Monthly Archives: 5月 2017

室温に適した掛け布団選びで、梅雨から夏に快眠する方法

室温に適した掛け布団選びで、梅雨から夏に快眠する方法

室温に適した掛け布団選びで、梅雨から夏に快眠する方法

春夏用に衣替えした寝具、ちょっと肌寒い、という経験ありませんか?梅雨から夏にかけては、夜の気温の変化が激しく、快適に眠れる寝具選びが難しい時期です。ここでは、寝室の室温に応じて、心地よく眠れる掛け布団、掛け寝具の選びで、梅雨から夏にかけて快眠する方法をお伝えします。

目次

寝室の室温に適した掛け布団(掛け寝具)の選び方

梅雨時期は、温度の変化が激しかったり、エアコンを使用したりと、適切な寝具選びが難しい時期です。寝室環境によっても、適切な寝具選びが異なってきます。(適切な寝具選びが異なる理由は、次の章で、お伝えします。)

ここでは、室温を目安にした、掛け布団の選び方をお伝えします。ご自身の状況にあった、快適な寝具をお選びいただけます。

寝室の室温を、下記のように分けました。室温にあわせて、適した掛け布団、掛け寝具をご覧ください。

  1. 寝室温度が15℃以下の場合
  2. 寝室温度が15℃前後の場合
  3. 寝室温度が20℃前後の場合
  4. 寝室温度が25℃前後の場合

1,寝室温度が15℃以下の場合

梅雨の時期でも、ちょっと低め、肌寒い日が続くときの温度です。

寝室温度が15℃以下の場合におすすめの掛寝具

  • 羽毛布団
  • 羽毛肌掛け布団 + タオルケット、綿毛布
  • 洗える肌掛け布団 + タオルケット、綿毛布

2.寝室温度が15℃前後の場合

エアコンなど必要なく、ちょうど過ごしやすい温度です。

寝室温度が15℃前後の場合におすすめの掛寝具

  • 羽毛布団
  • 羽毛肌掛け布団
  • 2枚合わせ掛け布団の厚い方の掛け布団
  • シルク100%の真綿布団(側生地、中わた共、すべて絹でできた掛け布団)
  • シルク100%の真綿布団 + 綿毛布、シルク毛布
  • 羽毛肌掛け布団 + タオルケット、綿毛布
  • 洗える肌掛け布団 + タオルケット、綿毛布

3.寝室温度が20℃前後の場合

そろそろ、寝ているときに汗ばむような温度です。

寝室温度が20℃前後の場合におすすめの掛寝具

  • 羽毛肌掛け布団
  • 2枚合わせ掛け布団の薄いほうの掛け布団
  • シルク100%の真綿肌掛け布団(側生地、中わた共、すべて絹でできた肌掛け布団)
  • 洗える肌掛け布団
  • 夏用肌掛け布団 + 綿毛布、タオルケット

4.寝室温度が25℃前後の場合

暑さを感じる温度です。

寝室温度が25℃前後の場合におすすめの掛寝具

  • 冷感タイプの夏用肌掛け布団
  • 夏用肌掛け布団
  • 綿毛布
  • タオルケット

梅雨時期は、シルク100%の真綿(まわた)肌掛け布団が、気温的にも、安眠のためにも最適です。高価なものですが、春先から寝具店の店頭に並びますので、機会があれば、是非、寝具専門店に立ち寄って、実際に手にとってご覧になってみてください。とびきり安眠できる感覚が伝わると思います。

寝室の室温が異なることで、おすすめの寝具が異なる現状

ここからは、寝室の室温によって、同じ季節であっても、適した寝具が異なる理由をお伝えします。室温が異なると、快適に眠れる寝具選びが異なる、という、根拠をお伝えするためです。

同じ季節でも、寝室の状況で、室温が大きく異なります。その原因となるのが、次の3点です。

  1. 住宅環境の多様化
  2. 寝室の位置
  3. 寝室のエアコンの使用状況

梅雨から夏にかけては、涼しくなったり、暑くなったり、気温差があります。快適に眠れる寝具が、寝室の室温によって大きく異なってきます。

1.住宅環境の多様化

夜の寝室の室温は、住宅環境の多様化により、同じ日であっても、各家庭によって異なることが往々にしてあります。室温が異なれば、心地よく眠るための、適した寝具も異なってくるわけです。

たとえば、高層マンションの上層階に位置する、日当たりのよい寝室は、冬の夜でも暖かです。そのような環境のお客さまは、「冬でも冬用の羽毛布団はいらないから、ダウンケット(羽毛肌掛け布団)で十分」となるでしょう。

一方、木造の一軒家の北向きの寝室は、冬は凍えるような寒さです。その環境のお客さまは、「保温性の高い羽毛布団と、ドクターセラなどの温熱敷き布団を組み合わせて使わないと、寒くて眠れない」とおっしゃいます。

寝具のプロとしては、寝室環境をお聞きしないと、適切な寝具をおすすめできないのが現状です。

2.寝室の位置

寝室が、北向き、南向き、西日が当たる場所などだけでも、室温差があり、同じご家庭にお住まいでも、最適な寝具が異なることもございます。

3.寝室のエアコンの使用状況

梅雨は、気温差が激しく、湿気も多く、雨の日は窓を開けられずにエアコンを使うこともあります。夏はエアコンを使うご家庭、使わないご家庭、設定温度の違いもあります。エアコンの利用状況、温度設定によって、タオルケットでも暑い方や、ダウンケットでも涼しすぎると感じる方もいらっしゃるのです。

