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寝具を見直したい。でもどの寝具から替えたらよいの?

寝具を見直したい。でもどの寝具から替えたらよいの?

寝具を見直したい。でもどの寝具から替えたらよいの?

 

「寝具を見直したいのですが、どの寝具を、どう替えればよいのかしら?」と、お客さまからお問い合わせを頂戴します。具体的な眠りの悩みがあるのではなく、ぐっすり眠りたい、健康のために良い寝具を使ってみたい、でも、何をどう替えたらよいのか、迷われている方です。ここでは、眠りを改善するための、寝具を見直す順番を、お伝えします。

目次

どの寝具から見直すのがよいか

寝具の見直しは、「健康的な睡眠を第一に考え、安眠できる寝具に替えたい」という方もいらっしゃれば、「手軽に、あまりお金をかけずに、眠れる寝具に替えてみたい」という方もいらっしゃるでしょう。

さらには、すべての寝具を一度に買い替えたい方もいらっしゃれば、順番に、見直していきたい方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、どの寝具から見直すのがよいのかを、2パターン、お伝えします。あなたの状況に合わせて、参考になさってください。

  • 1つ目は、健康的な睡眠を重視したい方向け、見直す寝具の順番
  • 2つ目は、手軽に眠りを見直してみたい方向け、見直す寝具の順番

です。

1.健康的な睡眠を重視したい方向け、見直す寝具の順番

健康的な眠りを、第一に考える場合、次の順番に、寝具を見直していきましょう。リストは、睡眠の質に大きく影響がある寝具の順番に並んでいます。

健康的な睡眠を重視したい方向け、見直す寝具の順番のリスト

  1. 敷き寝具、マットレスや敷き布団
  2. 掛け布団
  3. シーツやカバー

順番に、解説していきます。

1.敷き寝具、マットレスや敷き布団

マットレスや敷き布団は、健康的な眠りのために、一番大切な寝具です。健康的な眠りのための寝具の見直しでは、まず、敷き寝具を替えること、をおすすめします。

敷き寝具が、健康的な眠りに影響することは、多くの方がすでに体感しているかもしれません。例えば、寝心地の悪いベッドで寝た時の、体の痛さや、不眠感、経験されたことはありませんか?

敷き寝具の良し悪しで、寝心地が異なり、睡眠の質にも、影響を及ぼします。

睡眠研究の専門家も、その事実を、伝えてくれていますのでご紹介します。

睡眠の研究者で医学博士の堀忠雄氏は、著書「快適睡眠のすすめ」で、マットレスの性能が寝返りや寝姿勢に影響を及ぼし、さらに、ノンレム睡眠の中でも、最も深い眠り、余波睡眠の発生や長さに影響を与える、と伝えています。

おしりの落込まないマットレスでは、はじめの一時間から一時間半はほとんど動いていない。余波睡眠でぐっすり眠っているのがわかる。
中略
うすいふとんでは、中略 睡眠前半で寝返りが多く、本来なら余波睡眠が出て安定した睡眠姿勢が保たれているはずの時期がそうなってはいない。深い眠りが妨げられているのがわかる。

(堀 2000,218)

著書では、実験結果のグラフと共に、詳しく、わかりやすく、伝えてくれています。睡眠に関心のある方は、ぜひ読んでみてください。

では、実際に、敷き寝具は、どのように見直せばよいのか、をお伝えします。

敷き寝具の見直し方

健康的な睡眠をするためには、次の条件に合った敷き寝具を選ぶようにします。

  1. 正しい寝姿勢で眠れる
  2. 睡眠時の体重が、上手に分散されて、体が圧迫されない
  3. 血流やリンパの流れを妨げない
  4. 寝具内の温度と湿度が適切である
  5. 清潔である

健康マットレス、快眠マットレスとして販売されている、信頼できる商品は、上記の条件にこだわって製造されています。睡眠の質を第一に考える場合、ぜひ、健康快眠マットレスを検討することをおすすめします。

各メーカーから、さまざまな商品が販売されています。具体的な商品名の例は、健康マットレスの先駆けで愛用者の多い、西川エアーマットレスムアツふとんムアツスリープスパや、高反発マットレスのエアウィーヴ、低反発マットレスのテンピュールマットレスなどです。

詳しい選び方は、「店舗でマットレスを買う前に、確認しておくチェックポイント」をご覧ください。マットレス選びの参考にしていただけます。

健康マットレスまでは、ご予算が取れないという方の、敷き寝具の選び方は、「敷き布団の種類とお好みによる選び方」をご覧ください。お好み別に、詳しくご紹介しています。

2.枕

睡眠の質を重視したい方に、次に見直すことをおすすめする寝具は、枕です。枕の高さによって、寝ているときの姿勢が変わり、眠りの深さにも関係するからです。

体に負担をかけずに、健康的な眠りのためには、ご自身に合った高さの枕を選びます。

枕によって、肩や首筋が痛い、という経験をした方もいらっしゃるかもしれません。枕は、首や肩の痛みやコリに影響を与えるだけでなく、睡眠の質にも、直接影響を与えます。

前出の医学博士の堀忠雄氏は、

枕の高さによって、睡眠の質は大きく左右される。枕の高さ三センチ、六センチ、九センチとして、それに頭をのせて眠ったときの周波数分析をした結果がある。それによると、高さ六~九センチのときにゆったりとした周波数の低い脳波(θ波:四~八ヘルツ)がでてくる。三センチの枕では、ゆったりしたθ帯域の活動が抑えられて、α帯域(八~十三ヘルツ)の活動のみになってしまう。枕があまり薄すぎてはいけないことがわかる。

