Monthly Archives: 1月 2018

汚れが目立たないシーツの色と選び方

汚れが目立たないシーツの色と選び方

汚れが目立たないシーツの色と選び方

シーツの色選びで、「汚れが目立たないシーツの色はどれですか?」と、お問い合わせを頂戴します。ここでは、どんな色のシーツが汚れが目立ちにくいのか、と、汚れが目立ちにくいシーツの色の選び方をお伝えします。毎日使うシーツ、色選びに迷ったら、どうぞご参考になさってください。

目次

汚れが目立ちにくいシーツの色

汚れが目立ちにくいシーツをお探しの方は、ライトベージュ、アイボリー、ナチュラル色、などの、生成り色と呼ばれる色をおすすめします。

理由は、シーツの汚れの原因となる色を目立たせないからです。

汚れが目立ちにくいシーツの色:生成り系の色

汚れが目立ちにくいシーツの色:生成り系の色

シーツの日常的な汚れの種類は、

  • 汗によるシミや汚れ
  • よだれ
  • 長年使って生じるシーツの黄ばみ
  • 洗剤が落ち切れずに残ってしまう白いシミ
  • 繊維のホコリ
  • 白っぽいホコリ、ハウスダスト

などです。上記の汚れの色は、白っぽい色から黄色っぽい色です。

白っぽい、黄色っぽい汚れの色が、目立たないのが、生成り色にあたる、明るいベージュ系やアイボリー系なのです。

明るいベージュ、生成り色系の色をお選びいただければ、汚れが目立ちにくくなります。

実際にシーツをお求めになるときの、色選びの注意

シーツをお求めの際は、色名だけで決めず、色目や色の濃さをご確認しましょう。

シーツの色名や色見は、商品によって随分と異なることがあるからです。例えば、ベージュの色名の場合、商品によって、アイボリーに近い、淡い色だったり、モカ色に近い、濃い色だったりします。

それを踏まえた上で、シーツの色選びをするようにしましょう。

下記、シーツの汚れが目立ちにくい、生成り色系の、主だった色名のリストです。

  • アイボリー
  • ライトベージュ
  • ナチュラル
  • クリーム
  • ベージュ

クリーム色は、黄色目が強い商品と、アイボリーに近い商品があります。

ベージュ色は、濃いめのベージュの商品と、クリームに近い商品もあります。

色名だけでなく、画像や、実際の商品の色を確認してから求めるようにしましょう。

日常的な汚れ以外の汚れとシーツの色選び

日常的な汚れ以外でも、シーツが汚れることがあります。例えば、ペットの汚れや、血液などです。

ペットの毛がシーツに付着するのが気になる場合もあるでしょう。その場合は、シーツの色を、ペットの毛の色に合わせることで、汚れが目立たなくなります。

血液の汚れが目立ちにくい色のシーツをお探しの方は、生成り色ではなく、濃いめのベージュや濃紺、黒などの色をお選びになるよいでしょう。

濃い色のシーツと汚れ

黒いシーツ

黒いシーツ

「濃い色のシーツを選べば、汚れが目立たないのでは?」というご質問も頂戴します。例えば、黒やネイビー、紺色、濃いグリーンなどです。

お客さまには、濃い色は、逆に汚れが目立ちやすいです、とお伝えしています。

理由は、シーツの汚れの多くは、白っぽい色や黄ばんだ色です。濃い色のシーツは、白っぽい汚れが、とても目立ってしまうのです。特に、よだれ、ホコリ、洗剤の残りの白いシミが、とても目立ちます。

汗のシミや、長年使うことによる黄ばみも、濃い色のシーツだと、汚れが浮いて見えることもあります。

シーツの洗濯をあまりしない場合、濃い色のシーツは、汚れが目立ちやすくなりがちです。濃い色のシーツは、洗濯を頻繁にされる方におすすめする色になります。

ブルー系やピンク系の色のシーツと汚れ

シーツやカバーは、ミズイロなどの明るいブルー系や、淡いピンク色が多く販売されています。水色やピンクのシーツは、汚れが目立つのでしょうか?

ミズイロや淡いピンクのシーツは、よだれやホコリ、洗剤の残りシミなどの白っぽい汚れは、あまり目立ちません。一方、汗ジミなどの黄ばんだ汚れは、少し目立ちます。

シーツの色の違いによる、汚れの目立つ順番

ここでは、シーツの色による、汚れの目立つ順番をお伝えします。

シーツの汚れの目立ち方を比べると、次のようになります。

下記、汚れが目立ちにくいシーツの色を、目立たない順に並べてあります。

白っぽい汚れ、が目立たない色の順番

  1. 白、オフホワイト
  2. 生成り系
  3. ミズイロや淡いピンク
  4. 黒、ネイビー、濃いグリーンなど濃い色

汗ジミや、黄ばんだ汚れ、が目立たない色の順番

  1. 生成り系
  2. ミズイロや淡いピンク
  3. 黒、ネイビー、濃いグリーンなど濃い色
  4. 白、オフホワイト

汚れたらすぐにわかるシーツの色

シーツに汚れやシミがついてしまったら、すぐに洗濯やシミ取りをして清潔にしたい、という方もいらっしゃるでしょう。その場合、白やオフホワイトをお選びいただくのがよいでしょう。

