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ベッドパッドの使い方を教えてください

ベッドパッドの使い方

ベッドパッドの使い方

ベッドパットとは、側生地の中に薄くわたが入り、キルティングされた、パッドタイプのベッドに必要な寝具のことです。ベッドマットレスの上にのせて、その上からボックスシーツを掛けて使います。ここでは、ベッドパッドの使い方、使う目的、そして、お手入れ方法をお伝えいたします。ベッドパッドを使用して、ベッドマットレスを快適に、長く愛用しましょう。

目次

ベッドパットの使い方

ベッドパッドの使い方

ベッドパッドの使い方

ベッドパッドは、ベッド用シーツ、ボックスシーツの下に敷いて使います。ベッドマットレスとベッド用シーツの間の位置です。

ベッドパッドの使い方

ベッドパッドの使い方

敷く順番は、

  1. ベッドマットレスの上にベッドパッドをのせる
  2. その上からベッド用シーツ(ボックスシーツ)で、ベッドパッドと、ベッドマットレスを一緒に包む

になります。ベッドメイキングは、このような感じです。

ベッドをお使いの方は、ベッドパッドとベッドシーツの両方が必要です。必ず併せてお使いください。

ベッドパッドと似た商品で、敷きパッドがございますが、敷きパッドは、ベッドパッドとは異なるため、代用はしません。敷きパッドをお使いの場合も、ベッドパッドは、必ずお使いくださいませ。

ベッドパットを使う理由

ベッドパッドを使う目的は、

  • 汗などの汚れや、湿気をベッドマットレスに通さないため(ベッドマットレスの汚れ防止)
  • ベッドマットのコイルから、体を守るため(寝心地の向上)

です。

ベッドマットレスの汚れ防止

ベッドは、長年にわたり使うもので、ベッドマットレス本体は、洗濯などの手入れができません。ベッドで快適な眠りを長く楽しむために、ベッドパッドを敷き、汚れを防ぎます。

汚れ防止のためなら、ベッドシーツだけで十分なのでは? と、思われるかもしれません。残念ながらそうではありません。シーツだけでは、毎晩コップ1杯分の、汗による湿気を吸水することはできないからです。吸湿しきれなかった湿気は、シーツの下にしみこみます。ベッドパッドを敷かないと、ベッドマットレスの側生地が湿気を帯び。マットレスのカビの原因にもなります。

ベッドパッドを敷いておけば、シーツで吸湿しきれなかった湿気を、しっかりと吸湿できます。汚れ防止のために、ベッドパッドは必ず使うようにしましょう。

体の負担の軽減、寝心地の向上

ベッドパッドは、ベッドマットレスに直接眠るより、身体への負担を軽減させてくれます。

最近では、寝心地の向上のために使える、ベッドパッドも販売されています。健康快眠マットレスのオーバーレイタイプの商品です。具体的な商品名では、エアウィーヴテンピュールマットレストッパー西川エアーオーバーレイなどです。

ベッドパッド一枚で、寝心地も変わります。どうぞお好みの機能のあるものを、じっくりお選びいただき、快眠にお役立てくださいませ。「ベッドパッドの選び方

ベッドパッドのお手入れ方法

ベッドパッドのお手入れの基本は、湿気の発散をさせることです。お手入れ方法は、

  • ベッドからはずして、定期的に干す

または、

  • 洗濯可能なものであれば洗濯をします。

朝起きて、お出かけ前まで、ベッドにサーキュレータで風をあてるのもおすすめです。毎日、その日の湿気を発散させておくと安心です。

ベッドパッドに湿気がこもり続けますと、カビやダニの発生の原因になります。ベッドパッドを清潔に保っておけば、その下のベッドマットレスに、カビが発生したり、汚れがしみ込んだりすることを防ぎ、マットレスを長くお使いいただけます。

干す頻度は、ベッドのボックスシーツのお洗濯の頻度に合わせると、手間がかかりません。シーツをはずしたタイミングで、ベッドパッドもベッドからはずして陰干しをするのがおすすめです。ベッドからはずしての陰干しが面倒な方は、ベッドの上に、半分に折り曲げて、少しでも、通気をして湿気を発散させるようにしましょう。

干すだけではなく、洗濯をして常に清潔を保ちたいという方は、ご家庭で洗えるベッドパッドをご用意されるといいでしょう。ベッドパッドの洗濯方法

ベッドパッドを選ぶ

ベッドを長く、快適に使うため、あなたに合ったベッドパッドを選びましょう。

羽毛ふとんは、洗えますか?

羽毛ふとんのご家庭での洗濯は、ご遠慮くださいませ。一部、夏用の薄手の羽毛肌掛けふとんで、メーカーで洗える羽毛肌掛けふとん(ウォッシャブルダウンケット)という商品がございまが、その商品は、ご家庭での洗濯は可能でございます。それ以外の羽毛ふとんは、ご家庭では洗えません。

洗ってしまいますと、中の繊細な羽毛が、壊れてしまい、羽毛が膨らむことができず、羽毛ふとんが、ふくらまず、暖かな空気を羽毛ふとんに含むことができなくなります。長く快適にお使いいただくためには、お洗濯はしないでくださいませ。

クリーニングは、羽毛ふとん専門のクリーニング業者さまで可能でございます。何かの理由で、どうしてもクリーニングが必要、また、数年たって、羽毛ふとんがへたってきた。などがございましたら、信用のおける寝具専門店にご相談くださいませ。

羽毛のクリーニングは、技術的な理由から専門の業者でないと、羽毛ふとんを傷つけることになってしまいますので、必ず、お求めになりました寝具店、もしくは、メーカーにご相談くださいませ。

通常の羽毛ふとんのお手入れ方法は、どうぞ羽毛ふとんのお手入れをご覧くださいませ。

羽毛布団を使う季節は?

