Author Archives: 田中 宣子

About 田中 宣子

シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。 専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。 前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。 たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。 ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。

クイーンサイズベッドのマットレス。サイズの注意点

クイーンサイズベッドのマットレス。サイズの注意点

クイーンサイズベッドのマットレス。サイズの注意点

クイーンサイズベッドのマットレス、サイズで注意したい点があります。クイーンサイズのベッドのマットレスは、ベッドメーカーによって、幅の寸法に違いがある点です。幅が異なることで、ボックスシーツやベッドパッドを購入した後、使いづらい、サイズが合わない、といったことが起こってしまいます。ここでは、クイーンサイズベッドをお使いの方が、クイーンサイズのボックスシーツやベッドパッドのサイズ選びで失敗しない方法をお伝えします。

目次

クイーンサイズベッドのマットレス、幅寸法のばらつき

クイーンサイズベッドの、マットレスの幅の寸法は、ベッドメーカーによって、152cmから171cmまで、数種あります。クイーンサイズの名称で、マットレスの幅の実寸が、約20cmも異なるということです。

クイーンサイズベッドのマットレスは メーカーによって幅の寸法が違う

クイーンサイズベッドのマットレスはメーカーによって幅の寸法が違う

ベッドのマットレスには、ベッドパッドをのせ、その上からボックスシーツをかけて使います。

クイーンサイズのマットレスのお使いの方は、当然、クイーンサイズ、のボックスシーツや、ベッドパッドをお探しになることでしょう。クイーンサイズのボックスシーツやベッドパッドの幅は、160cmです。マットレスと異なり、ボックスシーツやベッドパッドのクイーンサイズの幅はほとんどの場合、統一されています。

もし、マットレスの幅が、150cmのクイーンサイズをお使いの方や、170cmのクイーンサイズの方が、クイーンサイズのボックスシーツをお求めになったらどうなるでしょう。10cmも幅が異なるので、ゆるかったり、入らなかったり、といった状態が発生するのです。

そのため、クイーンサイズのベッドに、クイーンサイズのボックスシーツやベッドパッドを購入したのに、サイズが合わない、使いづらい、といったことが起きてしまうのです。

ここで、実例をご覧ください。

下記、主だったベッドマットレスメーカーさまの、クイーンサイズの名称で販売されている、マットレスの幅の寸法です。

マットレスメーカーのクイーンサイズの幅の違い

マットレスメーカー(敬称略)サイズ名:幅の寸法
ドリームベッドクイーン1 幅 150cm
ドリームベッドクイーン2 幅 163cm
サータクイーン1 幅 150cm
サータクイーン2 幅 163cm
シモンズクイーン 幅 152cm
無印良品クイーン 幅 160cm
日本ベッドクイーン 幅 160cm
コアラマットレスクイーン 幅 160cm
ニトリクイーン 幅 170cm
レガリアクイーンロング 幅 170cm
170 x 203
シーリークイーンロング 幅 170cm
170 x 203
プライマリークイーンロング 幅 170cm
170 x 203
フランスベッドクイーン 幅 171cm

(そのほかのメーカーさまの場合、クイーンサイズは160cm幅のマットレスが多いです。)
(2021年2月24日現在のデータ)

ドリームベッド社さまやサータ社さまは、クイーンサイズで、2種類、150cmと163cm、のマットレスを販売しています。サイズ名は、クイーン1,クイーン2,とされてらっしゃいます。

上記から、クイーンサイズのベッドマットレスは、幅の寸法が、メーカーによって、20cmもの違いがある実際をみてとっていただけたことでしょう。

クイーンサイズのベッドパッド、ボックスシーツの失敗しないサイズ選びの方法

前の項目では、クイーンサイズのベッドマットレスの寸法が、150cn~171cmまであることをご紹介しました。

ここでは、お使いのクイーンサイズのマットレスに適したボックスシーツや、ベッドパッドを、どう選べばよいのか、をお伝えします。失敗しないサイズの選び方です。

方法は、次の通りです。

  1. お使いのマットレスの幅の実寸を測る
  2. 測ったマットレスの幅に合わせて、ボックスシーツやベッドパッドのサイズを決める
  3. 丈と、マットレスの厚みも確認する
  4. お使いのマットレスサイズの適したボックスシーツを選ぶ

