Monthly Archives: 12月 2017

フラットシーツのサイズの選び方

「シーツは、やっぱりフラットシーツが洗濯しやすくて好みです。」というお声をお客さまから頂戴します。ここでは、フラットシーツのサイズの種類と選び方をお伝えします。ベッド用フラットシーツは、日本のメーカーでは製造が非常に少なくなっています。海外からの取り寄せ時にわかりやすいよう、外国のフラットシーツのサイズ表記もご案内します。

目次

フラットシーツのサイズの種類

フラットシーツの標準的な既成サイズは、下記の通りです。ただ、フラットシーツのサイズは、販売メーカーにより、丈と長さに、数センチから十数センチの違いがあります。メーカーによって、シングルサイズでも、下記の寸法より大きかったり小さかったりしますので、お求めの際は、実寸をご確認くださいませ。

ベッド用フラットシーツは、セミダブルサイズは製造がありません。セミダブルベッドをお使いの方は、フラットシーツは、ダブルサイズをご利用いただくとしっかりマットレスをくるんでいただけます。

フラットシーツのサイズ表

フラットシーツのサイズ名寸法(幅 x 丈cm)海外の寸法 インチ(幅 x 丈inch)
布団用 シングル150 x 250 cm
布団用 ダブル175 x 250 cm
ベッド用 シングル180 x 280 cm66 ~ 205 x 102 inch  
ベッド用 ダブル250 x 280 cm96 x 102 inch
ベッド用 クイーン260 x 280 cm 102 x 102 ~ 112 inch
ベッド用 キング280 x 280 cm108 ~ 112 x 102 ~ 112 inch

ベッド用のクイーンサイズ、キングサイズのフラットシーツは、海外の商品でも、幅、丈が、10cm 程度ばらつきがあります。それに伴い、日本で販売されている、輸入品のフラットシーツも、サイズや寸法が、さまざまありますことをご承知くださいませ。

既成サイズのフラットシーツが使えないベッドマットサイズ

210cm丈のロングサイズのベッドマットレスや、厚みが30cm以上あるベッドマットレスをお使いの場合は、上記にお伝えした既成サイズのフラットシーツでは、マットレスをしっかりくるむことができません。

例えば、厚みが、30cmのマットレスに、既成の280cm丈のフラットシーツを使った場合、マットレスの丈が通常サイズの200cm でも、マットの下に入れ込む生地が10cm程度しかなく、すぐにめくれ上がってしまうためです。

フラットシーツの場合、マットレスの下に入れ込む生地は、最低でも15cm、理想的には、20cm、必要になります。ボックスシーツのように、底部にゴムが入っている場合と異なり、フラットシーツは平らなシーツのため、マットレスの下に入れ込む生地がたっぷりないと、すぐにめくれあがったり、ずれてしまったりしてしまいます。

ロングサイズのマットレスや、厚めのマットレスに、フラットシーツをお使いになりたい方は、サイズをしっかりと確認してから、購入しましょう。

フラットシーツのサイズの選び方

お使いのマットレスに必要なフラットシーツのサイズの選び方をお伝えします。上記でもお伝えしましたが、マットレスの下に敷きこむ必要な生地の長さは、最低 15cmで、きちんとシーツをメイキング(セット)するには、20cm が必要になります。フラットシーツの、必要幅、必要丈は、次の通りになります。

  • フラットシーツの必要幅 cm = ベッドマットレスの幅 + マットレスの厚み x 2 + 15~20 x 2
  • フラットシーツの必要丈 cm = ベッドマットレスの丈 + マットレスの厚み x 2 + 15~20 x 2

ベッドマットレスの厚みは、ベッドメーカーや、同じメーカーでもベッドシリーズによって、7cm程度から、40cm程度までさまざまあります。そのため、厚みによっては、フラットシーツの必要幅、丈が、大分異なってきます。

