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ボックスシーツとフラットシーツ、どちらがおすすめですか?

ボックスシーツとフラットシーツ、どちらがおすすめですか?

ボックスシーツとフラットシーツ、どちらがおすすめですか?

ベッドを初めてお使いのお客さまから、「ボックスシーツとフラットシーツ、どちらがおすすめですか?」というご質問を頂戴します。使い勝手はどちらが良いのか、迷われる場合があるようです。ここでは、ボックスシーツとフラットシーツの違い、フラットシーツの使えないマットレスサイズ、それぞれのシーツのメリットと、おすすめをお伝えします。お好みに合うシーツ選びに、ご参考になさってください。

目次

ボックスシーツとフラットシーツの違い

ボックスシーツとフラットシーツは、次の点で違いがあります。

  • シーツの形状
  • シーツの装着のしやすさ
  • 手に入れやすさ

それぞれについて、順にお伝えします。

ボックスシーツ

ボックスシーツの形状

ボックスシーツは、底部にゴムが入り、ベッドマットレスにかぶせてお使いいただける、ワンタッチタイプのベッド用シーツです。

ボックスシーツは立体縫製されているのでマットレスの上からかぶせるように簡単に装着できます

ボックスシーツは立体縫製されているのでマットレスの上からかぶせるように簡単に装着できます

ボックスシーツとは、裏面にゴムが入り、マットをすっぽり簡単に被せられるベッド用シーツ

ボックスシーツとは、裏面にゴムが入り、マットをすっぽり簡単に被せられるベッド用シーツ

ボックスシーツの装着のしやすさ

ベッドマットレスを持ち上げることなく、装着できますので、大きいベッドでも、簡単にベッドメイキングをしていただけます。

ボックスシーツの手に入れやすさ

色、柄、サイズも豊富に販売されているので、手に入れやすいベッド用シーツです。

詳しい特徴は、「ボックスシーツとは」で、お伝えしています。

フラットシーツ

フラットシーツの形状

フラットシーツは、平らな一枚の布タイプのシーツです。ベッドに使う際は、フラットシーツの四方の端をマットレスの下に入れ込んで使います。

フラットシーツの装着のしやすさ

フラットシーツの装着は、慣れていない方にとっては、簡単とは言えません。ベッドマットレスを持ち上げ、ベッドの上下左右それぞれの位置に回って、シーツをしっかりとベッドの下に入れ込んで、装着します。手間がかかります。

フラットシーツをご愛用している方、フラットシーツの装着に慣れてらっしゃる方にとっては、手間が気にならない、という方もいらっしゃいます。ホテルのように、びしっとしわなく装着をすることに重視してらっしゃいます。

フラットシーツの手に入れやすさ

ベッド用のフラットシーツは、日本での製造が減少傾向にあり、手に入れにくくなっています。

現在は、ベッドメイキングがとてもしやすいため、ボックスシーツが主流になっています。

ボックスシーツとフラットシーツのメリット

下記、ボックスシーツとフラットシーツのメリットです。

ボックスシーツのメリット

  • ベッドメイキングが簡単
  • 色、柄、サイズが豊富
  • 生地の種類、価格帯が豊富で、手に入れやすい

フラットシーツのメリット

  • 1枚布の形状なので、洗濯が簡単
  • 装着の手間や大変さはありますが、手慣れた方は、ホテルのようにきれにベッドシーツをセットできる

おすすめのシーツタイプ

ベッドのシーツタイプのおすすめをお伝えします。

ボックスシーツがおすすめの方

初めてベッドをお使いの方、ベッドをお使いの多くの方に、ボックスシーツをおすすめいたします。

簡単にベッドに装着できて、手に入れていただきやすいからです。上記のメリットの違いをご覧いただいても、ボックスシーツがとても使いやすいことは、ご想像通りです。

フラットシーツがおすすめの方

フラットシーツをおすすめするのは、マットレスの持ち上げや、装着の手間が苦でなく、ホテルのように、美しくシーツをセットしたい方です。

現在、日本では、ベッド用フラットシーツの製造をしているメーカーが減少しています。市販されているベッド用フラットシーツは、海外の輸入品が多くなってきています。手に入れにくさはありますが、フラットシーツをお選びの際は、インターネット通販が、比較的、商品を探しやすいでしょう。

ボックスシーツとフラットシーツの併用がおすすめの方

シーツを頻繁に洗濯をして、清潔に保ちたい方には、ボックスシーツとフラットシーツの併用をおすすめいたします。

ベッドマットレスは、サイズの合ったボックスシーツできちんとくるみ、その上から、フラットシーツをのせて使います。その際のフラットシーツは、サイズがベッドより小さめをお使いになられてもよろしいかと存じます。洗濯のしやすさだけを考慮して、フラットシーツのサイズをお選びください。