ひとつずつ、解説していきます。

1.お使いのマットレスの幅の実寸を測る

一番大切なポイントが、

  • お使いのマットレスの幅の実寸を測ること

です。

すでに、マットレスがご自宅にある場合は、マットレスの幅の実寸を測るのが一番的確です。

これから、マットレスがご自宅に届く場合は、お求めになったマットレスの商品説明の、マットレスの幅を、必ず確認しておきましょう。

クイーンサイズのマットレスの幅が、160cmであれば、クイーンサイズ表示のボックスシーツをお求めになられても、幅で失敗することはありません。

もし、幅が160cm以外、150cmや170cmであった場合は、サイズ選びに注意が必要になります。その際の、サイズ選びは、次の項目でご案内します。

2.測ったマットレスの幅に合わせて、ボックスシーツやベッドパッドのサイズを決める

次に、

  • 測ったマットレスの幅に合わせて、ボックスシーツやベッドパッドのサイズを決めます

ボックスシーツ、ベッドパッドのサイズは、下記を確認して決めます。

1.150cm、152cm幅のクイーンサイズのマットレス

  • ボックスシーツ、ベッドパッドのサイズ名称:ワイドダブル

150cm、152cm幅のクイーンサイズのマットレスをお使いの方は、ワイドダブルのボックスシーツ、ベッドパッドを選びます。

ワイドダブルのベッドパッド、ボックスシーツの幅は、150~155cmです。

2.160cm幅のクイーンサイズのマットレス

  • ボックスシーツ、ベッドパッドのサイズ名称:クイーン

160cm幅のクイーンサイズのマットレスをお使いの方は、クイーンサイズのボックスシーツ、ベッドパッドを選びます。

クイーンサイズのベッドパッド、ボックスシーツの幅は、160cmです。

3.170cm幅のクイーンサイズのマットレス

  • ボックスシーツ、ベッドパッドのサイズ名称:ワイドクイーン

170cm幅のクイーンサイズのマットレスをお使いの方は、ワイドクイーンのボックスシーツ、ベッドパッドを選びます。

ワイドクイーン、ワイドクイーンロングのベッドパッド、ボックスシーツの幅は、170cmです。

3.丈と、マットレスの厚みも確認する

クイーンサイズのボックスシーツのサイズを選ぶ際には、幅のほか、丈と、マットレスの厚みも確認するようにします。

最初にお伝えした通り、レガリア、シーリー、プライマリーのクイーンサイズは、丈が、203cmあるからです。

1.丈を確認
最初にお伝えした通り、

レガリア クイーンロング 170x203
シーリー クイーンロング 170x203
プライマリー クイーンロング 170x203

のマットレスは、丈が203cmです。ボックスシーツを選ぶ際は、幅 170 x 丈 205 cm のサイズがぴったりお使いいただけます。

マットレスの丈が、195~200cmであれば、普通の丈のボックスシーツをお求めいただいて構いません。

2.マットレスの厚みを必ず確認

ベッドのマットレスは、厚みが8~39cm程度まで販売されています。標準的なボックスシーツは、マットレスの厚み、25cm程度まで対応しています。

もし、お使いのクイーンサイズのマットレスの厚みが、26cm以上あるようでしたら、厚めマット用のボックスシーツをお求めになる必要があります。

選ぶ基準は次の通りです。

厚みの選び方の詳細は、「ボックスシーツのサイズの選び方、測り方」をご覧ください。

あなたのクイーンサイズのマットレスに適したボックスシーツを選ぶ

下記から、あなたのマットレスに適したボックスシーツを選びましょう。

以上です。

クイーンサイズのマットレスは、幅の寸法が、メーカーによって異なります。ボックスシーツやベッドパッドをお選びになる際は、幅を必ず確認してから選ぶようにしましょう。適したサイズのボックスシーツは、心地よさや、使い勝手が良いものです。