例えば、ロングサイズのベッドマットレスで、マットの厚みが、10~15cm程度の場合は、計算式に当てはめると、280cm丈の既成のフラットシーツでも使える場合があります。

クイーンサイズや、キングサイズで、海外のフラットシーツをお求めの際も、上記の数式から必要サイズを把握して、それ以上の寸法のフラットシーツを購入しましょう。

注意する点として、例えば、アメリカで販売されている、クイーンサイズやキングサイズと表記されているフラットシーツは、実寸の表記を確認すると、数センチから、十数センチの差があることがあります。サイズ名だけで選ばず、実寸のインチ表示をご確認することが大切です。

センチをインチ表にする、もしくは、インチをセンチ表示にするには、インターネットの検索サイトの検索窓から、調べることが可能です。例えば、検索窓に、” 102 inch cm “と入力して検索すると、(数字とinch もしくは、cmの間にスペースをお入れください)102インチ = 259.08 cm と、変換されて表示されます。ちなみに、1インチは、2.54センチメートルになります。

フラットシーツをアッパーシーツとして使う場合のサイズの選び方

フラットシーツを、体と掛け布団や毛布の間に入れて、アッパーシーツとしてお使いの方もいらっしゃいます。その場合は、ベッドサイズにこだわらず、使い勝手の良いサイズのフラットシーツを選びましょう。

アッパーシーツとしてお使いになる場合、ホテルのようにベッドメイキングをされるのであれば、足元側と両サイドは、シーツをマットレスの下に入れ込み、頭側は、掛けふとんや毛布の襟元を返して使います。そのため、マットレスの厚みに合わせて、フラットシーツも適度な長さが必要になります。ただ、足元側や両サイドのシーツをマットレスの下に入れ込まないのであれば、丈も幅も、たっぷりとした長さは必要ありません。

例えば、シングルサイズのベッドであれば、アッパーシーツとしてお使いの場合は、布団用のフラットシーツサイズ、150 x 250cm でも十分な大きさです。シングルの掛け布団のサイズが、150 x 210cm、毛布のサイズは、140 x 200cm ですので、シーツが掛け布団や毛布のサイズより小さくなることがありません。

フラットシーツをアッパーシーツとしてお使いの際は、掛けふとんの幅と同じサイズぐらいのフラットシーツをお選びになってもよいでしょう。掛け布団のサイズとベッドサイズに適した掛け布団サイズの選び方

もしくは、ベッドよりひとサイズ下のフラットシーツのサイズでも、十分活用いただけるサイズです。

 

以上、フラットシーツのサイズの選び方をお伝えしました。

日本では、フラットシーツの需要が少なくなり、製造販売しているメーカーも減少を続けています。そうとはいえ、ホテルのように、びしっとベッドメイキングをされたい、もしくは、洗濯のしやすさから、フラットシーツがお好みの方もいらっしゃいます。海外からのお取り寄せ、または、輸入品をお求めの際にも、お伝えした通りのサイズの選び方をおすすめします。

年末年始の休業のご案内

毎度ご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら12月28日から1月5日まで、年末年始の休暇を頂戴いたします。インターネットショップでのご注文は、24時間お受けしておりますが、メールでのご返信、お品のご発送などは、1月6日以降、随時いたします。ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

12月27日午前9時までのご注文は、在庫のある商品につきましては、即日ご発送いたします。在庫状況により、お届けが、年明けになってしまうこともございます。ご迷惑をおかけいたしますこと誠に申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。

横向きに寝る方のマットレスの選び方

疲労回復や快眠には、正しい寝姿勢を保ちながら眠ることがとても大切です。正しい寝姿勢とは、立っているときと同じ、きれいなS字になる状態で眠れる姿勢です。体調や、眠り方の癖、持病などを理由に、横向きに眠る方も、それは同じです。ここでは、横寝をする方が、心地よく快眠するためのマットレスの選び方をお伝えします。