(堀 2000,220)

と伝えています。

ここで、α波とは、目が覚めていてリラックスした状態で出る脳波、θ波は、眠りに入り始めたときに出る脳波です。

上記では、適した高さの枕で眠ることで、睡眠に入りやすく、深い眠りの状態にもなりやすい傾向があると伝えてくれているのです。

枕の見直し方

健康的な睡眠をするために、枕は、次の点に注意して選びましょう。

  1. 正しい寝姿勢になる高さの枕を選ぶ
  2. 枕の高さは、使っているマットレスや敷き寝具に寝て、ご自身で微調整する
  3. 好みの固さの枕を選ぶ
  4. 清潔である

枕の高さは、ご自身の首と背中、後頭部のくぼみに合うような高さを選びことが大切です。

オーダー枕を作っても、家で眠ると、高さが合わないこともあります。枕の適切な高さは、お使いの敷き寝具の固さによって変わってしまいます。ご自宅で微調整をして使うようにしましょう。

をご覧ください。あなたに合った枕選びの参考になります。

3.掛け布団

次に見直すのが、掛け布団です。掛け布団の選び方は、シンプルです。

掛け布団は、次の点に注意して、選びます。

  • 呼吸や内臓に負担がかからないような、軽い掛け心地の掛け布団を選ぶ
  • 睡眠中の体の温度が適切になるような、保温性のある掛け布団を選ぶ
  • 湿気対策が楽にできる、掛け布団を選ぶ
  • ホコリが立たない掛け布団を選ぶ

 
上記の条件にかなう掛け布団は、羽毛布団かホコリのでない衛生タイプの掛け布団です。

詳しい選び方は、「掛け布団の種類と選び方」でご紹介しています。どうぞご覧ください。

4.シーツやカバー

シーツや掛け布団カバー、ピロケースも、安眠をするための大切な寝具です。吸湿性の良さや製品の仕様といった、機能面だけでなく、安眠につながる肌触りや色のシーツやカバーを選ぶようにします。

肌触りの違いで、心地よさが変わることは、あなたも体験からわかることではないでしょうか。たとえば、肌触りの悪いシャツを着てしまうと、一日気分が悪い、肌触りのよい肌着やシャツを着ると、気持ちが安らぐ、などといった経験です。

生地の肌触りと、心地よさは、実際に、関連性があるという研究結果の発表があります。

繊維製品の風合いと、肌ストレスの関係について、書かれた論文の一部をご紹介します。肌触りの異なる生地に触れることによる、脳波の違いを測定した実験結果を記した文章です。

質感の良い布地と悪い布地に触れた際のゆらぎを測定し、質感の良い生地を触っているときのほうが脳波のゆらぎが大きいことを報告している。

(上條 2011,92-99) 

上記の、ゆらぎが大きいとは、脳波の振幅の頻度が少ない状態です。ゆらぎと快適度のつながりは、まだ、解明されていないことが多い分野ではあります。しかしながら、生地の肌触りによって、心地よさの感じ方に違いがあり、質感の良い生地のほうが、優位であるということは、データが示している事実です。

シーツやカバーの見直し方

心地よい睡眠のために、シーツやカバーを見直す際の、ポイントです。

  • 汗の吸水性がしっかりある生地のシーツやカバーを選ぶ
  • 洗濯しやすく、耐久性のある生地のシーツやカバーを選ぶ
  • 好みの肌触りで、リラックスをしやすいシーツやカバーを選ぶ
  • 安眠できる色のシーツやカバーを選ぶ
  • 洗濯しやすく、耐久性のある生地のシーツやカバーを選ぶ

シーツやカバーは、他の寝具に比べて、場所もとらず、手に入れやすい価格帯です。気に留めていない方もいらっしゃるかもしれませんが、マットレス、枕、掛け布団を、快眠タイプに変えたときは、シーツやカバーも、一緒に、見直すことをおすすめします。

をご覧ください。

2.手軽に眠りを見直してみたい方向け、見直す寝具の順番

ここからは、手軽に、眠りを見直してみたい方が寝具を見直す際の、順番をお伝えします。

眠りを見直すために、手軽に変えられる寝具順リスト

  1. シーツやカバー
  2. 敷き寝具、マットレスや敷き布団
  3. 掛け布団

上記が、手軽さ、つまり、価格も手に入れやすく、買い換えしやすい寝具の順番になります。

それぞれの選び方は、上の1.健康的な睡眠を重視したい方向け、見直す寝具の順番で、お伝えした通りです。リストにリンクをつけましたので、項目ごとに、1の中でお伝えした内容をご参考になさってください。

睡眠の質を高めたい方におすすめの寝具

睡眠の質を大切にされたい方に、まず、見直していただきたい寝具、マットレスのおすすめを紹介いたします。

睡眠の質を見直したい、という方、ご参考になさってください。

アスリートにも人気、西川エアーマットレス

凹凸タイプんマットレスの先駆け、ムアツふとん

寝返りを打ちたい方に、高反発マットレスのエアウィーヴ

お手頃価格をお探しの方に、西川 (Nishikawa) セブンデイズ マットレス

フローリング、畳、ベッドのカビ防止に、寝具用湿気とりシート

上記のマットレスをご利用の際は、カビ防止のため、寝具用湿気とりシートを併用ください。フローリング、畳、ベッドの床板のカビ防止になります。

以上、

寝具を見直したい方に、どの順番で、寝具を見直したらよいのか、をお伝えしました。睡眠の大切さについて、メディアで多く目にするようになり、なんとなく、布団を替えたいと思う方も増えているでしょう。迷ったら、お近くの寝具店や、寝具のプロに、是非お気軽にお尋ねください。情報に惑わされず、ベストな寝具で、快眠をしていただけるでしょう。