白やオフホワイトのシーツは、漂白剤も使いやすい色です。常にシーツを清潔に、きれいな状態にしていただけます。

濃い色がお好みでしたら、濃い色のシーツも選択肢の一つです。白っぽい汚れや黄色の汚れが、すぐにわかります。濃い色のシーツは、汚れたらすぐに洗う、が鉄則です。

以上、汚れが目立ちにくいシーツの色と、選び方をお伝えしました。

シーツの洗濯頻度は、それぞれの方によって、ずいぶんと期間に開きがあるのが実状です。毎日から2~3日に一度、週に一度、月に1~2度、それ以上といった具合です。その頻度によって、汚れが目立ちにくいシーツの色選びも、違ってくるでしょう。上記、ご参考になれば幸いです。

とにもかくにも、きれいで清潔なシーツで、心地よい眠りと目覚めを楽しみましょう。

汚れの目立たない色が選べるボックスシーツ

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汚れの目立たない色が選べるボックスシーツ

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羽毛布団から羽毛が吹き出る原因と対処の方法

羽毛布団から羽毛が吹き出る原因と対処の方法

羽毛布団から羽毛が吹き出る原因と対処の方法

「羽毛が掛け布団カバーの中に吹き出てしまって、どうしたらよいでしょう」と、お問い合わせを頂戴します。カバーの外に羽毛が付着したのに気付き、カバーの中を見てみたら、細かな羽毛やスモールフェザーが沢山吹き出していた、といった状況のようです。ここでは、羽毛の吹き出しの原因と、その対処の方法、そして、予防方法をご案内します。

目次

羽毛布団から羽毛が吹き出る状況と原因

羽毛布団から羽毛が吹き出てしまった方から、その状況をお聞きすると、次のようなパターンが多いようです。

  1. 羽毛布団をたたいたて、ホコリや湿気をとばしていた
  2. 羽毛布団をたたむとき、空気を抜くように、力や体重を掛けてしまっていた
  3. 羽毛布団にカバーを掛けずに使っていた
  4. カバーを掛けずに、羽毛布団を外に干した
  5. 羽毛布団に襟カバーを縫い付けて使った
  6. 羽毛布団のほつれを縫って直した
  7. 羽毛布団の保管の際、保管ケースのファスナーに引っ掛けてしまった
  8. ダウン率の低い羽毛布団を使っていた
  9. 価格帯が低い羽毛布団を購入した、など

上記の状況を、原因別に分けると、下記の2つに分けられます。

  • 1つは、羽毛布団の使い方が原因
  • もう1つは、羽毛布団の品質が原因

最初にお伝えした、羽毛が吹き出た状況を、原因別に分けると、

  • 最初から7番目までは、羽毛布団の使い方によるもの。
  • 最後の2つは、羽毛布団の品質によるもになります。

ここから、2つの原因の詳細と、この状況を事前に防ぐ方法を、お伝えします。

1.羽毛布団の使い方が原因の詳細と、防ぐ方法

羽毛布団の使い方が原因で、羽毛が布団から吹き出てしまう場合、羽毛布団の側生地に、小さな穴や傷がついてしまうことが要因になっています。

羽毛布団は、側生地に、ほんの小さな傷や、穴があいてしまうと、そこから羽毛がどんどんと吹き出してしまいます。

次のような使い方をすると、側生地を傷つけやすく、穴があき、底から羽毛が吹き出てしまうのです。

  • 羽毛布団をたたいたて、ホコリや湿気をとばしていた
  • 羽毛布団をたたむとき、空気を抜くように、力や体重を掛けてしまっていた
  • 羽毛布団にカバーを掛けずに使っていた
  • カバーを掛けずに、羽毛布団を外に干した
  • 羽毛布団に襟カバーを縫い付けて使った
  • 羽毛布団のほつれを縫って直した
  • 羽毛布団の保管の際、保管ケースのファスナーに引っ掛けてしまった

このような状況を事前に防ぐために、できることは

  • 羽毛布団には、必ずカバーを使うこと
  • 羽毛布団に、布団たたきを使わない
  • 羽毛布団は負荷を与えず、丁寧に、やさしく扱う
  • 外では干さないこと
  • 縫い針を使わないこと
  • 側生地に傷かつかないように使うこと

です。

羽毛布団の品質が原因の詳細と、防ぐ方法

羽毛布団の品質が原因で、羽毛が吹き出してしまうこともあります。

例えば、スモールフェザーの割合が多い羽毛布団だったり、スモールフェザーの芯の固い部分が大きかったりする羽毛布団の場合です。スモールフェザーの固い部分が側生地を突き刺して、羽毛の吹き出しの原因になるのです。

また、価格帯が低い羽毛布団の場合、使われている側生地の品質が好ましくない場合があります。側生地の組成が粗かったり、側生地にダウンプルーフ加工が施されていない商品の場合です。側生地の組成が粗かったり、ダウンプルーフ加工がされていないと、羽毛が側生地から吹き出てしまいやすくなります。

ダウンプルーフ加工とは、羽毛が飛び出てしまわないように、ダウンが使われる商品の側生地に施される加工方法です。側生地の、生地目を圧縮することで、羽毛の吹き出しを防ぎ、空気のみを通気させることを可能にしています。

