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睡眠の質を高めるための寝室のトータルコーディネートのコツ

睡眠の質を高めるための寝室のトータルコーディネート

睡眠の質を高めるための寝室のトータルコーディネート

寝室は、プライベート空間であると同時に、睡眠の質を高める役割を持つ、大切なお部屋です。睡眠の質は、快眠寝具を使うことはもちろんですが、寝室の明るさや音、温度と湿度、寝室にそろえる物、にも影響されます。ここでは、特にベッドをお使いで、睡眠の質を大切にされたい方向けに、寝室のトータルコーディネートのコツをお伝えします。

目次

睡眠の質の向上に関係する、寝室環境の要因

睡眠の質には、明るさ、色遣い、音、寝室のスペース、温度と湿度、などが影響します。質を高めたい方は、それぞれの要因で、より睡眠の質を高める、状態を作るようにしましょう。

睡眠の質の向上に関係する要因

  • 明るさ
  • 色づかい
  • 寝室のスペース
  • 温度と湿度

質の高い睡眠のための寝室のトータルコーディネートのコツ

ここでは、質の高い睡眠のために、寝室をどのようにコーディネートしていけばよいか、をお伝えします。前記の、睡眠に影響を与える要因について、具体的な方法を、順を追って解説していきます。

  1. 明るさ
  2. 寝室のスペース
  3. 色づかい
  4. 温度と湿度

1.明るさ

寝室の明るさで大切なことは、夜の暗さの確保と、心地よく目覚められる明るさの確保です。カーテンや雨戸の窓周りと、照明器具で環境を整えます。

睡眠の質を高める、寝室の暗さと明るさ

睡眠の質を高める、寝室の暗さと明るさ

雨戸のあるご家庭は、少なくなってきているようですが、雨戸があれば、利用します。明かりの漏れを防ぎ、防音の役割も果たします。

雨戸のないご家庭では、遮光カーテンの活用をおすすめします。外の光が入るのを防ぐので、街中にお住まいの方でも、夜、確実に暗さを確保できます。

遮光カーテンには、遮光率の違いにより、等級があります。遮光カーテンの等級は、夜の暗さと、朝の明るさの確保を、カーテンだけでするのか、カーテンと照明器具の組み合わせで確保するのかで選びます。

例えば、遮光1級を選ぶと、ほぼ完全遮光になります。カーテンを閉めると、窓の外の光をさえぎり、真っ暗になります。夜の暗さを確保でき、深い眠りを可能にする環境は作れます。しかし、朝になっても、光が窓からはいらないため、朝の明るさを窓から感じ取ることはできません。この場合、すっきりと気持ち良く目覚めるために、タイマーセットのできる、照明器具を合わせて使うようにします。

朝、心地よく目覚めるためには、徐々に部屋が明るくなっていく環境が必要です。日の出とともに、人はすっきりと目覚めるような仕組みになっているからです。

体に負担のかからない自然な目覚めのための明るさを研究し、それを実現する、タイマーセットの可能な目覚まし機能のある照明スタンドが販売されています。完全遮光のカーテンや、雨戸のある寝室では、目覚ましライトの活用をおすすめします。朝日で目覚めるような気持ち良さで、毎朝起きられますので、元気に活動をスタートできます。

住宅環境によっては、遮光率の低い遮光カーテンが、適している場合もあります。外部の住宅の明かりや、街灯、ネオンなどがなく、寝室内の様子が、カーテン越しにわかってしまうことが、気にならない環境にお住まいの場合などです。遮光率の低い遮光カーテンは、完全遮光のカーテンに比べ、夜の暗さも確保できますし、朝の自然光による明るさも、適度に確保できます。

遮光カーテンは、生地が特殊なため、インテリアを気になさる方は、好みが合わない場合もあります。その場合は、お好みの生地のカーテンに、遮光裏地をつけることをおすすめします。遮光裏地にも等級があります。組み合わせることで、遮光の機能性と、インテリアの統一性も同時に可能にします。気に入ったインテリアの寝室で眠ることも、リラックス効果をたかめますので、効果倍増です。

2.音

寝室の音で大切な点は、外からの騒音を遮断することです。住宅環境によって、対策が必要な場合と、まったく必要でない場合もあるでしょう。街中にお住まいの方は、夜中も外の音が気になる場合もあるでしょう。また、集合住宅にお住まいの方は、上や下の階の音が気になることもあるでしょう。

完全に、騒音レベルの音をシャットアウトすることは、不可能かもしれません。できることをしていきましょう。

具体的には、防音カーテンの利用や、防音壁を設置する方法もあります。相談が可能な防音の専門店もありますので、寝室の音が気になる場合は、積極的に相談されることをおすすめします。

カーテンに関しては、明かりのところでご紹介した、遮光カーテンも、生地の特性から、通常のカーテン生地より、音を遮断しやすくはなります。また、普通のカーテンに、遮光裏地をつけると、2重生地になりますので、防音の役割もしやすくなります。ご自身の寝室の環境にあわせて、防音カーテンや、遮光カーテン、また、両方の機能を持つ特殊機能カーテンなどを選ぶようにしましょう。

3.寝室のスペース

寝室のスペースで大切なことは、ベッドの周囲に、適切なスペースを確保することです。ベッドに入る時や、目覚めの時は、頭がはっきりしていないこともあります。ベッドの出入りの際に、体をぶつけたり、躓いたり、体の向きを不自然にしながら歩いたりと、スムースさを妨げる動きをしないですむようにします。

ベッドの周囲に、必要なスペースを確保しましょう。

ベッドの周囲に、必要なスペースを確保しましょう。

必要スペースを確保できる、ベッドサイズを選び、ベッドの置き方を工夫します。ベッドを2台設置する方で、スペースの確保が難しい場合は、2台をぴったり並べて、中央の空間を無くし、大きいベッドとして使いのも良いでしょう。

下記が、具体的に必要なスペースの数値です。

  • ベッドの横側の通路のスペース 60~65cm

    ベッドの出入りをする、ベッドの横の通路は、60-65cmを確保します。人が、前を向いて歩ける最低限の巾です。体を横に向けたり、ぶつけたりせず、スムースにベッドに入ることができます。

