

お手入れは、しっかりと、寝具に付着したり、吸湿されたりした湿気を発散させます。

冬用寝具は、わたが入ってキルティングされていたり、生地が厚めだったり、ボアタイプで、タンブラー乾燥が使えなかったりします。洗濯しても、乾きにくく、頻繁に洗濯もできない素材が多いのが現状です。

  • 毎朝、起きたら、掛け布団を半分でも外して、風を通して湿気をしっかり発散させましょう。
  • サーキュレーターで、風を当てて、乾燥させてあげるのも、よい方法です。

しっかりと、昼間のうちの湿気を発散させておけば、夜、眠るときの寝具の冷たさが断然違います。冬用寝具の良さを生かして、暖かく眠るコツでもあります。

羽毛布団のお手入れ

羽毛布団のお手入れは、簡単です。

掛け布団カバーを必ず掛けて使い、定期的にカバーを洗濯することが1点。もう1点は、たまに、部屋の中で、布団干しラックに引っ掛けるか、ベッドの上で半分に折りたたんで湿気を発散させるだけです。

羽毛布団のお手入れの、注意点です。

  • 屋外で、天日に干すことは、おすすめしません。羽毛布団の側生地に傷がついて、羽毛が吹き出てしまい使えなくなってしまう原因になりかねないからです。
  • 布団たたきは、絶対に使わないでください。羽毛布団の中身の、繊細な羽毛がつぶれてしまい、保温力がなくなってしまいます。

お日さまにたっぷり当てた布団は、ふかふかで、夜も暖かなイメージはありますが、それは、綿わたのお布団の場合です。羽毛布団も、お日さまに当てると、ふっくらして温まりますが、生地の劣化や、損傷の原因になり、使えなくなってしまう方が問題です。

羽毛布団は、日光に当てなくても、部屋干しをするだけで、湿気を発散させることができます。日に当てて干す必要性はありません。どうしても、日に当てたい場合は、1時間程度で、とりこんでください。羽毛布団の干し方

あったか敷きパッドのお手入れ

あったか敷きパッドのお手入れは、朝起きてから、お出かけまでの間で、湿気をできる限り発散することです。

夜の間に吸った汗などの湿気を、昼間のうちに、発散させます。方法は、起きたら、お出かけまでの間、掛け布団を半分に折るなどして、敷きパッドが空気に触れるようにすることです。

お休みの日や、ご自宅にいらっしゃる天気の良い日には、布団干しラックにかけて、屋外、または、室内で、干して、しっかりと湿気を発散させると、さらに快適です。

洗えるタイプのあったか敷きパッドは、天気が良く乾燥した日に、必要に応じて、洗濯するようにします。あったか敷きパッドは、起毛された毛足の長いボアが使われていたり、中に多めにわたが入ったりするため、乾燥に時間がかかります。冬は、洗濯物が乾きにくいので、洗濯した夜には、使えない場合もあります。タイミングを見て、洗濯するようにします。

あったかシーツのお手入れ

あったかシーツのお手入れのポイントは、洗濯後の乾燥をしっかりすることです。

あったかシーツの素材は、パイル、ボア、フランネルなど、通常の綿生地のシーツより、生地が厚めです。どうしても、洗濯後の乾燥に時間がかかります。お天気出乾燥する日や、時間の余裕のあるときに、お洗濯をして、しっかりと乾燥させて、お使いください。

洗濯後の乾燥時間が気になる方は、洗い替えをご用意されることをおすすめします。夜、生乾きの状態で使うより、ずっと衛生的で、乾燥時間を気にする必要がないので、気分もずっと楽です。

毛布のお手入れ

毛布のお手入れは、毎日する必要はありません。お休みの日などに、陰干しをして、湿気を発散させましょう。

毛布は、洗える毛布と、洗えない天然素材の毛布があります。

洗えるニューマイヤー毛布などの化繊素材の毛布は、湿気が吸湿されず、表面に付着したままになりがちです。しっかりと放湿させておくと、夜、冷たさを感じず、お使いいただけます。汚れてしまった場合、必要があれば、お洗濯をしてください。

ウール毛布など、天然素材の洗えない毛布は、湿気の吸湿をしますので、汗が毛布の表面に付着して、それが水滴となって冷たくなる心配はありません。ウールのセーターを思い起こしていただくとわかりやすいと思います。同じように、陰干しで、お手入れをしてください。
 
