Monthly Archives: 6月 2018

羽毛布団のクリーニングとリフォームの違いとは?

羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い

羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い

「羽毛布団のクリーニングとリフォームってどう違うの?」「使っている羽毛布団、クリーニングとリフォームで、どちらが必要?」と、迷われる方が多いようです。ここでは、羽毛布団のクリーニングと羽毛布団のリフォームの違いと、適切な利用方法、注意点をお伝えします。

目次

  • 羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い
  • 羽毛布団のクリーニングとリフォーム、どちらが適切か、の見分け方
  • サービスを利用に適した季節
  • サービスを利用する際の注意点
  • 羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い

    羽毛布団のクリーニングと、羽毛布団のリフォームの、共通点は、

    • 掛け心地が悪くなった羽毛布団を、掛け心地良く、復元させるための、お手入れの方法

    という点です。

    二つのお手入れ方法の違い、異なる点は、

    1. 羽毛布団の劣化の状態による、適したお手入れ方法
    2. それぞれの作業工程

    にあります。

    違いの詳細は、下記です。

    1.羽毛布団の劣化の状態の違い

    • クリーニングは、羽毛布団の劣化が、まだ軽い状態のときに施します。
    • リフォームは、状態が悪く、羽毛布団が寿命に近い状態のときに施します。

    2.作業工程の違い

    • クリーニングは、羽毛布団をそのままの状態で、まるごと洗浄します。
    • リフォームは、羽毛布団の側生地を取り外し、解体して、手入れをした後、仕立て直しをします。

    羽毛布団のクリーニングとリフォーム、どちらが適切か、の見分け方

    ここからは、羽毛布団のクリーニング、と、羽毛布団のリフォーム、どちらが、あなたの羽毛布団のお手入れに適しているか、を見分け方をお伝えします。

    見分け方を、下記、5つの点で、お伝えします。ご自身の羽毛布団の状態と、比べていただき、どちらが適しているか、目安になさってみてください。

    1. 適した羽毛布団の状態
    2. 費用の目安
    3. 利用の頻度
    4. お手入れの方法
    5. 工程
      • 上記の点を、羽毛布団のクリーニング、羽毛布団のリフォームのそれぞれについて、詳しく解説していきます。

        羽毛布団のクリーニング

        1.適した羽毛布団の状態

        クリーニングが適した、羽毛布団の状態は次の通りです。

        • 羽毛布団の側生地の汚れが、特別に気になったとき
        • 羽毛布団の襟元だけ、かさが減って膨らまないような状態のとき
        • 羽毛布団のふくらみが減り、保温性が落ちたと感じるとき
        • 羽毛布団を使い始めて、3~5年経過したとき

        2.費用の目安

        シングルサイズ、1枚当たり、数千円程度から

        3.利用の頻度

        3~5年に一度で十分です。頻繁にクリーニングをしてしまうと、側生地や、中の羽毛が傷んでしまう原因になり、ふっくらとした掛け心地が、復元されなくなってしまいます。

        4.お手入れの方法

        羽毛布団のクリーニングは、お使いの羽毛布団を、まるごと、水洗いによる洗浄をします。

        5.工程

        1. 羽毛布団専用のクリーニング工場で、専用機械にて、羽毛布団をまるごと、水洗いによる洗浄をします
        2. 専用の乾燥機で、中の羽毛までしっかりと乾燥させます
        3. ふんわりとした羽毛布団になるように、羽毛が偏らないように、復元させます

         
        詳細記事:「羽毛布団のクリーニングのタイミングと注意点」 
         

        羽毛布団のリフォーム

        1.適した羽毛布団の状態

        リフォームに適した、羽毛布団の状態は次の通りです。

        • 羽毛布団から、羽毛がふきでてきたとき
        • 羽毛が、布団の中で、かたよった状態になったとき
        • 羽毛布団のふくらみが減り、保温性が落ちたと感じるとき
        • 羽毛布団のクリーニングでは、復元が難しい状態と診断されたとき
        • 羽毛布団のクリーニングを複数回したあと
        • 羽毛布団を使い始めて、6~10年程度経過しとき

        2.費用の目安

        シングルサイズ、1枚当たり、4~5万円程度から

        羽毛布団のリフォームは、増し羽毛に使われる羽毛と、仕立て直しに使う側生地のランクによって、費用が、大きく異なります。サービスを利用する際に、サービスのランク、品質と価格を寝具専門店に確認をして、利用するようにしましょう。

