公開日:2019.08.07

夏休みにやっておきたい、寝具のお手入れ。日常お手入れができない方へ

夏休みを利用してやっておきたい、寝具のお手入れ

夏休みを利用してやっておきたい、寝具のお手入れ

「寝具のお手入れ、つい、後回しにしてしまう」という方へ。夏休みは、寝具のお手入れをするには、もってこいの時期です。夏は、洗濯ものが乾きやすく、年末のお手入れから半年たった時期でもあるからです。ここでは、普段、寝具のお手入れを後回しにしている方に、夏休みにやってしまいたい、寝具のお手入れを、優先順位の高い順にお伝えします。

目次

日々の寝具のお手入れをしない方向け、寝具のお手入れの優先順位

寝具のお手入れは、シーツの洗濯から、ベッドマットレスのお手入れまで、幅広くあります。ここでは、普段なかなかお手入れをしない方向けに、寝具のお手入れの種類を、優先順位の高い順にお伝えします。

  1. 最低でも、これだけはやっておきたい、お手入れ
  2. ついでにやっておきたい、ハードルの低いお手入れ
  3. これをやっておくと、夏休み明けに快適に休める、お手入れ
  4. 余裕があれば、やっておきたい、夏の寝具のお手入れ

1.最低でも、これだけはやっておきたい、お手入れ

  1. シーツとピロケースの洗濯
  2. 掛けふとんカバーの洗濯

まずは、シーツとピロケースの洗濯です。洗濯物が乾きやすい季節ですので、面倒と思う気持ちをぐっとおさえて、必ずやっておきましょう。

シーツの洗濯が負担、と感じる原因の一つに、干すのが面倒、という方が、多くいらっしゃいます。特に、シーツの端にゴムが入っている、ボックスシーツやラップシーツ、ワンタッチシーツは、干しにくいものです。ただ、コツがわかれば、さっと簡単に干せます。

ボックスシーツ、ラップシーツの干し方のコツ

シーツの端にゴムが入っている、ボックスシーツやラップシーツ、ワンタッチシーツを干すコツは、ゴム入りシーツの角を、物干しラックや洗濯竿の両端に引っ掛けて、シーツをひろげて干すことです。しわもよりにくく、乾燥時間も少なくすみます。

干している姿は、どうしても、不格好になりますが、ゴムが入っているのでしょうがありません。早く、シワを寄せずに、乾かせることを第一目的に、不格好さは、目をつぶりましょう。

ボックスシーツやラップシーツを竿に引っ掛けるイメージは、下記のとおりです。

ボックスシーツの干し方のコツ 1

ボックスシーツの干し方のコツ 1

ボックスシーツの干し方のコツ 1

ボックスシーツの干し方のコツ 1

ボックスシーツの干し方のコツ 1

ボックスシーツの干し方のコツ 1

 

干し竿の長さに応じて、ボックスシーツを縦方向か、横方向に干します。ボックスシーツの縦方向の角から角は、2メートルです。干し竿が、2メートル程度あれば、ちょうど角が、竿の端に引っ掛かります。

竿が短い場合は、ボックスシーツの横幅の角を引っ掛けます。ボックスシーツの横幅は丈とちがって、ベッドのサイズによって異なります。

例えば、シングルサイズのベッドをお使いですと、ボックスシーツの横幅の角から角は、100cmです。この場合、竿の長さは、シングルのボックスシーツより、長い場合がほとんどでしょう。その時は、角にこだわらず、角より広めのあたりで、竿の端に引っ掛けます。

ゴム入りシーツの角を、竿の端に引っ掛けて、干すことで、大きいシーツでも、しっかり広げて干すことができます。しわもよりにくく、乾燥時間も少なくすみます。ぜひお試しになってみてください。

シーツやピロケースの洗濯、負担が少ないと感じたら

夏休みにシーツとピロケースの洗濯をしてみて、わりと簡単な作業だ、と感じたら、是非、曜日を決めて、家事のスケジュールに組み込んでみてください。シーツとピロケースの洗濯は、週に一度はしておきたい寝具のお手入れです。定期的にやってしまえれば、来年の夏休みからは、シーツの洗濯に時間を費やす必要がなくなります。

2.ついでにやっておきたい、ハードルの低いお手入れ

次の3つは、シーツとピロケースを洗濯するときに、ついでに、やってしまいたい、寝具のお手入れです。

  1. 枕の陰干しをする
  2. 敷き布団・ベッドパッドを干す
  3. ダウンケット・肌掛け布団を陰干しする

夏は汗が多い季節です。シーツやピロケースで、吸湿できなかった汗が、枕や布団にしみこむことがあります。

シーツやピロケースを洗濯している間に、ついでに、枕やふとん類を干してしまいましょう。

枕やふとん類は、天日に干さなくても、部屋の中で陰干しするだけでもかまいません。室内の風通しのよい場所で、布団干しラックにかけたり、立てかけたりして、寝具の中の湿気を発散させます。その際、サーキュレータや扇風機、除湿機を使用すると、湿気を早く発散させることができます。時短になりますので、活用してみてください。

