「2枚合わせ掛け布団、掛け布団カバーの中で、布団がずれない方法はありますか?」「2枚合わせの掛け布団、薄い肌掛け布団と中厚の布団、どちらを下にして重ねればよいですか?」など、2枚合わせ掛け布団の使い方について、お問い合わせを頂戴します。ここでは、2枚合わせ掛け布団の疑問にお答えしながら、快適な使い方をお伝えします。
目次
- 2枚合わせ掛け布団が、掛け布団カバーの中でずれてしまうときの対処法
- 2枚合わせ掛け布団の、薄い肌掛け布団と中厚の掛け布団を重ねる順番
- 2枚合わせ掛け布団の、掛け布団カバーの選び方
- 2枚合わせ羽毛布団に最適な、掛け布団カバー
2枚合わせ掛け布団が、掛け布団カバーの中でずれてしまうときの対処法
「2枚合わせの掛け布団を使っています。寝ているとき、掛け布団カバーの中で、布団がずれて、2枚が重なっていないようで、寒く感じます。良い方法はありますか?」
秋から冬の寒い時期に、このようなお声を頂戴します。
上記の、布団がずれる、というのは、重なるべき2枚の掛け布団が、掛け布団カバーの中で、1枚ずつ、ばらばらになって、ずれている状態です。掛け布団カバーの中で、掛け布団が1枚の部分と、丸まって重なってしまう部分が生じて、保温性が悪くなったり、掛け心地が悪くなったりしてしまうのです。
この状態の原因は、2枚を重ね合わせる、スナップボタンを、
- はめていない、または、はめていない箇所がある
- すべてのスナップボタンをめても、寝ているうちに、外れてしまう
にあります。
2枚重ねの布団のずれを防止するには、次の方法で解決します。
1.2枚を重ねて使うための、スナップボタンを、すべて、留めます。
スナップボタンの数は、商品やメーカーによって、異なります。8ヶ所、10ヶ所、12ヶ所、16ヶ所という商品もあります。2枚を重ねてお使いになるときは、4つの角、その間の辺を確認して、すべてのスナップボタンを、しっかりと止めるようにしましょう。
2.掛け布団カバーの内側についている、ずれ防止の紐を、薄掛けと中厚の2枚の掛け布団、両方のループに、一緒に通して、しっかり結束します。
ズレ防止の紐は、掛け布団カバーの4つ角だけでなく、首元、両サイド、足元の辺にも、縫い付けられています。掛け布団カバーの紐の位置と、掛け布団のループの位置が、合致する部分は、すべて、結束するようにしましょう。
ズレ防止の紐を結束するのが面倒で、4つ角だけしか結束しない方もいらっしゃるようです。掛け布団が、カバーの中で、ずれてしまう状況を防ぐには、面倒がらずに、すべての紐の個所をしっかりと結束することが大切です。
ダブルサイズや、クイーンサイズの大きい掛け布団は、シングルサイズに比べると、掛け布団カバーの中で、布団がずれやすくなります。大きい布団をお使いの方は、特に、ズレ防止の紐のすべての個所を、しっかりと、結束しましょう。
ズレ防止の紐の位置と、ループの位置がずれている場合
「掛け布団カバーの内側のズレ防止の紐の位置と、掛け布団のループの位置が違うのですがどうしましょう?」
というお声も頂戴します。
メーカーや商品によって、掛け布団カバーのズレ防止の紐の数や、掛け布団のループの数が異なります。4ヶ所、8ヶ所、10ケ所、などの商品が販売されています。
お使いのカバーのズレ防止紐の数と、掛け布団のループの数が違うと、それぞれの位置が異なる場合があります。その際は、位置が合致する箇所を、しっかりとめるようにしましょう。
掛け布団カバーの洗濯のたびに、紐をループに結束するのは、面倒な気分になります。ただ、しっかり結束しておけば、寝ている間に、掛け布団がずれて、寝心地が悪かったり、寒かったり、の不快さを解消できます。2~3分の手間です。面倒とは思いますが、しっかりと結束するようにしましょう。
布団とカバーのずれを、さらに防止するためには、掛け布団カバーに入れる際、掛け布団の4つの角が、カバーの角に収まるように、布団とカバーを引っ張りながら、なじませるようにして、カバーに入れるようにするがコツです。
2枚合わせ掛け布団の、薄い肌掛け布団と中厚の掛け布団を重ねる順番
「2枚合わせ掛け布団、薄い肌掛け布団と中厚の布団、どちらを下にして重ねればよいですか?」
2枚合わせ掛け布団を重ねて使う際、保温性を高めるためには、
- 中厚の掛け布団を下、
- 薄い肌掛け布団をその上にのせて、
重ね合わせます。
掛け布団の保温性、特に羽毛布団の場合は、暖かな空気が、掛け布団の中に閉じ込められることによって高まります。暖かな空気を、より多く、閉じ込められるは、中厚の掛け布団です。2枚のうち、厚い方の掛け布団を、体のすぐ上になるように、掛けましょう。
2枚合わせ掛け布団の、掛け布団カバーの選び方
「2枚合わせ掛け布団を、1枚で使う場合と、2枚を重ねる場合、掛け布団カバーは、違うサイズが必要ですか?」
掛け布団カバーの選び方は、普通の掛け布団の掛け布団カバーの選び方と同様です。
2枚合わせの掛け布団を、
- 薄い肌掛け布団を、1枚で使う場合
- 中厚の掛け布団を、1枚で使う場合
- 2枚の掛け布団を、重ねて使う場合
すべて、同じサイズの、掛け布団カバーをお使いいただけます。
掛け布団の厚みの違いによって、掛け布団カバーのサイズを変える必要はありません。
どうぞ、お使いの掛け布団のサイズに合った、お好みに合う素材、色、柄の、掛け布団カバーをお選びください。
2枚合わせ羽毛布団に最適な、掛布団カバー
2枚合わせの羽毛布団を快適にお使いいただける、掛け布団カバーがございます。
布団がずれないよう、スナップボタン付きのずれ防止の紐が、8か所ついています。2枚の掛布団をしっかりとカバーに固定して、お使いいただけます。
肌触りがよく、軽量ですので、羽毛布団の保温性がしっかり伝わり、暖かくお休みいただけます。
2枚合わせの羽毛布団で、快適にお休みになりたい方に、下記、おすすめいたします。
以上です。
季節に合わせて、快適に使える、2枚合わせの掛け布団で、どうぞ心地よい睡眠をお楽しみくださいませ。
ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。
この記事を書いた人
シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。
専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。
前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。
たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。
ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。