 
以上、冬の寝具のお手入れ方法をお伝えしました。寝具の湿気をしっかり発散させることで、冷たい寝具から解放され、すこしでも暖かくお休みいただけます。

冬で寒さを感じながらも、寝汗は多い、という方は、意外に多くいらっしゃいます。冬の寝具の湿気は、身体を冷やして、病気の原因になったり、安眠の妨げになったりします。湿気の発散するにあたり、上記でお伝えした方法のほか、サーキュレーターや、除湿機、寝具乾燥機などを積極的にお使いになることもおすすめいたします。

どうぞ、冬も、できる限り、寝具の湿気をきちんと発散させて、暖かくぐっすりとお休みくださいませ。

冬用のあったかシーツのおすすめと選び方

冬のあったか寝具といえば、あったか敷きパッドが人気です。ただ、洗濯のしやすさや、取扱やすさ、見た目をすっきりさせたいなどで、敷きパッドではなく、暖かなシーツをお好みの方もいらっしゃいます。ここでは、冬におすすめの暖かな素材のシーツの種類と、選び方をお伝えいたします。

目次

冬におすすめの暖かなシーツの素材

寝ころんだときに、ひんやりしない、暖かで、冬におすすめのシーツの素材は、保温性の高い順に、次の通りです。

  • アクリルボアシーツ
  • マイクロファイバーボアシーツ
  • 綿ボアシーツ
  • シンカーパイル(やわらかタオル)シーツ
  • フランネルシーツ
  • ニット生地のシーツ

それぞれの素材の特徴を順に、お伝えします。

暖かなシーツの素材別の特徴

アクリルボアシーツ

保温性が高く、暖かに眠れるアクリルボアシーツ

保温性が高く、暖かに眠れるアクリルボアシーツ

アクリル素材の起毛されたボアシーツ。保温性が高く暖かなシーツです。布団に使えるフラットタイプは、冬のギフトなどにも多く利用されます。お贈りした方に喜んでいただけるので、冬のギフトとしてもおすすめです。

マイクロファイバーボアシーツ

保温性があり、洗濯後の乾きが早いマイクロファーバーのシーツ

保温性があり、洗濯後の乾きが早いマイクロファーバーのシーツ

保温性があり、柔らかな肌触りの、ポリエステルの超極細繊維のマイクロファーバーの起毛されたシーツ。布団用のほか、ベッド用も販売されています。洗濯後の乾きが早く、値段も手ごろですので、お子さまのシーツとしてもおすすめです。

綿ボアシーツ

静電気の起きない綿ボアシーツ

静電気の起きない綿ボアシーツ

起毛されたパイルの部分が綿100%の、暖かなタイプのボアシーツです。静電気が起きず、肌にやさしいのが特徴です。肌の弱い方や、静電気の苦手の方、天然素材の寝具がお好みの方に喜ばれています。布団用のほか、ベッド用のボックスシーツも販売されています。

シンカーパイル(やわらかタオル)シーツ

あったか過ぎず、でも冷たくないシンカーパイル生地のシーツ

あったか過ぎず、でも冷たくないシンカーパイル生地のシーツ

表面がループになった、やわらかなタオル素材のシーツです。綿生地のような冷たさがなく、吸湿性もあり、肌にやさしいのが特徴です。ボアほど暖かさが必要のない、でも、普通のシーツだと寒すぎる、というかたにおすすめです。布団用のほか、ベッド用のボックスシーツも販売されています。

フランネルシーツ

綿素材でひんやりしない、フランネルシーツ

綿素材でひんやりしない、フランネルシーツ

フランネル生地で、冷たく感じない生地タイプのシーツです。起毛はされていませんが、素材による暖かさがあります。ベッドをお使いの方で、もたつかず、すっきりした見た目の冬用シーツをお探しの方におすすめです。日本での販売は、減少しているシーツの素材です。海外の通販では、お求めいただけます。

ニット生地のシーツ

Tシャツのような伸びのある生地で、やわらかで優しい肌触りのシーツです。保温性は高くはありませんが、綿の生地のような冷たさはありません。あまり保温性は必要がなく、でも、冷たいシーツはお嫌いという方におすすめの素材です。