3.やっておくと、夏休み明けに快適に休める、できればやりたいお手入れ

タオルケットやガーゼケット、夏のひんやり敷きパッドは、夏休みの段階で、すでに1カ月程度お使いになっていることでしょう。暑い夜に使っていますので、汗も気になるころです。

上記の1,2のお手入れを済ませて、まだ、気持ちと時間の余裕がある方は、タオルケットやガーゼケット、ひんやり敷きパッドなどの夏用寝具の洗濯もしておきましょう。

夏の後半から秋口まで使う寝具です。夏休みに洗濯を済ませておけば、残りの期間、清潔な寝具で、心地よくお休みいただけます。

  1. タオルケット・ガーゼケットの洗濯
  2. ひんやり敷きパッドの洗濯

タオルケット・ガーゼケットの洗濯は、寝具用の大きい洗濯ネットに入れて、洗濯します。詳細は、タオルケット・ガーゼケットのお手入れをご参考になさってください。

ひんやり敷きパッドは、敷きパッドを洗濯層の高さに合わせてたたみ、丸めて、洗濯機に入れて洗います。手順は、ベッドパッドの洗濯方法と同じです。

4.余裕があれば、やっておきたい、夏の寝具のお手入れ

最後に、余裕があればやっておきたいお手入れをお伝えします。普段、定期的に寝具のお手入れをなさっている方も、半年に一度、夏にやっておくとよいお手入れになります。

  1. ベッドマットレスを回転させる
  2. 寝具用湿気取りシートのチェック
  3. ダウンケット・肌掛け布団の洗濯
  4. 洗える掛け布団の洗濯
  5. お客さま用布団の陰干し

ベッドマットレスを回転させる

ベッドをお使いの方は、半年に一度、ベッドマットレスを回転させておきましょう。ベッドマットレスを回転させるとは、頭の位置と足の位置を、180度回転させるということです。ベッドマットレスは、体重が一番重い、腰のあたりの位置のへたりが早くなります。マットレスを回転させることで、体重の掛かるマットレスの部分が変わり、へたりの片寄りを軽減させることができます。

寝具用湿気取りシートのチェック

寝具用の湿気取りシートを使っている方は、湿気がシートにいっぱいになっていないか、チェックしておきましょう。寝具用湿気取りシートの、吸湿センサーがピンクになっていたら、天日に干して、湿気を発散させます。ピンクからブルーに戻ったら、また使えます。

除湿センサーが、干すタイミングをお知らせ

除湿センサーが、干すタイミングをお知らせ

梅雨時の湿気で、除湿シートのセンサーがいつの間にかピンクになっている、ということがあります。夏休みにチェックしておくのが良いタイミングです。

掛け布団の洗濯

洗える掛け布団、ダウンケット、肌掛け布団は、夏休みの時間がたっぷりある日に洗濯するとよい寝具です。乾くまでに時間がかかるからです。

梅雨時期、掛け布団は、湿気がこもりがちです。梅雨が明け、乾燥して、時間がたっぷりとれる日があれば、洗える掛け布団を洗濯してしまいましょう。9月、10月は、雨の日も多く、洗濯後の乾燥に時間がかかる季節です。掛け布団を洗濯したい方は、夏休みを利用するのがおすすめです。

お客さま用布団の陰干し

さらに、時間と気持ちにゆとりのある方は、お客さま用寝具や、普段使わない寝具の陰干しをしておきましょう。押入れから出し、室内で、布団掛けラックに掛けて、湿気を発散させます。サーキュレータ、扇風機、布団乾燥機を併用すると、時間の短縮になります。

夏の寝具のお手入れに便利なおすすめアイテム

ここでは、夏の寝具のお手入れにあると便利な、おすすめのアイテムをご紹介します。お手入れをきれいに簡単にして、清潔快適な寝具で、ぐっすりお休みください。

ゴムが入って干しにくい、ボックスシーツやラップシーツを広げて部屋干しする、洗濯物干しラック

室内干しにおすすめ、布団干しラック

 
 

乾きを早めて、時短、におい防止に。サーキュレーター

 

以上です。

普段、お仕事をしていたり、忙しかったりで、寝具のお手入れが、後回しになってしまうという方に向けて、お伝えしました。洗いたてのシーツやピロケース、しっかりと湿気が発散された寝具で眠ると、とても気持ち良いものです。夏休み、寝具のお手入れに、少し時間を使ってみてください。夏休み以降、心地よい睡眠を楽しんでいただけるでしょう。


ご参考になれば幸いでございます。寝具の疑問、ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。今晩も、どうぞぐっすりとお休みいただけますように。


寝具アドバイスサービス

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