        3.利用の頻度

        6~10年に1度が目安です。利用の際は、寝具専門店で、羽毛布団の状態を診断してもらうことをおすすめします。

        4.お手入れの方法

        羽毛布団のリフォームは、お使いの羽毛布団の、側生地をはずし、解体した後に、中の羽毛を洗浄、増し羽毛をして、新しい側生地を使って、仕立て直し(作り直し)をします。

        5.工程

        1. 羽毛布団リフォーム専用の工場にて、羽毛布団の側生地をはずして、解体します
        2. 中の羽毛を計量します
        3. 中の羽毛を専用機械により、洗浄して、脱水をします
        4. 羽毛をふんわりと乾燥さます
        5. 摩耗した羽毛やチリ、ホコリを、取り除きます
        6. 残った羽毛を計量します
        7. 適切な量を増し羽毛をします
        8. 新しい側生地を使って、お仕立て直しをします
        9. ふんわりとした羽毛布団になるように、復元させます

         

        詳細記事:「羽毛布団のリフォームの方法と注意点
         
         

        サービスを利用するのに適した季節

        羽毛布団のクリーニングや羽毛布団のリフォームのサービスを利用するには、適した季節があります。

        どちらも、羽毛布団を使わなくなった時期、6月から9月ごろまでに、利用するのが、ベストなタイミングです。

        理由は、

        • 直前まで使用していた羽毛布団の掛け心地がどうであったか、詳しく専門店に伝えられること
        • 汚れた羽毛布団を収納前にお手入れして、サービス後、きれいな状態で保管ができる
        • リフォームは1カ月程度の日にちがかかるので、羽毛布団を利用する秋の季節の前に、お手入れを終わらせておくのがよい
        • 6~7月前後は、寝具専門店で、羽毛布団のクリーニングやリフォームのキャンペーンを行うことが多く、特典を受けられることがある

        などがあげられます。

        サービスの利用を検討する方は、6~9月をめどに、寝具専門店に相談するようにしましょう。

        サービスを利用する際の注意点

        必ず、技術力のある、信頼のおける専門サービスや寝具専門店のサービスを利用するようにしましょう。羽毛布団のクリーニングやリフォームは、いずれも専用の設備や専門技術が必要だからです。

        お近くに寝具専門店がなかったり、相談できる専門店が不明だったりする場合、羽毛布団のメーカーのお客さま相談係などに電話で相談し、安心して任せられるクリーニング店や、寝具専門店を紹介してもらうことをおすすめします。

        お伝えしなくてはいけない、大切な注意点を、2つお伝えします。

        1. 電話による業者を名乗る羽毛布団のクリーニング、リフォーム、および、「無料羽毛布団の点検」の誘いは、必ず、断ること
        2. 訪問販売による羽毛布団の点検、クリーニングの誘いは、必ず、断ること

         

        被害を防ぐためです。

        有名なメーカー名(例えば西川など)を名乗ったり、メーカーを装ったりして、電話や訪問による営業が頻繁に行われています。ひどい例では、お近くの実在する寝具店の名前を使ったり、装ったりして、営業が行われることすらもあります。

        そういった営業に応じてしまったことで、さまざまな被害の実情を、私共も、そして、メーカーさまも、非常に多く耳にしております。

        被害を、事前に防ぐために、訪問による羽毛布団の点検、電話による羽毛布団の点検などの営業には、絶対に応じないことが、とても大切です。

        以上、羽毛布団のクリーニングとリフォームの違い、そして、それぞれのサービスに適した羽毛布団の状態をお伝えしました。

        羽毛布団は、年数がたつと、中の羽毛に汚れが付着したり、摩耗したりで掛け心地が悪くなります。保温性が、少なくなったな、と感じたら、羽毛布団のクリーニングやリフォームを、寝具専門店にご相談してみてください。掛け心地の良さが復元され、次のシーズンも、軽くて暖かにお休みいただけます。

使わなくなったシーツやカバーのおしゃれなリメイク活用方法

古くなったり、色や柄の好みが変わったりして、使わなくなったシーツやカバー、引出しの中に入ったまま、ということはありませんか? いつか何かに使えるかも、とそのままになっている方も多いようです。ここでは、使わなくなったシーツやカバー、ピロケースの、おしゃれな活用方法についてお伝えします。すぐに簡単に作れる、リメイクの実例もご紹介しています。

目次

  1. シーツや掛けふとんカバー、ピロケースがリメイクにぴったりな理由
  2. インテリア小物に活用した実例紹介
  3. 普段使いの小物に活用

1.シーツや掛けふとんカバー、ピロケースがリメイクにぴったりな理由

使わなくなったシーツやカバーのおしゃれな活用方法

使わなくなったシーツやカバーのおしゃれな活用方法

長い間使わずに、引出しにしまいっぱなしになっているシーツや、掛けふとんカバー、ピロケース、1組ぐらい、どなたもあるのではないでしょうか? 収納してある場所を、ちょっと覗いてみてください。インテリアをおしゃれにする宝物が眠っているかもしれません。

使わなくなったシーツやふとんカバーは、インテリア小物として、再利用するのに最適な生地です。理由は、次の3点です。

  • 好みの色や柄
  • 生地の特性
  • ファブリックブランドの有名な柄

好みの色や柄

シーツや布団カバー、ピロケースをお選びになるとき、好みの色や柄、寝室のインテリアに合わせて選びませんでしたか?