ただでさえ、気温が一定しない、梅雨から夏は、お客さまの寝室の状況によって、快適に眠るために寝具選びは、異なってくるのです。

どうぞ。寝室の温湿度計を置いていただき、湿度の合わせた快適な寝具選びをしていただければと思います。

適切な寝具選びで、疲れがたまりやすい梅雨から夏に、ぐっすりと快眠でエネルギーを蓄えましょう。

梅雨から夏の室温変化に便利な快眠アイテムを選ぶ

ここからは、梅雨から夏、気温が定まらない時期に、快適に眠るための便利なアイテムをお伝えします。寝室の状況、好みのタイプに合わせてお選びください。心地よくお休みいただけますれば幸いです。

肌寒く感じる夜におすすめ、綿毛布

肌掛け布団や、ダウンケットでは、少し肌寒いと感じる夜には、綿毛布がおすすめです。

タオルケットより、保温性があり、肌に優しく、ふんわりとしたあたたかみが、心地よくお休みいただけます。ご家庭でお洗濯ができ、年間通じて使える綿毛布。あなたの毎日の快眠に、どうぞお使いください。

梅雨から夏、手軽に保温性を調節する、タオルケット

肌掛け布団やダウンケットでは、まだ少し寒い。じめじめして汗が気になる、など、梅雨から夏の保温、湿気を手軽に調節したい方には、タオルケットがおすすめです。

肌触りの良さ、長く使える品質の確かなものをお使いになりたい方、下記からお選びください。

梅雨、秋口の、蒸し暑い夜に最適。睡眠にこだわる方におすすめ。シルク、真綿肌掛け布団

ボックスシーツの洗濯は面倒という方におすすめのちょっとした工夫

ボックスシーツの洗濯は、つい面倒になり後回しにしてしまう、というお声を頂戴します。そうとはいえ、汗で湿ったシーツを放置するのはいやなものです。ここでは、気分良く洗濯、気持ちよく眠るためのちょっとした工夫をご紹介します。お2人寝の大きいベッドでお休みで、男性の寝ている側のシーツだけ、毎日汗でじっとり湿っていて、「また今日も洗濯ってもういや!」という方にもおすすめです。

本当に簡単。いつものボックスシーツの上に、大き目のバスタオル、ベビー用 固綿敷きふとん用シーツ(1枚布タイプのシーツ 70 x 120cm)、大き目のガーゼタオルのいずれかを敷くだけです。

朝起きて、さっと取り外せるので、すぐに洗濯できます。その手軽さといったら、気分も洗濯自体も本当に楽さを感じます。

薄手のガーゼタオルや、ベビー用の敷き布団用シーツは、簡単に洗濯でき、乾きもバスタオルより早いので、特におすすめです。汗でべとべと状態のベッドを放置しなくてもよいので、清潔そのものです。

大判ガーゼバスタオルを引いてシーツの洗濯のわずらわしさから解消

大判ガーゼバスタオルを引いてシーツの洗濯のわずらわしさから解消

特に、男性のシーツは、5月ごろから秋口まで、朝起きると汗でじっとりで、なんとも閉口したくなり、洗濯する手間が苦痛、という奥さまも多いことと思います。夏は、短パンなどでお休みの方も多く、直接シーツに素肌が触り、汗をかきますので、ボックスシーツの汚れようといったら、恐ろしいことです。毎日、もしくは、一日おき、湿った時はすぐにでも、洗濯して清潔に保ち、夏の疲れをきちんと取るよう快眠していただくことが大切です。

寝相が悪くて、ずれてしまうという方は、エステタオルと呼ばれる大きいバスタオル、120 x 200~215cm、があります。このサイズですと、足元のほうだけ、ベッドマットレスの下に挟み込める長さがあります。足元の方だけをマットに挟み込めば、ずれを気にせず使っていただけます。

寝相の悪い方は、足元だけベッドマットレスに入れ込めば、ずれずにお休みいただけます。

寝相の悪い方は、足元だけベッドマットレスに入れ込めば、ずれずにお休みいただけます。

大き目バスタオル、ベビー用 固綿敷きふとん用シーツ、大き目ガーゼタオル、いずれか使い勝手のよいもの、そろえやすいもので、是非、お試しください。

最後になりますが、ボックスシーツは、いつも通り、週1度程度お洗濯してくださいませね。「シーツの洗濯頻度と上手な洗濯の方法

マチ30ワイドキング超長綿サテンボックスシーツにホワイトが加わりました

いつもご愛顧いただき、本当にどうもありがとうございます。

当店の人気の商品、マチ30cm ワイドキングサイズ超長綿サテン織りボックスシーツに新色のお知らせです。

先月から受注生産でお受けしていたホワイトが、常時、すぐにお届けできるお色になりました。

マチ30cm ワイドキングサイズ超長綿サテン織りボックスシーツ

マチ30cm ワイドキングサイズ超長綿サテン織りボックスシーツ

お客さま方のホワイトのご希望のお声が多く、これまで、お待たせしてしまったこと反省しております。今日からは、お待たせせずに、お届けをいたします。

ワイドキングサイズ超長綿サテン織りボックスシーツは、赤ちゃんや敏感肌の方にも安心な刺激の少ない綿100%のサテン生地の200x200のボックスシーツです。シングルを2台並べて使えるサイズで、肌にやさしい滑らかな生地で、最高のクオリティで、でもリーズナブルなボックスシーツをお探しの方に、自信を持っておすすめいたします。