「羽毛布団は、1年中使えますか?」と、羽毛布団の使える時期についてお問い合わせを頂戴します。ここでは、羽毛布団の使える季節についてお答えします。

目次

羽毛布団の使える季節

冬用の1枚物の羽毛布団は、秋口から梅雨ごろまでが、お使いになる季節の目安になります。秋口に羽毛布団を出し、梅雨時まで使うサイクルです。

冬用の羽毛布団を使う、もしくは、羽毛布団が必要な、寝室の室温の目安は、15℃以下から15℃前後まででしょう。現在の住宅事情や、空調事情を踏まえますと、季節より、寝室の室温で、羽毛布団の使える時期を決める方が、分かりやすいかもしれません。

羽毛布団をお使いになる時期は、室内の空調、保温性の好みなどにより、多少、ばらつきがあります。梅雨前の春先には、もう冬用の羽毛布団は暑すぎて、薄手の掛け布団をお使いになる方もいらっしゃれば、梅雨を過ぎ、夏の期間も1枚物の羽毛布団をお使いの方もいらっしゃいます。

夏に羽毛布団?と疑問を持たれる方も多いかと思います。夏に羽毛布団を使う方がいらっしゃる理由の一つに、夏は、羽毛布団の保温性があまり高くならない、という点があります。

羽毛布団は、布団の外側の温度によって、布団内の温度を調節します。外気が、寒いと、保温性が高まり、暖かくなると、保温性はあまり高くなりません。そのため、季節的に暖かくなっても、寝室の温度によっては、羽毛布団を1年中お使いになられる方がおられるのです。

羽毛布団の温度調節機能のしくみ

先に少しお伝えしましたが、羽毛布団の保温機能のしくみは、次のように外気温と関連しています。

羽毛が膨らむ仕組み ダウンボール

羽毛が膨らむ仕組み ダウンボール

外気温が低いと、羽毛(ダウンボール)はたっぷりと空気を含み、羽毛布団が膨らみます。膨らんだ羽毛布団は、体温から発せられる暖かな空気を、羽毛布団のマスの中に閉じ込め、羽毛布団の保温性が発揮されます。

逆に、外気温が上がると、羽毛(ダウンボール)は、膨らまず閉じたままになります。そして、通気性の良さが発揮されます。布団の中に、空気を閉じ込めず、通気性を良くするのです。

外気温度に応じて羽毛(ダウンボール)の状態が変化することが、羽毛布団の保温性や通気性の高さの秘密です。この羽毛布団の温度調整機能により、羽毛布団の使える時期は長く、季節の変化にも適用しやすいのです。

羽毛布団の使う時期の前後にすると良い、お手入れ

羽毛布団を使い始める前、しまう前に、次のひと手間をしていただくと、羽毛布団を快適にお使いいただけます。また、高価な羽毛布団を、長持ちさせることにもつながります。ぜひ、ほんのひと手間、おすすめします。

羽毛布団を使い始める前にする、お手入れ

秋口、羽毛布団の季節になり、収納していた羽毛布団を出しましたら、一度、陰干しをします。押し入れやクローゼットは、湿気がこもりやすく、収納してあった羽毛布団も湿気を帯びていることがあります。また、収納場所の匂いが布団に付着していることもあります。陰干しにより、湿気とにおいの不快さが軽減され、快適にお使いいただけます。

羽毛布団を使い終わったらする、お手入れ

春から梅雨、冬に使った羽毛布団を、押し入れなどにしまう前にも、1度、陰干しをしましょう。羽毛布団の中の湿気をしっかり乾燥させます。そのあと、羽毛布団の保管袋に入れてしまいます。詳しくは、羽毛布団の収納・保管の方法で、ご紹介しています。

保管時に、圧縮袋は、絶対に使いません。羽毛布団の中の羽毛がつぶれてしまい、お使いいただけなくなってしまいます。収納には、羽毛布団用の収納ケースを使いましょう。

羽毛布団を使わない時期に、収納するためのおすすめアイテム

羽毛布団を使わない時期は、湿気を十分に発散させた後、収納します。収納するための、おすすめアイテムです。羽毛布団を長く快適に使うために、お選びください。

羽毛布団用保管ケース

羽毛布団を安心して収納するための除湿、脱臭、防虫グッズ

 
以上、羽毛布団の使える時期についてお伝えしました。

羽毛布団の保管方法のH総裁は、→ 羽毛布団の収納・保管の方法をご覧ください。

日本は四季を楽しめる環境です。寝具も、季節に合わせて快適なものをお使いいただくことが快眠につながります。ご自身の寝室の室内環境(温度、空調など)やお好みによって、秋口から、梅雨時までを目安に、羽毛布団を使いましょう。

羽毛布団を使う季節が過ぎましたら、春、夏用の薄手の羽毛肌掛け布団(ダウンケット)、絹100%のすばらしい真綿(まわた)布団など、寝具の衣替えをされると、ぐっすりと心地よく、質の良い睡眠を楽しんでいただけます。