既成サイズのフラットシーツが使えないベッドマットレスサイズ

ここでは、既成サイズのフラットシーツが使えないベッドマットレスサイズについてお伝えします。

フラットシーツは、ベッドマットレスのサイズによって、お使いいただけないことがあります。フラットシーツを検討する際は、フラットシーツのサイズ選びに注意が必要です。

下記のベッドマットレスのサイズでは、フラットシーツが使えない場合があります。

  • 210cm丈のロングサイズのベッドマットレス
  • マットレスの厚みが30cm以上ある厚めのマットレス

理由は、マットの下に敷きこむ分のシーツの長さが足りず、しっかりとマットをくるめないためです。

フラットシーツは、マットレスの下に入れ込む生地の部分が、最低15cm、できれば、20cm必要になります。

210cm丈のロングサイズや、マットレスの厚みが30cm以上あるベッドマットレスに、既成サイズのフラットシーツを使うと、マットの下に入れ込む生地の部分が、15cm 以下になってしまい、すぐにめくれ上がってしまうのです。

既成サイズのフラットシーツ丈は、275~280cmです。この長さは、200cm丈の一般的なマットレス用に作られています。200cm丈のベッドに、マットレスの下に入れ込むシーツの生地を、15cm~20cm見込んでいます。210cm丈のベッドには、既成サイズのフラットシーツでは、丈が足りません。

ロングサイズや厚みが30cm以上あるベッドをお使いの方が、フラットシーツをお求めの際は、マットの下に入れ込む生地が、15cm以上あるかを確認しましょう。

ベッドマットレスのサイズからフラットシーツの必要サイズを計算する方法

ここでは、ベッドマットレスから、フラットシーツの必要サイズを計算する方法をお伝えします。

ベッドマットレスから、フラットシーツの必要サイズを計算する方法

  • フラットシーツの必要幅 cm = ベッドマットレスの幅 + マットレスの厚み x 2 + 15~20 x 2
  • フラットシーツの必要丈 cm = ベッドマットレスの丈 + マットレスの厚み x 2 + 15~20 x 2

あなたのお使いのベッドマットレスをしっかりくるめる、フラットシーツのサイズは、上記でわかった、フラットシーツの必要幅 x 必要丈 になります。

ロングサイズや厚めのマットレス以外でも、クイーンサイズ、キングサイズ、ワイドキングサイズをお使いで、輸入品や、海外から取り寄せる、もしくは、サイズオーダーでフラットシーツを注文される際は、そのサイズ以上の商品を購入するようにしましょう。

ベッドマットレスのサイズにあったフラットシーツを探す

フラットシーツをお使いになりたい方へ。ベッド用サイズのフラットシーツのおすすめです。サイズに合わせてお選びください。

ベッドマットレスのサイズにあったボックスシーツを探す

ボックスシーツをお使いになりたい方へ。お使いのベッドマットレスのサイズに合ったボックスシーツを、下記からお探しになってみてください。肌触りがよく、寝心地の良いボックスシーツを見つけていただけます。


寝心地の良いボックスシーツのおすすめアイテム

 
 

以上、ボックスシーツとフラットシーツの違いをお伝えしました。

マットレスのカビ対策、カビ発生前にできる予防策

ベッドパッドをはずしたら、ベッドマットレスの布地にポツポツとカビが発生してしまっていた、というお声を頂戴することがあります。不衛生で健康を損なう原因にもなります。発生してしまうと、きれいに除去するのも困難です。ここでは、マットレスのカビを事前に防ぐ、予防策をお伝えします。

目次

どんな状況で、マットレスにカビが生える?

カビがマットレスに生えてしまったという、お客さまのお声をまとめてみました。状況は、次の通りです。

  • ベッドマットレスの上に、ベッドパッドを敷かずに、直接シーツを掛けて使っている
  • シーツを定期的に洗濯していない
  • 敷きパッドをベッドパッド代わりに使っている
  • ムアツふとんをベッドマットレスの上に直接のせて使っている
  • 西川エアーをベッドマットレスの上に直接のせて使っている
  • 寝汗が多く、朝起きるとシーツが湿っているほど汗かき
  • 寝室の通気性が悪い
  • ベッドを壁につけて使っている