昼間のベッドインテリア 。寝具っぽさをなくすコツ

昼間のベッドインテリア 。寝具っぽさをなくすコツ

昼間のベッドインテリア 。寝具っぽさをなくすコツ

昼間はベッドの印象を変えたい、寝具っぽさをなくしたい、おしゃれにしたい、というお声を頂戴します。ワンルームでベッドとくつろぎスペースが同じ空間にある、書斎にベッドがある、zoomでベッドが映り込んで気になる、といった環境の方からのお声です。ここでは、昼間のベッドの印象を変えるベッドコーディネイトやインテリアをお伝えします。

目次

シングルベッドをお使いの方に。ベッドをソファのように見せる

シングルベッドをお使いの方に、有効な方法です。ベッドを、昼間はソファに見えるようにコーディネイトします。方法は、次の通りです。

ベッドをソファのように見せる方法

  • ベッドは壁際に設置する
  • 掛布団は、できれば、壁際の端に沿って、縦に折りたたんでおく
  • マルチカバーやベッドカバーで、マットレスを覆う、または、隠す
  • クッションや枕を、ベッドの上に、壁際に沿って並べる
    (本来、枕を置く位置に置くのではなく、ベッドの丈に沿って並べる)

具体的には、下の写真のようなスタイルにします。

昼間、ベッドをソファのように見せる方法

昼間、ベッドをソファのように見せる方法

枕やクッションは、大きさと個数をバランスよくそろえましょう。

大き目のクッションが手に入りにくい場合は、座布団サイズの中芯に、おしゃれな座布団カバーをかけるのもおすすめです。座布団カバーは、大き目サイズ 50x50cmのクッションカバーより、手に入りやすく、種類も豊富です。

座布団サイズの中芯は、中わたに、ポリエステル、または、フェザー(羽根)が使われているタイプがおすすめです。置いたときに、ふんわりとボリューム感が出て、クッションのようにお使いいただけます。

ベッドをソファのようにコーディネイトした事例を、あと二つご紹介します。どうぞご参考になさってください。

ベッドをソファのように見せるコツ

ベッドをソファのように見せるコツ

ベッドをソファのようにコーディネイト

ベッドをソファのようにコーディネイト

掛布団の置き場所について

「ソファのように見せても、実際には、座らない。」という方は、掛布団は折りたたまずベッドの上にのせたままでもいいでしょう。掛布団の上から、マルチカバーやベッドカバーですっぽり覆ってしまいましょう。

ここで、注意点を一つお伝えさせてください。

「掛布団の上に座ってもいいのでは?」と思われる方もおられるでしょう。

掛布団が、羽毛布団の場合は、掛布団の上に座らないようにしてください。

羽毛布団は、中の羽毛がとても繊細です。羽毛の毛羽は、壊れやすく、壊れてしまうと、羽毛布団の保温性が損なわれてしまいます。羽毛布団の温かさは、羽毛の毛羽がふくらみ、布団の中に暖かなく空気を含ませることで、実現されています。

羽毛布団の上に座ってしまうと、タンポポの綿毛のように繊細な、羽毛の毛羽は壊れてしまうのです。結果、羽毛布団の保温性がなくなり、掛けても寒い、という状態になってしまいます。羽毛布団をお使いの方は、壁際に縦に折りたたんで、クッションの後ろに置くようにしましょう。

ベッドコーディネイトを部屋の色と統一する

次は、シングルサイズ以外の、大きいサイズのベッドをお使いの方や、クッションを毎朝毎晩、移動させるのが面倒、という方におすすめの方法をお伝えします。

コツは、

  • ベッドの色、ベッドの掛布団カバー、ピロケース、ベッドカバーの色、を、お部屋の壁、床、そのほかの家具の色と統一する
  • クッションを枕の前に置き、枕を隠す

ことです。色をそろえることで、ベッドが目立たず、寝具っぽさが気にならなくなります。

下の画像をご覧ください。すっきりとまとまって、ベッドの寝具感が薄まっている印象になっていませんか?