もし、答えが、「はい」でしたら、それだけでも、シーツや布団カバー、ピロケースのリメイクをおすすめします。丈夫で、洗濯しやすく、好きな色や柄の生地が、大きいサイズで、目の前に、たっぷりあるのですから。

お好みの色や柄の生地を使って、おしゃれなインテリア小物を、すぐに作っていただけます。

さらに、生地がたっぷりあるので、同じ柄や色で、いくつか作って、コーディネートして使えますので、インテリアのオシャレ度がアップします。

生地の特性

シーツや、掛けふとんカバー、ピロケースに使われる生地は

  • 直接肌に触れても、肌にやさしい生地
  • 身体による摩擦や、頻繁な洗濯にも耐えうる耐久性の高い生地
  • 洗濯しても、色落ちしない生地
  • サイズが大きく、織りムラや色ムラのない生地

などの特徴があります。布団カバーやシーツの生地の、これらの特徴も、小物類の生地として、再利用するのにぴったりな理由です。

ファブリックブランドの有名な柄

ラルフローレン、ローラアッシュレイ、ウエッジウッド、ウィリアムモリス、サンダーソン、エトロなど、ブランド柄の掛け布団カバーやシーツ、ピロケースをお使いではなかったですか?

ファブリックメーカーの素敵な柄の生地

ファブリックメーカーの素敵な柄の生地

好みや、寝室のインテリアにあわせてご愛用されていた方も多くいらっしゃるでしょう。一方で、柄物だけに、寝室のイメージを変えたり、飽きてしまったりで、使わなくなり、棚にしまってある、という方も多いようです。

もし、そのようなカバーをお持ちでしたら、ぜひ、インテリア小物としてお使いになることをおすすめします。ファブリックブランドの柄は、洗練されていて、世界の多くの人に愛された柄ですので、インテリア小物にぴったりなのです。

同じ柄で色々な小物を作って、インテリアのコーディネートもしていただけます。

2.インテリア小物に活用した実例紹介

ここからは、使わなくなったシーツ、掛けふとんカバー、ピロケースを、インテリア小物に使った実例を紹介します。今回ご紹介するのは、次の小物です。

  • カフェカーテン
  • テーブルセンター
  • テーブルクロス
  • パソコンのキーボードカバー
  • クッションカバー

カフェカーテンの実例:ボックスシーツをリメイク

ベッドのボックスシーツの生地を使った、カフェカーテンです。洗面所の小窓に使ったケースです。

シーツをリメイクしたカフェカーテン

シーツをリメイクしたカフェカーテン

生地が薄いので、明かりとりができ、レースより透けないので、洗面所に。

生地が薄いので、明かりとりができ、レースより透けないので、洗面所に。

シーツの軽い生地なので、少し明かりが入り、レースより透けず、インテリア性高く、おしゃれな洗面周りを演出できます。

テンションポールの部分は5cm

テンションポールの部分は5cm

作り方は、シーツの端から、必要な長さの生地を裁断し、カフェカーテンに仕上げます。テンションポールの穴通しの部分の高さは、5cmとっています。

この実例では、ウィリアムモリスの有名な柳の枝の柄、「ウィローボウ」の柄のボックスシーツを再利用しました。カーテンや壁紙で、この柄をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

使わなくなったシーツをリメイクすることで、簡単に、手軽に、素敵な柄のカフェカーテンでインテリアを楽しめることができます。なんとも贅沢な気分を味わっていただけます。

テーブルセンターの実例:ピロケースをリメイク

ピロケースをリメイクして作った、テーブルセンターです。

ピロケースをリメイクして、テーブルセンターに

ピロケースをリメイクして、テーブルセンターに

テーブルセンターですが、カフェカーテンとコーディネートするために、小窓の前の小さなスペースに、敷きました。

生地は、先にお伝えしたカフェカーテンと同柄の、ウィリアムモリスのウィローボウの柄の、ピロケースを利用しています。

ピロケースを使った理由

テーブルセンターに、シーツではなく、ピロケースを使ったのには、理由が2つあります。

1つは、生地が2重に使えることです。

ピロケースは、そのまま縫い合わせれば、生地が2重になります。テーブルセンターは、ぺらぺらとした生地より、多少、しっかり目の生地のほうが、おさまりがいいので、あえて、生地を2重にするために、ピロケースを使いました。