上記の状況に対して、対策を、適切にすることが、カビ予防になります。次項目では、具体的にできる対策をお伝えします。

マットレスのカビ予防のためにできること

マットレスのカビ予防のために、具体的にできる対策は、次の3つです。

  1. カビ予防のための、寝具を使う
  2. 寝具のお手入れを習慣づける
  3. カビ予防のための、寝室環境を整える

各カテゴリーに合わせて、詳しくお伝えします。

1.カビ予防のための、使う寝具と使い方

まずは、カビ予防のために、必ず使っていただきたいベッド用寝具とその敷き方をお伝えします。カビ対策には、湿気を含ませないことと、こもらせないことです。そのための対策です。

予防のために、必要な寝具と敷き方

ベッドのマットレスのカビ予防に必要な寝具は、

  • ベッドパッド

です。

加えて、予防のために、おすすめする寝具は、

  • 寝具用除湿シート
  • 敷パッド

です。

ベッドパッド

ベッドのマットレスの上には、必ず、ベッドパッドをお使いください。その上からボックスシーツをかけます。

マットレスの上には、敷きパッドではなく、ベッドパッドを使います。ベッドパッドは、適度な厚みがあり、湿気の吸収力と放湿力が敷きパッドより優れています。マットレスに、湿気が帯び、カビとなるのを防ぎます。「ベッドパッドと敷きパッドの違いと使い方

ベッドパッドは、湿気の吸湿、放湿性のある、ウールベッドパッド、もしくは、洗えるポリエステルわたのベッドパッドがおすすめです。

コットン(綿)が使われているベッドパッドは、カビ予防のためには、できるだけ、お避けください。理由は、綿は吸湿性がありますが、放湿性がありません。頻繁にベッドから外して、干さない限り、寝汗などの湿気を吸湿したままの状態になり、カビの原因になるからです。

ウール(羊毛わた)や、ポリエステルわたは、放湿性があります。ベッドパッドの下のベッドマットレスに湿気が通じてしまうのを防ぐことが可能です。

寝具用除湿シート

寝具用除湿シートは、ベッドマットレスの湿気を吸収する目的で使います。

寝具用湿気取りシートの敷き方です。

ベッドで利用する場合、本来は、ベッドマットレスの下に敷くのですが、マットレスのカビ防止対策では、ベッドマットレスの上、ベッドパッドの下に、敷いてお使いください。ベッドマットレスに湿気が帯びる前に、湿気取りシートで、吸湿をすることが可能になります。

寝具用湿気取りシートは、布製ではないため、少し固めです。寝心地の悪さを感じた場合は、除湿シートをベッドマットレスの下に敷いてお使いください。寝心地重視か、カビ対策かをお選びいただき、除湿シートの敷く順番をおきめください。

ムアツふとんや、西川エアー、整圧ふとんをベッドマットの上にのせている方は、ベッドマットレスと、健康マットレスの間に、寝具用湿気取りシートを入れてください。ベッドマットレスの上に、寝具用湿気取りシート、その上に、健康マットレスの順番です。

敷きパッドの、詳しい敷く順番は、「除湿シートの敷き方。お使いの寝具別、効果的な敷く順番」をご覧ください。

敷パッド

汗の多い方には、敷きパッドをお使いになることをおすすめします。

使い方は、ベッドのシーツの上に、重ねて使います。敷きパッドの上に、直接眠ります。

敷きパッドのタイプは、マイヤーパイル敷きパッド、シンカーパイル敷きパッドなどの、タオル素材が使われた敷きパッドがおすすめです。敷きパッドをご利用の際も、必ず、ベッドシーツの下には、ベッドパッドをお使いください。

カビ予防のための、寝具のお手入れ習慣

ベッドシーツや、ベッドパッドのお手入れが、きちんとされていない場合、ベッドマットレスにカビが発生しやすい状況となります。湿気が発散されず、こもった湿気がカビの原因になるからです。

ボックスシーツは、頻繁にお洗濯して、清潔な状態に保ってください。洗濯頻度は、週に1度をおすすめします。洗濯が面倒で、頻度が少なくなりがちな方は、ボックスシーツの上に、洗濯が比較的簡単なフラットシーツを重ねて使い、フラットシーツだけお洗濯するのが良いでしょう。大判のガーゼバスタオルなどをベッドにのせて、ガーゼタオルだけ、お洗濯していただくのもおすすめです。洗濯の手間が、格段に軽減されます。清潔な状態を保っていただけます。

ベッドパッドのお手入れは、洗えるタイプは、定期的にお洗濯をしましょう。洗えないタイプは、ベッドから外して、陰干しをしてください。汗の多い方は、特に、お手入れを習慣化されると、カビ対策になります。「ベッドパッドの洗濯の方法」に、ベッドパッドのお手入れ方法をご案内しています。