現在は、羽毛が使われるほとんどの商品にダウンプルーフ加工がされます。しかし、低品質や低価格の羽毛布団には、ダウンプルーフ加工がされていない商品が販売されてしまっていることがあるようです。

このような状況を事前に防ぐために、できることは

  • 羽毛布団の購入時に、品質をしっかり吟味して、商品を選ぶ
  • 羽毛布団の側生地が、ダウンプルーフ加工が施された商品を選ぶ
  • 信頼のおける寝具専門店に相談して、納得した商品を選ぶ
  • 値段の安さだけで、商品を選ばない

といったことが大切です。

羽毛が吹き出てしまった時の対処法

ここからは、羽毛が吹き出てしまった時の対処法をお伝えします。

羽毛は、吹き出し始めると、あっという間に収拾がつかなくなるほどの量が、出てきてしまいます。羽毛の吹き出しに気付いたら、すぐに対処をすることが大切です。

対処方法は、次の3つです。

  1. 側生地の傷、穴の場所を特定できる場合は、補修シートで穴をふさぐ
  2. 羽毛布団のリフォーム(打ち直し)で作り直しをする
  3. 買い替えをする

それぞれ、順を追って、説明します。

1.側生地の傷、穴の場所を特定できる場合は、補修シートで穴をふさぐ

羽毛の吹き出しの場所を特定できる場合は、羽毛布団用補修シートを使って、穴をふさぎます。羽毛布団補修シートは、アイロンを使い、補修シートを羽毛布団の側生地に圧着させることで、穴をふさぎます。

補修の際は、絶対に、針はつかいません。針を使うと、そこから羽毛がさらに吹き出してしまいます。

羽毛布団用の補修シートは、手芸店や通販で手に入れることが可能です。繰り返しますが、絶対に、針や糸で修復はしないようにしましょう。

補修シートの使い方

  1. 補修シートの説明書の通り、穴の個所に補修シートをのせます。
  2. 当て布をして、慎重にアイロンを当てながら接着していきます。
  3. アイロンの温度や、詳細は、説明書を必ずご覧ください。説明書通りに行います。
  4. 補修の際、アイロンで、側生地を傷つけないように、慎重に作業をしましょう。

2.羽毛布団のリフォーム(打ち直し)で作り直しをする

穴の個所が特定できない場合や、ご自身での修復が不可能と判断された際は、羽毛布団のリフォームを検討しましょう。

羽毛布団のリフォームは、必ず、信用のおける、羽毛布団を取り扱っている寝具専門店、または、寝具メーカーに、ご相談ください。

羽毛布団のリフォームとは、羽毛布団の中の羽毛を洗浄、増し羽毛をし、新しい側生地でお作り直しをすることです。

羽毛布団のリフォームの流れは、事前に、寝具店やメーカーに電話で相談されて、その後、実際に羽毛布団を寝具店の専門家に見てもらい、羽毛布団のリフォームが可能かどうか判断し、可能ならば、リフォームを依頼します。

羽毛布団のグレードや品質、また、羽毛の吹き出してしまった量により、羽毛布団のリフォームができない場合もあります。また、費用も異なります。リフォームにかかる費用の見積もり次第によっては、新たに羽毛布団をご購入されたほうが良いと判断することもあります。専門店で、相談しながら、じっくりとご検討ください。

3.買い替えをする

羽毛布団のリフォームが、羽毛布団の状態によって、できない場合や、買い替えたほうが良いとご判断された場合は、買い換えとなります。

羽毛の吹き出てしまっている羽毛布団は、破棄します。羽毛の吹き出しが激しい場合は、掛け布団カバーの中が、吹き出た羽毛でいっぱいになっていることがあります。掛けふとんカバーは外さず、カバーを付けたまま、破棄しましょう。

羽毛布団は、お住まいの地域のごみの出し方に準じて、破棄をしてください。例えば、町田市ですと、羽毛布団は、粗大ごみになります。

寝具店によっては、古い羽毛布団の引き取りサービスをしていることがあります。羽毛布団の買い替えキャンペーンで、新しい羽毛布団を買うことで、古い羽毛布団の引き取るサービスです。お近くの信用のおける、寝具専門店にお立ち寄りになって、ご相談されることもおすすめいたします。

羽毛が吹き出しの予防方法

最後に、羽毛布団の吹き出しの予防方法をお伝えします。次の点を注意しましょう。

  • 羽毛布団は、掛けふとんカバーを必ず掛けて使う
  • 羽毛布団は、外で干さない。どうしても干したい際は、掛けふとんカバーをかけた状態で干す
  • 羽毛布団に針を使っての補修や、縫い付けは、絶対にしない
  • 羽毛布団の側生地に引っかき傷ができるようなことをしない
  • 羽毛布団を保管ケースで保管する際、清潔に洗濯済みのカバーをかけて保管する
  • 羽毛布団を購入の際は、側生地の品質もチェックする
  • 羽毛布団を購入の際、ダウン率、スモールフェザー率を確認する
  • 羽毛布団を購入の際、信用のおける寝具専門店やデパートで、相談しながら購入する