2つめは、ピロケースのきれいな縫製を生かせることです。

ピロケースの縫製のきれいな角の部分を生かして使う

ピロケースの縫製のきれいな角の部分を生かして使う

このピロケースは、額縁タイプだったので、四隅の角が、きれいに斜めに縫われています。自分で縫わなくても、その角のきれいな縫製を生かすことができます。

ピロケースは、余分にお持ちの方もいらっしゃると思います。しっかりとした縫製を生かすと、簡単に、きれいに、インテリア小物として、再活用していただけます。

テーブルクロスの実例:掛けふとんカバーをリメイク

掛けふとんカバーをリメイクして作った、テーブルクロスです。

掛けふとんカバーをリメイクしたテーブルカバー

掛けふとんカバーをリメイクしたテーブルカバー

掛けふとんカバーを使った理由は、テーブルセンターと同じく、生地を2重にしたかったからです。カバーの形状を生かして、必要な大きさに裁断。カバーとして縫製されていない部分だけ、縫い合わせれば、テーブルセンターになります。

使ったのは、サンダーソンのバラ柄の掛け布団カバーです。サンダーソンの柄は、世界中のインテリア好きの方に愛されている柄です。使わなくなったカバーをリメイクして、インテリアに生かせるなんて、幸せな気分になれます。

パソコンのキーボードカバーの実例:ボックスシーツをリメイク

ボックスシーツをリメイクして作った、パソコンのキーボードカバーです。

シーツをリメイクした、パソコンのキーボードカバー。チロリアンテープで飾り。

シーツをリメイクした、パソコンのキーボードカバー。チロリアンテープで飾り。

シーツは、縫いやすい薄さなので、長方形に裁断して、四方は三つ折りにして縫います。仕上がったクロスの端の部分に、手芸用のチロリアンテープで飾りを付けて完成です。

シーツの再利用でありがたいのは、生地がたっぷりあること。同じ生地を、長方形に裁断して、四隅を縫って、アップリケを付けて、プリンターカバーにも、リメイクしています。

シーツをリメイクして、プリンターカバーを。

シーツをリメイクして、プリンターカバーを。

クッションカバーの実例:掛けふとんカバーをリメイク

掛けふとんカバーを使ってリメイクしたのが、クッションカバーです。サンダーソンの、花柄の掛けふとんカバーの角を使って、35x35cm四方のクッションカバーです。

掛けふとんカバーの再利用で、クッションカバー。

掛けふとんカバーの再利用で、クッションカバー。

クッションのヌードの中芯は、35x35cm40x40cm45x45cm50x50cm60x60cm が販売されています。サイズに合わせて、カバーを使ってリメイクすれば、おしゃれなインテリアのお部屋を楽しんでいただけます。

3.普段使いの小物に活用

使わなくなった、シーツやカバー、ピロケース。インテリア小物を作って、さらに余ることもあります。その場合は、普段使いの小物にも利用が可能です。

掛け布団カバーをリメイクして巾着小物入れ

掛けふとんカバーをリメイクして巾着小物入れ

バッグに入れておく、小さな巾着袋は特に便利です。薄手の生地で、軽くてがさばらず、洗濯が簡単だからです。

そのほか、小さなハンカチや、ランチョンマット、お弁当を包むハンカチ、などにも利用可能です。お好きな色や柄の生地ですので、毎日目にするものに使うと、気分がとっても幸せになります。

以上、使わなくなったシーツ、布団カバー、ピロケースをおしゃれに活用する方法をお伝えしました。

女性って、布が好きですよね。あなたの引き出しに入っている、好みの色や柄で選んだ、布団カバーやシーツ、是非、リメイクして、インテリアをおしゃれを楽しんでみてください。

ふとん圧縮袋、使用可能な寝具と使用時の注意点

布団圧縮袋、使用可能な寝具と使用時の注意点

布団圧縮袋、使用可能な寝具と使用時の注意点

「ふとん圧縮袋、使って問題ありませんか?」「お客さま用の布団を、圧縮袋で保管しても大丈夫ですか?」と、お問い合わせを頂戴します。普段使わない寝具は、圧縮して、コンパクトに収納したいものです。とはいえ、圧縮して復元するのか、気になる点もあります。ここでは、布団圧縮袋に収納してもよい寝具と、圧縮袋は使わないほうがよい寝具、そして、圧縮袋を使う際の注意点をお伝えします。