目次

横向きで寝る場合の体への負担

身体の側面を下にして、横たわると、身体の形状、具体的には、出っ張っている肩と腰に負担がかかりやすくなります。例えば、羊毛敷き布団や、綿わたの敷き布団に横向きに眠った場合、肩と腰の出っ張りが、ほかの部分より圧迫されます。また、圧迫により、布団に密着していない側に、肩や腰が持ち上げられてしまい、身体がくねっと、曲がるような形になってしまいます。

極端ですが、床に横向きに寝てみてください。肩と腰に非常に負担がかかり、また、背骨もくねっとしているのを感じていただけるかと思います。

横向きに眠ると、この負担を軽減するために、自然に身体は、腰やひざを曲げて、かがむようなスタイルで眠ることが多くなります。正しい寝姿勢とはほど遠い、寝姿です。また、血液やリンパの流れ、呼吸などが、正しい寝姿勢で眠る場合と比べ、スムースではなくなるでしょう。

この記事では、横向きにに眠る良し悪しは言及しません。さまざまな理由から、横向きに眠る方が、体への負担を少しでも軽減し、いかに楽に、快適に眠ることができるかに限ってお伝えします。

横向き寝に適した快眠のためのマットレス

横向きに眠った場合、次の画像のように、肩と腰の出っ張りが形通りに沈み、背骨が真っすぐになっていると、寝姿勢を正しくしたまま、横寝でも眠っていただけます。

横向きに眠っても背骨が真っすぐな状態

横向きに眠っても背骨が真っすぐな状態

横向きでも、背骨が真っすぐで、肩と腰に負担がかからないようなマットレスを選ぶことが快眠のためのカギになります。

肩と腰の部分だけ、きちんと沈み、そのほかの部分に沈み込みの影響を与えない形状、機能のあるマットレスを選ぶことです。

具体的な商品名を挙げると、西川産業の整圧敷きふとん、西川エアーマットレスの中のエアーSIシリーズは、横向きに眠っても、きちんとした寝姿勢でお休みいただけます。この2点に関しては、その形状から、体圧分散もきちんとしますので、血流やリンパの流れを妨げず、寝がえりを打つ回数を軽減させ、内臓への負担も少なく、快適に眠れる健康寝具です。

上記の2点は、フローリングや畳の上なら、1枚で、ベッドでお使いの場合は、ベッドマットレスの上にのせてお休みいただけます。

横向き寝に適したベッドマットレス

ベッドをお使いで、健康マットレスを使わない方は、ポケットコイルのベッドマットレスをお選びください。ポケットコイルのベッドマットレスは、コイルが一つ一つ袋に入り、単体になっています。

肩や腰の出っ張りの部分だけ、きちんと沈み、その沈み込みが、ほかのコイルに影響を与えることがありません。そのため、コイルが連結されているボンネルコイルベッドマットレスのように、腰の重みや出っ張りに影響を受けて、身体全体が不自然に沈み込んでしまう心配もありません。

横向きに眠る方も、背骨をまっすぐに保ちながらお休みいただけます。

適したマットレスを選ぶ際の注意点

横向き寝の方が、疲労回復を可能にする快眠のためのマットレスやベッドマットレスの形状は、上記にお伝えした通りです。実際に、お選びになる際は、マットレスやコイルに使われている素材と固さも、しっかりとお調べになってください。

形状だけ同じで、使われている素材に耐久性がなかったり、やわらかすぎて、腰の重みを支え切れなかったりするマットレスは、快眠には適しません。健康のための快眠寝具や、良質のポケットコイルマットレスは、高価であることもあり、形状を同じにし、マットレスやコイルに安価な素材を使い、安い価格で同じ機能をうたって商品が販売されていることもあります。そのようなタイプは、はじめは調子が良くても、耐久性に問題がある場合もあります。