  • ベッドの足もと側のスペース 50~55cm

    ベッドの出入りの際に、ベッドの足もと側を通らない際は、50-55cmの通路を確保します。

    二人用のベッド、ダブルベッドやクイーン、キングサイズのベッドをお使いの方で、ベッドに入るのに、お一人が、足元側を通って反対側からベッドに入る場合は、横のスペースと同様に、60~65cm確保することをおすすめします。スムースに歩くためです。

  • 壁際にベッドを置く際の、壁とベッドのスペース 10cm程度

    ベッドを壁に沿っておく場合は、壁とベッドの空間を10cm は、あけるようにします。

    これは、掛け布団が、ベッドから落ちにくくするためと、シーツの交換などをしやすくするためです。壁にベッドをぴったりとくっつけてしまうと、掛け布団が、ベッドに対して左右均等に掛けられず、壁と反対側に、落ちてしまいます。せっかく深い睡眠に入れても、掛け布団が落ちてしまうと、すぐに目覚めてしまいます。10cmのスペースをとることで、その心配がありません。

  • ベッドの周囲のスペースを確保することは、睡眠の質に関係ないのでは、と思う方もおられるでしょう。しかし、快眠のためには、気持ちのリラックスを妨げる、不安材料を一つでも減らしていくことが、重要です。小さいことのようですが、スムースに歩ける空間を確保することで、小さな不安を取り除きます。

4.色づかい

寝室の色遣いで大切な点は、安眠を促す色であることと、リラックスできる好みの色やインテリアづくりをすることです。

安眠のためには、気持ちの鎮静作用がある、寒色系の色、特に青色に効果があるといわれています。寝室を、ブルー一辺倒にすることは、好みにもよりますし、インテリアをそろえにくいかもしれません。ベッドカバーや、掛けふとんカバーなどだけでも、ブルーの色を入れることで、手軽に、安眠カラーを取り入れた寝室づくりをすることができます。

別の記事で、安眠できる色選びについて詳しくお伝えしています。ご参考になさってください。

5.温度と湿度

寝室の温度と湿度で大切な点は、寝室のエアコンや扇風機などの空調管理、と、寝具の選び方と適切なお手入れです。

睡眠の質を高める、ベッドやお布団の中の温度は、33度±1度で、湿度は、50±55% です。季節の違いで、寝室の室温は変わりますので、エアコンや扇風機を使い、室温を調整します。エアコンや扇風機などの空調に頼りたくない方は、快眠できる温度と湿度を可能にするような、寝具を選びます。

寝具の湿気は、湿気対策の施された寝具を使うこと、と、適切なお手入れをすることで対策ができます。具体的な選び方や、方法は、寝具の湿気対策に詳しくご案内しています。

寝室にそろえておきたいもの

ベッドをお使いの方の寝室では、余計なものをなるべく置かず、必要最低限のものを置くようにしましょう。お手本は、ホテルのお部屋です。

寝室にそろえたいものは次の通りです。

  • ベッドサイドテーブル
  • スタンド、ランプなどの置き型照明
  • 目覚まし時計、目覚ましライト
寝室に必要なベッドサイドテーブル

寝室に必要なベッドサイドテーブル

ベッドサイドテーブルは、見逃しがちですが、必要ですので用意しましょう。スタンド、時計、メガネ、本やスマートフォンなど、眠りに入るまでのくつろぎの時間や、気持ち良く目覚めるために必要な小物を置くためです。テーブルがないと、ベッドの上に置いたり、ベッドのヘッドボードに置いたりして、安眠の妨げになります。

ベッドサイドテーブルは、ベッドとコーディネートされた商品も販売されています。使いやすい高さで、引き出しも付いていて、コンセントも付いているテーブルもあり、便利です。ベッドをお求め時に、一緒にそろえてしまいましょう。

もちろん、ベッドサイドテーブルの代用として、ベッドの高さに合わせた、小さなテーブルを置くのもよいでしょう。その場合、ベッドカバーやカーテン、掛けふとんカバーの柄や色とあわせた、テーブルクロスをかけると、寝室がおしゃれにまとまります。

スタンド、ランプ、目覚まし時計などは、お部屋のインテリアに合わせたり、お好みの機能で選んだりして、そろえましょう。

寝室のインテリア

寝室のインテリアで大切な点は、カーテン、ベッドカバー、壁紙、床の色をコーディネートすることです。寝室は、ベッドの面積が大きいため、ベッドの表面の色、つまりは、ベッドカバーや掛け布団カバーの色が、とても目立ちます。その部分が、そのほかの大きい面積を占める、壁、カーテン、床とコーディネートされていれば、とても、すっきりと、格好良く決まります。

寝室インテリア。カーテンと同じ生地で、ベッドカバーや、ベッドスカートをオーダーするとおしゃれ

寝室インテリア。カーテンと同じ生地で、ベッドカバーや、ベッドスカートをオーダーするとおしゃれ

最近は、ベッドカバーが単体で販売されている数が減っています。寝室のインテリアに合うベッドカバーを探すことは、困難にもなってきています。

もし、お引っ越し前に、寝室のコーディネートをご検討されていたら、オーダーカーテンを注文される際に、カーテンと同じ生地で、ベッドカバーや、ベッドスカートをオーダーメイドで作ることをおすすめします。とっても素敵な寝室になります。

寝室のインテリア。カーテンと共布で、クッションカバーやベッドカバーをつくるのがおすすめ

寝室のインテリア。カーテンと共布で、クッションカバーやベッドカバーをつくるのがおすすめ

オーダーカーテンやインテリアコーディネートの会社さまによっては、小物も、ファブリック(カーテン生地)を使って、コーディネートをしてくれます。そのようなお店さまに、寝室のカーテンなどを依頼する機会に恵まれましたら、是非、ランプシェード、ベッドの上の置くクッションカバー、ベッドサイドテーブル用のテーブルマットなども、お揃いの生地や、コーディネートされた生地で作ってもらうことも、おすすめします。

寝室は、プライベート空間を楽しむ場所です。リラックスできて、ご自分のお気に入りのインテリアで仕上げていく楽しみも、睡眠環境を整えることのプラスになります。

もちろん、オーダーインテリアがすべてでもありません。ベッドカバーを、手軽に楽しみたい方は、マルチカバーで、コーディネートを楽しめます。マルチカバーをベッドカバーに使う場合のサイズの選び方
 