ベッドコーディネイトを部屋の色と統一して見せても大丈夫なベッドインテリアにする

ベッドコーディネイトを部屋の色と統一して見せても大丈夫なベッドインテリアにする

床がナチュラル系の色で、壁が白、という場合は、家具とベッド、ベッドリネン(掛布団カバーやピロケース、ベッドカバーなどのカバー類)を、床と同じナチュラル系か、壁と同じ白の、どちらかでそろえます。

カーテンの、色もそろえると、一層効果的です。

掛布団カバーの上には、ベッドカバーマルチカバー、ベッドスローをかぶせるようにすることをおすすめします。掛布団を隠すことで、寝具っぽさが薄れます。

クッションを枕の前に置き、枕を隠すことも、同じ理由です。

掛布団カバーやピロケースを、濃い色でそろえる

次は、ベッドカバーやクッションを置くと、朝晩のベッドメイキングの手間が増えるので、置きたくない、という方におすすめの方法です。

掛布団カバーとピロケースの色を、濃い色にそろえてみましょう。たとえば、ダークグリーンや、ネイビーなどです。

掛布団カバーやピロケースの色に濃い色を使い布団っぽさを薄める

掛布団カバーやピロケースの色に濃い色を使い布団っぽさを薄める

よれっとしてしまう安価な素材より、ハリや光沢のある上質な素材のカバーを選ぶと、布団っぽいイメージが薄れます。目に優しく穏やかな気持ちになる、淡いピンクや淡い水色は、昔から寝具によく使われる色です。寝具っぽさをなくしたい場合は、安眠効果とは逆の色を選ぶイメージです。色による、安眠効果は、この場合は、期待することをあきらめることになります。

ベッドカバー、フットスロー、クッションを活用

最後は、ベッドならではのコーディネイトをあえてする方法です。ベッドカバーをしっかりかけ、クッションを活用し、しっかりと、ベッドメイキングをするスタイルです。

ベッドカバー、フットスロー、クッションを活用

ベッドカバー、フットスロー、クッションを活用

ベッドの本来の、インテリアを楽しむイメージです。毎朝、ベッドメイキングと、インテリアを楽しみたい方に、おすすめの方法です。いくつかイメージを画像でお伝えします。

フルベッドメイキングでベッドならではのコーディネイトを見せる

フルベッドメイキングでベッドならではのコーディネイトを見せる

フルベッドメイキングでベッドならではのコーディネイトで楽しむ

フルベッドメイキングでベッドならではのコーディネイトで楽しむ

あなたのお部屋の色や、インテリアイメージに合わせて、ベッドカバー、クッション、などを選び、ベッドならではのコーディネイトを工夫してみて下さい。

 

以上です。

ベッドが人目に触れることを気にならないような、昼間のベッドコーディネイト、ご参考になりますれば幸いです。

寝室インテリア、ベッドコーディネイトを、インスタグラムでもお伝えしています。ご関心のある方は、ぜひ、フォローしてみてください。あなたのくつろぎのスペースづくりにお役立ていただけると思います。インスタグラム:シーツjp 

年末年始の休業のご案内

毎度ご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら12月29日から1月7日まで、年末年始の休暇を頂戴いたします。

インターネットショップでのご注文は、24時間お受けしておりますが、メールでのご返信、お品のご発送などは、1月8日以降、随時いたします。ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

12月28日までのご注文は、在庫のある商品につきましては、即日ご発送いたします。在庫状況により、お届けが、年明けになってしまうこともございます。ご迷惑をおかけいたしますこと誠に申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。

ベッドルームベンチとは? 使い方と選び方

ベッドルームベンチとは? 使い方と選び方

ベッドルームベンチとは? 使い方と選び方

「ベッドルームベンチは、どのようなものですか? 必要ですか?」とお問い合わせを頂戴します。ここでは、ベッドルームベンチとはなにか、どんな使い方をするか、と、サイズ

目次

ベッドルームベンチって何? ベッドルームベンチとは

ベッドルームベンチとは、ベッドの足元側の前に置く、横長の背もたれのない椅子タイプの寝室用家具のことです。横長で低めの収納家具タイプのものもあります。寝室のインテリア性と機能性の、両方を高めてくれる、寝室に用意すると便利な家具です。

ベッドルームベンチとは

ベッドルームベンチとは

 