お好みに合った冬用シーツの選び方

ここでは、お好み別に冬のおすすめシーツの選び方をお伝えします。

冷たいシーツはいや、でも、暖かすぎない方がよいという方

冬、綿生地の冷たいシーツは、どうにかしたいが、ボアやアクリルなどの暖かさは必要ないという方には、下記がおすすめです。

3つの中での保温性の高さは、綿フラノ、シンカーパイル、ニットになります。

洗濯後の乾きやすさは、保温性と逆で、 ニット、シンカーパイル、綿フラノになります。

保温性もあったほうがいいが、見た目はすっきりとさせたい方

特にベッドをお使いの方で、暖かくて、見た目もすっきりとした冬用のボックスシーツをお探しの方がいらっしゃいます。そのような方におすすめなのは、

  • ニットシーツ
  • シンカーパイルシーツ
  • 綿フラノシーツ

です。保温性の高さは、綿フラノ、シンカーパイル、ニットになります。

保温性は、ボアタイプより落ちますが、綿生地のシーツの冷たさはありません。ベッドにお使いいただく場合も、側面や角が、ぼってりと膨らむことなく、すっきりとベッドにセットしてお使いいただけます。

厚みもありませんので、ボアタイプより洗濯もしやすく、お手入れも簡単です。

保温性重視の方

とにかく暖かなシーツをお探しの方は、

  • 起毛しているボアタイプ

をおすすめいたします。素材は、アクリルボアが一番暖かく、マイクロファイバー、綿ボアの順になります。

アクリルや、マイクロファイバー素材は、保温性は高いのですが、暖かすぎて、汗をかいた場合に、水滴がボアに付着して、冷たくなる場合があります。また、静電気などが発生することがございます。

綿ボアのシーツは、アクリルボアやマイクロファイバーボアより、保温性は低くなりますが、湿気をしっかりとシーツが吸水しますので、汗をかいた場合も、冷たい水滴により体を冷やす心配はありません。また、静電気も発生しませんので、安心してお休みいただけます。

洗濯後の乾きやすさは、アクリルやマイクロファイバーのほうが乾きやすい素材です。

ロングサイズや厚めのマットレスのベッドをお使いの方の冬用シーツ

ロングサイズや、厚めのベッドマットレスをお使いのお客さまから、冬用のあったかタイプのボックスシーツはありますか?といった質問を多く頂戴します。

残念ながら、現在、210cm丈のロングサイズや、厚めマットに対応したボアタイプの冬用あったかボックスシーツの既成品は販売されていないのが現状でございます。

冬用におすすめいたしておりますのは、下記の2タイプでございます。
いずれも、ボアタイプより、保温性は低くなりますが、綿生地のシーツの冷たさは感じずにお休みいただけるボックスシーツでございます。

1.伸びるタイプのパイルボックスシーツ

やわらかなパイル(タオルのようにループになっている)素材で、伸びる生地が使われて、サイズに柔軟性があるボックスシーツです。伸ばすことで、210cmのロングサイズは、35cm程度までの厚みのマットレスに対応が可能になっています。

伸びるタイプのボックスシーツは、幅は最大で160cmまで、丈は210cm間で対応しています。

2.サイズオーダーのシンカーパイルボックスシーツ

ふんわりやさしいぬくもりのシンカーパイル生地のシーツ

ふんわりやさしいぬくもりのシンカーパイル生地のシーツ

210cmより長めのベッドや、キングサイズ、ワイドキングサイズ、38cm程度の厚みのマットレスをお使いの方におすすめしているのが、サイズオーダーのシンカーパイルボックスシーツです。

保温性は、ボアタイプほどありませんが、綿生地の冷たさはありません。

サイズオーダーになりますため、お日にちがかかりますので、季節の前にご用意されることをおすすめいたします。
 

以上、冬におすすめの暖かな素材のシーツのおすすめと、選び方をお伝えしました。保温性重視の方は、シーツタイプより、中綿の入った、あったか敷きパッドのほうがおすすめではございます。

洗濯のしやすさや、すっきりした見た目、使いやすさなどで冬用のあったかシーツをお探しの方にお役立ていただけますれば幸いでございます。

広島県安芸郡 Y.F.様より

昨年、同じ商品を購入(色違いのサンゴ)しましたが、おかげで快適に過ごしています。
今回の商品も、確か、以前にそちらで購入したものが少々、くたびれて来た(生地が薄くなり、つるんとした質感になって来た)ので、まだ使えるとは思いましたが、快適性を取って、買い替えることにしました。

タオル地のボックスシーツは、余り取り扱いが無く、重宝しています。
(個人的な好みで言えば、もっとざっくりした質感が好きですが、、、)