快眠にお役立て下さいませ。

今夜もどうぞぐっすりお休みいただけますように。

梅雨の時期の寝具のお手入れ方法。湿気対策で快適に

梅雨時期の寝具のお手入れ

梅雨時期の寝具のお手入れ

梅雨のジメジメ、寝具を清潔、快適に保つことが難しい季節です。寝具の湿気は、不快さだけでなく、雑菌、カビ、ダニの発生の原因になり、健康にもよくありません。ここでは、梅雨の時期に、心地よく眠るための、寝具のお手入れ方法をお伝えします。

目次

敷き布団のお手入れ

湿気が一番多くこもる寝具が敷き布団です。ジメッとした不快さを、どうにか解消したい、という方も多いでしょう。

敷き布団は、湿気を十分に発散させることが、お手入れの基本となります。

敷き布団の湿気を発散させるお手入れ方法は、次の通りです。

  1. 毎日上げ下ろしをする。敷きっぱなしにはしません。
  2. 晴れた日は、天日に干す。雨の日は、除湿機、サーキュレータを使う。
  3. 布団乾燥機を使う。
  4. 押入れには、すのこ、湿気取り、押し入れ用の除湿シートを使う。

1.毎日上げ下ろしをする。敷きっぱなしにはしないようにします。

基本的なことですが、毎日、必ず、布団は上げ下ろしをして、押し入れにしまうか、布団干しに掛けるようにしましょう。

敷きっぱなしは、絶対にしないことが大切です。押し入れにしまう前には、少しの時間でも、布団干しに掛けて、湿気を発散させてから収納してください。

2.晴れた日は、天日に干す。雨の日は、除湿機、サーキュレータを使う。

在宅の日や、休みの日の晴れた日には、布団干しを外に出し、天日に干して湿気を十分発散させてください。湿気が発散し、気持ちよくお休みいただけます。

雨や外で干せない時には、布団干しに掛け、除湿機やサーキュレータをあてて湿気を発散させましょう。

特に、綿わたの敷き布団をお使いの方は、念入りなお手入れが必要です。綿のわたは、湿気を吸湿しますが、湿気を放湿する機能がありません。天日で干したり、布団乾燥機で干したりすることで、湿気が発散されます。綿のわたの敷き布団をお使いの方は、必ず、干すなどをして、湿気を発散させる手入れをするようにしましょう。カラッとしたお布団で眠ると、目覚めもさわやかです。

3.布団乾燥機を使う

ふとん乾燥機を利用していただくと湿気対策は万全です。乾燥までにかかる時間は、メーカーや使う機能により、30分から120分程度です。

仕事をされている方は、朝起きて、お出かけまでの間に、30分程度使用してから、押し入れにしまうのもよいでしょう。時間のゆとりが必要だったり、手間がかかったりしますが、1度、試してみましょう。思いのほか、負担がなく、さわやかな布団で眠る快適さに満足するかもしれません。

4.押入れには、すのこ、湿気取り、押し入れ用の除湿シートを使う

押入れには、すのこを置きます。その上に、湿気取りや、押し入れ用の寝具湿気取りシートを敷きます。その上に敷き布団を収納してください。

押入れに使う寝具用除湿シートは、ベビーサイズ、70x120cm が、お使いいただきやすいです。ご用意される際は、押し入れの幅、奥行きをお測りになってから、適したサイズをお選びください。

除湿機をお持ちでしたら、押し入れの方向に除湿機を向けて、押し入れ内の湿気を除湿していただくこともおすすめです。サーキュレータを代用してもかまいません。

敷き布団の湿気をしっかり発散させれば、カビやダニの発生も防げます。なにより、毎日、さらっとした布団で眠れて快適です。

この季節に限りませんが、敷き布団には、敷き布団カバーをかけて、その上から、ワンタッチシーツもしくは、フラットシーツをお使いになり、シーツを頻繁に洗濯していただくと、清潔さを保てます。清潔なシーツで眠ると、全身で心地よさを感じるものです。

掛け布団のお手入れ

掛け布団が、綿わたの場合は、湿気がこもりっぱなしになります。上記の、敷き布団のお手入れと同様になさってくださいませ。

羽毛布団をお使いの方は、特別なお手入れは必要ありません。通常より、少しこまめに、部屋の中で風通し、影干しをして、掛けふとんカバーは、頻繁にお洗濯をして交換するなどをしてください。

ポリエステルわたや、化繊わたの洗える掛け布団のお手入れ方法は、羽毛布団と同様です。陰干しをして、掛けふとんカバーをきちんと洗濯して清潔に保つようにします。

この時期は、布団を洗っても、乾燥させるのに時間がかかります。洗える掛け布団の洗濯は、梅雨時になる前、または、梅雨が明けた晴れた日に、するようにしましょう。きちんと乾燥でき、気持ちよくお使いいただけます。