カビ予防のための、寝室環境

ベッドを壁につけてお使いの場合、ベッドマットの側面から発散される湿気が、壁にさえぎられ、発散されにくくなります。湿気が、マットレス内にこもってしまうことになり、カビの原因になります。壁のすぐ横にベッドを設置する場合でも、ベッドと壁の間に、数cmの隙間をあけてお使いください。通気が少しでもよくなります。

湿気がこもりがちな寝室でお休みの場合、寝具にカビが発生しやすくなります。ベッドには、寝具用湿気取りシートをお使いください。寝室には、除湿機や、サーキュレーターをご用意するとよいでしょう。ベッドから出たら、除湿器やサーキュレータで、室内の湿気をできるだけ発散させる工夫がおすすめです。
 
 

以上です。ベッドマットレスにカビを発生させない予防策を、使う寝具、寝具の使い方、寝具のお手入れの方法の側面から、お伝えしました。

寝具は、湿気がこもりやすく、カビの発生源になりやすいです。湿気の多い梅雨や秋、湿気のこもりやすい寝室、寝汗の多い方は、湿気対策をするようにしましょう。清潔な寝具で、健康的な質の良い睡眠をお楽しみください。

掛け布団の種類と選び方

掛け布団の種類と選び方

掛け布団の種類と選び方

掛け布団のお求めやお買い替えをご検討のお客さまから、「どんな掛け布団を買ったらよいですか?」と、お問い合わせやご相談をいただきます。掛け布団は、睡眠時の体温を適温に保ち、質の良い睡眠をとるための大切な寝具です。保温性が高く、体に負担がかからない、軽い掛け心地の掛け布団をお選びいただくと、安眠につながります。ここでは、掛け布団の種類と、種類別の特徴と選び方をお伝えします。

目次

掛け布団の種類

掛け布団の種類は、中に使われている素材の種類で分類することができます。下記が、素材別の主な掛け布団の種類です。

  • 羽毛布団
  • 洗えるポリエステル綿掛け布団
  • シルクの真綿布団
  • 羊毛掛け布団
  • 麻わた布団
  • 綿のわたの掛け布団

掛け布団の種類別の特徴と選び方

快眠できる掛け布団の条件は、

  1. 保温性が高く(寒い季節)
  2. 体に負担のかからない軽いこと

です。

ここからは、掛け布団の素材別の特徴と選び方を、

  • 保温性
  • 軽さ
  • 耐久性
  • お手入れのしやすいさのポイント
  • おすすめする方

にわけて、順を追ってお伝えします。

掛け布団は、長く毎日使います。耐久年数やお手入れも、掛け布団選びには大切なポイントです。ご自身に適した掛け布団を選んで、健康的な睡眠を確保しましょう。

羽毛布団

羽毛布団の特徴と選び方

羽毛布団の特徴と選び方

特徴

羽毛布団の特徴は、保温性の高さ、適温適湿の調整力の高さ、軽さ、耐久年数の高さ、そして、お手入れのしやすさ、です。快眠できる掛け布団の条件をすべて満たし、一番おすすめできる掛け布団といえます。

一定の品質以上の羽毛布団の掛け心地は、暖かな空気に包まれるように素晴らしいものです。

一定の、とお伝えしたのは、羽毛布団は、品質により、掛心地、保温性がまったく異なるからです。

一定の品質以上の羽毛布団は、お値段もいたします。その価格は、品質、保温性、掛け心地、耐久年数の高さが反映されています。価格の違いの詳細は、「羽毛布団の価格の違い」の記事をご参照ください。

きちんとした商品を選ぶことで、毎日、心地よい眠りを長く楽しめることを約束してくれる掛け布団が羽毛布団です。信頼のおけるメーカーや寝具店で、品質の良い羽毛布団をお選びになることをおすすめします。「羽毛布団の選び方」をご覧いただいてから、店舗に足を運ぶのも得策です。

ご存じの通り、羽毛布団は、グレードや品質の幅がとても広く、一定の品質以上の羽毛布団でないと、その良さを実感していただけません。羽毛布団という名称のもとに、多くの品質の掛け布団が乱売されているのも事実です。良い羽毛布団に出会わなかったことで、羽毛布団を良さが伝わらない事実があることは、寝具のプロとして、悲しく感じる点です。ぜひ、良い羽毛布団を選び、良さを実感して、快眠を堪能してくださいませ。

お手入れ

羽毛布団のお手入れは、簡単です。日常のお手入れは、掛け布団カバーを必ず掛けてお使いいただくことです。そのほかは、定期的に陰干しをしていただければ快適にお使いいただけます。羽毛布団の使い方とお手入れ方法