目次

1.布団圧縮袋を使用してもよい寝具の種類

「布団や毛布、圧縮袋に入れても、ちゃんと復元するのかしら?」

圧縮袋を利用してもよい寝具のリスト

圧縮袋を利用してもよい寝具のリスト

お客さま用の布団や、季節で使いわける寝具は、コンパクトにして収納したいものです。気になるのは、圧縮袋が使えるか、圧縮袋から出した後、元通りに復元されるのかという点です。ここでは、圧縮袋を使用可能な寝具をお伝えします。

下記の寝具は、布団圧縮袋を使用し、復元が、比較的可能な寝具です。

布団圧縮袋を使用してもよい寝具

  • ポリエステル綿の掛け布団
  • 綿わたの掛け布団
  • 綿わたの敷き布団
  • 肌掛け布団
  • こたつ布団
  • 座布団
  • あったか敷きパッド
  • ひんやり敷きパッド
  • ベッドパッド
  • アクリル毛布
  • ポリエステル毛布
  • フリース毛布
  • ウール毛布
  • ポリエステルわたの枕
  • シーツ
  • カバー
  • パジャマ類

2.布団圧縮袋が使えない寝具の種類

寝具の中には、布団圧縮袋を利用すると、寝具が傷む、復元ができない、機能性が劣るなどする寝具もあります。

次のリストが、収納時に、布団圧縮袋を使わないほうがよい、または、使えない寝具です。特に羽毛布団は、ぜったいに、圧縮袋を使わないようにしましょう。

布団圧縮袋の使用は、絶対に避けたい寝具

  • 羽毛布団
  • 羽毛肌掛け布団

布団圧縮袋は、使えない寝具

  • 固わた敷き布団
  • プロファイル敷き布団
  • ムアツふとん
  • 整圧敷き布団
  • 西川エアーマットレス
  • ウレタン素材の敷き布団
  • 健康マットレス
  • 特殊形状の機能性敷き布団・マットレス
  • マットレス
  • 羽根枕
  • ダウンピロー
  • そばがら枕
  • ウレタン素材の枕
  • 特殊形状の枕

羽毛布団に、圧縮袋を使用してはいけない理由

羽毛布団に圧縮袋を使ってはいけない理由は、圧縮してしまうことで、羽毛がつぶれてしまい、羽毛布団の機能が破壊されてしまうためです。

羽毛布団は、圧縮袋は使えません

羽毛布団は、圧縮袋は使えません

羽毛布団が軽くて暖かな理由は、中の羽毛・ダウンが、空気を含んでふくらみ、その空気が体温で温められ、その暖かな空気が羽毛布団の中に閉じ込められ、体を包み込むように掛けられるからです。

中の羽毛・ダウンは、画像のように、たんぽぽのわた毛のようで、大変軽く繊細です。圧縮袋を使ってしまうと、羽毛・ダウンのわた毛が、つぶされ壊れる原因になります。羽毛・ダウンがつぶれて壊れてしまうと、空気を含まなくなり、羽毛の機能が発揮されなくなってしまうのです。

羽毛布団に、圧縮袋を使ってしまうと、復元後、羽毛布団の保温性が損なわれたり、羽毛布団の寿命が短くなってしまったりします。羽毛布団は、羽毛布団専用ケースに入れて、収納しましょう。適切な収納と使い方をすれば、羽毛布団は、暖かい保温性を保ちながら、数年心地よく使えます。

せっかく高いお金を出してお求めになった羽毛布団、圧縮することで寿命を短くせず、適切な使い方で、快適に長く、使いましょう。

圧縮袋の使用が向かない敷き布団

敷き布団の中に、ウレタン素材が使われていたり、プロファイル、凹凸形状の固わたが使われている場合は、圧縮袋を使わないようにしましょう。復元が難しいです。

ムアツふとんや、健康敷き布団、ウレタン素材のマットレスも、圧縮袋の利用を避けましょう。復元が難しく、快眠マットレスの特徴である睡眠の質を高める機能が損なわれるからです。

圧縮袋の使用が向かない枕

枕は、安眠枕を追い求めていくうちに、数が増えてしまったという方も多いかもしれません。圧縮袋でコンパクトに収納したいお気持ちはわかります。

中にポリエステルわたが使われた一般的な形の枕は、圧縮袋の使用は可能です。

上記に記載したそのほかの枕は、圧縮袋は避けましょう。復元が難しいからです。

首の形に添うように作られている特殊形状の枕、ウレタン素材の枕は、元の形に戻らない可能性が高いです。圧縮袋の利用は避けるようにします。そばがら枕も同様です。

3.布団圧縮袋を使う際の注意点

「布団圧縮袋は、ずっと入れっぱなしで大丈夫なのかしら?」
「カビてしまったことがあるのだけど、使い方がちがうのかしら?」
「防虫剤は入れてもいいのかしら?」

いざ布団圧縮袋を使うとき、不安になる方もいらっしゃいます。使い方によって、確かに、カビてしまったなどということもあります。

布団圧縮袋の利用には、いくつか注意する点があります。注意するポイントをお伝えしていきます。復元後も、寝具を快適に使うコツです。

布団圧縮袋を使用時の注意点

  1. 圧縮袋に収納前にすること
  2. 圧縮時に気をつけること
  3. 布団圧縮袋から出して、復元するときに気をつけること
  4. 布団圧縮袋に収納する期間について

