掛け布団カバーの生地の選び方。お好み別おすすめの素材

掛け布団カバー、どんな肌触りがお好きですか? 季節ごとに変えてらっしゃいますか? 掛け布団カバーの素材の選び方で、掛け布団の、保温性や快適さ、リラックス感も変わってきます。ここでは、好みの掛け心地で快適に眠るための、掛け布団カバーの素材の選び方をお伝えします。

掛け布団カバーの生地の選び方。お好み別おすすめの素材

掛け布団カバーの生地の選び方。お好み別おすすめの素材

目次

掛け布団カバーの素材の選び方のステップ

掛け布団カバーの素材や生地によって、掛け布団の掛け心地が変わります。カバーの素材を変えると、同じ掛け布団でも、ふんわり軽い掛け心地になったり、重く不快に感じたりします。掛け布団の、保温性や、涼しさも、変わってきます。

掛け布団カバーの素材によって、掛け布団の掛け心地が変わるならば、適したカバーを選びたいですよね。

ここでは、お好みの掛け心地で快適に眠るための、掛け布団カバーの生地の選び方を、順序立ててお伝えします。選ぶステップは次の通りです。

掛け布団カバーの生地、素材の選び方のステップ

  1. 掛け布団や、掛け布団カバーに求める、寝心地を決める
  2. 求める寝心地や、好みに適した、掛け布団カバーの素材を決める
  3. 好みにあった、掛け布団カバーを探す

ステップの順に、詳細をお伝えしていきます。

ステップ1.掛け布団や、掛け布団カバーに求める、寝心地や使い心地を決める

まず、求めている、寝心地や使い心地を決めます。

例えば、暖かさを最大限感じられる掛け布団カバーが欲しい、アレルギーでも安心な掛け布団カバーが欲しいなどです。求める好みがはっきりすれば、どんな掛け布団カバーの素材を選べばよいのか、がはっきりしてきます。

求めている寝心地や使い心地は、漠然として、思い浮かばない、という方もいらっしゃるかもしれません。

具体的な、寝心地や使い心地の例は、

  • 羽毛布団の保温性を、高めたい
  • 冬の、カバーのひんやり感をなくしたい
  • 軽い掛け布団カバーが欲しい
  • なめらかな肌触りの掛け布団カバーが欲しい
  • やわらかな生地の掛け布団カバーが欲しい
  • アレルギーでも安心な掛け布団カバーが欲しい
  • 防ダニ対策の掛け布団カバーが欲しい
  • ひんやり涼しく眠れるカバーが欲しい

などです。

ステップ2.求める寝心地や、好みに適した、掛け布団カバーの素材を決める

次に、求める寝心地や、好みに適した、掛け布団カバーの素材を選びます。

ステップ1の例にそって、具体的な選び方をお伝えします。

羽毛布団の保温性を高めたい方の、掛け布団カバーの素材の選び

羽毛布団の保温性を高めたい方は、軽くて、しなやかさのある生地を選びます。

羽毛布団の中の羽毛が膨らむのを妨げない、細い糸で綿密に織られた、軽さとしなやかさのある上質な、サテン織りやニット織りの生地です。

理由は、羽毛布団の保温性が高まるしくみにあります。羽毛布団の保温性は、布団の中の羽毛の粒が空気を含みながら膨らみ、布団の中に体温によって暖められた空気が閉じ込めることで、高まります。軽くて繊細な羽毛の粒が膨らむには、羽毛布団の側生地や、掛けふとんカバーの生地が、軽くてしなやかである必要があるのです。

羽毛布団の、軽くて暖かな掛け心地を堪能するための、おすすめの生地、素材は、

です。

綿サテン織りか、ニット生地かで迷われたら、肌触りの好みで選びます。

  • 滑らかな肌触りが好みの方は、綿サテン織りの生地のカバー
  • 滑らかさより、あたたかみや、やわらかさを重視したい方は、上質超長綿やシルクのニット生地のカバー

を選びになるとよいでしょう。

生地を選ぶ際、糸の太さも確認しておきましょう。羽毛布団の保温性を高めたい場合、糸の太さは、40番手以上、できれば、60番手、80番手を選ぶようにします。糸の太さは、番手で表され、高い数値の方が、糸が細くなります。40番手より、60番手が細く、60番手より80番手が細くなります。

上質な超長綿の細い糸で、綿密におられた生地は、薄手でありながら、丈夫さもあります。上質で、軽く薄い生地の掛けふとんカバーを使うことで、羽毛布団の羽毛のふくらみを妨げず、保温性が高まります。羽毛布団の保温性は、羽毛が十分に膨らみ、空気をたくさん含むことで高まるからです。

生地のしなやかさも大切です。上質な羽毛布団は、体に沿うように膨らみます。しなやかさのあるカバーは、体にも、羽毛布団にもなじみ、羽毛布団の保温性の高まりを妨げることがないのです。

冬、カバーのひんやり感をなくしたい方の、掛け布団カバーの素材の選び

冬、布団に入った時の、カバーのひんやり感がお嫌い、という方は、

  • 綿ニット
  • シルクニット
  • ガーゼ
  • パイル
  • マイクロフリース
  • 発熱素材のパイル
  • ウール

の生地の掛け布団カバーを選ぶのがおすすめです。平織りやサテン織りの生地に比べ、ひんやり感がありません。

生地による、ひんやり感の感じ方の違い、を伝えている論文があります。京都光華女子大学と京都市産業技術研究所で実施された、寝具カバーの素材別に、肌触りの感じ方を比べた実験の結果を伝えている論文です。