保温性が少なくなってきてしまった羽毛布団は、羽毛布団のリフォームをすることで、再生することが可能です。よい商品をお選びになり、長く、快適にお使いください。羽毛布団のリフォームの方法と注意点

おすすめする方

羽毛布団は、快眠を求める多くの方に、おすすめします。

洗えるポリエステルわた掛け布団

特徴

体質やアレルギーなどで、羽毛布団がお使いになれない方におすすめなのが、洗えるポリエステルわたの掛け布団です。洗えるポリエステルわた掛け布団は、軽くて、保温性もあり、ご家庭で洗える衛生的なことが特徴です。

ポリエステルわたの掛け布団は、中に使われているポリエステルわたの種類によって、品質や掛け心地が異なります。ホコリのでにくいもの、保温性が羽毛布団に匹敵するほど高いもの、体にしっかりとフィットするドレープ性の高いもの、アレルギーの方にも安心してお使いいただけるもの、洗濯がしやすいもの、など、各メーカーから、さまざまな品質のものが販売されています。

お選びになる際は、使われているポリエステルわたが、どのような特徴があるかを、確認しましょう。中わたの種類の具体的なものは、ファロン®、ダクロン®コンフォレル、ダクロン®クォロフィル、ダクロン®アクア、ダクロン®ホロフィル、プリマロフト、シンサレートなどがあります。

お手入れ

お手入れは、掛け布団カバーをかけてお使いいただくこと、たまに陰干しをしていただくことです。汚れたら、ご家庭で洗濯もしていただけますので、とても使いやすい寝具です。側生地が破れたり、わたがぺしゃんとしてしまったり、保温性がなくなってきたら、お取り換えの時期になります。

おすすめする方

羽毛布団が苦手の方、アレルギーの方、軽くて暖かな掛け布団が欲しいけれど羽毛布団まではいらない、という方におすすめです。

シルクの真綿布団(まわたふとん)

特徴

シルクの真綿布団の特徴は、やさしい保温性、優れた吸湿性と放湿性、滑らかな肌触りによるリラックス効果、アミノ酸による美容健康効果、そして、ホコリがたたず静電気もなくとても衛生的であること、などがあります。

シルクの良さは知られていることですが、真綿布団は、側生地も、中のわたもシルク(絹)100%でできていますので、シルクの良さがすべて反映された掛け布団ということになります。シルク100%の真綿布団は、天然素材で、寝ながらにして健康を維持できるといっても過言ではない、素晴らしい掛け布団です。

保温性は、羽毛布団よりは低くなりますが、吸湿放湿性には優れていますので、湿気の多い時期や、秋や春にお使いいただくのが最適です。冬にお使いの際は毛布を併用してお使いいただくのをおすすめします。

掛け布団の軽さ、につきましては、1.0kgタイプの真綿掛け布団ですと、重みを感じず、ふわりとした掛け心地になります。真綿布団のドレープ性(体にぴったりとなじむ特徴)から、1.5kgタイプですと少し重く感じる方もおられるかもしれません。0.5kgタイプは、肌掛け布団としてお使いいただくのに最適です。

お手入れ

お手入れは、掛け布団カバーをかけてお使いいただき、部屋の中で陰干しをしてください。クリーニングはお避けください。どうしても汚れが生じた場合は、信頼のおける寝具店にご相談されて、専門のドライクリーニングをご利用ください。打ち直しやリフォームはできませんため、中のわたが固くなってしまったり、側生地が破れたり、保温性が少なくなったりしたら寿命になります。

おすすめする方

掛けることでリラックス効果や美容効果を堪能したい方、シルクがお好きな方、やさしい保温性がお好みの方、四季に合わせて最適な掛け布団をお使いになりたい方におすすめです。

羊毛布団

特徴

中わたに、羊毛(ウール)が使われている掛け布団です。天然素材であること、綿(コットン)のわたより放湿性が高いことが特徴です。

羊毛は、吸湿性、放湿性に優れていますので、綿わたの掛け布団に比べて、湿気をこもらせにくい特徴があります。また、保温性も、綿のわたの掛け布団よりも優れています。

重さは、羽毛布団やポリエステル綿の掛け布団よりも重くなりますが、綿わたの掛け布団よりは軽くなります。

お手入れ

お手入れは、部屋の中で、陰干しをしていただき、必要があれば、ドライクリーニングをしてください。変色の原因になりますので天日干しはできません。また、保管の際は、防虫剤などを入れてください。