ベッドルームベンチは、ベッドベンチ、ベッドスツール、ベッドエンドベンチ、ベッドエンドスツールなどとも呼ばれています。

ベッドルームベンチは、下記のようなタイプがあります。

  • 座面にクッションのある、背もたれのないソファタイプ
  • クッションのない木製のベンチタイプ
  • 座面の下に収納のできるタイプ
  • ベンチの両サイドに高さをもたせたデザイン性のあるタイプ
  • 幅の狭いタイプを2つ並べて使うタイプ、など

ベッドルームベンチの使い方

ここからは、ベッドルームベンチの用途、便利な使い方をお伝えします。

ベッドルームベンチは、毎日の寝室での、ちょっとした動きや、くつろぐ時間、収納にとても便利にお使いいただけます。具体的には、次のとおりです。

  • ゆったりと過ごすための椅子として使う
  • 朝の着替えを楽にする椅子として使う
  • 掛け布団が足元側に落ちてしまうのを防ぐ
  • 寝るときに使わないクッション、飾り用枕の置き場所
  • 洗い替えのベッドリネン、パジャマ類など、寝具の置き場所、など

ベッドルームベンチがあることで、ベッドの足元側に座ったりすることなく、スマートに行動していただけます。ベッドの上に座ってしまうと、せっかく整えたベッドメイキングが崩れて、またやり直さなくてはいけなかったりします。そのような手間も防いでいただけます。あると便利で、寝室のインテリアにアクセントになるように、お使いになってみてください。

ベッドルームベンチのサイズ選び方

ここからは、ベッドルームベンチのサイズの選び方をお伝えします。幅、高さ、奥行きの選び方は、次のとおりです。

幅の選び方

幅:お使いのベッドの幅の80~90%程度の幅のベンチを選びます。

例えば、ダブルサイズのベッドの場合、ダブルベッドの幅 140cm x 80~90% = 112~126cm 程度の幅で、気に入ったタイプのベンチを選びます。

高さの選び方

高さ:ベッドより低いベンチを選びます。

ベッドの高さは、ベッドによって異なります。お使いのベッドの、床からマットレスの上までの高さを測ります。その高さよりも低いベンチを選ぶようにしましょう。使い勝手が良い理由もありますが、インテリア的にも、すっきりとおしゃれにまとまります。

奥行きの選び方

奥行き:奥行きは、40~50cm前後が良いでしょう。

注意点は、ベッドルームベンチを置いても、歩くスペースが十分確保できることです。寝室のベッドの足元側のスペースは、50~55cmは、必要です。寝室のスペースに合わせて、お選びになってみてください。

ベッドルームベンチのタイプの選び方

ベッドルームベンチのタイプを選ぶには、最初に、収納タイプか、収納のないタイプでいいかを決めます。次に、あなたの寝室のインテリアに合わせて、お好きなデザインを選んでいきます。

収納のあるタイプのベッドルームベンチは、座面の下が、収納できるようになっています。

収納のあるボックスタイプのベッドルームベンチ

収納のあるボックスタイプのベッドルームベンチ

収納のないタイプは、

  • 座面にクッションのある、背もたれのないソファタイプ
  • クッションのない木製のベンチタイプ
  • ベンチの両サイドに高さをもたせたデザイン性のあるタイプ、など

があります。

ナチュラルテイストや、カジュアルな雰囲気の寝室インテリアには、明るい色の木製タイプが取り入れやすいです。

ナチュラルなインテリアには木製タイプ

ナチュラルなインテリアには木製タイプ

 

モダンなインテリア、モノトーンのインテリアには、スチールが使われているタイプ、黒のレザータイプも良いかもしれません。

モダンなインテリアには、スチールやレザータイプなど

モダンなインテリアには、スチールやレザータイプなど

 

少しクラシックのインテリア、ファブリック使いにこだわったインテリアの寝室には、座面日クッションの入った、少しデザインのあるタイプを選ぶのも良いでしょう。

クラシックなインテリアには、クッションの入ったタイプなど

クラシックなインテリアには、クッションの入ったタイプなど

 

あなたの望む寝室インテリアのアクセントになるように、ベッドルームベンチを選ぶのも楽しいでしょう。

以上、
ベッドルームベンチとは、どんなものか、使い方、選び方をお伝えしました。寝室スペースにゆとりがあり、くつろげる寝室インテリアを楽しみたい方、ベッドルームベンチ、一つ選んでみてはいかがでしょう。