などです。

羽毛吹き出し対処に使える、おすすめアイテム

本記事でご紹介した、羽毛の吹き出しの対処に使える、おすすめのアイテムです。よろしければ、お使いになってみてください。

以上、羽毛布団の羽毛の吹き出しの原因、対策、予防の方法をお伝えしました。羽毛布団は、使い方と、お手入れ次第で、長く快適に使える寝具です。どうぞ、せっかくお求めになった羽毛布団、大切にされて、毎日のここちよい眠りに役立てましょう。

枕の素材の種類と選び方

質の良い睡眠のためには、高さのあった枕を使うのが良い、というのはご存じのとおりです。一方、枕の中身の素材は、固さや、感触、機能を、ご自身のお好みでお選びいただくことが、気持ちも安らかになり、快眠につながります。ここでは、枕の中身の素材の種類と選び方をお伝えします。お好みに合う、寝心地の良い枕選びで、是非毎日心地よくお休みくださいませ。

目次

枕の素材の種類と選び方

枕の素材の種類と選び方

枕の素材の種類と特徴

枕の素材の種類で、主だったものは、次の通りです。特殊形状などに固められた化繊系の素材、粒状の化繊系の素材、天然素材の順に並んでいます。

  • 低反発ウレタン
  • 高反発ファイバー
  • 高機能ウレタンフォーム
  • ソフトパイプ
  • マイクロビーズ
  • 高機能合繊わた・粒わた
  • 低反発ウレタンチップ
  • そばがら
  • 羽毛・羽根
  • シルク混わた
  • ウールわた
  • ひのきチップ

それぞれの素材の特徴を、固さと通気性の具合もあわせて、順を追ってお伝えします。

低反発ウレタン

特徴

テンピュール枕に代表されるのが、低反発ウレタン素材の枕です。首や頭の重さに合わせて、適度に沈み込み、首の形にフィットするのが特徴です。

首のくびれに添うように波型になっていたり、肩のカーブに添うような形状になっていたりと、特殊な形状の枕に使われます。首、頭や肩口と敷き寝具の空間を埋めることで、しっかりと頭を支えて、安眠を追求しているタイプの枕です。

固さ

固さは、普通です。沈み込みがありますので、柔らかく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

通気性

通気性は、低反発素材が、身体に密着するため、ほかの枕の素材に比べると、高いとはいえません。蒸れると感じる方もいらっしゃるタイプです。ただ、最近は、各メーカーさまが、通気性が良い低反発素材を開発しています。枕によっては、低反発ウレタンでも、通気性が改善されている商品もあるようです。

高反発ファイバー

特徴

エアウィーヴピローやブレスエアーの枕に代表されるのが、高反発ファイバーを使った枕です。通気性が大変よく、沈み込みが少ないのが特徴です。

樹脂繊維を、細かな編み目状にかためた素材で、昔ながらの枕の形状や、肩のくびれに添うようにカットされた形状の枕などがあります。沈み込みがあまりないので、首のくびれの高さと、枕の高さが、ちょうど合うサイズをお選びになることが、安眠につながります。

固さ

固さは、普通から少し固めです。沈み込みがありませんので、固めと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

通気性

通気性は、大変よく、蒸れ感もありません。ご自宅で、簡単に水洗いができます。乾燥も早く、洗濯しやすく、清潔にお使いいただける枕です。

高機能ウレタンフォーム

特徴

ムアツ枕や、西川エアー3D枕に代表されるのが、高機能ウレタンフォームを使った枕です。特殊な形状の枕であることが多く、体圧分散機能に優れ、頭や首が、圧迫されないのが特徴です。

大変耐久性の高いウレタンフォームが使われているため、例えば、ムアツ枕のように、凹凸の形状でも、ウレタンフォームが欠けてしまうことがありません。枕の表面が、波型になっていたり、凹凸であったり、頭と枕の密着を防ぎ、血流を妨げない形状になっている枕です。一定の形になっていますので、首の高さに合わせて、低め用、普通の高さ用、高め用など、ちょうどよい高さをお選びになることで、快適にお使いいただけます。

固さ

固さは、普通です。高反発ファイバーと、低反発ウレタンの中間程度の固さです。

通気性

通気性は、とても良いです。湿気がこもることがなく、カビやダニの心配もなく、清潔にお使いいただける枕です。

ソフトパイプ

特徴

ポリエチレン樹脂を、ストローを細かく切ったような形状の粒状にしてあるのが、ソフトパイプです。パイプ枕や、ソフトパイプ枕と呼ばれています。具体的な商品名で、エアセル枕や、肩楽寝枕などに使われている素材です。通気性が良く、洗えて、頭に熱をこもらせず、首の形状に合わせて使うことができるのが特徴です。

例えば、肩楽寝枕のように、肩のカーブに合うようにデザインされた側生地の中に入れて、首や肩に負担がかかりにくくして、安眠を促す枕もあります。また、とてもシンプルに、ファスナー付きの通気性の良い側生地に入り、中のソルトパイプを自由に出し入れすることで、高さ調節が簡単にできる枕もあります。お値段も手ごろなものが多く、種類も豊富です。

固さ

固さは、普通から固めです。固さは、パイプの固さの違いにより異なります。また、パイプの粒が比較的長く固いタイプで、その角が頭に当たってしまうと、固いと感じる方もいらっしゃいます。