おすすめする方

軽すぎない掛け布団で、ウールの優しい保温性をお好みの方におすすめです。

麻わた掛け布団

特徴

麻のわたが使われているのが、麻わたの掛け布団です。放熱性、吸湿性、法質性に優れていますので、夏にお使いいただく掛け布団になります。涼しくお休みいただくための、天然素材の掛け布団になります。

お手入れは、掛け布団カバーをかけて、陰干しをしてください。耐久性は、側生地が破れたり、中綿が固くなったり、掛け心地が悪くなってしまったら寿命になります。

天然素材がお好みで、夏に涼しくお休みになりたい方におすすめです。

綿わたの掛け布団

特徴

昔ながらの掛け布団が、綿わたの掛け布団です。中わたは、綿わた100%ですと、とても重くなってしまいますため、テトロンわたと綿わたを合わせたわたが使われています。側生地が破れたり、わたが固くなってしまったりしたら、打ち直しをすることで、再生してお使いいただけるのが特徴です。

綿わたの掛け布団は、どうしてもホコリがたちやすく、重さがあります。保温性も、羽毛布団、羊毛掛け布団、ポリエステル掛け布団、真綿掛け布団よりも、低くなりますので、毛布とあわせて使いましょう。

おすすめする方

綿わたの昔ながらの掛け布団がお好のみ、という方におすすめです。
 

自分にあった掛け布団を選ぶ

種類がわかったところで、あなたに合わせた掛布団をお選びください。

羽毛布団のおすすめ

安心できる品質の、西川の羽毛布団のおすすめです。

昭和西川 羽毛布団 ホワイトダックダウン90% 日本製

昭和西川 羽毛布団 ホワイトダックダウン90% 日本製

西川 プレミアム 羽毛布団 ホワイトグースダウン90% 日本製

西川 プレミアム 羽毛布団 ホワイトグースダウン90% 日本製

昭和西川 羽毛布団 ポーランド産ホワイトマザーグースダウン95% 日本製

昭和西川 羽毛布団 ポーランド産ホワイトマザーグースダウン95% 日本製

洗えるポリエステルわた掛布団のおすすめ

洗える掛け布団 防ダニ抗菌防臭 ハウスダストブロック

洗える掛け布団 防ダニ抗菌防臭 ハウスダストブロック

防ダニ・ミクロガード 洗える掛け布団

防ダニ・ミクロガード 洗える掛け布団

シルクの真綿布団(まわたふとん)のおすすめ

近江手挽き真綿 側生地も、中わたも、シルク100% 高級真綿肌かけ布団 西川

近江手挽き真綿 側生地も、中わたも、シルク100% 高級真綿肌かけ布団 西川

麻わた掛け布団のおすすめ

西川 麻肌掛け布団 麻100% 日本製

西川 麻肌掛け布団 麻100% 日本製

 
 
以上、掛け布団の種類と、掛け布団の素材による特徴と選び方をお伝えしました。

人生の中で、何度掛け布団を買い替えることがあるでしょうか? 毎日使うもので、これほど、買い換えの少ないものもないでしょう。健康維持に大切な睡眠を、良くするのも、掛け布団の役割です。

掛け布団をお選びになる際は、どうぞじっくりと、素材による特徴、お好み、品質と価格を吟味して、快眠に最適なものをお選びくださいませ。お近くの信頼できる寝具店がありましたら、ご相談されることもおすすめいたします。

シングルとセミダブルを並べる220cm幅のボックスシーツ、新発売

「シングルとセミダブルベッドを2台ぴったり並べて使っているので、1枚で包めるボックスシーツを作ってください」というお客さまからのお声をお受けしまして、ようやく、発売開始となりました。シングルとセミダブルを並べて1枚でくるめるサイズのボックスシーツ、新発売のお知らせです。

シングルとセミダブルをくるめるサイズ 220cm幅のボックスシーツ ●本品は当店でのみお求めいただける限定品です

シングルとセミダブルをくるめるサイズ 220cm幅のボックスシーツ ●本品は当店でのみお求めいただける限定品です

シングルベッドとセミダブルベッドをつなげてお使いで、肌触りがよく、耐久性が高く上質なシーツをお探しの方におすすめです。特別大きいサイズのボックスシーツになりますので、ファミリー220サイズボックスシーツ用に、耐久性の高さと肌触りの良さを兼ね備える生地を厳選しました。

寝心地の良さや肌触りの良さを大切にされている方も、ゆったり大きいベッドで、快適に心地よくお休みいただけて、シーツを長くご愛用いただけます。ぜひ、手足を思いっきり伸ばして、ごろんと転がれる、大きいベッドで、心地よい眠りをご堪能くださいませ。

大きいサイズのシーツをお探しの方、大変お待たせいたしました。どうぞ快眠にお役立て下さいませ。

シングルとセミダブルベッドを並べて1枚で包めるシーツはありますか?