パッド一体型ボックスシーツとは? 適した使い方

パッド一体型ボックスシーツとは? 適した使い方

パッド一体型ボックスシーツとは? 適した使い方

パッド一体型ボックスシーツは、どのように使うのですか? とお問い合わせを頂戴します。ベッドパッドやボックスシーツとの併用が必要なのか、と、迷われることがあるようです。ここでは、パッド一体型ボックスシーツとは?、と、適した使い方をお伝えします。

目次

パッド一体型ボックスシーツとは

パッド一体型ボックスシーツとは、ボックスシーツの寝る部分、(ベッドの表面部分)に、薄くわたが入り、キルティングされ、パッド状になった、ベッドのマットレスにかぶせて使うシーツのことです。敷きパッドとボックスシーツが一体になったスタイル、をイメージしていただけるとよいでしょう。
 

パッド一体型ボックスシーツとは?

パッド一体型ボックスシーツとは?

 
パッド一体型ボックスシーツの使い方は、その上に、直接寝て使います。シーツを重ねて敷く必要はありません。

用途は、敷きパッドと同様です。暖かさを補ったり、汗の吸収を高めたりする目的で使います。

実際に販売されている商品は、冬用の暖かさを補うためのパッド一体型シーツが多くあります。あったかタイプの、ボア、パイル、マイクロファイバー、フリースなどの素材が使われています。

パッド一体型ボックスシーツは、敷きパッドとボックスシーツが一体になった寝具、と考えていただけるとよいでしょう。

ベッドパッドとボックスシーツが一体になっている、と思われがちですが、異なります。ベッドパッドは、敷きパッドと異なり、パッドの上には、必ずシーツを敷いて使うからです。敷きパッドは、シーツを敷かずにその上で寝ます。その点で、ベッドパッドとボックスシーツが一体になった、とは異なるわけです。

パッド一体型ボックスシーツの適した使い方

ここからは、パッド一体型ボックスシーツの適した使い方をお伝えします。

パッド一体型ボックスシーツは、敷きパッドとボックスシーツが一体になった寝具です。敷きパッドを使う用途と同じ目的で使います。

冬の寒さ対策として、暖かさを補ったり、夏の暑さ対策として、冷感や汗の吸湿を高めたりしたい方が使います。

パッド一体型ボックスシーツの敷き方

敷き方は、次の通りです。

  1. ベッドのマットレス
  2. その上に、ベッドパッド
  3. その上から、パッド一体型ボックスシーツでくるみます

 

パッド一体型ボックスシーツの適した使い方

パッド一体型ボックスシーツの適した使い方

 

パッド一体型シーツのメリットとデメリット

ここからは、メリットとデメリットをお伝えします。ご自身の目的、快適な眠り方に適しているか、の判断材料になさってみてください。

パッド一体型ボックスシーツのメリット

パッド一体型ボックスシーツのメリットは、次のとおりです。

  • 敷きパッドとシーツが一体なので、2つの寝具を使わずに済むので、手間が省ける。
  • 敷きパッドとシーツが一体なので、横から見た時、スッキリときれいに見える。通常、敷きパッドを使うと、シーツの上に乗せるので、ゴムがみえたり、重ねた部分がみえたりして、見た目が良くないことが多い。

パッド一体型ボックスシーツのデメリット

パッド一体型ボックスシーツのデメリットは、洗濯がしにくいことになります。具体的には、次のとおりです。

  • 中にわたが入ったパッドタイプですので、洗濯後の、乾きに時間がかかる。
  • 敷きパッドより、容量が大きくなり、サイズ、洗濯機の容量によっては、家庭で洗濯が困難な場合がある。

パッド一体型シーツの利点は、手間が省け、見た目がすっきりすること。問題点は、洗濯時の負担、ということになります。お選びになる際は、その点を、考慮するとよいでしょう。

次の項目では、パッド一体型ボックスシーツの敷き方の疑問にお答えします。

「ベッドパッドと併用する必要はありますか?」

Q:「ベッドパッドと併用する必要はありますか?」

A: はい。パッド一体型ボックスシーツは、敷きパッドとボックスシーツが一体になった寝具です。その下に、ベッドパッドをお敷きになってお使いになることをおすすめいたします。