ベッド用寝具のお手入れ

梅雨時期のベッドのお手入れ

梅雨時期のベッドのお手入れ

ベッドのお手入れは、梅雨の時期も簡単です。

ベッドパッドだけは、お手入れをするようにします。ベッド用寝具の中で、ベッドパッドだけが、梅雨の季節、湿気がこもりやすくなるからです。

梅雨の季節のベッドのお手入れ方法

  1. 朝起きたら、掛け布団を半分に折って風通しをする
  2. 寝具用湿気取りシートを、ベッドマットレスの下に敷く
  3. ベッドパッドを、ベッドシーツ交換時に陰干しをする

1.朝起きたら、掛け布団を半分に折って風通しをする

毎日のお手入れは、朝起きてお出かけ前までの間、掛け布団を半分に折るなどして、ベッドの表面に風を通しておきましょう。少しでも湿気を発散させておくのが大切です。

お出かけになるまで、サーキュレータや除湿機を、ベッドの方向に向け、風邪を充てておくのもよいでしょう。湿気を発散を早め、時間短縮になります。夜眠るとき、さらっとしたさわやかなベッドでお休みいただけます。

2.寝具用湿気取りシートを、ベッドマットレスの下に敷く

ベッドマットレスの下に、寝具用湿気取りシートを敷くことをおすすめします。ベッドの湿気を湿気取りシートが吸湿し、カビの防止になります。湿気取りシートの使い方

3.ベッドパッドを、ベッドシーツ交換時に陰干しをする

ベッドシーツをお洗濯する日には、ベッドパッドをベッドから外して布団干しなどに掛けて湿気を発散させてください。

低反発のベッドパッドやマットレスをお使いの方へ

低反発のベッドパッドや、低反発ベッドマットレスは、湿気がこもったままになりやすい素材です。カビが発生しやすくなります。お使いの方は、通常よりこまめのお手入れが必要です。湿気取りシートを必ず敷く、立てかけて通気を良くして乾燥させる、ふとん乾燥機を使う、など湿気対策を万全になさってください。

ベッドシーツも、この時期は、湿っぽくなります。こまめにお洗濯をして清潔に保ってください。湿ったシーツをベッドに装着したままにすると、雑菌が発生し大変不衛生です。「シーツの洗濯頻度と上手な洗濯の方法

枕のお手入れ

ベッドで枕をお使いの方は、朝起きたら、枕を立てかけ、湿気が枕の下に染みこまないように、通気をさせましょう。

枕の中でも、低反発素材の枕は、この季節カビが発生しやすくなります。立てかけて通気をよくして、湿気を発散させてください。また、ピロケースも湿りやすいですので、頻繁にお洗濯をなさって清潔に保つようにします。

梅雨時期は、ピロケースも汗や湿気で湿っぽくなりがちです。湿ったままにしておくと、カビの原因になります。週に1度程度は、洗濯をして、清潔にするようにしましょう。「枕の素材別、清潔に使うためのお手入れ方法

カバー、パジャマ類のお手入れ

汗をかく時期です。布団カバーやシーツ、パジャマは、通常より頻繁に交換し、お洗濯をなさってください。湿ったままのシーツやカバーは、不衛生で、特に梅雨の時期は、カビやダニの原因になります。

梅雨時期は、サイズの大きい、布団カバーや、シーツは、乾くまでに時間がかかってしまいます。洗い替えを用意しておくと、安心して、洗濯ができます。布団カバー、シーツ、ピロケースは、洗い替えを含めて、最低2枚ずつは、そろえておくことをおすすめします。

梅雨の寝具のお手入れに使いたい便利アイテム

ここからは、梅雨の寝具のお手入れに使いたいおすすめのアイテムをご紹介します。じめじめを解消し、心地よく眠るために、お役立てください。

敷くだけでできる、寝具の湿気対策

室内干しにおすすめ、布団干しラック

乾きを早めて、時短、におい防止に。サーキュレーター

 

以上、梅雨の時期の寝具のお手入れ方法をお伝えしました。梅雨は、住まい環境も、身体も心身も、過ごしにくく不快さが気になる季節です。そんな時こそ、寝具のお手入れを万全にして、質の良い睡眠で元気な毎日を過ごしましょう。

神奈川県横浜市 O.H.様より

度々のご連絡、有難うございました。
注文したベットパット、本日午前に着きました。
従来のものよりだいぶ薄手になりましたので、
暫くは違和感があるかも知れません。
また、ご縁がありましたら宜しくお願いします。

東京都三鷹市 O.M.様より

本日13日に商品を受け取りました。
現在使っているシーツは古いので、
新しいシーツの寝心地と洗濯乾燥のしやすさを試してみたいと思います。

東京都港区 K.S.様より

シーツ、無事に届きました。

早速使っております。
とても、暖かく快適にすごしています。

良い買い物ができてよかったです。

タオルケットの素材の種類と選び方、洗濯、お手入れ方法

タオルケットの素材の種類と選び方、洗濯、お手入れ方法。

タオルケットの素材の種類と選び方、洗濯、お手入れ方法。

タオルケットは夏に欠かせない寝具の一つです。昔ながらのタオルの風合いのタオルケットだけではなく、現在は、種類が豊富になり、より掛け心地のよい寝具に進化し続けています。ここでは、タオルケットの種類やサイズ、好みに合った選び方をお伝えします。タオルケットの洗濯方法、お手入れ方法もご案内しています。1年中お使いの方も増えているタオルケット、お好きなタイプを選んで快眠をお楽しみください。