お選びになるときは、なぜその価格なのか、どんな素材が使われているのか、耐久性は優れているかをじっくり吟味してください。また、時間があれば、是非、専門店やベッド販売店に足をお運びになり、実際に横になって、お試しなってからお求めになることをおすすめいたします。また、専門店には、使う方に適したマットレスがどのようなものか、相談にのってくれるプロの方もおられます。ぜひ、ご相談くださいませ。

使い古された言葉ではありますが、睡眠時間は人生の三分の一で、質の良い睡眠をとることで、疲労回復、また、健康維持にもつながります。ぜひ、じっくりと、時間をかけてでも納得した快眠につながる寝具をお選びくださいませ。

オールシーズン用の掛け布団はありますか?使い方と適している方

オールシーズン使える掛け布団はありますか? と、掛け布団の購入を検討されている方からお問い合わせを頂戴します。最近は、気温の変化に応じて保温性を調整する、特殊な化学繊維の中わたを使った掛け布団が販売されています。ここでは、1年を通してお使いいただける、オールシーズンタイプの掛け布団と、その使い方と、適している方お伝えします。

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オールシーズン使える、最適な掛け布団

保温調節機能に優れた羽毛、や、最新の機能性化繊の中わたが使われても、日本のように四季があり、気温差がある場合、1枚の掛け布団で、オールシーズン快適に安眠するのは、なかなか難しいのが現状です。オールシーズン対応の掛け布団としては、2枚合わせタイプの掛け布団が、最適です。

2枚合わせの掛け布団とは、1枚が肌掛けふとんと呼ばれる、夏用の薄手の掛け布団、もう1枚が、合い掛けふとんと呼ばれる、夏用と冬用の中間の厚みの掛け布団が、2枚セットになっている掛けふとんのことです。羽毛布団の2枚合わせタイプや、化繊わたが使われた、洗える掛けふとんの2枚合わせタイプがあります。

2枚合わせの掛け布団

2枚合わせの掛け布団

それぞれの掛け布団にスナップボタンが付いており、2枚を重ね合わせて、スナップボタンでとめて、1枚の掛け布団として使ったり、それぞれ単体で使ったりすることができます。組み合わせ方や使い方で、気温の変化に合わせて保温性を調節できるため、とても便利なタイプの掛け布団です。

オールシーズン対応 2枚合わせ掛けふとんの使い方

2枚合わせの掛け布団の具体的な、季節に応じた使い方は、

  • 春は、合い掛け布団を1枚で、使う
  • 夏は、肌掛けふとんを1枚で、使う
  • 秋は、合い掛けふとんを1枚で、使う
  • 冬は、2枚を重ね合わせ、スナップボタンでとめて、1枚の掛け布団のようにして使う

といった具合です。

掛けふとんカバーは、布団の厚みや、組み合わせ方で、違うカバーを用意する必要はありません。同じサイズの掛け布団カバーを使っていただけます。

掛けふとんカバーをかける際は、滑り止めの紐をしっかり布団に結束してお使いください。具体的には、掛けふとんの四隅や、辺の中央に、滑り止め用のループが取り付けられていますので、掛けふとんカバーの内側に取り付けられている、滑り止め用の紐をそのループに通して結束してお使いください。薄手の掛け布団でも、布団が、カバーの中で泳いでしまうことなく、お使いいただけます。

2枚合わせの掛け布団の使い方

2枚合わせの掛け布団の使い方

冬など、2枚を重ね合わせて使う場合は、それぞれ布団のループに、カバーの紐を一緒に通して、結束してお使いいただくと、2枚の布団がずれずに、お使いいただけます。掛け布団のずれ防止紐の使い方

2枚合わせ掛けふとんと1枚ものの掛け布団との違いと、おすすめする方

2枚合わせの掛け布団の便利な点をお伝えしてきました。ただ、それぞれの季節に適した1枚ものの掛け布団、肌掛け布団と比べると、やはり、違いがあります。保温性の高さや、夏に涼しく眠れるなどの点では、それぞれの季節専用に作られている布団の方が、優れています。