今後とも、継続してこの手の商品を取り扱い、お願いします。


お求めいただきましたお品:
シンカーパイルボックスシーツ

兵庫県姫路市 M.T.様より

本日、午後3時頃、交換商品を確かに受け取りました。
ありがとうございました。

以前は、カタログ等でボアシーツが出ていましたが、最近
見かけなくなり、困っておりました。ネットなら有るかもしれないと
思い、探しまして、御社の商品を見つけ、注文した次第です。
初めて注文して、当方の事情で交換となり、いろいろと御迷惑を
おかけいたしまして申し訳ございませんでした。

このたびの件で、御丁寧な対応をしていただき、大変感謝しております。
次回、ボアシーツを購入する際も、御社にお願いしたいと、つくづく
思いました。
本当にありがとうございました。


お求めいただきましたお品:
綿ボア あったかボックスシーツ

三重県津市 T.Y.様より

毛布2点を受領しました。

キングサイズの綿毛布は、今後さらに寒くなったときに
使用したいと思っています。
キングサイズのベッドで、普段は毛布は使用していないのですが、
今まで風邪をひいたときやかなり寒いときなどたまに毛布を使う
ことがあり、シングルの毛布で間に合わせていました。

今後は、見た目もすっきりと使用できます。
キングサイズの品物を取り扱っていただけるので、とても
助かっています。安心です。

それから、毛布もそうでしたが、商品はしっかりした袋に入って
いるので、収納する際、便利ですね。

いつもありがとうございます。今後もよろしくお願いします。


お求めいただきましたお品:
シール織 綿毛布

辛い冷え性の方にドクターセラなどをおすすめする理由

冷え症でお困りのお客さまから、温熱タイプの敷き布団について詳しく教えてください、とのご連絡を頂戴しました。あったか敷きパッドの種類と選び方の記事をご覧くださり、ドクターセラに代表される、温熱タイプの敷きパッドに、ご関心をお寄せくださったとのことでした。ここでは、家庭用温熱電位治療器でもある、温熱タイプの敷きパッドについて、と、冷え性でお悩みの方におすすめをする理由をお伝えします。辛い冷え性で、冬の睡眠に不安を感じている方のお役だていただけますれば幸いでございます。

目次

温熱タイプの敷きパッドとは

ここでお伝えしている、温熱タイプの敷きパッド、敷き布団とは、いくつかの大手寝具メーカーから、家庭用温熱・電位治療器として厚生省からの認可を受けて販売されている、健康機能寝具のことです。具体的な商品名では、ドクターセラシリーズ、ドクターセラスリーエス、リケア、ヘルスナイト、などになります。

いずれのタイプも、身体を温める温熱治療機能と、酸性に傾きがちな身体を弱アルカリ性にもどす電位治療機能の、2つの健康機能を備えた、敷き寝具になります。厚みは7cm程度で、ベッドの上にのせてベッドパッドとして使ったり、敷き布団として1枚で使ったり、または、お使いの寝具と重ねて使うことができます。

身体に対する良い効果が認められているため、治療、という言葉が使われていますが、病気をお持ちの方用というのではなく、健康的な睡眠をとりたい方に、日常的にお使いいただける寝具です。

温熱タイプの敷きパッドとは

温熱タイプの敷きパッドとは

構造は、電気による発熱体が、腰から下の部分にあたる場所に配置されたヒーター面があり、そのヒーター面を、機能性の高い寝具素材を数層重ねて挟みこみ、寝心地の良い敷き寝具に作られています。使用時には、電源をつないで、温熱と電位を切り替えたり、温度調節をしたり、時間設定ができるコントローラを操作して、お好みに合わせた機能を使って睡眠できるようになっています。

温熱と電位治療機能を備えることによる、具体的な効果は、疲労回復、胃腸改善、血行を良くする、筋肉の疲れをとる、神経痛や筋肉痛の傷みの緩解、頭痛、肩こり、慢性便秘、不眠症などがあげられています。

上記が、各メーカーから販売されている、温熱タイプの敷きパッドの、共通の特徴の説明です。次に、お問い合わせを頂戴した方にお応えするべく、冷え症の方におすすめする理由をお伝えします。