シングルとセミダブルベッドを並べて1枚で包めるシーツはありますか?

シングルとセミダブルベッドを並べて1枚で包めるシーツはありますか?

はい。シングルベッドとセミダブルベッドを2つを並べて、2台のマットレスを一緒にくるめる、幅 220cm x 丈 200cm サイズのボックスシーツがございます。シングルとセミダブルを2台並べて、大きいベッドとしてお使いいただけます。

シングルとセミダブルを並べるサイズ 220x200cm 超長綿ボックスシーツ

シングルとセミダブルのマットを並べて、1台としてお使いいただけるボックスシーツ

シングルとセミダブルのマットを並べて、1台としてお使いいただけるボックスシーツ

寝室のスペースの有効活用をしながら、ゆったりと、贅沢な気分でお休みになりたい方に、喜んでお使いいただいております。

厚めのマット用まで、3タイプのマチからお選びいただけます

厚めのマット用まで、3タイプのマチからお選びいただけます

お使いのベッドマットレスの厚みにあうように、マチ30、マチ40、マチ45 の3サイズご用意いたしております。お使いのマットレスの厚みに合わせてサイズをお選びいただけます。

肌触りの良い綿サテン織に仕上げましたので、滑らかなシーツの上の、気持ち良い寝心地をお楽しみくださいませ。

シングルとセミダブル連結 ファミリーサイズ220cm幅 超長綿サテン織りボックスシーツ

シングルとセミダブル連結 ファミリーサイズ220cm幅 超長綿サテン織りボックスシーツ

シングルとセミダブルを2つ並べるサイズ 220×200

夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツ

夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツ

夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツ

夏の終わりから秋は、暑さが残ったり、急に冷える夜があったりして、快眠のための適切な寝具選びが難しい時期です。ここでは、夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツを、夏に使った寝具のしまい方、と、秋におすすめの快眠寝具の準備、に分けてお伝えします。

目次

夏に使った寝具のお手入れとしまい方

秋の寝具の衣替えでは、夏に使った寝具のお手入れと片づけから始めましょう。

具体的には、暑い夏に、汗をたっぷり吸った夏用寝具の洗濯、乾燥、と収納です。

下記のリストは、夏だけに使い、秋にはしまう寝具です。これらの寝具は、天気の良い日に洗濯し、しっかりと乾燥をさせてから、収納します。来年の夏まで使いませんので、収納場所は、押し入れやクローゼットの、頻繁に使う物の出し入れに邪魔にならない場所に保管します。

保管の際、ダウンケット以外の寝具は、(もしくは、羽毛が使われている寝具以外)圧縮袋を使うと、コンパクトに収納いただけます。

夏だけに使い、秋にはしまう寝具のリスト

  • 夏用洗えるダウンケット、肌掛け布団、麻の掛け布団
  • タオルケット
  • 夏用ひんやり敷きパッド
  • 夏用ひんやりシーツ
  • 夏用ひんやりピローパッド

次のリストは、秋も使いますが、夏の間に汗の湿気をたっぷり含み、汚れていますので、一度清潔な状態にしましょう。洗える寝具は、洗濯して乾燥、洗えない寝具は、天気の良い日に、干して湿気を発散させます。

夏の終わりにお手入れをして、秋も使う寝具のリスト

  • 羽毛肌掛け布団(ダウンケット)
  • 綿毛布
  • シーツ
  • 掛け布団カバー
  • ピロケース
  • ベッドパッド
  • 敷きパッド
  • 敷き布団、健康マットレス
  • 寝具用湿気取りシート

洗えるベッドパッドや敷きパッドは、洗濯をして、しっかりと乾燥させて、秋からまたお使いくださいませ。ベッドパッドの洗い方

ベッドに使う、洗えないタイプのベッドパッドや健康マットレスは、ベッドから外し、ベッドパッドは布団干しなどに掛け、健康マットレスは、立てかけるなどして、湿気を十分に発散させてください。湿気がこもったままですと、秋の長雨など湿気が多い季節に、カビが発生し、不衛生になってしまうからです。なにより、じめっとした寝具は、寝心地の悪いものです。

寝具用の湿気取りシートをお使いの方は、一度はずして、干して、乾燥させてください。湿気のチェッカーがついている湿気取りシートの場合は、吸湿具合をチェックして、必要があれば、干して乾燥をさせてください。秋も湿気の多い季節ですので、乾燥後、再度、敷き寝具の下にセットしてお使いください。