ここでは、その違いをお伝えします。それぞれの違いを知った上で、オールシーズン掛け布団が、ご自分に適しているのか、それとも、季節に合った掛け布団を選ぶのがいいのか、ご参考になさってくださいませ。

価格の違を考慮した選び方

基本的に、2枚合わせの掛け布団と、季節に合わせて、冬用を1枚、夏用を1枚用意する場合、価格の違いを比べるのは、少し難しいのが現状です。

理由は、寝具、特に掛けふとんの価格帯がとても広い、という点にあります。冬にメインに使う、羽毛布団は、品質の巾が広く、価格帯も安価な商品から高価な商品まであります。そして、夏用の肌掛け布団は、特に保温性が必要なく、涼しく眠ることを目的にしていますので、1万円以下でも快適につかえる商品があります。そのため、一概に、オールシーズンタイプの掛け布団を使う場合と、季節に合わせて使う場合の価格の比較がしにくいのが現状です。

例えば、冬には、保温性が高く品質の優れた羽毛布団を使い、夏は、暑がりなので、1万円程度の肌掛けふとんやタオルケットを使う場合と、オールシーズン対応の2枚合わせの羽毛布団を使う場合を比較してみます。2枚合わせの羽毛布団の品質が、1枚ものの羽毛布団に匹敵しない場合でも、2枚合わせの羽毛布団の方が、高くなることもあります。

オールシーズンタイプを1種購入するか、季節に応じた掛け布団を複数種購入するかを迷われる場合、価格だけを基準にしては、選びきれません。

価格に関係なく、季節に応じた最適寝具を使いたい、どんな寝具が季節に合っているのか、ご自分で選ぶのが面倒、寝具選びは1度で済ませたい、という方は、オールシーズンタイプの2枚合わせの掛け布団をお選びください。快適寝具を、適切に簡単に選びたい、という方は、2枚合わせタイプをご用意されると、間違えはありません。

冷え性など体調や好みに合わせた選び方

冬用の羽毛布団と、2枚合わせを2枚重ねて1枚として使う場合の、大きな違いは、重さです。2枚合わせの掛け布団は、単純に、側生地が2枚分使われていますので、その分、1枚の掛け布団と比べて重くなります。

側生地でそれほど違うのかしら?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実際に、同じ品質の羽毛と側生地が使われている、1枚ものの羽毛布団と、2枚合わせの羽毛布団の掛け心地を比べると、2枚合わせのほうが、若干の違いではありますが、重みを感じることは、事実です。

寒がりの方で、冬は、軽くて保温性が高く、掛け心地の良い羽毛布団で眠りたい、という方は、オールシーズン対応の掛け布団より、冬の掛け心地重視で、1枚ものの掛け布団をお選びになることをおすすめします。冷え性の方や、寒がりの方にとって、冬の夜の入眠のつらさは、他の方にはわからないものです。冬にとにかく暖かく眠りたいという場合は、冬用の寝具を、専用にそろえください。

オールシーズン対応の2枚合わせの掛け布団は、特に冷え性でも暑がりでもなく、1年を通して、寝具選びに気を煩わされることなく、快適に眠りたい、という方におすすめします。
 

以上、オールシーズン対応の掛け布団と、その使い方とおすすめする方をお伝えしました。

オールシーズン対応の2枚合わせの掛け布団があれば、1年を通じて、季節に合わせて快適にお休みいただけます。それぞれの季節に応じた快適寝具を、季節ごとに選ぶ面倒もありません。1度、快適寝具をじっくり選べば、1年通じて快眠していただけます。

冷え性や暑がり、ご予算的に節約策を図りたいという方は、オールシーズン対応より、それぞれの季節に応じた寝具を選ぶ方が、快適に、また、好みな寝具をお使いいただけます。そうでない方には、オールシーズンタイプの2枚合わせの掛け布団をおすすめいたします。