ここから、順番に、注意点を解説していきます。

1.圧縮袋に収納前にすること

  • 洗濯可能な寝具は、洗濯をする
    汚れたまま収納すると、カビやダニ、匂いの原因になります。
  • 洗濯後、しっかりと、乾燥させる
    湿気が寝具に残っていると、カビやダニ、匂いの原因になります。
  • 圧縮袋に、防虫剤を一緒に入れると、安心です

2.圧縮時に気をつけること

  • 圧縮しすぎないようにする
    中にわたの入った布団類は、完全に圧縮せず、3分の2程度の圧縮にしておきましょう。復元がしやすくなります。

3.布団圧縮袋から出して、復元するときに気をつけること

  • 空気を含ませるように復元させる
    中にわたの入った布団類や枕は、袋から出したら、パンパンとたたいて空気を入れるようにしながら、復元させましょう。
  • 干して復元させる
    袋から出したら、使う前に、天日に干しましょう。こもってしまった湿気や匂いを解消させるためです。
  • 起毛素材は、干してふっくらさせて復元させる
    起毛する毛布や敷きパッドは、毛が寝てしまっているので、天日干しにしてふっくらさせましょう。毛が固まってしまった場合は、天日で干してふっくらさせた後、ブラシやくしなどで、毛羽を整えるようにすると、毛並みがそろいます。
  • 匂いが気になる洗濯可能な寝具は、洗濯してから使う
    シーツやカバーなど、袋から出した際、湿気や匂いを感じたら、洗濯してから使うようにしましょう。清潔にすると、気持ち良く快眠していただけます。

4.布団圧縮袋に収納する期間について

布団圧縮袋に収納する期間は、6か月をめどにしましょう。お客さま用布団は、つい、そのまま収納してしまいがちですが、半年を過ぎると、空気がはいってふくらんできてしまいます。

6ヶ月したら、復元させ、必要があれば、また、布団圧縮袋に入れてしまいましょう。

最後になりましたが、お伝えしておきたいことがあります。布団圧縮袋は、便利ですが、本来あるべき形状を無理に圧縮しています。完璧には、復元されないことがあることを、承知してお使いください。特に、わたが入った寝具は、留意して使いましょう。

コンパクトに収納できる、圧縮袋を選ぶ

圧縮袋を使用可能な寝具は、コンパクトにして収納するのがよいでしょう。防虫、ダニ除けなど、清潔に安心して収納できる、圧縮袋もございます。どうぞお好みをお選びください。

防虫タイプの圧縮袋

圧縮袋が使えない寝具の、収納袋を選ぶ

寝具の収納で、圧縮袋は、絶対避けていただきたい、羽毛布団。羽毛布団の収納に適した収納袋をお伝えします。羽毛布団を長く、快適に使うためにお選びください。

羽毛布団用保管ケース

羽毛布団を安心して収納するための除湿、脱臭、防虫グッズ

以上、布団圧縮袋を使って収納できる寝具と、使えない寝具をお伝えしました。収納袋を使う際に、上記のリストを確認してからお使いくださいませ。

布団圧縮袋は、タイプがメーカーによりさまざまです。圧縮したい寝具の種類や、収納するスペースに合わせて、大きさやタイプを選び、コンパクトに収納しましょう。

子供の快眠マットレスの選び方。子供の質の高い睡眠のために

子供の快眠マットレスの選び方。子供の質の高い睡眠のために

子供の快眠マットレスの選び方。子供の質の高い睡眠のために

子供が質の良い睡眠を、しっかりとれる寝具がほしい、というご相談が増えてきています。成長期の子供にとって、睡眠は、体や心の健康、成長、そして知育に重要な役割を持っています。その大切さを意識されている親御さんからが増えてきているのです。ここでは、成長期のお子さまが、質の良い睡眠を確保するための、快眠マットレスの選び方をお伝えします。

目次

子供の快眠マットレス選びで大切なポイント

子供が質の良い睡眠を確保するための、快眠マットレスに大切なポイントは、次の5点です。

  1. 正しい寝姿勢で眠れること
  2. 身体に圧迫感がないこと
  3. 湿気がこもらず通気性に優れていること
  4. ハウスダストやアレルギーの心配がないこと
  5. おねしょなど汚れ対策が簡単