目次

タオルケットとは

タオルケットとは、タオル素材でできた、体の上に掛けて使う、薄手の寝具です。主に、暑い季節に、体を冷やさない程度の保温性があり、睡眠中の汗を吸収し、心地よく眠るために使います。

素材は、綿、麻などの天然素材のほか、冷感素材の化学繊維が使われます。

サイズは、ベビーサイズ、ジュニアサイズ、シングル、ダブルなどがあります。

価格は手ごろな数千円程度から、最高級綿を使った数万円のものまで幅広く販売されています。

タオルケットの素材と織り方の特徴

タオルケットは、素材、織り方で、肌触りや風合い、冷感、保温性が異なります。ここからは、素材、織り方別のタオルケットの特徴をお伝えします。

1.タオルケットの素材の種類と特徴

タオルケットの素材は、綿、麻、冷感タイプの化学繊維(触るとひんやりするなど冷感タイプの特殊繊維)と、それぞれの混紡がございます。下記、それぞれの特徴です。

  • 綿のタオルケットは、肌にやさしく、ふんわり感と暑い夜に体を冷やさない程度の適度な保温性があるのが特徴です。汗の吸湿性もよく、年代問わず、心地よくお使いいただけます。
  • 麻素材は、吸湿性、放湿性に優れ、肌にべたつかないシャリ感が特徴です。綿素材に比べ、少し重さがあります。清涼感、涼しさがあり、天然素材で、涼しく眠りたい方に喜ばれる素材です。
  • 綿と麻の混紡は、麻100%より肌触りが柔らかく、さっぱりとした感触です。麻100%より、手軽な価格で手に入れていただけます。綿のやわらかさと、麻の涼しさ、シャリ感で、掛け心地と涼しさの両方を楽しみたい方に喜ばれる素材です。
  • 綿にレーヨンやポリエステルが混紡されたタイプは、綿100%タイプより、軽さがあり、モダールなどに代表されるような、綿では味わえない、ソフトな感触があります。
  • 冷感タイプの特殊繊維(化学繊維)素材は、夏に涼しく眠るために開発された新素材です。肌に掛けるなど、体に触れると、ひんやり感を伝える素材です。汗などの吸水性も高く、夏の暑さ対策に優れているのが特徴です。冷感重視、できる限り、涼しく眠りたい、という方向けです。

肌触りや掛け心地にこだわりたい方は、それぞれの素材の中で、上質な素材が使われた商品をお選びいただくのがよいでしょう。肌触り、掛け心地が変わります。

具体的には、

  • 綿の場合、今治、スーピマ超長綿、インド綿、エジプト綿
  • 麻ならば、滋賀県の近江麻、近江本麻

などのタオルケットです。とびきりの掛け心地で、夏の心地よい眠りを堪能していただけます。

2.タオルケットの織り方の種類と特徴

ここからは、タオルケットの織り方の種類と特徴をお伝えします。タオルケットの織り方には、次の3種のタイプがあります。下記で伝えている、ループとは、タオルの表面のように、糸がループ状になっているという意味です。

  1. 両面ループタイプ:表面と裏面の両方にループがあるタイプ
  2. 片面ループタイプ:表面はループがカットされたビロードのような風合い、裏面はループのタイプ
  3. 両面ループなしタイプ:表面も裏面もループのないタイプ

それぞれのタイプ別のタオルケットの特徴をお伝えしていきます。

1.両面ループタイプ:表面と裏面の両方にループがあるタイプのタオルケット

ジャガード織タオルケット

ジャガード織タオルケット

両面にループがある代表的なタオルケットは、

  • ジャガード織タオルケット
  • マイヤー織タオルケット

です。

このタイプは、吸水性に優れて、汗をしっかり吸湿します。

ジャガード織タオルケットは、しっかりした厚みと重みがあります。模様を織りで、表現できるのがジャガード織りの特徴です。柄物のタオルケットをお好みの方は、ジャガード織りのタオルケットがおすすめです。

マイヤー織タオルケットは、パイルが抜けにくく、ほつれにくいのが特徴です。ジャガード織より薄手で、使いやすいタオルケットです。タオルの感触がお好み、また、昔ながらのタオルケットの風合いがお好みの方に向いています。

2.片面ループタイプ:裏表面はループがカットされたビロードのような風合い、裏面はループのタイプのタオルケット

シャーリングタオルケット

シャーリングタオルケット

二つ目の片面ループタイプは、

  • シャーリングタオルケット

と呼ばれています。

表面は、ビロードのようにパイルのループがカットされていて、光沢があり、プリント柄が美しいのが特徴です。

ベッドの上にかけても、タオルっぽさがなく、寝室に合う色や柄を選ぶことで、インテリア性もあり雰囲気をよくしてくれます。裏面は、パイルになっていますので、掛け心地は、タオルのような風合いです。パイルの肌触りがお好みで見た目の雰囲気の良さも重視する方に向いています。

3.両面ループなしタイプ:ループのないタイプのタオルケット

ワッフル織タオルケット

ワッフル織りタオルケット

三つ目のループのないタイプは、

  • ガーゼタオルケット
  • ワッフル織りタオルケット
  • ツータッチケット、リバーシブルケット、ガーゼパイルケット

などです。

ガーゼタオルケットは、2重ガーゼ、5重ガーゼなど、ガーゼを重ねて作られています。軽量で、ふんわりと肌に負担のない、やさしい風合いが特徴です。通気性と吸湿性に優れています。赤ちゃんの寝具でも使われるほどの優しさなので、肌に負担をかけたくない敏感肌の方や、軽いタオルケットをお好みの方に向いています。