年末にやっておきたい寝具のお手入れ

年末にやっておきたい寝具のお手入れ

年末にやっておきたい寝具のお手入れ

年末の大掃除の時期、寝具もきちんとお手入れをして、新年を気持ち良く迎えたいものですよね。日頃のお手入れとは別に、年に1度すれば十分という寝具のお手入れがあります。きちんとお手入れすることで、寝具を清潔に長持ちさせることもできます。ここでは、年末の大掃除の時期にやってしまいたい寝具のお手入れをご案内します。

目次

年末にやっておきたい寝具のお手入れリスト

ベッドマットレスの上下を回転させる

1年に1度、ベッドマットレスの頭と足の位置が逆になるように、回転させましょう。

ベッドマットレスを回転させることで、特定の部分だけ、早くへたってしまうということを軽減できます。ベッドマットレスを長く快適にお使いいただけます。

ベッドマットレスは、毎日使い続けると、体重のかかる部分だけへこんだり、沈みこんだりしてしまいがちです。特に、腰の部分は、重心がかかりやすく、その部分のマットレスだけへたってしまうことがあります。そうなってしまうと、寝心地が悪くなり、長持ちするはずのベッドマットレスを早く買い替えなくてはいけなくなってしまいます。

年末に、1年に1度でも、マットレスの位置を変えるようにすることが、長く快適に使うコツです。

具体的には、

  • ベッドマットレスを180度回転さえて、上下左右を入れ替える。
  • 裏表のないベッドマットレスの場合は、表裏をひっくり返す。

をします。

特に、ダブル、クイーン、キングなどお二人用のベッドをお使いの方は、お二人の体格の違いで、どうしても、大きい体格のかたが寝る部分だけ、早くへたってしまいがちです。半分はまだ使えるのに、もう片方だけが、へたって買い替えるといういのは、何とももったいないことです。

ベッドのマットレスは、大きく重いので、回転させたり、移動させたりが、大変ですが、年に1度は、マットレスの位置を変えることをおすすめします。

ベッドの床板のカビのチェック

年末には、マットレスをベッドの床板からあげて、床板にカビが発生していないかもチェックをしましょう。

前にお伝えした、ベッドマットレスを回転させる際に、一緒に、やってしまうと楽です。

ベッドマットレスは、大変通気性が良く、本来は、湿気はマットレスの側面から放湿されます。ただ、どうしても、放湿が十分されず、ベッドの床板が、湿気を帯び、カビの原因になることがあります。

年に一度、年末に合わせて、ベッドマットレスをベッドの床板から外してみてください。

カビ対策

カビなどが発生していたり、湿気がこもっていたりしているようでしたら、寝具用の湿気とりシートを置き、その上に、マットレスをのせるようにしてください。カビ予防になります。

マットレスのカビ対策、カビ発生前にできる予防策」の記事もご参考にしてみてください。

お客さま用寝具の確認

年末年始は、ご家族が集まったり人寄せがあったりで、お客さまがお泊りになるご家庭もおありでしょう。そのようなご家庭は、12月の早い時期に、お客さま用寝具、客布団が使える状態か、確認をして、お手入れをしてください。

お手入れの手順

  1. 客布団の湿気対策。羽毛布団の場合は、陰干し、そのほかの布団は、陰干し、または、外の干して湿気やにおいを発散させる。
  2. 掛け布団、敷き布団、毛布、枕、シーツ、掛け布団カバーの数が、お客さまの人数に足りているかどうかをチェックする。
  3. 数が足りていなかったり、寝具がカビていたり、傷んでいたり、においがひどくて使えないなどの状態の場合は、新調する。年末ぎりぎりになってしまうと、配送が間に合わない場合があります。12月20日ぐらいをめどに、準備をする。
  4. シーツ、カバー、ピロケースを洗濯しておく。
  5. 場合によっては、貸布団の手配をしておく。