通気性

通気性は、大変よく、熱も湿気もこもらせません。ご家庭での洗濯が可能なものもあります。比較的、男性に人気の枕の素材です。

マイクロビーズ

特徴

ポリエチレン樹脂を、砂の粒のような超極小粒のビーズ状にしてあるのが、マイクロビーズです。側生地に、収縮度(ストレッチ性)の高いニット生地が使われていることが多く、マシュマロのようなやわらかさで、首と枕を支えるのが特徴です。

側生地がニットであること、ビーズが超極小で、流動性が高いことから、首のくぼみの高さに合いやすい枕です。また、寝返りを打って横寝になって、首のくぼみの高さが、仰向きの時と変わったとしても、きちんと支えて、安眠を可能にしています。価格帯も、お手頃な商品が多く、手に入れやすい枕です。

固さ

固さは、普通からやわらかめです。側生地のストレッチ性によって、自由に形状が変わりやすくなるため、やわらかめと感じる方もいらっしゃいます。

通気性

通気性は、普通です。首や頭にフィットするため、多少のムレを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

高機能合繊わた・粒わた

特徴

ダクロンⓇデュラライフや、ダクロンⓇコンフォレルなど、清潔で、ほこりがたちにくく、ご自宅で洗濯しやすい、高機能のポリエステル素材を粒状のわたにしてあるのが、高機能合繊わた素材です。ホコリがたちにくく、通気性も良く、丸洗いでき、清潔にお使いいただけるのが特徴です。

長方形の側生地に入れられているほか、肩のカーブに添った形状の側生地に入れられたり、中身を取り出して高さ調節ができたり、ファスナー付きの側生地に入れられたりして使われています。衛生的にお使いになりたい方にも人気です。

固さ

固さは、やわらかめです。首や頭に接触する感触が、程よくやわらかで、比較的女性に人気の枕です。

通気性

通気性は、普通です。粒状のわたなので、密着感や、圧迫感はなくお使いいただけます。熱がこもりにくいのも特徴です。

そばがら

特徴

いわずと知れた、昔からある、そばがらです。現在は、防虫防ダニなどがきちんとされ、衛生面も心配ない素材です。通気性が良く、熱がこもらず、程よい固さが特徴の枕です。

従来の枕の形状のほか、首楽寝枕のように、肩口のカーブに添った形状の側生地に入れられて、首の高さや首のカーブにきちんと添わせることで、安眠を可能にしている枕も販売されています。

固さ

固さは普通です。そばがらは、粒が天然素材でやわらかめのため、他の素材の枕に比べ、耐久性はあまりありません。

通気性

通気性は、良く、熱もこもりにくい素材です。湿気のある日本に昔からあり、今も使い続けられている、日本の気候に合った枕です。

羽毛・羽根

特徴

羽毛(ダウン)や羽根(スモールフェザー)も、昔からある枕の素材です。見た目はボリュームがあっても、頭をのせると、適度にふんわりと沈み込むのが特徴です。

羽毛と羽根の混合具合によって、固さや、ふんわり感、安定感が異なります。羽毛が多く使われている方が、弾力がありソフトで、洋画に出てくるようなタイプの枕になります。商品によっては、使われている羽根、羽毛の品質にばらつきもあります。安価な商品は、羽根が飛び出してしまう、においがする、など、寝心地に影響するものがありますので、商品選びは慎重になさるのも大切です。