ワッフル織りタオルケットは、表面が凹凸で、肌にべたつかないのが特徴です。さらさらとして、通気性が良く、さわやかに眠りたい方におすすめです。ワッフルケットと呼ばれることもあります。
 
 

冷感タイプなどガーゼとパイルのツータッチ、リバーシブルケット

冷感タイプなどガーゼとパイルのツータッチ、リバーシブルケット

ループのないタイプで、ループのない面とパイルの面のリバーシブルタイプがございます。

ここ数年で人気のタイプです。冷感タイプのタオルケットは、このタイプがほとんどです。

ツータッチケット、リバーシブルケット、ガーゼパイルケットなどと呼ばれています。さらさらとした肌触りで、軽量で、洗濯もしやすく、涼しさを重視する方に向いています。

タオルケットのサイズ

タオルケットは、シングルサイズの 140×200、150x200cm が主流です。

ダブルサイズの 190x200cm は、製造、販売が年々減少しています。

増えてきているのがハーフサイズの 140x100cmです。

ダブルより大きいサイズは、現在日本では、織り機がなく、製造がない状況です。

ダブルサイズ、クイーン、キングサイズなど大きいサイズのベッドで2人寝をされていて、クイーン、キングサイズのタオルケットをお探しの方がおられます。このサイズのタオルケットは、日本ではほぼございません。ケット類は、お一人お一人、それぞれシングルサイズをお使いいただくことをおすすめしております。自由に掛け方を選べますし、洗濯も楽だからです。

お2人で掛けたい場合は、シングルサイズやダブルサイズのタオルケットの横使いをおすすめしています。タオルケットを横にお使いただくと、幅が200cmになります。ダブルベッド、クイーンやキングサイズベッドで、お二人でお使いいただいても、掛けていただけるサイズです。暑い季節ですので、足が出てしまっても、問題なくお使いいただけるでしょう。

140x100cm のハーフサイズは、おなかの上にだけ掛けたい方に最適なサイズです。お昼寝にも使えて、一枚あるととても便利です。

タオルケットの好み、機能による選び方

タオルケットの選び方を、お伝えします。好みの風合い、機能に合わせてお選びください。

昔ながらのタオルケットの風合いがお好みの方

昔ながらのタオルケットの風合いがお好みの方は、綿や麻、もしくは、綿と麻の混紡のジャガード織タオルケットがおすすめです。適度な重さがあり、しっかり掛けている感じがあります。

タオルの風合いで軽めのタオルケットが好みの方

タオルの風合いで軽めのタオルケットが好みの方は、綿や、綿と化繊(レーヨン、ポリエステルなど)の混紡のマイヤー織タオルケットがおすすめです。洗濯時も、ループが抜けにくく、軽さもあり、掛け心地の良いタオルケットです。

さらさらと肌にべたつかないタオルケットがお好きの方

さらさらと肌にべたつかないタオルケットがお好きの方は、麻、もしくは、冷感素材のタオルケットがおすすめです。ワッフル織タオルケットもさらっとしてべたつかず心地よくお使いいただけます。

天然素材がお好きで、サラサラ感がお好みの方

天然素材がお好きで、サラサラ感がお好みの方は、麻素材が気持ちよくお使いいただけます。日本の夏をここちよく、また、”和”の雰囲気を感じていただける麻のタオルケットは、季節を楽しむ風流さもあります。

暑くてたまらない、涼しさ重視の方

暑くてたまらない方、べたつかず、涼しいケットをお望みの方は、冷感素材のタオルケットがおすすめです。肌に触れると熱を冷感触感に変えてくれる素材です。朝まで、さらさら、べたつきがなく、ぐっすりお休みいただけます。

肌にやさしく、軽いタオルケットがお好みの方

肌にやさしく、軽いタオルケットがお好みの方は、ガーゼタオルケットがおすすめです。今治ブランドのガーゼなど、素材が上質なものは、特に、肌にやさしく、ふんわりした感触です。肌触りのやさしさ、やわらかさを重視される方は、上質なガーゼタオルケットを選びましょう。やわらかで、軽い、ふんわりした掛け心地をお楽しみいただけます。

柄、色の好みなど見た目も重視でお選びになりたい方

柄、色の好みなど見た目も重視でお選びになりたい方は、シャーリングタオルケットがおすすめです。表面のプリントがはっきりとして美しいタオルケットです。

ウィリアムモリスやサンダーソン、ミッソーニなど、ブランド柄がきれいに表現されたタオルケットも販売されています。ベッドの上に広げたままでも、寝室のイメージが損なわれません。寝室の雰囲気を大切にされたい方もおすすめします。

肌触りにこだわりたい方

肌触りにこだわりたい方は、それぞれの素材の中で、上質な物をお選ぶとよいでしょう。上質素材のタオルケットは、掛け心地、肌触りが全く異なります。今治の綿、スーピマ超長綿、エジプト綿を使ったタオルケットは、上質な滑らかさ、やさしさのある肌触りで、気持ちよい掛け心地です。とびきりの掛け心地を堪能していただけます。