脚注

文献
堀忠雄,2000.『快適睡眠のすすめ』.岩波新書
上條正義,2011. 『感性計測による手触り・肌触り評価方法の検討』日本化粧品技術社会誌45(2)

マットレストッパーとは? 寝心地をよくするための選び方と使い方

マットレストッパーとは? 寝心地をよくするための選び方と使い方

マットレストッパーとは? 寝心地をよくするための選び方と使い方

「マットレストッパーって、何ですか? ベッドパッドとは違うのですか?」と、お客さまからお問い合わせを頂戴します。マットレストッパーとは、ベッドマットレスの寝心地を改善するために使う、サポート寝具のことです。ここでは、マットレストッパーとは? と、ベッドパッドとの違い、マットレストッパーの種類と選び方、使い方、をお伝えします。

目次

マットレストッパーとは?

マットレストッパーとは?

マットレストッパーとは?

マットレストッパーとは、マットレスの上にのせ、ベッドマットレスの寝心地を改善するために使う、サポート寝具です。厚みは、4cmから9cm程度で、ベッドサイズに合わせて販売されています。オーバーレイマットレス、マットレスパッド、オーバーレイタイプなどとも呼ばれています。

テレビショッピングや通信販売で、「お使いの寝具にのせるだけで、寝心地改善」などと説明されているパッドタイプの寝具も、マットレストッパーの部類になります。

マットレストッパーを使うことで、期待できることは、次の点などです。

  • マットレスが硬すぎる場合の改善
  • マットレスがやわらかすぎる場合の改善
  • 寝姿勢の改善
  • 睡眠の質の改善
  • 古くなってしまったマットレスの寝心地の改善
  • マットレスの耐久性を上げる

マットレストッパーは、お使いのマットレスに満足していない方が、使うための寝具です。お使いのマットレスにご満足している方は、使う必要はありません。

マットレストッパーとベッドパッドの違い

「マットレストッパーは、ベッドパッドとは違うのですか?」

マットレストッパーと、ベッドパッドは、どちらもベッドのマットレスの上にのせる寝具ですが、違いもあります。

ここでは、マットレストッパーとベッドパッドの違いをお伝えします。

マットレストッパーとベッドパッドは、次の点で違いがあります。

  1. マットレストッパーとベッドパッドの厚みの違い
  2. 使う目的の違い
  3. 必要性の違い

一つずつ、順に見ていきましょう。

1.マットレストッパーとベッドパッドの厚みの違い

マットレストッパーとベッドパッドの、明確な違いが、厚みです。

  • マットレストッパーは、4cm ~ 9cm 程度
  • ベッドパッドは、0.5cm ~ 2cm 弱 程度

になります。

ベッドパッドとマットレストッパーの違い

ベッドパッドとマットレストッパーの違い

ベッドパッドとマットレストッパーの違い

ベッドパッドとマットレストッパーの違い

2.使う目的の違い

マットレストッパーとベッドパッドは、使う用途に違いがあります。

マットレストッパーを使う目的

マットレストッパーは、使っているマットレスの寝心地を、積極的に改善する目的で使用します。

具体的には、マットレスの固さをやわらげたり、逆にやわらかなマットを固くしたり、体の沈み込んでしまうのを防いだりするなどです。

ベッドパッドを使う目的

ベッドパッドを使う目的は、

  1. 汗などによる湿気を吸湿し、床内の湿度を適切に保ち、心地よく眠るため
  2. 汗などの湿気を吸湿し、ベッドマットレスを清潔に保ち、長持ちさせること
  3. コイルマットレスの体の負担を和らげ、寝心地を良くする

などです。

今のマットレスの寝心地が良くても、ベッドパッドは、湿度の調整や、マットレスを汚れや傷みを防ぐ目的で、必ず使います。

3.必要性の違い

マットレストッパーとベッドパッドの、大きな違いは、必ず使う寝具か、そうでないかという点です。

  • マットレストッパーは、お使いのマットレスに不満がある方が、必要に応じて使います
  • ベッドパッドは、ベッドをお使いの方は、必ず使う寝具です

ベッドパッドが必要な理由は、前の項目でお伝えした通り、ベッドパッドは、床内の湿度を快適に保ち、マットレスの汚れや傷みから守る目的で使うからです。シーツを、必ず使う目的と、同じです。

マットレストッパーの素材の種類と選び方

マットレストッパーは、快眠マットレスを販売しているメーカーや、寝具メーカーなどから、各種販売されています。使われている素材の違いによって、効果が異なります。ご自分のマットレスを、どう改善したいかに応じて、素材を選ぶようにしましょう。

ここでは、マットレストッパーの素材の種類、素材別の特徴、おすすめする方、をお伝えします。素材と特徴を知ることで、どのタイプがご自分に合っているか、選びやすくなります。

マットレストッパーの素材の種類

マットレストッパーの代表的な素材の種類は次の通りです。

  1. 高反発素材
  2. 低反発素材
  3. 凹凸ウレタンフォームタイプ
  4. 羊毛(ウール)
  5. 羽毛、フェザー

1.高反発素材

高反発素材のマットレストッパーは、多く販売されています。高反発のマットレストッパーには、ファイバー樹脂を圧縮した素材や、ラテックス系の素材が使われています。寝返りがしやすく、硬めの寝心地が特徴です。具体的な商品名では、エアウィーヴや、マニフレックスなどです。