固さ/h4>
固さは、普通からやわらかめ。ダウンが多いとやわらかく、スモールフェザーが多いと、普通の固さになります。

通気性

通気性は、普通です。熱はこもりにくく、一年中快適にお使いいただけます。

シルク混わた

特徴

シルク(絹)とポリエステルの素材を混合させて、粒わたにしてあります。絹のふんわりとした、やさしくやわらかさがあるのが特徴です。

絹特有のやわらかさで、頭をふんわり包み込むようにしながら、心地よく支える、上質な枕です。商品としては、珍しいタイプで、シルク好きの方の好まれている枕です。

固さ

固さは、やわらかめです。

通気性

通気性は、普通です。熱がこもることはなく、心地よい枕です。

ウールわた

特徴

羊毛(ウール)を粒状のわたになっている素材です。首や頭に当たる感触はソフトながら、沈み込まずしっかりと頭を支えるのが特徴です。

商品としては、珍しい枕です。というのも、ウールわたは、使っているうちに、固くなりやすい特性があるからです。ウール素材がお好みの方に、好まれている枕です。

固さ

固さは、普通です。

通気性

通気性は、普通です。たまに陰干しをして、風を通していただくと、湿気を発散させてお使いいただけます。

特徴

流水石枕に代表される、石を粒状にした素材です。ひんやりと熱をこもらせず、固さがあるのが特徴です。

頭が熱くなるのが苦手、夏に涼しく眠りたいという方に人気の枕です。

固さ

固さは、固いです。

通気性

通気性は、普通です。石の粒の下に、ウレタンフォームを土台にした枕が多いため、ウレタン部分の素材によっては、湿気がこもる場合もあります。

ひのきチップ

特徴

ひのきを小さなキューブ状のチップにした素材です。ひのきの香りが安眠を誘うのが特徴です。

ひのきチップのみが使われた枕や、ほかの素材の枕の表面に、ひのきチップがのせられている枕などがあります。ひのきの香りがお好みの方に人気です。

固さ

固さは、固めです。

通気性

通気性は、普通です。石の枕と同様、ひのきチップの下に、ほかの素材が使われている枕の場合は、その素材によって、通気性も異なります。

枕の素材の選び方

ここからは、固さや感触のお好みによる、枕の素材の選び方をお伝えします。

固くて、沈み込まない枕がお好みの方

男性に特に多いのですが、固くて、沈み込みのない枕はありますか?といったお問い合わせを頂戴します。そのような方にぴったりなのが、次の枕です。

熱のこもらない、頭が熱くならない枕がお好みの方

これも、男性がお探しの場合が多いのです。熱のこもらない枕、首が熱くならない枕をお好みの方は、下記がおすすめです。

  • ソフトパイプ枕
  • そばがら枕
  • 石枕
  • ひのきチップ枕

横向きで眠るときも快適な枕がお好みの方

横寝をされたり、寝返りを多く打たれたり、首を多く動かすことが多い方におすすめの枕は下記です。

  • マイクロビーズ枕
  • 低反発ウレタンチップ枕
  • ソフトパイプ枕

特に、マイクロビーズ枕は、寝返りを打つごとに、枕の形状も一緒に変わりますので、寝返りの多い方、横寝の方には使いやすい枕でしょう。

やわらかめで、とにかく低い枕がお好みの方

高さに関しては、今回は、主題ではないのですが、女性の方で、やわらかめで低めの枕はありますか?といったお問い合わせを頂戴します。その場合は、下記の素材の枕で、低めタイプをお選びになることをおすすめしています。

  • 高機能ウレタンフォーム枕
  • 羽毛(ダウン)枕
  • シルク混わた枕
  • マイクロビーズ枕

低めタイプを必ずお選びになることが大切です。また、高さ調節のシートが入っている場合は、低めをお選びになり、さらに、シートを抜くことで低くすることも可能です。上記の素材は、首や頭に当たる感触がとてもソフトですので、やわらかな枕をお好みの方にはおすすめです。

ホテルや洋画に出てくるようなふわふわ枕がお好みの方

ホテルや、映画に出てくるような、ボリュームがあってふんわりした枕はありますか?という方におすすめなのは次のタイプです。

  • 羽毛・羽根枕
  • 高機能合繊わた枕

特に、ダウンピローと呼ばれる、羽毛が多く入った枕は、ボリュームがあり、ふわふわです。ボリュームがあり、寝ると、ふんわりと沈み込むような感触がお好みの方は、ダウンの多いタイプをお選びにあることをおすすめします。

首や頭の高さにぴったり合う枕がお好みの方

高さは、今回は主題ではありませんが、首や頭にフィットする枕をお好みの方におすすめなのは、下記のタイプです。

  • 低反発ウレタン枕
  • 高反発ファイバー枕
  • 高機能ウレタンフォーム

これらのタイプは、形状が首に合うように設計されています。高め、普通、低めなど、ちょうどよい高さの枕を選びましょう。微妙な高さ調節は、枕に高さ調節用のシートが入っている商品ですと、シートを抜くことで、可能になります。
 

以上、枕の素材の種類と特徴と、お好みによる選び方をお伝えしました。

上記の素材が単体で使われていたり、組み合わせて使われたりしている枕などもございます。また、現在、枕の種類は大変多く販売されており、増え続けています。外国の安眠まくらも、種類多く、輸入販売されています。上記にお伝えした素材だけでは、ご案内しきれなかったかもしれません。分類すると、上記のいずれかに近い素材をお探しいただけるのではないかとも思います。

すべての素材をお伝えできませんが、お好みの枕にめぐり合っていただくことで、毎日、心地よくお休みいただければうれしいです。

サイズオーダー商品のご注文方法が変わりました

いつもご愛顧いただき、本当にどうもありがとうございます。

サイズオーダーのボックスシーツ、および、掛けふとんカバーのご注文方法が、一部変更になりましたのでお知らせいたします。

これまでのサイズオーダーの商品に関しましては、ご注文内容の詳細につきまして、必ず、ご確認をいただき、返信メールの送信をお願いしておりました。返信メールを頂戴したご注文のみ、正式受注とさせていただいておりました。

このたび、サイズオーダーの詳細の確認を、「お見積りの確認が、必要か不要」かをお選びいただけるようになりました。お見積りが不要、とお選びいただくと、詳細の返信メールを頂戴せずに、サイズオーダーの詳細通りの内容で注文が確定となります。

従来通り、お見積りをご確認されたい方は、お見積りの確認が必要、をお選びください。必要をお選びの方には、従来通り、確認メールに記載のお見積り、(サイズ、色、数量、価格など詳細の確認)をご確認いただき、返信メールを頂戴することで、正式受注として承ります。

お見積りの確認が不要、をお選びいただいたお客さまは、お見積りの詳細の確認の返信メールをいただかずに、ご入力いただいた発注書通りに作製を致します。一度目の発注書を私どもで受信した時点での、正式受注となります。

上記とは別に、例外がございます。

サイズオーダーの注文ページに記載された価格表に表示されていないサイズをご希望のお客さまの場合です。サイズオーダー価格表に掲載していない、サイズの注文は、価格が異なりますため、この場合は、必ず、お見積りをご確認いただき、返信メールを頂戴した時点での、正式受注となります。