敷きパッドは、寒さ対策、暑さ対策、汗対策、といった季節の変化に応じて、心地よく眠るために使われます。

一方、ベッドパッドを使う目的は、ベッドのマットレスの汚れを防止し長持ちさせること、コイルによる寝心地の悪さの改善です。

敷きパッドは、寝心地を改善し、ベッドのマットレスを長持ちする用途ではありません。厚みも、ベッドパッドより薄手の商品がほとんどです。

どうぞ、ベッドパッドを敷き、その上に、パッド一体型ボックスシーツをお使いくださいませ。

ベッドパッドと敷きパッドの違い

パッド一体型ボックスシーツの適した使い方

パッド一体型ボックスシーツの適した使い方

「ボックスシーツと併用する必要はありますか?」

Q:「ボックスシーツと併用する必要はありますか?」

A: いいえ、パッド一体型ボックスシーツを使った場合は、別途、ボックスシーツを敷く必要はありません。

パッド一体型ボックスシーツの上に、直接お休みくださいませ。

パッド一体型ボックスシーツを使ってみる

パッド一体型ボックスシーツのメリット、デメリットを知ったうえで、お使いになりたい方もいらっしゃるでしょう。

下記、寝る面の素材別のパッド一体型ボックスシーツです。お好みに合わせて、お使いになってみてください。

表面(寝る面)がタオル地のパッド一体型ボックスシーツ

あったかタイプ。表面(寝る面)がフランネルのパッド一体型ボックスシーツ

以上、
パッド一体型ボックスシーツとは? と、その使い方をお伝えしました。パッド一体型ボックスシーツは、寒い季節に特に喜ばれている商品です。寝具のお手入れの手間を少なくし、快適にお休みいただけますれば幸いです。

Instagramで寝室インテリアご紹介しています

いつもご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
シーツjp店長、睡眠健康指導士の田中宣子です。

心地よい眠りを楽しんでいただける、寝室のインテリアをInstagramで、ご紹介しています。

質の良い睡眠には、心地よく、リラックスできる空間で生まれます。

インテリアがお好きな方も、あまり気にとめたことのないという方も、お気軽に、シーツjpのInstagram、覗いてみてください。

気に入っていただけましたら、フォロー、いいね、コメントも、Instagramにいただけましたら嬉しいです。

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今後共どうぞよろしくお願いいたします。

今夜もぐっすりとお休みいただけますように。

シーツjp
田中宣子

ベッドのマットレス、床に直接置いて大丈夫? 問題と解決法

ベッドのマットレス、床に直接置いて使っても良いですか?

ベッドのマットレス、床に直接置いて使っても良いですか?

ベッドのマットレスを、直接、床に置いて使いたい、というお声を頂戴します。すぐに横になれるベッドの手軽さと、低い家具で部屋を広く見せたい、というご希望をかなえる目的のようです。ここでは、ベッドのマットレスを、床に直接置いて使うと、どんな問題が生じるか、と、目的をかなえたい方への対処法を伝えします。

目次

ベッドのマットレス、床に直接置いて使っても良いですか?

「ベッドのマットレス、床に直接置いて使っても良いですか?」

結論から申しますと、ベッドのマットレスを、直接床に置いてお使いになることは、おすすめしません。

理由は、ベッドのマットレスを置いた場所の、床や畳が、湿気によって、傷んでしまうからです。傷まないまでも、カビが生じたり、湿気によって、ダニなどが発生しやすくなったりするからです。

床が、木製のフローリングであれば、湿気によって、木が傷み、床の強度が弱くなってしまいます。強度が弱くなると、歩いたときに床がきしんでしまう、その部分の板がめくれあがる、などということが生じます。

床が傷んでしまうと、傷んだ部分だけではなく、お部屋全体の床を、取り替えなくてはいけなくなってしまいます。大変な経費がかかることは、ご想像いただけるでしょう。

上記が、ベッドのマットレスを直接床に置いてお使いになることをおすすめしない理由です。

ベッドのマットレスの下の床が湿気で傷む理由

ここで、マットレスの下が、湿気で傷んでしまう理由をお伝えします。

理由は、ベッドのマットレスの構造、特性によります。

コイルの入った、ベッドのマットレス

コイルの入った、ベッドのマットレス

 