それぞれについて、解説していきます。

正しい寝姿勢で眠れるマットレス

正しい寝姿勢とは、きちんと立っているときと同じ姿勢で眠れることです。首が曲がったり、腰が曲がったりせずに眠れる姿勢です。次の画像だと、わかりやすいかもしれません。

正しい寝姿勢で眠れるマットレス

画像1. 正しい寝姿勢で眠れるマットレス

腰が沈みこみすぎるのは、やわらかすぎるマットレス

画像2.腰が沈みこみすぎるのは、やわらかすぎるマットレス

画像1のピンクの体は、背骨が曲がらず、正しい寝姿勢で眠れています。画像2のブルーの体は、腰が沈みこみ、背骨が曲がってしまった状態で、寝ています。お子さまのマットレスをお選びになる際は、画像1の状態で眠れるマットレスを選ぶようにしましょう。マットレスの固さに注目して選びます。

やわらかすぎるマットレスは、腰が沈みこんでしまいます。また、固すぎるマットレスは、腰が突っ張って腰に負担がかかります。選びたい固さの目安は、90ニュートンから100ニュートンです。

各寝具メーカーから販売されている、ジュニア用の快眠マットレスは、子供の体重に合わせた理想的な固さに作られています。ジュニア専用サイズがあれば、それを選べば、理想的な固さのマットレスを選べます。

大人用の快眠マットレスをお子さまに選ぶ際は、90~100ニュートンで、固すぎないタイプを選ぶようにしましょう。

身体に圧迫感がないマットレス

体に圧迫感がないマットレスとは、体圧分散を可能にするマットレスです。体圧分散とは、体の圧力が、一点、例えば、重量のある腰の部分に集中してかかるのではなく、頭から足先まで分散されている状態です。

体圧が分散されることで、寝ている間の血行や、リンパの流れが妨げられません。成長期の子供にとって、特に大切な成長ホルモンは、寝ている間の多く分泌され、血流に乗って全身に運ばれます。血流を妨げない効果のある、体圧分散マットレスを選ぶことは、子供の睡眠の質を高めるために、とても大切です。

ここで注意したい点は、販売されている多くのマットレスや敷き布団に、体圧分散機能があると、宣伝されていることです。快眠マットレスを選ぶ際に、大切なことは、体圧分散によって、血流やリンパの流れを妨げない、という効果を、確実に期待できるマットレスを選ぶことです。

血流とリンパの流れを妨げないのが、体圧分散効果

血流とリンパの流れを妨げないのが、体圧分散効果

例えば、表面が平らなマットレスと、表面が凹凸になっているマットレスを想像してください。

画像の左が、表面が平らなマットレスです。赤い部分が、圧力がかかり、体とマットレスが接触している部分を表しています。

画像左は、表面に凹凸のあるマットレスです。赤い部分の間に白い点があります。白い点は、体とマットレスが接触していないことを表しています。

つまり、表面が平らなマットレスは、凹凸のマットレスに比べ、体の接触部分が多くなります。体とマットレスが接している部分は、少なからず、血流やリンパの流れに妨げを生じさせていることになります。

血流やリンパの流れを妨げない、体圧分散機能の効果を実感するには、表面が凹凸になっている快眠マットレスをお選びになることをおすすめします。具体的な商品名では、西川エアー、ムアツふとん、ボディーゼロマット、整圧マットレス、健圧マットレスなどです。

ボディーゼロマット、健圧マットレスは、ジュニア用が販売されていますので、お子さまサイズをお選びになりたい方は、検討されるとよいでしょう。大人用をお選びになる場合は、固さのやわらかめのタイプを選ぶようにします。

湿気がこもらず通気性が良いマットレス

快眠マットレス選びでは、寝汗などの湿気が、こもりにくいマットレスを選ぶことも大切です。寝汗が、体を冷やして健康の妨げになることもあります。また、湿気がこもると、カビやダニの原因になり不衛生だからです。

子供は、発達具合のより、寝汗が多い場合があります。寝汗は、寝入り時に多くかきます。睡眠時間の経過とともに、寝汗が、マットレスにも浸透します。冷たくなった寝汗がマットレスの表面に残らなず、寝汗による湿気がダニやカビの原因にならない、通気性に優れたマットレスを選ぶことが大切です。

通気性の高い快眠マットレスは、凹凸タイプのマットレスや、高反発のマットレスです。低反発のマットレスは、通気性には優れていません。

ハウスダストやアレルギーの心配がないマットレス

アレルギー体質のお子さまをお持ちの方も増えてきています。寝具は、湿気をこもりやすく、湿気がダニやカビの発生の原因になりがちです。また、素材によっては、ホコリなどのハウスダストが発生しやすいものもあります。