おすすめの方

お使いのマットレスが、やわらかすぎる、腰の沈み込みが気になるという方におすすめです。高反発素材のマットレストッパーをのせることで、ベッドが硬めの寝心地になり、寝返りを打ちやすくし、腰の沈み込みも軽減します。

注意点

ファイバー樹脂が使われている高反発タイプは、沈み込みがほとんどなく、寝心地がとても硬くなります。やさしい寝心地が好みの方には向きません。

2.低反発素材

テンピュールのマットレスパッドに代表されるのが、低反発素材のマットレストッパーです。低反発素材のマットレスは、体の曲線や重さに応じて、体圧を分散しながら、やさしく体を支えるのが特徴です。体の負担を軽減させながら眠れることができます。

おすすめの方

お使いのマットレスが、硬すぎるので、やわらかな寝心地にしたい、という方におすすめです。マットレスが硬すぎて、腰が突っ張ってしまって、寝心地が悪い、腰が痛くなるという方も、選択肢の一つです。

注意点

低反発素材のマットは、体に密着しますので、熱や湿気がこもりやすくなることがあります。通気性を気にする方には、向きません。

商品の品質やランクによっては、温度によって、硬くなったり軟らかくなったりする場合があります。品質を、きちんと選ぶことが大切です。

低反発素材のマットレスパッドは、とても重い商品も販売されています。女性一人では、取扱にくい場合がありますので、留意しましょう。

3.凹凸ウレタンフォームタイプ

表面が、凹凸になって、点で体を支えるタイプのマットレストッパーも販売されています。素材は、ウレタンフォームです。具体的な商品名では、ムアツスリープスパのマットレスパッドがあります。点で体を支えるため、血流やリンパの流れを妨げず、体圧が分散され、正しい寝姿勢で体に負担がかからずに、眠ることができるのが特徴です。

おすすめの方

お使いのマットレスが、硬すぎる、やわらかすぎる、腰が沈み込んで体が痛いなどのご不満がある方におすすめです。凹凸タイプのマットレストッパーは、体が密着せずに眠れますので、高反発素材、低反発素材、どちらも、体に合わない、という方におすすめです。

注意点

凹凸タイプのマットレスは、使われているウレタンフォームの品質によって、体を支える固さや耐久性に問題がある商品もあります。価格が安すぎる、品質に不安、などといった商品は、選ぶ際に注意が必要です。

4.羊毛(ウール)

ウールわたのマットレストッパーも販売されています。ベッド用敷き布団という名称で、販売されている場合もあります。ウール、羊毛は、弾力性があり、吸湿放湿性に優れた素材のため、敷き寝具として、最適な天然素材です。化学繊維や素材に頼ることなく、適切な温度と湿度、心地よい弾力性で、1年を通じて、快適にお使いいただけるのが特徴です。

おすすめの方

お使いのマットレスが、硬すぎる方、体にやさしい天然素材の寝具がお好みの方、化学繊維がお嫌いな方、化学繊維による熱や湿気が気になる方におすすめです。

注意点

ウールのマットレストッパーは、ウールのベッドパッドより、厚みがあるため、ベッドパッドより頻繁にお手入れをする必要があります。ベッドシーツの交換時に、ウールのマットレストッパーを、ベッドから外す、半分に折るなどして、風に当て、湿気をしっかり発散させるようにしましょう。湿気が冷たくなったり、不衛生になったりするのを防げます。

5.羽毛、フェザー

日本ではあまり販売されていませんが、欧米では、羽毛やフェザーのマットレストッパーが販売されています。やわらかさ、通気性の良さ、季節に合わせて適切な温度で眠れることが特徴です。

おすすめの方

ふんわりとした、やわらかな寝心地がお好みの方におすすめです。低反発や凹凸タイプの柔らかさではなく、ふわふわしたやわらかさがお好みの方向けです。

注意点

日本ではあまり販売されていないタイプなため、ベッド寝具の種類が豊富な欧米のベッドメーカーが販売している商品の取り寄せとなります。使われている羽毛、フェザーの品質によっては、臭いがあったり、フェザーの固い部分があったりする場合があります。商品の品質選びには、注意が必要です。

マットレストッパーの使い方、敷く順番

マットレストッパーは、マットレスの上にのせ、その上から、ベッド用のボックスシーツをかけて使います。汗の多い方や、湿気が気になる方、汗による汚れが気になる方は、薄めのベッドパッドや敷きパッドを併用します。

マットレストッパーを使う場合の、ベッドパッドの必要性に関しては、マットレストッパーのメーカーのアドバイスに準じるようにしましょう。

主だったメーカーのアドバイスは次の通りです。

マットレストッパーを使う際のボックスシーツの選び方

マットレストッパーを使う場合、ボックスシーツのサイズ選びに注意が必要です。

マットレストッパーは、厚みが、4cm から9cm 程度あります。お使いのベッドマットレスの上に、マットレストッパーをのせると、マットレスが厚くなり、標準的なボックスシーツではサイズが合わないことがあるからです。

マットレストッパーの厚みによっては、今まで使っていたボックスシーツが使えない場合があります。使えないとは、ボックスシーツのマチが足りずに、シーツがめくれあがったり、ずれたりしてしまうということです。

仮に、お使いのベッドマットレスが、一般的な25cm程度で、その上に、5cmのマットレストッパーをのせると、合計の厚みが、30cm で、標準的なサイズのボックスシーツでは合いません。