以上、睡眠の質を意識した、寝室のコーディネートのコツをお伝えしました。

質の良い睡眠のための寝室づくりは、快眠寝具をそろえることに加え、

  • 深い眠りのための暗さと、気持ち良い目覚めのための明るさの確保
  • 騒音が気にならないような防音
  • 必要なスペースを確保したベッドのサイズ選び
  • ここちよい眠りのための温度と湿度の維持

に気を配ることで実現します。ひとつずつでも、整えていくことで、あなたの寝室も、変わります。ぐっすり眠り、心地よい目覚めで、元気な毎日をすごすために、寝室のしつらえをしていきましょう。

年齢とともに布団の上げ下ろしが大変になった方の、寝具選び

「布団を押入れにしまうのが、だんだん大変になってきて、上げ下ろしが楽な布団ってあるかしら?」と、お問い合わせを頂戴します。ここでは、年齢とともに、毎日の布団の上げ下ろしが負担に感じるようになった方の、寝具選び方をお伝えします。

目次

上げ下ろしが負担が少ない敷き布団

布団の上げ下ろしが、年々大変になってくるとお声を頂戴します。ご相談を頂戴するのが、小柄な方でらっしゃることが多いため、ジュニアサイズの敷き布団をおすすめいたしています。ジュニアサイズの敷き布団の中でも、大人用の敷き布団と品質が変わらない敷き布団です。

おすすめする理由は、小柄な方だと十分使えるサイズと、押入れの出し入れのしやすさ、の2点からです。

ジュニアの敷き布団のサイズ

ジュニアサイズの敷き布団と、一般的なシングルサイズの敷き布団の、大きさの違いは、

  • ジュニアサイズは、巾 90cm 、丈 180cm
  • シングルサイズは、巾 100cm、 丈 210cm

です。ジュニアサイズは、シングルサイズに比べ、巾が10cm、丈が30cmほど、小さくなります。

ジュニアサイズの敷き布団のサイズは、150cm程度の身長まで使えるように作られていますので、小柄な女性でしたら、お使いいただけるサイズです。上げ下ろしが負担に感じるようになった、小柄な方にはおすすめの敷き布団です。

押入れの出し入れのしやすさ

巾が、10cm狭まるだけですが、お客さまからは、持ちやすくなったとお声を頂戴します。90cm巾の布団ですと、半間の押入れに、そのまま入れられますので、100cm巾の敷き布団のように、布団を斜目にしながらしまう大変さもありません。また、両手で抱える際も、10cmの違いで、両手で布団を抱えて持ちやすくなります。

大人が使う場合の、ジュニアサイズの敷き布団を選び方

ジュニアサイズの敷き布団をお選びになる際は、大人の敷き布団と品質が同じように作られている敷き布団で、なるべく軽量の布団を選ぶことをおすすめしています。

例えば、帝人アレルギー対策の施された、ジュニアサイズの敷き布団です。

重さは、2.43kgで、幅x丈は、85X185cm。ジュニアサイズの敷き布団の中でも、大変軽いので、持ち上げる負担が軽減されます。小柄な女性の方に、安心してお使いいただけるので、おすすめです。

ジュニアサイズの敷き布団に適したシーツやカバーのサイズ

ジュニアサイズの敷き布団には、専用サイズの敷き布団カバーやラップシーツ、もしくは、シングルの布団用のフラットシーツを使います。

ジュニア用敷き布団カバー、ジュニア用ラップシーツとして、販売されています。一枚布タイプのフラットシーツでしたら、いままでお使いの、大人の寝具サイズのシングルで、お使いいただけます。

毎日の上げ下ろしや、布団を敷く負担を軽減させるには、すっぽりお布団を入れられる、敷き布団カバーをかけてお使いになるのが、一番楽な方法です。布団を押し入れにしまう際に、シーツがずれたり、部分的にはずれたりしないので、持ちやすく面倒がありません。

ジュニアサイズの敷き布団カバーサイズは、95 x 195cm です。メーカーにより、数cm異なることもあります。お選びの敷き布団に合うサイズを選びましょう。

例えば、さきほどの、ミクロガードノンキルト敷き布団のジュニアサイズですと、布団が、90x180cmで、敷き布団カバーは、95x195cmがちょうど良いサイズです。

上げ下ろしが楽な掛け布団

掛け布団は、軽い掛け布団を選びましょう。綿のわたの掛け布団は、どうしても重くなります。

軽量掛け布団を選びます

軽量掛け布団を選びます

羽毛布団か、ホコリの出ないポリエステル綿を使った、合繊掛け布団を選びます。綿わたの掛け布団に比べ、軽く、押し入れの出し入れが楽にしていただけます。

品質が確かで、保温性の高い羽毛布団ですと、冬でも、毛布がいりませんので、押入れにしまうのは、敷き布団1枚、軽い羽毛布団1枚になります。負担がありません。掛け布団の選び方

ベッドの選択肢

上げ下ろしが負担になってきてらっしゃる場合、敷き布団から、ベッドに変えることも、1案です。長く敷き布団をお使いですと、ベッドに抵抗感や、寝室の作りやスペースの課題がある方もいらっしゃるかもしれません。

もし、物理的に可能でしたら、ベッドは、適切なベッド用寝具を合わせて使うと、寝具の手入れが、とても楽です。上げ下ろしの必要もありません。膝が痛い方でも、高さの低い、ローベッドなど、体に負担がかからずお使いいただけるベッドも、販売されています。

布団の上げ下ろしが気になりだしたら、ベッドも、検討するタイミングかもしれません。

上げ下ろしを楽にしたい方におすすめの、敷き布団、掛け布団を見る

下記、上げ下ろしを楽にしたい方におすすめの敷き布団、掛け布団です。毎日の負担を軽減するために、どうぞお選びください。

上げ下ろしを楽にしたい方におすすめの、敷き布団

一般的な大人サイズの敷き布団より、サイズの小さい敷き布団です。小柄な方におすすめです。

上げ下ろしを楽にしたい方におすすめの、掛け布団

洗える掛け布団 防ダニ抗菌防臭 ハウスダストブロック

洗える掛け布団 防ダニ抗菌防臭 ハウスダストブロック

以上、年齢とともに、布団の上げ下ろしが大変になってきた場合の布団の選び方をお伝えしました。

年齢とともに、手に力が入りにくくなったり、膝や腰を曲げるのが辛くなったりして、だんだんと、布団の重さや大きさが負担になり始めることがあります。小柄な女性にとって、その負担は、特に大きいものです。布団のサイズを少し、小さめの、ジュニアサイズにすることで、毎日の上げ下ろしが、楽になった、というお声も頂戴しています。