冷え性の方におすすめする理由

寝具のプロとして、身体の冷えにより、特に冬に、質の良い睡眠がとれずに不安を覚えたり、悩まれたりする方がおられることを知った場合、この商品をお伝えするしかないと思ってお伝えしています。実際に、冷え症である自分が使っていること、また、これまでご販売させていただいたお客さま方からのお声を頂戴した経緯から、おすすめしてもよいと判断してのことです。

おすすめする大きなポイントは、下記の3点です。それぞれ、順を追ってお伝えします。

  • 腰から下だけを、やわらかい暖かさで温める
  • 疲れがとれ、血行が良くなっているのを、朝に実感する
  • 神経の痛みが和らぐ

腰から下だけを、やわらかい暖かさで温める

寒い夜にベッドや布団に入ったときの、体が硬直し、身体を丸め、眠気も覚めて、いつまでも眠れなくなってしまうなどの経験がある方もいらっしゃるかと思います。冷え性でお悩みの方は、おそらく、その冷たさによって、ベッドや布団に入ることに抵抗感さえ持ってしまい、いつまでも夜更かししてしまう、などということもあるのではないでしょうか。

ドクターセラスリーエフなどを使うと、腰から下だけを、やわらかな、ほんわかしたやさしい温かさで体を温めながら、眠ることができます。就寝時間前に、お好みの温度設定をしてスイッチを入れておけば、あの、冷たい寝具による体の硬直も、丸めて眠る必要もなく、手足を伸ばして、ゆったりとくつろいで、安心しながら眠ることができます。

布団の中を温めることなら、電気毛布やあんかなどでもいいのではないか、と思われる方もいらっしゃるかと思います。温熱タイプの敷きパッドと、電気毛布などとの大きな違いは、温熱タイプ敷きパッドは、身体やのどを乾燥させない、ということにあります。電気毛布をお使いの方の中には、のどが渇く、肌が乾燥してしまう、などという経験をお持ちの方もおられるかと思います。

ドクターセラなどは、遠赤効果のあるヒーター機能を使っていること、そして、そのヒーター面を、敷き寝具に使われる、品質の高い、ウール混わた、ウレタン、エアロフィルなどで、しっかりはさみこんであることで、身体を乾燥させずに、じんわり、暖かくお休みいただけるようになっています。

私が使っていて実感している、一番の理由は、このなんともいえない、やさしい温かさにあります。使わないで眠るときの、身体の硬直、と、使って眠るときの、心身ともに安らぎ、安心して眠りに入れる心地よさは、雲泥の差があります。使うことで、ぐっすりと、質の良い睡眠がとれていることを実感しています。

疲れがとれ、血行が良くなっているのを、朝に実感する

身体を適度にやさしく温めながら眠ることで、目覚めが良いことを実感します。質の良い睡眠のためには、頭寒足熱が大切といわれています。腰から下、もしくは、足元だけ温めることができる、温熱タイプの敷きパッドで眠ることは、まさに、頭寒足熱で眠れることで、質の良い睡眠をとることができます。それを、朝、目覚めの良さで実感します。

目覚めが良いということは、前の日の疲労が回復していて、疲れが残っていないということです。また、固くなった肩や腰も、軽くなっていることもあります。温めながら眠ることで、血行が良くなっていることを感じます。

冷え症でお悩みの方は、眠るときも、身体が冷えたままで温まらないため、目覚めが悪かったり、硬直して眠ることで、朝起きると、身体がこっていたりなどの経験がおありと思います。温熱タイプの敷きパッドを使用することで、私の場合、それを感じずに目覚めることができています。

神経の痛みが和らぐ

これは、冷え症の方というより、神経痛がある方におすすめする点になります。身体に痛みがあるとき、手を当てて患部を温めたり、ホカロンなどを貼って温めると、痛みが改善されることは、ご存じのとおりです。神経痛や、身体に痛みがあることでお悩みの方は、痛みで、夜、眠れないという方がいらっしゃいます。その辛さは、その経験がおありの方しかわからないでしょう。

そのような方が、温熱タイプの敷きパッドを利用して、本当によく眠れた、と、おっしゃってくださいます。痛みを感じずに眠ることができたとおっしゃるのです。私が、ご販売させていただいたお客さまから、実際にお声を頂戴しているので、ここでお伝えしています。

辛い冷え症によって、神経痛がある方もおられるかと思います。温熱タイプの敷き布団を使うことで、上記のような実際のお声を頂戴しているので、あえて、この記事で、お伝えすることにしました。
 