実験結果では、ひんやり感は、次の順で強く感じた、と伝えています(知念、酒井、小田、廣澤、2013)。

  1. 平織り(綿65%、ポリエステル35%)
  2. ニット(ポリエステル65%、レーヨン35%)
  3. マイクロフリース(ポリエステル100%)
  4. パイル(綿10%)

実験結果によると、ひんやり感を感じにくい素材は、一番は、綿パイル、続いて、マイクロフリース、ニット、平織り、ということになります。

ひんやり感のあるカバーがお嫌いの方は、パイルやマイクロフリースの、あったか素材のカバーを選びましょう。秋ごろから、販売される季節商品です。季節の早めに準備することをおすすめします。

軽い掛け布団カバーが欲しい方の、素材の選び

軽い掛け布団カバーをお探しの方は、上質超長綿の細い糸で織られた生地や、綿ローンの生地の掛け布団カバーがおすすめです。

超長綿のカバーの糸番の目安は、60番手、80番手です。超長綿は、綿花の繊維が長いため、糸をつぐむ際、つなぎ目が少なく、繊細でありながら、強い糸になります。細い糸を使った、軽くて、薄い生地でも、丈夫さがありますので、長くお使いいただけます。

なめらかな肌触りの掛け布団カバーが欲しい方の、素材の選び方

なめらかな肌触りの掛け布団カバーが欲しい方は、上質素材のサテン織の生地を選びます。具体的には、

などです。

サテン織りは、生地の表面に凹凸を極力少なくした織り方です。スルスルと滑らかな肌触りが特徴です。シルクや上質超長綿素材のサテン織生地の掛け布団カバーをお選びになると、とびきりの滑らかさを楽しんでいただけます。吸湿性もありますので、汗をかいても、じめじめすることなく、快適です。

やわらかな生地の掛け布団カバーが欲しい方の、素材の選び方

生地のやわらかさを重視する方は、

がおすすめです。

平織り生地と違って、ふんわり感のある、やわらかで優しい生地です。赤ちゃんや敏感肌の方も安心してお使いいただけます。

洗濯する際は、必ず、大き目の寝具用の洗濯ネットに入れるようにします。生地をひっかけたり、傷めたりすることなく、お洗濯していただけます。

アレルギーでも安心な掛け布団カバーが欲しい方の、素材の選び方
防ダニ対策の掛け布団カバーが欲しい方の、素材の選び方

アレルギーが気になる方、防ダニ対策をしたい方は、超高密度の特殊繊維で織られた生地の掛け布団カバーがおすすめです。

具体的な商品名では、

などです。

上記、どちらも、薬品を使っていないので安心です。超極細の糸を、超高密度で織ることで、ダニやホコリ、ハウスダストの出入りを封じます。通気性や吸湿、放湿にも優れた素材を使っていますので、アレルギーの気になる方も安心してお使いいただけます。

ひんやり涼しく眠れるカバーが欲しい方の素材の選び

夏に涼しく眠りたい方の掛け布団カバーの素材は、

  • しじら織り
  • シルク

がおすすめです。

麻のカバーは、熱を感じにくく、涼しさがあり、シャリ感があり、べたつくことなく快適です。汗の吸湿、放湿性も高いので、夏に最適です。

シャリ感がお好みでない方は、シルクサテンのカバーがおすすめです。滑らかさとさらさらとした肌触りを楽しんでいただけます。汗の吸湿、放湿性にも優れています。

ステップ3.好みに合った、掛け布団カバーを探す

最後に、お好みに合った素材の掛け布団カバーを探します。

店頭ではなく、インターネット通販で探す場合は、キーワードを組み合わせて検索することになるでしょう。検索する際のコツは、検索するキーワードに、次の単語を、半角スペースで区切って使うことです。

  • 掛け布団カバー
  • (素材名:例、スーピマ超長綿、シルク、麻)
  • (織り方:例、綿サテン、シルクサテン)
  • (糸の太さ:例、40番手、60番手)
  • (特徴:例、防ダニ、アレルギー)

上記のキーワードは、商品名や、素材説明で記載されています。キーワード検索に入れることで、お好みの素材のカバーを早く見つけていただけるでしょう。

最後になりましたが、掛け布団カバーを選ぶ際は、事前に、掛け布団カバーのサイズも、確認をしておくことも大切です。また、この記事では、掛けふとんカバーの色や柄選びについては、記載しませんでした。色の選び方は、安眠のためのカバーやシーツの色の選び方、をどうぞご覧ください。

以上、
掛け布団カバーの素材の選び方をお伝えしました。お好みの肌触りで、リラックスして、毎日の睡眠をお楽しみいただけますれば、幸いです。

 
文献

知念葉子、酒井浩二、小田明佳、廣澤覚、寝具カバーの素材表面における物理特性と心理量との関連、京都光華女子大学研究紀要 (51), 61-69, 2013-12.


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。

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