ベッドマットレスとマットレストッパーの厚みが、

厚みに合わせてボックスシーツをお選びになれば、シーツがめくれあがったりずれたりする心配がなく、快適にお休みいただけます。

マットレストッパーのおすすめを選ぶ

この記事でご紹介した、マットレストッパーです。高反発、低反発、などお好みに合わせてお選びください。

1.高反発素材

高反発素材のマットレストッパーは、寝返りがしやすく、硬めの寝心地が特徴です。

2.低反発素材

体の重みに合わせて、ソフトに反発する、低反発素材のマットレストッパーです。柔らかなタイプがお好みの方におすすめです。

3.凹凸ウレタンフォームタイプ

凹凸ウレタンフォームタイプは、点で体を支えるため、血流やリンパの流れを妨げず、体圧が分散され、正しい寝姿勢で体に負担がかからずに、眠ることができるのが特徴です。

 
 
以上、
マットレストッパーについて、どのような方におすすめか、使い方、注意点をお伝えしました。

ベッドマットレスの寝心地に不満のある方は、ご自身のお好みに合わせて、商品を吟味して、お使いになってみるのが良いでしょう。ベッドマットレスの買い替えより、手軽に寝心地を改善していただけます。

睡眠の質って何? あなたの睡眠の質を知る方法

睡眠の質って何? あなたの睡眠の質を知る方法

睡眠の質って何? あなたの睡眠の質を知る方法

「睡眠の質って、そもそも何?」と、思われたことはありませんか? 睡眠の質を高めることが大切、とは、よく言われますが、あまりに言葉が独り歩きしているように感じます。ここでは、睡眠の質とは、と、あなたの睡眠の質を知る方法を、お伝えします。良質な睡眠で、健康であなたらしい人生を謳歌するヒントにしていただければ幸いです。

目次

睡眠の質とは?

睡眠の質、という言葉も、頻繁に耳にすることも多いでしょう。睡眠の質を良くすると、ヒトの体や脳の健康、成長に良い影響を与えることは、ご存じのとおりです。

では、そもそも、睡眠の質とは、どういったことなのでしょう?

睡眠の質とは、

  • 自分の睡眠状態を、自分で振り返り、自己診断した主観的な評価である、

とされています。これは、現在言われている定義です。睡眠は、解明されていない未知の分野が多く、今後、変わることもあることをご承知おきくださいませ。

現状では、睡眠の質は、目覚めた回数や深い睡眠の長さの、絶対的な尺度や定義で、評価しないとしています。例えば、下記のような評価はしないということです。

  • 「夜中に一度も目覚めなかったから、質の良い睡眠ができた」
  • 「ノンレム睡眠の中で、深い睡眠の、余波睡眠の長さが何分以上だった」

もちろん、目覚めの回数や余波睡眠の長さは、睡眠の質を評価する一つとはされます。しかし、絶対的な評価対象と、確定することはないのです。

理由は、

  • 年齢による睡眠パターンの変化があること
  • 性別による睡眠パターンの差があること
  • 睡眠の個人差があること
  • 睡眠は、いまだ解明されていないことが多いこと

 
などがあげられます。

睡眠の質が、主観的に評価される理由

睡眠の質は、睡眠中の脳波などの生理現象を計測できる、睡眠ポリグラフ検査結果の、絶対的な数値を使えばいいのではないか? と、思う方もおられるでしょう。

今後、睡眠研究が進み、睡眠の謎が解明されていくと、睡眠の質を、絶対的な尺度を使って、客観的に評価する時代がくるかもしれません。

ただ、現在では、睡眠は、いまだ解明されていないことが多く、客観的、絶対的な尺度や数値を使って、睡眠の質を測ることはないのです。

睡眠の質を、主観的評価で表す理由として、とても興味深い文章があります。

睡眠の研究者で医学博士の堀忠雄氏の、睡眠の質の評価項目について、述べている文章です。

六五歳以上の高齢者、とくに男性では、余波睡眠がひじょうにわずかになっている。生物学的な熟睡はなかなかむずかしい。しかし、気持ちのいい寝つきと、気持ちのいい目覚めは年齢にかかわりなく、どの人にも体験されることである。やすらかな眠りは、とくに余波睡眠を必項条件にはしない。

(堀 2000: p. 78)

ここでの、余波睡眠とは、ノンレム睡眠の中でも一番深い眠りの状態のことです。

上記は、もし、余波睡眠の長さを、睡眠の質の評価項目にしたならば、生物学的に余波睡眠が少なくなる、高齢者の多くは、質の良い睡眠ができないことになってしまう。しかし、ヒトは、高齢になっても、寝つきの良さや、目覚めの良さを感じるのだから、余波睡眠の長さを、睡眠の質の必項条件にしない、と伝えているのです。

堀氏の文章は、睡眠の質を、主観的評価で表す理由を、とても明確に示してくれています。

睡眠の質は、現状を知り、より良い睡眠の状態にしていくための評価です。年齢や性別に関係なく、睡眠の質を、自分で高められる項目に注視することに、意味があるのでしょう。