以上、ドクターセラなどの、家庭用治療器具として認められている温熱タイプの敷きパッドを、冷え症の方におすすめしている理由をお伝えしました。実際に使ってみようと思われる場合は、取り扱いをされている寝具専門店に、実際に足をお運びただき、実物をご覧いただいて、じっくりとご検討することもおすすめいたします。例えば、私が使用しているドクターセラシリーズは、お近くの専門店をお尋ねになるとご覧いただけると存じます。

温熱タイプの敷き布団は、最初にお伝えした通り、温熱治療機能の他に、電位治療機能もあります。今回は、冷え症の方からのご相談にお答えしているので、電位治療効果には触れませんでした。電位治療機能については、別の機会にお伝えできればと思っています。

今回の記事は、私個人が、実際に使って感じていることと、お使いいただいているお客さまから実際にお聞きしたことをお伝えしています。商品の性能や説明に関しては、各メーカーさまの商品のページなどのほうが詳しいかと思います。私が伝えるべきは、このような商品によって、寒い冬に、どんなに心地よく、楽に、安らぎを感じながら眠ることができるか、だと判断し、上記のような内容でお伝えしました。

冬の夜の睡眠で、お悩みの方にお役立ていただければ幸いでございます。

この商品を文面でお伝えすることにした判断理由

これらの商品は、高価な商品で、通常の寝具と異なり、電源をつないで使う寝具でもありますので、店頭で直接お客さまとお話しをして、ということでなく、文面で伝えることで、何らかの誤解が生じるのではと、躊躇したことも事実です。

しかしながら、この商品の存在を知っている、寝具のプロとして、身体の冷えにより、特に冬に、質の良い睡眠がとれずに不安を覚えたり、悩まれたりする方がおられることを知った場合、この商品をお伝えする必要があるとの判断し、この記事にしました。実際に、冷え症である自分が使っていること、また、これまでご販売させていただいたお客さま方からのお声を頂戴した経緯から、おすすめしてもよいと判断いたしました。

羽毛布団には専用カバーが必要ですか? 最適なカバーとは?

羽毛布団には専用カバーが必要ですか? 最適なカバーとは?

羽毛布団には専用カバーが必要ですか? 最適なカバーとは?

「羽毛布団には、羽毛専用カバーが必要ですか?」と、お客さまからご質問を頂戴します。羽毛布団専用掛け布団カバーとして販売されている商品があるため、迷われる方がいらっしゃるようです。羽毛布団は、必ず掛けふとんカバーをかけて使いますが、カバーは、羽毛布団専用である必要はありません。

ただ、羽毛布団に、適した掛け布団カバーはございます。

最適なカバーをかけると、羽毛布団のな掛け心地や、暖かさの感じ方が、数段に良くなります。「羽毛布団ってこんなにふんわりして、軽かったの?」とおっしゃる方もおられるほどです。ここでは、羽毛布団に適した掛け布団カバーの特徴をお伝えします。掛け心地の良いカバー選びにお役立てください。

目次

羽毛布団に適した掛け布団カバーの特徴

羽毛布団に適した掛け布団カバーとは、羽毛布団が使いやすく、保温力の高さを引き立て、掛け心地が良くなる、といった条件のある掛け布団カバーになります。

羽毛布団に適した掛け布団カバーを選ぶ際は、次の2つ、を、確認します。

  1. 掛け布団カバーの仕様
  2. 適した生地

それぞれの項目について、順にお伝えします。

1.羽毛布団に適した掛け布団カバーの仕様

羽毛布団は、掛け布団カバーからずれることなくフィットして、一体化していると、掛け心地がとてもよいです。そのために、掛け布団カバーは、

をお選びください。

羽毛布団には、ずれ防止の品の付いたカバーがおすすめです。

羽毛布団には、ずれ防止の品の付いたカバーがおすすめです。

羽毛布団の4つの角、や、4辺の中央などに、小さばループが縫い付けられています。このループと、掛け布団カバーの内側に縫い付けられている紐を結束させます。羽毛布団がカバーの中で泳いだり、モコモコと一定の箇所に固まってしまったりすることがなく、羽毛布団の本来のサイズのまま、快適に掛けていただくことができます。

掛け布団カバーの内側の紐の数は、8か所~12か所ついています。羽毛布団のループの位置に合わせて結束します。最低、四隅の4か所だけでも留めるようにしましょう。羽毛布団が、カバーの中で泳いで、足元の方に固まってしまって、寒くて目がさめてしまった、などという心配がなくなります。