ベッドの選択肢も含め、上げ下ろしが大変になり始めたら、寝具の見直しをしてみましょう。

汗かきの方が快適に眠るための、寝具の組み合わせ

汗かきの方が快適に眠るための、寝具の組み合わせ

汗かきの方が快適に眠るための、寝具の組み合わせ

寝汗がすごく、シーツが汗でじっとり湿って、目覚めが悪くて困ってしまう、と、お声を頂戴します。エアコンをかけるほどではない季節に、寝汗による不快さが特に気になるようです。ここでは、汗の多い方が快適に眠るための寝具の組み合わせをお伝えします。

目次

汗かきの方が快適に眠るための、寝具の組み合わせ

汗が多い方が、汗の不快さを気にせず、快適に眠るための組み合わせです。

下記の順番で、汗をかきやすい体の場所別に、お伝えしていきます。

  1. 頭や首に汗をかきやすい方の場合
  2. 背中に汗をかきやすい方の場合
  3. 足に汗をかきやすい方の場合
  4. お2人用ベッドでお1人だけ汗かきの場合

1.頭や首に汗をかきやすい方の場合

頭や首に寝汗が多い方は、

  • 湿気を発散しやすく、不快さを感じない枕
  • 冷感、ひんやりタイプのピローパッド
  • 汗をしっかり吸収しやすく、冷感素材のピロケース

を選ぶようにしましょう。

「寝ているときに、頭が暑くなってしまう」、「首の後ろに汗を多くかいて、起きるとピロケースが湿っている」などは、枕に熱がこもってしまったり、暑く感じやすいピロケースをお使いになっていることが多いからです。

頭や首に汗をかきやすい方は、比較的、男性に多くあります。枕やピロケースが、汗で濡れてしまうだけでなく、においも気になり、不快さがあることもあります。

熱のこもりにくい、枕は、素材を選ぶのが大切です。下記、熱のこもりにくい枕のです。

頭に汗をかきやすい方に、おすすめの枕

枕は、通気性が良く、頭に密着をしない素材を選びます。次の枕の素材がおすすめです。

通気性が良く涼しいソフトパイプ枕

通気性が良く涼しいソフトパイプ枕

いずれも、どちらかというと、硬めの枕になります。硬めが合わない方は、上記の素材の上に、ポリエステルわたや粒わたの層が組み合わされた枕を選びましょう。頭に直接硬めの素材が当たるのを防ぎ、ソフトな感触でお休みいただけます。

頭に汗をかきやすい方は、低反発系の枕は、避けるようにします。頭と首が、枕に密着し、頭が熱くなりがちです。また、湿気をこもらせやすい素材ですので、汗が枕に染み込んで、カビなどの原因になってしまいます。

冷感、ひんやり素材のピローパッドを使う

頭が暑くなりやすい方は、お使いの枕の上に、冷感、ひんやりタイプのピローパッドをお使いになるのもよいでしょう。

ピローパッドとは、枕と同じ大きさで、キルティングされたパッドタイプで、裏にゴムがあり、枕の上にのせ、ゴムで枕に固定して使います。敷きパッドの、枕タイプ、と考えていただくとよいでしょう。

冷感、ひんやりタイプのピローパッドは、夏の暑さ対策用で、側生地に、冷感素材が使われています。枕にのせた頭や首が、暑くならず、ひんやりしてお休みいただけます

パッドタイプですので、汗の吸湿が高く、頭や首に汗を多くかくかたにおすすめです。

頭に汗をかきやすい方に、おすすめのピロケースの素材

素材は、綿か麻がおすすめです。綿のピロケースでも、生地が薄手の素材は、どうしても汗で湿りやすいですので、厚手の生地を選びましょう。

タオル素材が、お嫌いでなければ、やわらかなタオル素材のシンカーパイルのピロケースが、汗かきの方に一番お勧めのピロケースです。汗をかいても、湿っぽくなりにくく、吸湿性が高いので、朝まで快適にお休みいただけます。

頭に汗をかきやすい方の、寝具のお手入れ方法

首や頭に寝汗を多くかく方は、枕とピロケースのお手入れをすると、汗の湿り気が軽減し、快適にお休みいただけます。

枕の毎日できる簡単な、お手入れ方法です。朝起きたら、お出かけになるまで、枕をベッドのヘッドボードなどに立てて、少しでも通気をして、湿気を発散させます。サーキュレータがあれば、ベッドやふとんの方向に向けて、お出かけまでの間だけでも、風をあてると、放湿が早まり、夜、さわやかにお休みいただけます。

ピロケースは、頻繁に洗濯をするようにします。ピロケースの取り外しが面倒という方は、汗の多い季節だけでも、枕の上にフェイスタオルをのせるか、枕をタオルでぐるっと巻いて寝ます。そして、フェイスタオルだけ、毎日でも洗濯をします。さっと外せますので、手間がかかりません。毎日の洗濯物と一緒に洗ってしまいましょう。簡単に、清潔な枕で、快適にお休みいただけます。

2.背中に汗をかきやすい方の場合

背中だけ寝汗を多くかく、という方もいらっしゃいます。パジャマをお召になり、毎日洗濯をするようにします。もちろん、Tシャツでもかまいません。寝具は次のような、通気性と汗の吸湿放湿性の高い寝具を選びましょう。