睡眠の質を知る目的は、よりよい睡眠で、体と脳の成長や修復し、疲労回復し、健康な人生を送れるようにするためなのですから。

睡眠の質を知る方法 ピッツバーグ睡眠質問票 PSQI

ここからは、睡眠の質の評価で、多く使われている、ピッツバーグ睡眠質問票をご紹介します。

ピッツバーグ睡眠質問票は、過去1カ月の睡眠習慣に関する質問に、自己評価で答え、ご自身の、睡眠の質の評価を伝えてくれます。

質問に答えると、ウェブページで判定結果を示してくれます。

PDFと、ウェブページをご紹介しますので、ぜひ、ご自分の睡眠の質を知るすべとして、お試しになってみてください。

ウェブページ:ピッツバーグ睡眠質問票 

PDF:ピッツバーグ睡眠質問票 日本語版

主観的な睡眠の質と実際の睡眠データの誤差

睡眠のアプリを入れていらっしゃる方も、増えてきているのではないでしょうか。

睡眠のアプリを持ってらっしゃる方は、上の、ピッツバーグ睡眠質問票を、睡眠アプリの結果から答えるのではなく、ご自分の主観で答えてみてください。そして、判定結果を知った後に、ご自身の睡眠アプリのデータと比べてみてください。

おそらく、主観的に答えて得た結果と、実際の睡眠アプリが示すデータでは、誤差があるのではないでしょうか。

この点も、睡眠の謎が解明されていない点かもしれません。

既述の堀氏は、著書「快適睡眠のすすめ」のなかで、主観的な睡眠の質の答えと、実際の睡眠ポリグラフ検査のデータであらわされる数値は、異なる結果になることがあると伝えています。

例えば、高齢の男性と女性の睡眠ポリグラフ検査のデータでは、睡眠中に途中で目覚める回数は、男性の方が多く、余波睡眠の維持時間は、女性のほうが多い結果を示すため、男性の方が、睡眠に問題があるとされます。しかし、主観的な評価を見ると、圧倒的に、女性の方が、不眠を感じているというのです。

このデータと主観的評価結果の誤差は、男女差のみではなく、自分を不眠型と感じているか、安眠型と感じているかの違いでも、見てとれると、堀氏は著書で伝えています。

睡眠に関する、謎の面白い点であり、睡眠の質を高めることは、いつでも可能性があるという、希望を感じる点でもあるのではないでしょうか。

睡眠の質を高めるとは

最後に、睡眠の質を高めるとは、どういうことかを、お伝えします。

ここでも、まず、堀氏の文章を引用することにします。

睡眠の質を問題にすると、寝つきが良く、途中で目が覚めることなく熟睡するタイプの安眠型(グッド・スリーパー)、その反対に、寝つきが悪く、熟睡感のないタイプの不眠型(プア・スリーパー)に分けられる。

中略

不眠型は、(1)寝つくまでにいつも三〇分以上かかり、(2)毎晩一回以上の中途覚醒があり、(3)実際の入眠時間の長さとは関係なく、寝つきが悪い(入眠困難)と思っている、タイプと定義されている。

安眠型は、(1)寝つくのに必要な時間は一〇分以下、(2)一度眠ったら熟睡中に目が覚めることはない、(3)寝つきが悪いと困ったことがない、タイプと定義されている。

(堀 2000: p. 78)

としています。

上記の、不眠型から、安眠型になるように、工夫すると、睡眠の質を高めることができるというわけです。

睡眠の質を高めるには、

  • 寝入りや寝つきをよくし、
  • 途中で目覚めず、熟睡できる

睡眠環境を整える、ということになるでしょう。

睡眠の質を高める、睡眠環境については、下記で詳しくお伝えしています。どうぞご覧くださいませ。

 
 
以上、
睡眠の質とは、についてお伝えしました。睡眠の質を知って、質を高めるヒントにしていただければ幸いです。

脚注

文献
堀忠雄、(2000)『快適睡眠のすすめ』岩波新書.

Doi Y, Minowa M, Uchiyama M, Okawa M, Kim K, Shibui K, Kamei Y. Psychometric
assessment of subjective sleep quality using the Japanese version of the Pittsburgh Sleep
Quality Index (PSQI-J) in psychiatric disordered and control subjects. Psychiatry Res 2000; 97
(2-3):165-172.

土井由利子, 簑輪眞澄, 大川匡子, 内山真: ピッツバーグ睡眠質問票日本語版の作成.
精神科治療学 1998; 13 (6); 755-769.
(*英語による引用:Doi Y, Minowa M, Okawa M, Uchiyama M. Development of the Japanese
version of the Pittsburgh Sleep Quality Index. Japanese Journal of Psychiatry Treatment 1998;
13 (6): 755–763 (in Japanese).)

フローリングに布団を敷いて、快適に眠る方法

フローリングに布団を敷いて、快適に眠る方法

フローリングに布団を敷いて、快適に眠る方法

「フローリングに敷き布団を敷いていたら、敷き布団にカビが発生してしまった」「フローリングに敷き布団、固くて寝心地がよくない」と、お声を頂戴します。和室のない家が多くなり、フローリングに直接敷き布団を敷いて眠る方も増えているようです。ここでは、フローリングに、布団を敷いて、快適に眠る方法をお伝えします。

目次

フローリングに敷き布団を敷いている方のお悩み

フローリングに敷き布団を敷いている方のお悩みは、次の2つが多いようです。

  1. 敷き布団やフローリングのカビや湿気が気になる
  2. フローリングが硬くて、腰が痛くなる

 
フローリングは、畳と異なり、湿気の調湿機能がなく、適度な弾力もありません。寝心地や使い勝手が、畳の上に、敷き布団を敷いて眠る場合と、異なります。

ここからは、フローリングの部屋で、快適に眠るための対処方法を、順にお伝えします。

1.敷き布団やフローリングの、カビや湿気の対策

フローリングに、直接敷き布団を敷いて眠ると、敷き布団の裏や、フローリングの表面に、カビが発生してしまうことがあります。カビが発生しないまでも、フローリングの床が、湿って色が変わったり、表面がよれてきたりといったことがあります。