2.羽毛布団に使いたい掛け布団カバーの生地

掛け布団カバーの生地は、

  • 上質で薄手で、
  • 肌触りが良く、
  • 軽量であること

がベストです。

上記の中で、軽さ、は、とても大切です。理由は、羽毛布団の保温性は、繊細な羽毛が空気を含み、羽毛布団のマスの中が、暖かな空気でいっぱいになり膨らむことで、発揮されるからです。

重い生地の掛け布団カバーをかけてしまうと、羽毛のふくらみを妨げてしまうことになります。軽量の生地でしたら、たっぷりと羽毛が膨らむことができ、保温力が高まり、包まれるような暖かさでお休みいただけます。

軽量の生地のカバーは、生地が薄手ということになります。薄手で、すぐに破れてしまったりするようなカバーは、コストパフォーマンスが良くありません。薄手でも、丈夫さがある生地、細い糸で綿密に、丈夫さのある織り方で織られた上質の生地であることが大切です。

少々専門的になりますが、糸番でいうと、40番以上、スレッドカウントでいうと、210以上の掛け布団カバーが目安になります。織り方は、肌触りの好みもあろうかと思います。さらっとしたさっぱり目をお好みの方は、平織り、滑らかな肌触りがお好みの方は、綿サテン織などをお選びなるとよいです。

高級羽毛布団や、上質な羽毛布団をお使いの方は、掛け布団カバーの生地も上質な素材をお選びになることをおすすめします。例えば、スーピマ超長綿、インド超長綿、エジプト超長綿の掛け布団カバーです。肌触りが格別で、寝心地の良さを引き立てます。良い羽毛布団をお使いの方は、カバーで布団の良さが台無しにならないように、是非、しなやかさのある上質な掛け布団カバーをお選びください。

羽毛布団の掛け心地を良くする、スーピマ超長綿掛け布団カバー

羽毛布団の掛け心地を良くする、スーピマ超長綿掛け布団カバー

肌疾患の方からのご相談

ここでは、お客さまと交わした、掛け布団カバー選びに関する会話をご紹介します。

良質な睡眠のための寝具を、いつもお選びになってくださるお客さまです。上質な羽毛布団をお使いで、カバーも、しなやかで軽量で、掛け心地の良いものをお求めくださっています。

その方から、「今回は、少し生地の厚めの掛け布団カバーが欲しいのだけど。」と、ご連絡を頂戴しました。事情をお伺いすると、ご主人さまが、足に肌疾患があり、毎晩、薬をたっぷりつけて眠るのだそうです。薬がどうしても、カバーに付着してしまい、しみになったり、中の羽毛布団の側生地に染み込んだりしてしまうとのことなのです。

「いつものカバーは、本当に掛け心地が良くていいのだけど、洗濯のことや、羽毛布団のことを思うと、少し厚めのカバーしかないかな、と思って。」とおっしゃるのです。お話をお伺いし、今までとは異なったカバーをお選びしました。

肌疾患をお持ちなので、肌触りは、少しでも滑らかなほうが良いと思い、上質な素材であることは変えずに、今までより少し太い糸で織られた生地のカバーをおすすめしました。良い素材で、糸番が太いと、肌触りの滑らかさがありながら、丈夫さのある、少し厚めの生地になるからです。織り方は、サテン織のカバーをおすすめしました。

このお客さまは、いつもは、糸番が60番や80番の生地のカバーをお使いですが、今回は、糸番が40番の生地のカバーです。生地が少し厚くなる分、重くなりますが、薬の使用を続けている間は、これにしてみるとのことでした。

羽毛布団の良さを引き立てるベストな掛け布団カバーはありますが、それぞれの方の体の事情や、お好みに合ったカバーを選ぶことも大切なことです。理由は、気持ちが安らぐことも、良質な睡眠につながるからです。

以上です。羽毛布団に適した掛け布団カバーの条件と選び方をお伝えしました。

最後のお客さまとの事例のように、一概に、商品の条件だけで選ぶのではなく、それぞれの方に適した寝具を選ぶことは、質の高い睡眠、健康のためにとても大切です。もし、そのようなお好み、体調などがありましたら、お近くの寝具専門店の方にご相談になり、最適な寝具をお選びになることをおすすめいたします。