お客さまや、ご親族などとにぎやかに過ごす年末年始。お迎えする側は、気苦労も含めて、大変なことです。一年に一度、賑やかな集まりを、できる限り楽しく、くつろいだ時間になるよう、寝具も快適な状態に準備をしておきましょう。

座布団カバーのお手入れと新調

年始は、清潔な座布団カバーを使いたいものです。年末に、きちんと洗濯をしておきましょう。

生地が傷んでいたり、白いカバーが黄ばみ始めていたりしたら、年末の早いうちに、新調しておきましょう。

和室のあるご家庭が少なくなっているため、座布団を使う方も減ってきていて、サイズに合った座布団カバーが、あまり販売されていないことがあります。

銘仙判と呼ばれる、普通サイズの座布団カバーは、手に入りやすいサイズです。

八端判、夫婦判サイズの座布団カバーは、店頭で扱っていなかったり、取り寄せだったりして、購入に日数がかかることがあります。年末ぎりぎりになってしまうと、取り寄せが年内間に合わないことがあります。

新調する場合は、12月18日ごろには、手配を始めてみてください。メーカーからの取り寄せの場合、23日以降は、メーカーからの出荷が難しい場合などがあります。座布団のサイズと名称

シーツ、カバーの洗濯と新調

新年を気持ち良く迎えるために、年末は、シーツと掛け布団カバー、ピロケースの洗濯は、しっかりとしておきましょう。

生地が傷んだりしていたり、古くなってきたりしていたら、新年に合わせて、新調することもおすすめします。

日頃からお手入れをしている方は問題ないのですが、お仕事が忙しく、シーツや掛け布団カバーの洗濯をすっかり忘れている方もいらっしゃいます。

ベッドシーツやカバーの洗濯頻度は、週に一度以上が理想的です。ついつい後回しになってしまっていたら、年末には、忘れずに、洗濯をしてみてください。
 

年末の寝具のお手入れに便利なおすすめアイテム

ここでは、年末の寝具のお手入れにあると便利な、おすすめのアイテムをご紹介します。お手入れをきれいに簡単にして、気持ちよく年始をお迎えください。

寝具のカビ対策に。寝具用除湿シート

寝具用除湿シート からっと寝

寝具用除湿シート からっと寝

お客さまを気持ちよくお迎えする、座布団カバー

銘仙判 座布団カバー(55x59cm)

銘仙判 55x59cmの座布団カバーです。

大きいサイズ、八端判 座布団カバー(55x59cm)

八端判 59x63cmの座布団カバーです。

肌ざわり滑らか、上質スーピマコットンのカバーやシーツで気持ちよく新年を

  • 羽毛布団に最適、スーピマコットン掛け布団カバー
    羽毛布団に最適、掛け布団カバー

    羽毛布団に最適、掛け布団カバー

  • 肌になめらか、スーピマコットンピローケース
    肌になめらか、スーピマコットンピローケース

    肌になめらか、スーピマコットンピローケース

  • 新年は、新しくて気持ちの良いシーツで。スーピマコットンボックスシーツ
    マチ30cm スーピマ超長綿(スーピマコットン)サテン織りボックスシーツ

    マチ30cm スーピマ超長綿(スーピマコットン)サテン織りボックスシーツ

    • 以上、年末にしておきたい、寝具のお手入れをお伝えしました。

      寝具店を長年させていただいているので、実感でわかるのですが、昔は、年末になると、シーツとカバーの買い替えをされる方が、本当に多くいらっしゃいました。新年は、新しいカバーとシーツで迎えるのが、通常だった時代です。時代は流れて、そのような慣例がなくなっているようです。

      それでも、新年は、清潔な寝具で、気持ち良く迎えたいというのが、みなさんの本音と思います。師走で、忙しい毎日と思いますが、年末、早いうちに、寝具のお手入れをはじめてみてください。

      毎日、ぐっすり眠って、健康でいられますように。