背中に汗をかきやすい方に、おすすめの寝具

背中に多く汗をかく方におすすめの寝具は次のリストです。

  • 麻や綿、シンカーパイルのシーツ
  • 空気の層を作るハニカムパッド
  • 吸湿性の高い敷きパッド
  • 除湿シート

汗かきの方は、吸湿放湿性の高い素材のシーツを選ぶことが大切です。>平織りの厚めの綿のシーツ、麻素材のシーツ、やわらかなタオル素材のシンカーパイルのシーツがおすすめです。薄手のシーツは、すぐに湿ってしまいやすいので、汗でお困りの方は、夏場は避けたほうが良いかもしれません。

空気の層を作るハニカムパッド

空気の層を作るハニカムパッド

シーツの下には、ハニカムパッドを敷くことをおすすめします。厚みは、1cmに満たないほどですが、ハニカム構造により、空気を通す層を作るパッドです。通気性が大変よいので、汗の放湿を助けまので、汗かきの方、暑がりの方には、特におすすめします。

シーツの上には、吸湿性の高い敷きパッドを敷きましょう。ベッドや敷き布団への、汗の染み込みを軽減させ、汗の湿気によるカビやダニを防げます。また、シーツより吸湿性がありますので、湿っぽさを気にすることなく、朝まで快適に眠っていただけます。

敷きパッドの素材は、タオル素材のパイル、麻、しじら織り、アイス眠などの冷感素材がおすすめです。

汗の多い方は、寝具用の除湿シートを、ベッドマットレスの下や敷き布団の下に敷くようにします。汗が多いと、寝具に湿気が多く含んでしまい、不衛生で、不快で、ダニやカビの件人になりがちです。寝具用の除湿シートを敷くことで、敷き寝具の湿気を吸い取りますので、清潔に寝具をお使いいただけます。また、からっとした寝具でお休みいただけますので、毎日とても心地がよいものです。

背中に汗をかきやすい方の、寝具のお手入れ方法

パジャマや、パジャマ代わりのTシャツや短パンは、毎日洗濯します。

汗の多い方、汗の多い季節は、シーツは、可能な限り頻繁に、気になる方は、1~3日に一度、最低でも、週一度は洗濯するようにしましょう。

シーツの洗濯は、大きく布団から外すのは面倒という方も多いと思います。そのような方は、シーツの上に、ガーゼのバスタオルを敷いて眠ることをおすすめします。朝起きて、ガーゼのバスタオルだけさっと外して、毎日の洗濯物と一緒に洗ってしまいます。

ガーゼのバスタオルは普通のバスタオルに比べ、薄手ですので、毎日洗濯しても、それほど負担になりません。また、乾きが大変早いので、毎日洗濯する衣類と同じようなサイクルでお使いいただけます。汗かきの方は、1~2枚用意して、シーツの上に敷いて、毎日取り替えることをおすすめします。清潔に眠れるって、本当に快適です。ぜひお試しください。

3.足に汗をかきやすい方の場合

膝の裏あたりを中心に、足に多く寝汗をかく方もいらっしゃいます。夏は、ハーフパンツや短パンでお休みになる方も多く、そのほうが涼しく眠れて快適、という声も重々わかります。ただ、汗が気になる方は、できれば、涼しい素材のパジャマの長いパンツをはいておやすみになることをおすすめします。

素材は、綿やシルク、ソフトに加工された麻を選びます。

生地は、凹凸になった、サッカー生地、リップル生地、ヨウリュウをお選びになると、通気も良く、肌にべたつかないため、長いパンツでも、さわやかにお休みいただけます。

足にかいた汗をしっかりと、パジャマのパンツが吸湿してくれます。汗を放置することによる湿疹などの肌トラブルも防ぐことができますので、健康面も安心です。洗濯も、シーツを毎日洗うことは負担ですが、パジャマでしたら負担にならずに毎日洗濯していただけます。

足に汗をかきやすい方に、おすすめの寝具

足に多く汗をかく方におすすめの寝具は、背中に汗をかきやすい方と同様の寝具です。

  • 麻や綿、シンカーパイルのシーツ
  • 空気の層を作るハニカムパッド
  • 吸湿性の高い敷きパッド
  • 除湿シート

詳しい説明は、背中に汗をかきやすい方のパートに記載したのと同様になります。

4.お2人用ベッドでお1人だけ汗かきの場合

ダブルベッドやクイーンサイズのベッドに、お二人でお休みになり、お一人だけ汗かきという場合もあります。汗の多い方が眠る場所のシーツだけ湿ってしまっているだけなのに、大きいシーツを頻繁に洗わなくてはならず、面倒、という奥さまのお声も、頻繁に頂戴します。

ダブルサイズやクイーンサイズのボックスシーツは、ベッドから取り外して、新しいシーツをセットするだけでも、結構手間がかかり、回数はなるべく減らしたいものです。

そこで、大きなボックスシーツを通常以上の回数を洗うことなく、汗をかく方が、清潔な寝具で毎日お休みいただける、おすすめの方法です。

それは、汗を多くかく方が寝る場所の、シーツや敷きパッドの上に、ガーゼの大判バスタオルを敷いて眠ることです。先にもお伝えしましたが、ガーゼの大判バスタオルは吸湿性が高く、汗をしっかり吸い取ります。洗濯も、シーツよりずっと手軽にしていただけます。洗濯する方も、汗の多い方も、手軽に、快適で清潔な寝具で眠れますので、是非、お試しになってみてください。

ガーゼのバスタオルの下のシーツは、ベッドサイズに合った、吸湿と放湿性の高い素材のボックスシーツを選ぶようにしましょう。麻素材、さらっとしたオックス生地や平織りの綿素材のシーツ、やわらかなタオル素材のシンカーパイルのシーツがおすすめです。お二人とも、さわやかに、心地よくお休みいただけます。

シーツの下には、通気を良くするハニカムパッドを敷き、シーツの上には、敷きパッドを敷くとよいのは、お一人寝の場合と同様です。

汗かきの方におすすめの寝具を見る

ここからは、この記事でご紹介しました、汗かくの方におすすめの寝具をご案内いたします。汗の不快さを気にせず、ぐっすりとお休みいただけるよう、お役立てください。

頭が暑くなりがちな方におすすめの枕、ひんやりピローパッド、ピローケース

背中に汗が多い方

 

以上、汗の多い方におすすめな寝具の組み合わせとお手入れ方法をお伝えしました。

フェイスタオルやガーゼのバスタオルを使うことで、普通より寝汗が気になる方も、快適にお休みいただけます。部分的にタオルを使うことが、見た目にお好みでない方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、頻繁に、シーツや敷きパッド、ピロケースを洗濯するようにすることで、快眠していただけます。

エアコンを使うほどではない時期に、寝汗が気になる方が多いようです。汗の吸湿放湿性に優れた寝具を使うことで、湿ったシーツや寝具の不快さを感じることなく、質の良い睡眠で健康を維持しましょう。

スレッドカウントとは。シーツやカバーの品質や効果との関係は?