羽毛布団に最適な、掛布団カバーのおすすめ商品

羽毛布団の良さを引き立てる、最適な掛布団カバーがございます。肌触りが良く、軽量、内側にもずれ防止の紐もついたスーピマ掛布団カバーがおすすめです。

スーピマ超長綿掛布団カバーを見る

羽毛布団に最適なスーピマ掛布団カバー

羽毛布団に最適なスーピマ掛布団カバー

羽毛布団の襟元が汚れたときの対処法と予防策

羽毛布団の襟元、ちょうど首が当たる部分、が汚れてしまいどうしたらよいですか?といった質問を頂戴します。ご主人や息子さんなど、男性が使っている布団だけそのようになってしまうことがあるようです。ここでは、羽毛布団の襟元が汚れる理由と、対処の方法、予防策をお伝えします。

目次

羽毛布団の襟元が汚れる理由と対処法

羽毛布団は、掛け布団カバーを必ずつけて使います。羽毛布団の襟元が汚れているということは、すぐについた汚れではなく、数年使うなかで、じんわり汚れが付着していったという場合がほとんどです。特に首元は、パジャマを着ていても、直接肌が触れるので、どうしても、汚れやすい部分になります。

羽毛布団を長年使うと、汗や皮脂が染み込み、側生地や中の羽毛が汚れていきます。つまり、羽毛布団の襟元の汚れは、長年かけて汗や皮脂が、しみとなっている状態です。

そうなってしまった場合、側生地に染みついた、しみ汚れは、ほぼ、とることはできません。

羽毛布団の側生地は、上質で、薄手の生地が使われていることが多く、シミ抜きなどの特殊な洗剤を使ってしまうと、生地を傷めることになるからです。羽毛布団の専用クリーニングサービスでも、シミ抜きは、しない会社が多いのが現状です。

ただ、側生地のシミは、とることはできませんが、汚れは、クリーニングすることで、清潔になります。

首元の汚れが気になるぐらいの羽毛布団は、側生地に汗や皮脂が染みつき、中の羽毛も汚れています。羽毛が汚れているかの判断は、襟元あたりの羽毛布団のマスの中の羽毛だけ、へたっていたり、少なく感じたり、膨らまないなどといった症状が出ていることでわかります。

冬用の羽毛布団は、ご家庭ではお洗濯はできませんので、寝具専門店にご相談されて、安心できる羽毛布団専用のクリーニングサービスをご利用ください。羽毛布団のクリーニングのタイミングと注意点

羽毛布団のクリーニングにより、中の羽毛に付着した、汗や皮脂の汚れも落ちますので、清潔に羽毛布団をお使いいただけます。

羽毛布団の襟元だけ、へたってしまっている場合は、寝具専門店によっては、クリーニングと同時に、襟元だけ増し羽毛をしてくれます。お求めになった寝具店にぜひご相談なさってください。

羽毛布団の襟元の汚れないための予防策

羽毛布団の襟元の汚れを防ぐ襟カバー

羽毛布団の襟元の汚れを防ぐ襟カバー

襟元の汚れを防ぐには、寝具用の襟カバーをおすすめします。

羽毛布団に、必ず掛け布団カバーをかけ、その上から、襟カバーを装着するという手順です。これにより、汗や皮脂が気になる男性も、汚れが羽毛布団まで染み込むことを防げます。

そして、付ければいいというだけでなく、きちんと、頻繁にお洗濯をすることが大切です。襟カバーだけでしたら、簡単に装着が可能で、洗濯も簡単です。

掛け布団カバーも、もちろん、定期的にお洗濯をしてください。
 
 

以上です。羽毛布団の側生地の襟元の汚れは、数年かけて、汚れじみとなっていますので、とることはできません。羽毛布団のクリーニングをすることで、清潔にして、快適にお使いいただくことは可能ですので、寝具専門店にご相談ください。

多くの寝具専門店では、寝具や睡眠の知識のあるスタッフがそろっているはずです。寝具は専門店で、相談しながらお求めになることは、質の良い睡眠につながりますので、是非おすすめします。

最近は、羽毛布団や寝具をインターネット通販でお求めの方もおられると思います。その場合も、寝具専門店のインターネット通販で、ご相談されながらお求めになると、アフターケアなどのアドバイスもいただけるのではないかと思います。

寝具店はあまり利用されない方もいらっしゃるかと思いますが、健康のためと思って、どうぞご利用されることをおすすめします。