タオルケットの洗濯、お手入れ方法

ここからは、タオルケットの洗濯時の注意点、洗濯方法、お手入れ方法をお伝えします。汗の多い時期に使うタオルケット、清潔に、心地よくお使いいただくために、お役立てください。

タオルケットの洗濯時の注意点

  1. 新しいタオルケットは、タオルの繊維くずが付着していることが多くあります。購入したら、使用する前に、洗濯をするのがおすすめです。洗濯することで繊維から出るほこりを軽減できます。
  2. タオルケットは、寝具用の大きいサイズの洗濯ネットに入れて、洗います。タオルのループが引っかかるのを防ぎます。
  3. タオルケットは、単体で洗います。他の洗濯ものとは別にして洗いましょう。他の洗濯ものに、タオルの繊維くずが付着するのを防ぎます。
  4. プリントや色の濃いものは、最初は色落ちすることがあります。他の洗濯ものとは別にお洗濯してください。
  5. タオルケットは、汗をたくさん吸収します。こまめに洗って清潔にお使いください。

タオルケットの洗濯方法

  1. 寝具用の大きいサイズの洗濯ネットに入る大きさに、タオルケットをジャバラにたたみます。洗濯ネットに入れます。
  2. 洗濯ネットに入れたタオルケットを、洗濯層に立てて入れます。
  3. 毛布コース、布団コースなど、洗濯機の説明書にあわせて、コースを選びます。
  4. たっぷりの水で、洗濯します。汚れを落ちやすくします。洗剤は、タオルなどを洗濯する際に使用しているものを使って問題ありません。
  5. しっかりと脱水します。
  6. 脱水後は、すぐに干します。
  7. タオルケットを広げ、2本の竿にたるませて干します。
  8. 室内星の場合は、サーキュレーターや扇風機の風を当てると、早く乾きます。早く乾かすことで、においも防げます。

タオルケットのお手入れ、注意点

  1. 引っ掛けてループが伸びてしまった場合は、引っ張らずに、ハサミで切ってください。ほつれがその部分で止まります。

心地よく眠りたい方におすすめのタオルケット

ここからは、掛け心地が良く、暑い季節に、気持ちよくお休みいただける、タオルケットをお伝えします。お好みに合わせてお選びになってみてください。

 

以上、タオルケットの種類と選び方をご案内しました。素材の品質の違いで、風合いの良さ、掛け心地が変わります。夏の睡眠の質を左右するタオルケット。心地よく眠れ、掛け心地のよい商品を、じっくりとお選びださい。夏の寝苦しい夜も、ぐっすりお休みいただけます。

脚注

 
文献

竹松 茂、(1993)『実用織編物の基礎知識』株式会社 色染社.

ボックスシーツの生地の選び方。お好み別おすすめの素材

ボックスシーツの生地の選び方

ボックスシーツの生地の選び方

ベッドのボックスシーツ、自分好みの肌触りで、寝心地がよいものを選びたいところです。とはいえ、いざ選ぶとなると、「自分の好みの肌ざわりが、なんという生地の名前なのわからなくて、迷ってしまった。」という方も多いようです。ここでは、ボックスシーツの生地の種類と、その特徴を比較してお伝えし、お好みのボックスシーツの生地や素材の選び方をご案内します。

目次

ボックスシーツの生地の種類とその特徴

ボックスシーツの生地は、素材、糸の太さ、織り方の違いで、特徴や肌触りが異なります。同じ素材でも、糸の太さや、織り方が異なれば、肌触りも違ってきます。例えば、綿(コットン)のシーツで、肌触りが滑らかなシーツもあれば、さらっとべたつかないシャキッとしたシーツがあるといった具合です。特徴と名称が分かれば、ボックスシーツの生地も選びやすくなります。

まずは、ボックスシーツに使われる素材(繊維)の種類、生地名とその肌触りの特徴をお伝えします。比較していただきやすいように、表にまとめましたので、ご覧ください。

ボックスシーツの素材、生地、肌触りの特徴比較表

素材生地名特徴、肌触り
綿ブロードさらっとしたさわやかな肌触り
綿サテン艶があり滑らかでスルスルした肌触り
綿オックス(オックスフォード)表面に凹凸があり、さらっとべたつかない肌触り
綿タオル(シンカーパイル)吸湿性があり、肌にやさしいタオルの感触
綿フランネル保温性のあるあたたかな肌触り
綿ボア起毛され保温性のあるあたたかな肌触り
綿二重ガーゼ吸水性がよく、乾きも早く、柔らかな肌触り
綿ニットTシャツのような伸びのある生地で、やわらかで優しい肌触り
ブロード通気性、吸水性、発散性に優れさらっとべたつきのない肌触り
ヘリンボーン斜めの折り目が特徴で、シャリ感とやさしさのある肌触り
シルクサテン艶と光沢がありすべるような滑らかさで、贅沢感のある肌触り
シルクニットしっとりとして、肌にもよく、やさしい贅沢な肌触り
現在、販売がない種類のシーツでございました。
現在、お使いいただけないシーツについてご紹介してしまいましたこと、誠に申し訳ございませんでした。お詫びして訂正いたします。(2018年11月7日記)
特殊生地冷感素材肌に触れるとひんやりするなど夏に特徴のなる生地
特殊生地防ダニ高織密度高密度におられ、ダニやほこりを通さない高密度におられたアレルギーの方向け
アクリルボア起毛され、保温性の高いあたたかな肌触り