スレッドカウントとは。シーツやカバーの品質や効果との関係は?

スレッドカウントとは。シーツやカバーの品質や効果との関係は?

「スレッドカウントって、なんですか?」「ボックスシーツの品質に関係がありますか?」と、お客さまからお問い合わせを頂戴します。ここでは、スレッドカウントの意味と、スレッドカウントの高さと品質の関連性、そして防ダニ効果との関係性、をお伝えします。

目次

スレッドカウントとは

スレッドカウントとは、生地の織り目の密度を示す用語で、1インチ=2.54cm 四方の布を織り上げるために使われた、横糸と縦糸を合計した糸の本数で表されます。織密度、打ち込み本数などとも呼ばれます。

スレッドカウントの数値が高いと、布を織りあげるために、糸が多く使われ、織る密度が高くなり、一般的には、滑らかさのある生地になります。

スレッドカウントの数値が低いと、使われる糸の本数が少なくなり、ざっくりとした肌触りの生地なります。

上記で、あえて、

  • ”一般的には、滑らかさのある生地”

とお伝えしました。

理由は、生地の肌触りや手触りは、スレッドカウントの数値だけで、決まるのではないからです。

生地の肌触りは、

  • 生地に使われる糸の品質
  • 糸の太さ
  • 織り方
  • 織密度
  • そして、上記の組み合わせ

によって、決まります。

生地の品質も、同様です。ここからは、スレッドカウントと生地の品質の関係性をお伝えします。

スレッドカウントが高さと、生地の品質の関連性

スレッドカウントとシーツの品質の寒冷性

スレッドカウントとシーツの品質の寒冷性

「スレッドカウントが高いと、良い生地ですか?」

スレッドカウントの高さと、生地の品質は、必ずしも比例はしません。理由は、次のふたつの点にあります。

  1. シーツやカバーの生地の品質を決定する要素は、スレッドカウントだけではないこと
  2. スレッドカウントの糸の本数にからくりがあること

それぞれ、順番に詳しくお伝えしていきます。

1.シーツやカバーの生地の品質を決定する要素は、スレッドカウントだけではない

シーツやカバーの品質は、スレッドカウントだけではわかりません。シーツやカバーの生地の品質は、

  • 糸の品質
  • 糸の太さ
  • 織り方
  • スレッドカウント

の組み合わせで決まります。

例えば、同じスレッドカウントでも、高品質な繊維、インド超長綿やスーピマコットンの糸で織られた生地と、一般的な綿の糸で織られた生地では、肌触りも、生地の強さも、生地の見た目の美しさも異なります。

スレッドカウントは、あくまでも、生地の構造の数値です。生地の品質は、構造の数値だけでなく、使われる生地の素材と、その品質に左右されます。

では、品質の高い生地は、どのような生地のことなのでしょう?

一般的には、超長綿などの高品質素材の、細い糸を使い、綿サテン織で仕上げ、織密度が高いと、肌触りが滑らかで、生地の耐久性に優れ、上品な色や光沢の、上質な生地となるといってよいでしょう。

高級素材や、上質のシーツやカバーをお探しの方は、スレッドカウントのみで選ぶのではなく、生地の素材、糸の太さ、織り方を確認し、品質の高さを約束する商品を選ぶようにしましょう。
ボックスシーツの生地の選び方

2・スレッドカウントの糸の本数のからくり

生地の品質と、スレッドカウントの数値が必ずしも比例しない、もう一つの理由が、スレッドカウントに表される、糸の本数のからくりです。

スレッドカウントは、1インチ = 2.54cm四方の布を織っている、縦糸と横糸の本数の合計です。例えば、縦糸170本、横糸110本が、1インチ = 2.54cm四方に使われている糸の本数だとすると、スレッドカウントは、280本になります。

ただ、スレッドカウントの数値には、からくりがあることがあります。

生地に使われる糸は、糸の強さや糸の太さの均一性のために、2本の糸を撚り合わせて、1本としている糸があります。純粋な1本の糸は、単糸、2本の糸が撚り合わされていると、双糸と呼ばれています。撚られる糸の本数は、3~4本の糸が撚られる場合もあります。

スレッドカウントのからくりとは、生地に使われる糸が、単糸なのか、双糸なのか、または、3~4本が撚られた糸なのか、によって、スレッドカウントの数値が大きく変わることにあります。

スレッドカウントを表示する際、双糸が使われると、数値が2倍に表示されるのです。例えば、先程と同じ例で、1インチ = 2.54cm四方の布に使われている糸の本数が、縦糸170本、横糸110本だとします。糸が、双糸だった場合、スレッドカウントは、280ではなく、倍の560となるのです。

さらに、4本で撚られた糸が使われると、4倍で、スレッドカウントが1120となります。

次の2つの生地では、どちらが高い品質になるでしょう?

A.品質の高い、繊維が細く長く強さのある、超長綿の単糸で織った、縦170本、横110本、スレッドカウント280の生地
と、
B.品質の低い、弱い糸が4本撚られた糸で織られた、縦170本、横110本、スレッドカウント1120の生地

明らかに、Aのスレッドカウント280の生地のほうが、滑らかで、丈夫で、上質な生地になります。Bの生地は、スレッドカウントが1120であるにもかかわらずです。

このようなからくりも、スレッドカウントの数値が、必ずしも、シーツの生地の品質と比例しない理由の一つなのです。

海外では、このからくりを利用して、シーツやカバーのスレッドカウントを、高く表示させている商品があるのも現状です。海外のショップから、通販でお求めされている方は、ご留意するとよいでしょう。

スレッドカウントが高いと、防ダニ効果がありますか?