フローリングに敷き布団で眠る場合の、カビや湿気の対処法は次の通りです。

  1. 必ず、毎日、布団の上げ下ろしをする
  2. 布団用除湿シートを使う
  3. すのこマットを使う
  4. 布団用薄型マットレスを併用する

1.必ず、毎日、布団の上げ下ろしをする

フローリングに敷き布団を敷く場合、必ず、毎日、布団の上げ下ろしをするようにしましょう。布団の敷きっぱなしは、カビやダニの発生につながり、不衛生で、健康的な眠りができません。また、ダニの発生により、ハウスダストの原因にもなり、アレルギーになってしまうこともあります。

必ず、布団を押し入れやクローゼットに収納するか、布団干しラックに掛けるようにしましょう。

2.布団用除湿シートを使う

フローリングに敷き布団を使う方は、布団用除湿シートを必ず使うようにします。敷き布団や、フローリングにカビが発生するのを防ぐことができます。

除湿シートは、少し固さがありますが、布団と一緒に折りたたむこともできます。朝起きたら、布団と一緒にたたんで、押し入れやクローゼットに収納するか、布団干しラックにかけておきます。

布団用除湿シートを、使うと使わないとでは、効果が全く違います。面倒と思うかもしれませんが、シーツと同じ感覚で、布団の必需品として、準備して、お使いになることを、おすすめいたします。

3.すのこマットを使う

ホームセンターや通信販売で、寝具用すのこマットという商品が販売されています。フローリングの湿気対策として、寝具用すのこマットの上に、布団用除湿シートと敷き布団をのせて、使います。

寝具用すのこマットは、普通のすのこと異なり、敷き布団に合わせた大きさで、くるくると丸めるロールタイプ、二つ折りや四つ折りにたためるタイプがあります。折りたためますので、収納や、取り扱いも簡単です。布団干しラックの代わりにもなる商品もあります。

フローリングに敷き布団をお使いになる方の、湿気対策として、あると便利な商品です。素材、折りたたみのスタイル、収納時の大きさなどを吟味して、あなたにピッタリな商品を選ぶことをおすすめします。

4.布団用薄型マットレスを併用する

敷き布団の下に敷く、薄型で硬質の布団用マットレスもおすすめです。バランスマットレス、三つ折りマットレス、折りたたみマットレスなどとも呼ばれています。ムアツふとんや西川エアーなどの、健康マットレスとは異なり、敷き布団と併用して使うタイプの商品です。

布団用薄型マットレスを、敷き布団の下に敷いて、使います。敷き布団の湿気が床にしみこむのを防ぎ、通気性を良くしますので、敷き布団やカビ対策になります。

布団用薄型マットレスは、あくまでも、敷き布団と併用する、サポート寝具です。直接眠ることは、腰の沈み込み、寝姿勢の悪化の原因になりますので、避けるようにしましょう。

布団用薄型マットレスを使う場合も、寝具用除湿シートを使えば、より効果的に、湿気対策をしていただけます。その場合は、薄型マットレスの下に、布団用除湿シートを敷きましょう。

2.フローリングが硬くて、腰が痛くなる方の対策

フローリングは、畳と違って、弾力がありません。フローリングに敷き布団で眠ると、底付き感があり、腰が痛くなる方もいらっしゃるようです。底付き感とは、敷き寝具に弾力性が足りずに、体が沈み込む途中で床の硬い面に接し、体が圧迫感を感じる状態です。

フローリングに敷き布団を敷く場合の、硬さ対策は次の通りです。

  1. 布団用薄型マットレスを併用する
  2. 快眠タイプのマットレスを使う
  3. 極厚タイプの敷き布団を使う

1.布団用薄型マットレスを併用する

フローリングに敷き布団を敷いていて、腰の痛みが気になる方は、お使いの敷き布団の下に、布団用薄型マットレスを併用するようにしましょう。敷き布団を、2枚敷いてもかまいませんが、布団用薄型マットレスを併用する方が、湿気対策に効果があります。

マットレスと敷き布団の併用で、2枚分の上げ下ろしが必要で、面倒ではありますが、フローリングの底付き感を解消し、湿気対策も同時に可能にする、取り入れやすい対処法です。

2.快眠タイプのマットレスを使う

睡眠の質の向上、健康的な眠りで、元気に過ごしたい方は、フローリングに、快眠タイプのマットレスをお使いになることをおすすめします。具体的な商品名では、西川エアーマットレス、エアウィーヴのFUTONシリーズ、テンピュールのフトンシリーズ、ムアツふとん、ムアツスリープスパ、整圧敷き布団などです。

お伝えした商品は、いずれも、快眠マットレス一枚を敷き、その上に直接眠ります。寝姿勢を正しく整え、体に圧迫をかけずに、質の良い睡眠を楽しむことができます。睡眠の質の向上で、健康で元気でいたい方は、快眠マットレスの検討をおすすめいたします。

快眠タイプのマットレスをフローリングに敷く場合も、寝具用除湿シートは、湿気対策として使うようにしましょう。快眠タイプのマットレスは、通気性の良い素材が使われています。眠っている間の汗などの湿気を、マットレス内に閉じ込めません。何も対策をしないと、湿気のほとんどが、床にしみこんでしまいます。フローリングのカビと湿気対策は、必ずするようにしましょう。