お子さまの睡眠の質の向上のためには、ホコリが立たず、放湿性に優れたマットレスを選ぶよようにしましょう。選び方は、湿気のこもりにくいマットレスと同様、凹凸タイプや、高反発のマットレスが、安心です。

おねしょなどの汚れ対策が簡単なマットレス

幼児や小学生でも、おねしょをしてしまう子供もいます。その際に、汚れを簡単にとれるマットレス選びをするくことも大切でしょう。

おねしょで汚れたマットレスを、部分的に、流水で汚れを落とすことができるマットレスです。流水をしなくても、タオルを十分に濡らして、水分を浸透させるだけで、汚れやにおいがとれる場合も含みます。いずれにしても、水で汚れを取って、その後、すぐに乾かせる、マットレスです。

中が、高品質のウレタン素材、高反発のマットレスであれば、お手入れは簡単です。お風呂場やベランダで、流水で汚れを落とした後に、立てかけて風を通すだけで、乾かすことが可能です。

子供用の快眠マットレスのサイズや固さ

お子さま用の快眠マットレスを選ぶ際、サイズを迷われる方もいらっしゃるでしょう。ジュニアサイズのマットレスは、巾が80~90cm、丈が180~190cm程度です。150cm前後の身長まで使えるサイズです。

お子さま用の快眠マットレスを使い始める年齢によって、サイズを選ぶのが良いでしょう。例えば、2~3歳から使用するのであれば、ジュニアサイズを選んでも問題はありません。サイズが使いやすく、耐久年数と同じぐらい使用することが可能だからです。

もし、5~6歳から使用するのであれば、大人用を検討するのもおすすめです。ジュニア用は、身長150cm程度まで用ですので、マットレスの耐久年数より早く、使えなくなってしまうことが予想されるからです。

ジュニアサイズの快眠マットレスをお選びになる方は、固さやサイズが、子供用に作られています。選ぶ基準は、正しい寝姿勢で眠れること、血流やリンパの流れを妨げないこと、そして、衛生面に優れている点で、選ぶようにしましょう。

大人サイズの快眠マットレスをお子さまに選ぶ際は、固さを、80~100ニュートンの、やわらかめから普通の固さのタイプを選ぶようにしましょう。お子さまの体重に適していて、体に負担がかかりません。

大きさは、ジュニアサイズに比べ、巾も丈も10cm程度の違いですので、寝室のスペースに問題がなければ、あまり気になさらずお使いいただけます。

最後に、具体的な商品名で、ジュニアサイズの販売がある、快眠マットレスと、子供も使える固さの販売がある快眠マットレスをご紹介しておきます。

お子さまにおすすめの快眠マットレス

  • ボディゼロキッズ・ 凹凸タイプ・80ニュートン
  • 健圧敷き布団キッズ・ 凹凸タイプ・100ニュートン
  • ムアツふとん8cm・ 凹凸タイプ・90ニュートン
  • 西川エアー03ベーシック・ 凹凸タイプ・90ニュートン
  • 西川エアー01ベーシック・ 凹凸タイプ・100ニュートン
  • 整圧布団レギュラー・ 凹凸タイプ・95ニュートン
  • エアウィーヴキッズ・ 高反発タイプ

凹凸タイプは、身体の圧迫がないため、寝返りの打つ回数が少なく、血流やリンパの流れを妨げないタイプの健康マットレスです。

高反発タイプは、体とマットレスの接触面が大きいため、寝返りが必要で、寝返りを打ちやすい構造のマットレスです。

私個人は、実際に使い比べて、良さを感じているのは、凹凸タイプのマットレスです。個人的な話ですが、親せきや相談を受けた親御さま方のお子さまたちには、凹凸タイプの健康マットレスをおすすめしていて、実際にお使いになってらっしゃいます。中には、オリンピックに出場したアスリートもいらっしゃいます。子供の成長と健康のために、選んで良かったと、お声を頂戴しているのも事実です。

ただ、これは、お子さまの健康を考える、親御さまご自身で、納得してからお選びになることをおすすめします。そのためには、店舗で、商品の説明をじっくり聞いて、ご相談するのが良い方法です。

以上、
子供の睡眠の質の向上のための、健康マットレスの選び方をお伝えしました。

子供の理想的な睡眠時間は、幼児で10~13時間、小学生で9~11時間といわれています。その大切な長い時間に、きちんと質の良い睡眠を確保できるために、効果のあるマットレスを選んであげましょう。

具体的な商品名をご紹介しましたので、実際に、寝具専門店や、東急ハンズなどの販売スペースに足をお運びになり、じっくりと吟味してお選びになることをおすすめいたします。