スレッドカウントが高いと、防ダニ効果がありますか? と、お客さまからのお問い合わせを頂戴します。生地の組成、スレッドカウントの高さ、数値だけで、防ダニ効果があるかを判断することはできません、とお伝えしています。

防ダニ用の、超極細繊維を超高密度で織られた特殊生地ですと、その組成により、200-300ミクロンのダニの侵入を防ぐ効果がある商品はございます。

それ以外の生地で、スレッドカウントが高ければ、ダニを通さないかというと、その効果は、判断できないということになります。

理由は、スレッドカウントの数値は、あくまでも、1インチ2.54cm四方の織生地に使われている糸の数を表しています。生地の編み目の空間の数値が、表されているわけではないからです。

同じスレッドカウントでも、生地の編み目の空間がバラバラな生地の場合もありますし、編み目の空間がきれににそろった生地である場合もあります。

また、スレッドカウントの数値のからくり、でお伝えした通り、糸が、単糸、双糸、3~4本を撚った糸で生地が織られている場合、スレッドカウントが高くても、織り地の空間が必ずしも、密になっているかは、判断できません。

薬品を使わず、生地の組成による、防ダニ効果のあるシーツや、カバーをお探しの際は、防ダニ効果があると表記され、超極細繊維を超緻密に織られているシーツやカバーをおすすめいたします。

具体的な商品名では、ミクロガード商品や昭和西川のSNフレッシュプロのシーツや掛けふとんカバーです。ミクロガードや、SNフレッシュプロは、目に見えない200-300ミクロン程度のダニも通さないほど超密度の組成のシーツや掛け布団カバーで、アレルギーの方も安心してお使いになっていただけます。

以上、シーツやカバーの生地のスレッドカウントについて、お伝えしました。

インターネット通販やカタログ通販では、商品説明や仕様で品質を見極めることになります。スレッドカウントは、品質の判断材料の一つではありますが、必ずしも、その数値だけで、品質の良し悪しを決定することはできません。

ボックスシーツ掛け布団カバーをお選びになる際は、素材の品質、糸の太さ、生地の織り方を確認し、お好みにあう商品を選ぶことが大切です。好みの肌触りのシーツやカバーで、ほっと安らぐひと時をご堪能ください。

除湿シートの敷き方。お使いの寝具別、効果的な敷く順番

除湿シートの敷き方。お使いの寝具に合わせた敷く順番

除湿シートの敷き方。お使いの寝具に合わせた敷く順番

「寝具用の除湿シート、敷く位置は、どこですか?」と、お客さまからお問い合わせをいただきます。寝具の除湿シートは、固めのシートで、寝具の、どの位置に敷いたらよいのか、迷われる方が多いようです。ここでは、除湿シートを効果的に使うための敷く順番をお伝えします。ベッドや敷き布団など、お使いの寝具に合わせた敷き方をご確認ください。

目次

寝具用除湿シートとは

寝具の除湿シートとは、寝具の湿気を吸湿するシートです。寝具やフローリングのカビの発生を防ぎ、ジメっとする寝具の不快さを解消する目的で使います。寝具の下に敷いて使います。清潔な寝具で快眠するための、必需品です。

寝具用除湿シート からっと寝

寝具用除湿シート からっと寝

具体的な商品名では、からっと寝が販売されています。ほとんどの除湿シートは、吸湿した湿気を、干して乾燥させることで、何度でも使うことが可能です。

干すタイミングは、除湿シートの吸湿センサーが知らせてくれます。例えば、からっと寝は、湿気がたまると、吸湿センサーの色が、ブルーからピンクに変わります。干して、乾燥すると、ピンクからブルーに戻ります。湿気が多い時期に、センサーをチェックして、干す必要があるかどうかを確認するのが、良いでしょう。

除湿センサーが、干すタイミングをお知らせ

除湿センサーが、干すタイミングをお知らせ

除湿シートは、商品によって、洗えるタイプと洗えないタイプがあります。洗濯する際は、必ず、お使いの商品が、洗えるか洗えないか、確認してからにしましょう。

サイズは、ベビー布団用、シングル、セミダブルダブルなどが販売されています。お使いの寝具のサイズに合わせて選べるのは、とても便利です。

お使いの寝具に合わせた、除湿シートの敷き方

ここからは、お使いの寝具別に、除湿シートの敷き方をお伝えします。次の寝具について、順を追ってご案内します。

  1. ベッドをお使いの方
  2. 敷き布団をお使いの方
  3. 健康マットレスをベッドでお使いの方
  4. すのこベッドをお使いの方

1.ベッドをお使いの方向け、除湿シートの敷き方

ベッドで除湿シートを使う場合は、ベッドの床板の上、ベッドマットレスの下に敷きます。

ベッドの床板、木の部分のカビの発生や、湿気による傷みを防ぎます。

ベッドで、除湿シートを使う場合の、敷く順番

ベッドで、除湿シートを使う場合の、敷く順番

「ベッドマットレスの上、敷きパッドやベッドパッドの下に敷くのでは?」と思われるかもしれませんが、おすすめしません。理由は、除湿シートは、少し硬めの素材のため、ベッドマットレスの寝心地を損なうことがあるからです。

多くのベッドマットレスは、中の素材、例えば、ポケットコイルのバネの強さや、敷きつめ方の工夫により、正しい寝姿勢を保ち、寝心地をよくする仕様になっています。硬めの除湿シートを、ベッドのマットレスの上にのせてしまうと、ベッドの寝心地や機能が損なわれてしまうのです。

「除湿シートを一番下に敷いて、ベッドのマットレスに湿気はたまらないの?」と疑問の方もいらっしゃるでしょう。

ベッドの場合、ベッドマットレスが、コイルタイプであれば、ベッドマットレスの中に、湿気がこもることはほとんどありません。(低反発タイプのノンコイルマットレスは、状況が異なります。)

コイルタイプのベッドマットレスをお使いの場合の、湿気の流れです。

  1. 汗などの湿気は、最初に、ボックスシーツとベッドパッドが、吸湿と放湿の役割をします。
  2. ベッドパッドで、吸湿しきれなかった湿気は、ベッドマットレスにさがります。
  3. ベッドマットレスは、中がコイル状で通気性が良く、側面にも、通気穴があります。ベッドマットレスに湿気がこもることはほとんどありません。
  4. それでも、放湿しきれなかった湿気を、除湿シートが、吸湿します。