上記、不明瞭な点がございましたら、お手数ではございますが、お気軽にお尋ねくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

サイズオーダーを承っている商品は下記の通りです。

お手入れは最小限で、快眠したい方の寝具の選び方

睡眠が大切とは知りながらも、忙しくて寝具の手入れまでは、とうてい時間が取れない。快眠できる寝具が欲しいけど、寝具選びはささっと時間をかけずに終わらせたい。という方も多いのではないでしょうか。ここでは、寝具のお手入れは最低限で、快眠できる寝具の選び方をお伝えします。

目次

手間のかからない寝具とは

寝具のお手入れで大切な点は、2つです。1つは、寝具に湿気をこもらせないこと。もう一つは、寝具を清潔に保つということです。なるべく手間を抑えながら、この2点を満たす寝具を選ぶことが、手間のかからない寝具選びになります。

具体的には、次の条件を満たす寝具になります。

  • 干さなくても湿気がこもりにくい寝具
  • 手入れが少なくても、清潔に使える寝具
  • 簡単に清潔に保つ工夫ができる寝具

 
単刀直入に結論からお伝えすると、ベッドと羽毛布団が、手間を最小限にする敷き寝具と掛け寝具の組み合わせになります。

ベッドを使えば、布団の上げ下ろし(押し入れにしまう)必要がありませんので、何より手間がかかりません。ただ、注意点は、ベッドマットレスは、必ず、ベッド本体の上にのせるか、ベッド本体の代わりになる台の上にのせることです。絶対に、畳やフローリングの上に直接置くことはしないでください。

理由は、ベッドマットレスは湿気を中に閉じ込めず、側面と下から湿気を発散させるため、畳やフローリングに直接置いてしまうと、接触面のカビの発生や、湿気による傷みの原因になるからです。

次に、順を追って、ベッドに必要な寝具で、お手入れが少なく使える寝具の選び方や、シーツやカバーを簡単な手入れで清潔に使う工夫をお伝えしていきます。

お手入れが少なくて済む、ベッドに必要な寝具

次のリストが、ベッドに必要な寝具になります。

  • ベッドパッド
  • ベッド用シーツ
  • 掛け布団
  • 掛けふとんカバー
  • 枕カバー
  • 湿気取りシート

それぞれについて、手入れの少なくて済む選び方をお伝えします。

お手入れが少なくて済む、ベッドパッドの選び方

ベッドパッドは、ベッドには必ず必要です。敷きパッドは、ベッドパッドの代わりにはなりません。ベッドパッドと敷きパッドを併用することはできますが、敷きパッドだけを使うことはおすすめしません。理由は、ベッドパッドと敷きパッドの違いと使い方、をご覧ください。

湿気がこもりにくく、清潔に使えて、寝心地の良いベッドパッドは

  1. エアウィーヴやムアツパッド、西川エアーマットレス、ムアツスリープスパなどの湿気を中にこもらせず、衛生的なパッド
  2. ウールベッドパッド
  3. ポリエステルベッドパッド
  4. コットン(綿)ベッドパッド

の順番になります。

1番の、エアウィーヴやムアツパッド、西川エアなどの快眠マットレスのオーバーレイタイプのベッドパッドは、素材にわたが使われておらず、大変通気性が良く、湿気をこもらせない仕様になっています。そのため、ベッドパッドとしてお使いいただいた際、お手入れをすることなく、清潔な状態を保つことが可能です。

いずれも、快眠のために作られているマットレスのオーバーレイタイプ(ベッドの上にのせて使う寝具)ですので、質の良い睡眠もとっていただくことが可能です。

ただ、エアウィーヴに代表される高反発素材マットと、ムアツなどに代表される凹凸タイプマットでは、寝心地が全く異なりますので、寝心地のお好みは、ご自身でお選びくださいませ。低反発マットレスと高反発マットレスの違い

2.ウールベッドパッドは、中わたにウール、羊毛が使われているベッドパッドです。ウール(羊毛)のわたは、吸湿と放湿力がある素材で、弾力性があるのが特徴です。わたが使われたベッドパッドの中では、一番、湿気をこもらせにくく、寝心地が良くなります。

1番の快眠マットレスと異なり、わたが使用されていますので、ある程度は湿気がこもってしまいます。そのため、たまには、ウールベッドパッドをベッドから外して、通気をして湿気を発散させることが必要になります。必要になるとは、清潔に使うことができるという意味です。

3.ポリエステルベッドパッドは、中わたに、ポリエステルのわたが使われているベッドパッドです。ポリエステルわたは、ウールの次に吸湿、放湿力がある素材です。薄手のベッドパッドが多く、寝心地はあまり左右しません。ポリエステルベッドパッドの良い点は、お値段が手ごろだということと、洗えることです。

お手入れを極力少なくしたい方は、ベッドパッドをご自宅で洗濯することは、あまりしないと想像いたしますが、ドライクリーニングに出す必要がありませんので、汚れてしまって、洗濯する必要が生じたときに、ご自宅で洗っていただける手軽さがあります。