秋に使う寝具の準備

ここからは、寝具の種類別に、秋におすすめの寝具を順にお伝えします。

秋は、夜の気温が急に下がる季節です。9月に入ったら、秋の寝具を使える状態に準備をしておきましょう。

秋におすすめの掛け布団

  • 2枚合わせのデュエット掛け布団の、厚めのほうの掛け布団
  • 中厚タイプの合い掛け布団
  • ダウンケット(0.4、0.5kg以上のもの)
  • シルク(真綿)掛け布団
  • 薄手のダウンケット(0.3kg)と綿毛布の組み合わせ

上記が、秋におすすめの掛け布団です。収納してあった掛け布団をお使いになる場合は、使う前に陰干しをしましょう。収納時の湿気が発散されます。収納時にこもりがちな、においによる不快さも解消され、快適にお使いいただけます。

最近人気の、2枚合わせの掛け布団をお使いの方は、秋は、厚手のほうの掛け布団を、1枚でお使いになると快適です。夏の間は、薄手のほうの掛け布団を1枚でお使いでらしたことと思います。入れ替えて、お使いください。

秋の気温に最適で、体に良く、質の良い睡眠をとっていただけるのは、シルク100%の真綿の掛け布団です。1.0kg程度の厚みの真綿の掛け布団が、寒くなり始めの季節にはおすすめです。シルクの真綿布団は、体を優しく保温し、シルクの特質で、リラックス効果があり、また、セリシンという成分が、肌をスベスベにし、ぐっすりと心地よくお休みいただけます。シルク(絹100%)の掛け布団カバーを掛けていただくと、より一層効果を実感していただけます。

秋におすすめの敷きパッド

敷き布団や、快眠マットレス、ベッドなどは、特に秋用に変える必要はありません。その上に敷く敷きパッドの、秋のおすすめをお伝えします。

  • マイヤーパイルの敷きパッド
  • シンカーパイルの敷きパッド
  • シルクの敷きパッド

秋は、暑さ対策の必要な夏や、寒さ対策の必要な冬と異なり、敷きパッドの必要性はあまりありません。ただ、秋は、湿気の多い季節でもありますので、寝汗の多い方は、やわらかなタオル地のマイヤーパイルやシンカーパイルの敷きパッドをお使いになることをおすすめします。敷き布団やベッドに湿気がこもることを防ぐことができます。

シルクの敷きパッドは、湿気の吸収と放湿力が高く、肌に接触することでリラックス効果もありますので、眠りの質を高めたい方におすすめです。

秋におすすめのシーツやカバー

秋は、シーツやカバーも、敷きパッド同様、寒さ対策のあったかタイプは、まだ必要のない季節です。秋には、綿やシルク、パイルやタオルのシーツやカバーをおすすめします。

夏の疲れで体調を崩しやすい季節です。肌触りの良いシーツやカバーをお選びになると、触感によるリラックス効果で、ぐっすりと深い睡眠で、心地よくお休みいただけます。

秋色のシーツやカバーもおすすめ

寝室を秋らしく演出するのもおすすめです。

掛け布団カバーや、ピロケースを、少し濃い目の色合いに変えてみてください。具体的には、ベージュ、グリーン、テラコッタ、少し色の濃いブルーやピンクなどです。季節に合わせたベッドリネン(掛け布団カバーやピロケース、シーツなど)をそろえることは、気持ちが豊かになり、生活が楽しくなるものです。

秋におすすめの枕

枕は、日頃お使いの、体に合った寝心地の良い枕をお使いくださいませ。秋は、季節の変わり目で、枕の高さが合わないと感じることが多い季節です。ご自分で高さ調節が可能な枕をお使いいただくと、いつでも快適な高さに調整していただけます。枕選びには、高さ調整可能な枕をおすすめいたします。ご自身に合った高さの枕で眠ることで、正しい寝姿勢でお休みいただけますので、睡眠の質が高まり、快適にお休みいただけます。

以上、夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツをお伝えしました。

まずは、天気の良い日に夏の寝具の洗濯と片付け、そして、秋の寝具の準備をなさってくださいませ。夏の暑さによる疲れがでて、秋に体調を崩してしまうこともあります。適温と適湿を保てる寝具を使い、心地よく、質の良い睡眠で、健康を保ち、秋の季節をお楽しみくださいませ。

秋らしい色の掛布団カバーがおすすめ

秋らしい色の掛布団カバーで、インテリアを楽しむのもおすすめです。

テラコッタ、ベージュ、ダークグリーンの、秋色をそろえていただける、スーピマコットンの掛布団カバーがおすすめです。

秋らしい色のそろう、スーピマコットンの掛布団カバー