上記で、一番湿気を帯びるのが、ボックスシーツとベッドパッドです。ボックスシーツは、1週間に一度程度、洗濯をして、清潔にします。ベッドパッドは、定期的にベッドから外すして、陰干しなどのお手入れをして、除湿をするようにしょう。じめじめと感じることなく、快適に眠れます。

2.敷き布団をお使いの方向け、除湿シートの敷き方

敷き布団をお使いの方は、フローリングや畳の上、敷き布団の下に敷いて使います。

床や畳の傷みや、カビの発生を防ぎます。

敷き布団を使う場合の、除湿シートの敷き方

敷き布団を使う場合の、除湿シートの敷き方

除湿シートを敷く場合も、敷き布団の敷きっぱなしはせず、きちんと畳んで、押し入れにしまうか、布団干しに掛けるようにしましょう。敷き布団は、ベッドや、ベッドパッドと異なり、湿気を多く布団にこもらせます。敷きっぱなしにすると、ダニやカビの発生の原因となり、不衛生で、健康的で心地よい睡眠の妨げになります。

3.健康マットレスをベッドでお使いの方向け、除湿シートの敷き方

健康マットレス、例えば、ムアツふとん、西川エアーなどを、ベッドマットレスの上にのせてお使いの場合は、ベッドマットレスの上、健康マットレスの下に、除湿シートを敷きます。

健康マットレスは、厚みが 8-9cm 程度あり、寝心地を良くする機能があります。本来は、1枚でもお使いいただけるマットレスです。ベッドマットレスの上、健康マットレスの下に、除湿シートを敷いても、寝心地が悪くなることはありません。

 健康マットレスを、ベッドにのせて使う場合の、除湿シートの敷く位置

健康マットレスを、ベッドにのせて使う場合の、除湿シートの敷く位置

除湿シートを、ベッドの床板の上、ベッドマットレスの下に敷いてもかまいません。ただ、ベッドマットレスは、重量があり、その下に除湿シートを敷くのは、手間が大変です。

ベッドマットレスの上に、健康マットレスをのせてお使いの場合は、ベッドマットレスと健康マットレスの間に除湿シートを敷いても、寝心地を損なわせません。手間をかけて、重いベッドマットレスの下に敷くより、健康マットレスとベッドマットレスの間に敷く方が、簡単に設置していただけます。

健康マットレスを、ベッドの床板の上に直接置いている場合

健康マットレスを、ベッドの床板の上に敷いてらっしゃる方は、除湿シートを、床板の上、健康マットレスの下に敷きます。

4.すのこベッドをお使いの方向け、除湿シートの敷き方

すのこベッドをお使いの方は、ベッドをお使いの方と同様に、すのこの上、ベッドマットレスの下に、除湿シートを敷きます。

すのこベッドで、除湿シートを使う場合の敷き方

すのこベッドで、除湿シートを使う場合の敷き方

すのこベッドをお使いの方は、すのこにカビが発生しやすい、とお困りの方も多いようです。除湿シートで、湿気をしっかり吸湿をして、カビの発生を防ぎましょう。清潔なベッド、寝具で眠れると、気持ちの良いものです。

寝具用除湿シートのおすすめアイテム

寝具用除湿シートのおすすめをご紹介します。お客さまの評判の良い、寝具用除湿シートです。私自身も使用しています。寝具の湿気対策に、どうぞお役立てくださいませ。

寝具用除湿シート からっと寝

寝具用除湿シート からっと寝

以上、寝具用の除湿シートの敷き方を、寝具別にお伝えしました。

寝具に湿気は、心地よい眠りの妨げになります。寝具は、手入れを怠ると、すぐに湿気がこもってしまいます。除湿シートを上手に使い、快適な睡眠で、健康で元気な毎日を過ごしましょう。

ふわっと軽い掛け心地。綿ローンガーゼ掛けふとんカバー、新発売

春から夏、掛けふとんカバーが、体にべたつき、寝苦しい、といった経験はありませんか?湿度や気温が高くなると、汗でカバーの生地が、じっとりしたり、重く感じたり、不快に感じることってありますよね。そんな方に、おすすめしたい、掛けふとんカバーを、新発売いたしました。綿ローンガーゼ掛けふとんカバーです。

ふわっと軽く、さらっと心地よい、綿ローンガーゼ掛け布団カバー、新発売

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女性のブラウスに使われる、通気性が良く、さらっとして、とっても軽く、やさしい肌触りの、上質な綿ローンを使った、綿ローンガーゼ掛けふとんカバーです。細く、太さが均一で、毛羽のないコーマ糸を使用し、さらっとした平織りに仕上げてありますので、通常のガーゼより、さらさらとして、べたつかず、心地よい肌触りを楽しんでいただけます。

夏は、ガーゼケット代わりとしてもお使いいただけます

夏には、綿ローンガーゼ掛けふとんカバーの中に、掛け布団を入れずに、カバーだけでお使いになってみてください。とっても軽くて、さわやかで、さらっとして、やさしい肌触りの、高級ガーゼケットとしてお使いいただけます。

私自身は、通年で、アッパーシーツのように、このカバーに布団を入れずに、使っています。毎日ベッドの入った途端、体も気持ちも安らいでいくのを、実感しています。ふんわりやさしい掛け心地で、安眠したい方に、ぜひおすすめいたします。

軽量なので、羽毛布団や、肌掛け布団の掛け心地を存分に堪能していただけます

細番手の上質綿の糸を使用した綿ローン生地ですので、とっても軽く、お使いの掛け布団の良さが、直接伝わります。軽い羽毛布団が、カバーを掛けたら、重くなってしまった、というお悩みも解消です。お気に入りの掛け布団で、穏やかで、安らぎを感じながら、睡眠を楽しんでいただけます。

綿ローンガーゼ掛けふとんカバー、暖かくなったこの季節から、是非、お使いになってみてください。さわやかな眠りを、楽しんでいただけます。

綿ローンガーゼ掛けふとんカバー

さらっと、やさしい掛け心地。さらっと、やさしい掛け心地。綿ローンガーゼ掛け布団カバー

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