3.極厚タイプの敷き布団を使う

快眠タイプのマットレス以外で、一枚でも底つき感の感じない敷き布団をお探しの方は、極厚タイプの敷き布団も、選択肢の一つです。極厚タイプの敷き布団は、厚みが10cm 程度あります。弾力性に優れたウールわたを、幾層にも重ねることで、フローリングの上でも、底つき感を感じることなく眠れる敷き布団です。

マットレスと敷き布団の2枚敷きは、面倒、でも、快眠タイプのマットレスまでは、予算をかけたくない、という方におすすめです。

気をつけたい点もあります。厚みがあり、弾力性がある敷き布団ですので、湿気が布団の中にこもりやすい、という点です。

毎日の布団の上げ下ろしはもちろんのこと、布団を干すか、布団乾燥機を使うなどして、敷き布団内の湿気を発散させることが大切です。布団の中の湿気は、カビやダニの発生の原因になります。湿気対策は万全にしましょう。

極厚タイプの敷き布団も、寝具用除湿シートは、使うようにしましょう。

フローリングに敷き布団を敷く方に、おすすめのアイテム

フローリングに敷き布団で、快適にお休みいただくために、次のアイテム、お選びください。

床や敷き布団のカビ対策に

  • 寝具用除湿シート からっと寝
    フローリングに敷き布団を敷いて眠っている方は、寝具用除湿シートをぜひお使いください。床や敷き布団のカビ防止に役立ちます。

    敷くだけの湿気対策、からっと寝

    敷くだけの湿気対策、からっと寝

  • すのこマット
    敷き布団を敷きっぱなしになりがちな方は、すのこマットを敷きましょう。床と敷き布団に空間を作ることで、通気を抑止、カビ対策になります。

    すのこマット

    すのこマット

  • 布団干しラック
    押し入れやクローゼットにしまえない方、外に布団が干せない方は、布団干しラックを用意しましょう。布団を干す手間も、簡単になります。

    布団干しラック

    布団干しラック

床の底つき感対策に

固い床に、敷き布団を敷くと、底つき感で背中が痛く感じることがあります。そのような方は、次のアイテムを、お使いください。

  • 布団用マットレス
    敷き布団の下に、マットレスを敷くことで、厚みを作り、底つき感を軽減させます。

    布団用マットレス

    布団用マットレス

  • 極厚 5層クッション 敷布団
    底つき感が気になる方は、厚めの敷き布団を敷くのもよいでしょう。柔らかく体を支えます。

    極厚 5層クッション 敷布団

    極厚 5層クッション 敷布団

フローリングで、より快適に、よりぐっすり眠りたい方へ

フローリングで、より快適にお休みになりたい方は、敷き布団を、快眠タイプのマットレスに買い替えましょう。

凹凸タイプマットレス

  • 西川エアー01マットレス:シングル
    軽量で、通気性が良く、快眠タイプ。凹凸タイプなので、体を圧迫せず、正しい寝姿勢でお休みいただけます。質の良い睡眠でお休みになりたい方におすすめです。
西川エアー ハードタイプ(固め)

西川エアー ハードタイプ(固め)

西川 セブンデイズ マットレス(固め・ハード)

西川 セブンデイズ マットレス(固め・ハード)

高反発タイプマットレス

  • エアウィーヴ スマート
    高反発、寝返りを打ちやすく、通気性に優れたマットレス。三つ折りタイプ、1枚で使えるタイプのエアウィーヴです。固めがお好みの方に。
エアウィーヴ スマートZ01 マットレス

エアウィーヴ スマートZ01 マットレス

低反発タイプマットレス

  • 体を柔らかく支える テンピュール プリマフトン
    体の重み、形状に合わせて適度の沈み込むタイプのマットレスです。柔らかな寝心地をお好みの方におすすめです。
テンピュール プリマフトン

テンピュール プリマフトン

 

以上、

フローリングに敷き布団を敷いて、快適に眠るための、湿気対策と底付き感対策をお伝えしました。和室のない家が増えていく中、フローリングに適した敷き布団や、サポート寝具も、新たな商品として販売され始めています。

寝室環境に適した寝具を選んで、健康的で、豊かで、質の良い睡眠をたのしみ、元気な毎日をお過ごしください。

カスタマイズで選べるベッド用寝具セット、販売開始

「ベッドに必要な寝具、何をそろえたらよいですか?」
「ベッドを買うので、必要な寝具をまとめて買いたい」
と、お客さまから、頻繁にお電話やメールを頂戴いたします。今までは、個別に、お電話やメールで、お好みに合わせた必要なベッド用寝具を、まとめてお届けさせていただいておりました。

このたび、ベッドに必要な寝具を、お好みにあわせて、カスタマイズして、ホームページ上で、簡単に、お求めいただけるようになりました。

豊かで健康的な眠りを実現するための寝具を、寝具のプロの目で、選りすぐりましたので、寝具選びに悩んだり、手間をかけたりする、面倒がありません。シーツjpの選んだ寝具でしたら、心地よいベッド生活を、安心して、長く楽しんでいただけます。

新生活のスタートに合わせて、是非、ご利用ください。

カスタマイズで選べるベッド用寝具セット

カスタマイズで選べるベッド用寝具セット

カスタマイズで選べるベッド用寝具セット

最低限必要なベッド用寝具の、ボックスシーツとベッドパッドが、基本セットになっています。そのほかの寝具は、必要に応じて、組み合わせて、お選びいただけます。

また、基本セットの、ボックスシーツとベッドパッドも、より寝心地の良い商品に、ランクアップもしていただけます。

サイズは、シングル、セミダブル、ダブルサイズをご用意。

ベッドがお決まりになりましたら、カスタマイズで選べるベッド用寝具セットを、どうぞお求めください。