4.コットンベッドパッドは、中わたに、綿のわたが使われているベッドパッドです。綿わたは、湿気の吸湿をしますが、放湿力がありません。ベッドパッドを干さない限りは、湿気がベッドパッドの吸湿されたままになりますので、頻繁に干す必要があるベッドパッドです。お手入れを最小限に抑えたい方には、あまりおすすめしないベッドパッドの素材になります。

取り扱いが簡単なベッドシーツの選び方

サイズが豊富で、ベッドの装着が簡単にきれいにできるのは、ボックスシーツになります。ベッド用シーツは、サイズのあったボックスシーツをお選びになることをおすすめします。

洗濯のしやすさと乾きやすさからすると、素材は、綿をお選びください。シンカーパイルなどのタオルタイプは、綿のシーツよりも、乾くまでに時間がかかります。なるべく手間のかからなず、洗濯を早く終わらせたい方がシーツをお選びになる際は、パイルやボアの厚地の素材は避けてお選びになることをおすすめします。

ベッドシーツは、毎日汗を吸湿しますので、手間を避けたいとはいえ、頻繁な洗濯をすることは必要です。なるべく、ベッドシーツの交換や洗濯に、手間や時間がかからない工夫は、次の通りです。

  • ボックスシーツを洗濯する際は、使ったボックスシーツをベッドから外したらすぐに、洗い替えのボックスシーツを、その場で設置してしまいましょう。洗濯が終わって乾いてから、また、大きなボックスシーツをベッドに掛けるのは、ある意味2度手間です。
  • 使ったシーツをはずしながら、新しい洗い替えのシーツを掛けていけば、ベッドに設置するために、ベッドの上下左右に移動するのが、1度で済みます。洗濯が終わって、また、その作業をするのは、時間も、手間も、面倒という気持ちまでも負担になります。
  • ボックスシーツをはずすのさえも面倒、という方は、フラットシーツや、大判ガーゼバスタオルなどをボックスシーツの上に敷いて、洗濯の際は、それだけさっと外して洗濯すると、簡単です。ボックスシーツをはずすときのように、ベッドの周りをぐるぐる回らなくても、一か所からさっと引っ張って外せます。洗濯も乾燥も簡単です。

お手入れが少なくて済む、掛け布団の選び方

手入れが少なく、快適にお休みいただける掛け布団は、羽毛布団です。羽毛布団でも品質の良い商品をお選びになると、保温性も高くなりますので、毛布など、保温性を補う寝具も必要なくなります。

ベッドで使う際は、羽毛布団であれば、毎日のお手入れは必要ありません。しいていえば、起きて、お出かけ前までの間、羽毛布団を半分に折って、湿気を発散させる程度で十分です。安価な商品ではありませんので、じっくりと、よい羽毛布団をお選びになることをおすすめします。良い羽毛布団であれば、手間無く、長く、暖かく、心地よく毎日お休みいただけます。

使い勝手の良い掛けふとんカバー選び方

羽毛布団には、必ず掛けふとんカバーをかけることが必要です。カバーをかけないと、羽毛布団の側生地に穴があいてしまうなど、側生地の損傷により、本来長く使える羽毛布団が早く寿命を迎えてしまうからです。

手間がかからず、寝心地の良い掛けふとんカバーとは、生地が軽量で乾きやすい素材であることになるでしょう。洗濯後の乾きやすさと、軽量であるとするならば、ガーゼの掛け布団カバーは、最適です。羽毛布団の保温性を引き立て、肌触りも良く、軽く、洗濯の乾きが何より早いです。

ただ、忙しく、洗濯する機会があまりないだろうと、思われる方は、ガーゼではなく、超長綿などの上質で軽い綿素材の掛けふとんカバーをおすすめします。ガーゼの掛け布団カバーより、乾燥にかかる時間が多少かかりますが、上質なスーピマ超長綿の掛け布団カバーなどは、薄手で、標準的な掛けふとんカバーより、乾きは早く、掛け心地が良いです。

ガーゼの掛け布団カバーは、その組成から、通常の綿織物の掛けふとんカバーより、どうしても、汚れが羽毛布団に浸透しやすくなります。この点が、洗濯をあまりしないと思われる方は、ガーゼより上質超長綿素材のカバーをおすすめする理由です。

枕、枕カバー

枕は、ご自身の首のくびれや高さにあって、お好みの固さの寝心地の良いものをお選びください。枕カバーは、掛けふとんカバーやボックスシーツに合わせてお選びください。

湿気取りシートはお使いください

具体的な商品名では、からっと寝に代表される寝具用湿気取りシートは、是非、お使いになることをおすすめします。湿気取りシートは、ベッドマットレスの下、ベッド本体の床に上において使います。ベッドマットレスを通過した湿気を、湿気取りシートが吸ってくれますので、ベッド本体のカビを防ぐことができます。清潔に、手間無くベッドを使うために是非お使いくださいませ。

以上です。

新生活をはじめたり、お仕事が忙しかったり、質の良い睡眠をとりながらも、なるべく寝具の手間を最小限にされたい方におすすめの寝具の選び方をご紹介しました。シーツやカバーを清潔に保つことも、快眠につながります。面倒な洗濯を、少しでも、簡単に早く終わらせるような工夫素材選びもお伝えしました。しっかりと質の良い睡眠をとって、健康で、活力ある毎日をお過ごしいただけますれば幸いです。