糸の太さと織密度による肌触りの違い

シーツは、同じ素材でも、糸の太さや、織り方の密度によって、肌触りが異なります。糸の太さと織り方は、繊維素材の規格を表す特有の数値で示されます。糸の太さは、40番、60番など番手で表されます。織り方の密度、織密度は、スレッドカウントとも呼ばれ、400本など、本数で表されます。ボックスシーツの商品説明で、このような数値をご覧になったことがある方もいらっしゃるでしょう。

糸番は、数値が低いと太く、高いと細くなります。太い糸で織られた生地のシーツは、さらっとべたつきのない肌触りになります。細い糸は、滑らかな肌触りになります。

織密度(スレッドカウント)は、1インチの布を織りあげるのに使われている糸の本数で表されます。本数が少ないと生地目が粗くざっくりとした生地、多くなると密度が高く、生地目が綿密で、滑らかな生地になります。

生地は、糸の太さと密度(スレッドカウント)の組み合わせで仕上がる織物で、その組み合わせで風合いも異なります。例えば、細い糸で綿密に織られると、生地の表面が滑らかな生地となります。

ここでの注意点は、必ずしも、糸の太さと織密度(スレッドカウント)の数値で、品質の良しあしが決まるのではないということです。同じ糸の太さと織密度でも、素材の品質、や、仕上げの製造の工程などで、生地のグレードは変わります。綿密度の高いシーツが、とびきり滑らかな肌触りの商品もあれば、同じ綿密度の表記でも、重くて固い商品の場合がある、ということです。商品の品質の見極めは、糸番やスレッドカウントの数値のみで行わず、価格や商品の総合的な情報から判断することが大切です。

好みの肌触り、欲しい機能によるボックスシーツの生地の選び方

ここまでは、ボックスシーツの生地の説明をいたしました。これをもとに、ここからは、お好みの肌触りや、機能による生地の選び方をお伝えします。

滑らかでスルスルとした肌触りのボックスシーツが好み

綿、それも上質綿といわれる、スーピマ超長綿、エジプト綿、インド超長綿、新疆綿のサテン織のシーツや、シルクサテンのボックスシーツをお選びください。ご家庭でも洗濯ができるものがほとんどで、ベッドに入ったときに癒され感は格別です。

さっぱりとして、さらっとした肌触り、夏にも涼しいボックスシーツが好み

綿のブロードの平織り生地、オックスフォード生地、麻のブロードやヘリンボーンのシーツをお選びください。平織り生地は、素材いかんにかかわらず肌触りがさらっとしています。綿とポリエステルの混紡のブロード生地は、さらりとして乾きやすい素材ですので、お洗濯を頻繁にして清潔に使い方にも好まれます。

肌に負担の少なく、やわらかい生地のボックスシーツが好み

上質綿、超長綿のサテン織生地、綿ニット、二重ガーゼ、シルクサテン、シルクニットのシーツをお選びください。アレルギーというほどではなくても、肌が敏感という方にも、やわらかで優しい生地ですのでおすすめです。

夏に涼しくひんやり眠りたい方のボックスシーツ

特殊素材で触ると涼しく感じる冷感素材や、超高綿密度の防ダニ系素材、シルクサテン、麻素材は、ひんやりとした涼しさを感じていただけるシーツです。

汗が多くても、ちゃんと吸湿してくれるボックスシーツ

タオル素材、シンカーパイル、麻素材のボックスシーツをお選びください。汗の吸水性の高い素材で、朝まで、ぐっすりお休みいただけます。タオル、パイル素材は、タオルが好みでない方や、暑く感じてしまう方は、麻素材のほうが、涼しく感じてお休みいただけます。

冬にあったかく眠りたい方のボックスシーツ

綿のボア、タオル、シンカーパイル、フランネル、ニット、シルクのニット生地、アクリル素材のボアのシーツが暖かくお休みいただけます。秋冬限定で販売されることがほとんどですので、季節の始めにそろえることをおすすめします。売り切れてしまうことがありますので。

乾きやすいボックスシーツ

綿+ポリエステル混紡のブロード生地、特殊生地で乾きやすさが特徴の速乾生地、シルクサテンをお選びください。麻素材のシーツも乾きやすいのですが、シーツの生地の厚みによっては、乾きにくいものもありますため、商品をご確認されてお選びください。また、最近では、綿素材でも、タンブラー乾燥可能な生地のシーツが販売され始めています。乾燥機をお使いの方は、タンブラー乾燥対応のボックスシーツをお選びになることもおすすめです。

アレルギー体質の方のボックスシーツ

超高密度の特殊繊維で、薬品などを使わず、防ダニ、ほこりを通さないという特殊生地のボックスシーツがございます。名称でいうとミクロガードなどが代表的な商品名です。アレルギーの方の肌にも負担がかからずシルクのような肌触りで、体質でお困り、お悩みの方に喜ばれている商品です。

以上、頻繁におたずねいただくお好み別におすすめのボックスシーツをご案内しました。ボックスシーツの生地選びにお役立ていただければと思います。ご自分好みのボックスシーツで眠ると、ぐっすり朝まで、快適にお休みいただけます。健康のためにぜひあなた好みを見つけてください。

いざ選ぶとなると