ベッドのマットレス、特に、中にコイルの入っているマットレスは、湿気をマットレスの中に閉じ込めない構造になっています。ベッドのマットレスは、布団と異なり、干さずに、置いたままで使う前提で作られているからです。

就寝中の汗などの湿気は、ベッドのマットレスの中にこもらない代わりに、マットレスの側面や底部に流れていきます。底部に流れた湿気は、ベッドのマットレスと床が接触しているため、マットレスの側生地と床に吸湿されます。

マットレスの側生地と床に吸湿されている湿気は、ベッドのマットレスと床が接触しているため、放湿されません。床やマットレスの側生地は、湿ったままになり、乾燥されることがありません。結果、床を傷めたり、カビの原因になったり、ダニの発生の原因になったりするのです。

「でも、ベッドの本体は、どうしても使いたくない。」

という方もおられるかもしれません。

次の項目で、ベッド本体(木枠)を使わずに、ベッドのマットレスを使うための解決策をお伝えします。

ベッド本体(木枠)を使わずに、ベッドのマットレスだけを使うための解決方法

ベッドの本体、とは、下の画像のようなベッドマットレスを置く木枠のことです。

ベッド本体(木枠)

ベッド本体(木枠)

 

どうしても、ベッドの本体(木枠)を使いたくない、マットレスを床に置きたい、という方のための解決策です。

ベッドのマットレスを、床の上に直接ではなく、すのこや、寝具用すのこマットの上に置いて使います。

具体的な方法です。

  1. ベッドのマットレスを配置したい位置に、すのこや、寝具用すのこマットを敷きます。
  2. 寝具用すのこマットの上に、からっと寝などの布団用除湿シートを敷きます。
  3. その上に、ベッドのマットレスをのせます。
  4. すのこマットと、寝具用除湿シートで、床を湿気による傷みやカビから守ります。
すのこマットの上にマットレスをのせる

すのこマットの上にマットレスをのせる

 

すのこマットを敷くことで、ベッドのマットレスと床が密着しなくなります。湿気の通気空間ができ、床やマットレスの側生地が、湿気を吸湿するのを防ぐ、ということになるのです。

どうしても、ベッド本体(木枠)を使いたくない、床にマットレスを置きたい、という方は、上記の方法で対処するようにしましょう。

ご留意いただきたいこと

ベッドのマットレスは、本来、ベッド本体(木枠)の上にのせて使う仕様で作られています。床に置いて使う仕様ではありません。

ここでお伝えした対処法、すのこマットや寝具用除湿シートを使っても、床の傷みを完璧に予防することはできません。すのこマットで作られる、床とマットレスの通気の空間は、数センチでしかないからです。

ベッドのマットレスを、ベッド本体無しでお使いになることは、床を傷める、カビが発生する、可能性があることは、承知しておいてくださいませ。

木枠を使わない場合のお役立ちアイテム

どうしても、ベッドの木枠をお使いになりたい方へ。

ベッドマットレスサイズのすのこ

マットレスをちょい苦節床に置かないための、ベッドマットレスサイズのすのこです。ロールタイプや折り畳みタイプなどもございます。お使いやすいお品をお選びになってみてください。

床のカビの発生を防ぐ寝具用除湿シート

ベッドの木枠をお使いにならない場合、すのこマットの下に、寝具用湿気とりシートを併用ください。フローリング、畳、ベッドの床板のカビ防止になります。

 
 

以上です。

ご自身の好みの寝室インテリアを楽しみ、家を傷めることなく、心地よい眠りを楽しみ、元気な毎日を送っていただけますこと願っております。

掛け布団のベッドから落下防止カバーの簡単な作り方。リメイク法

布団がベッドから落ちる? 布団落ち防止カバーの簡単な作り方

布団がベッドから落ちる? 布団落ち防止カバーの簡単な作り方

「掛け布団がベッドから落ちてしまいます。布団が落ちない掛けカバーはありますか?」と、お問い合わせを頂戴します。以前は、ズレ落ち防止機能のある、フットクロス付きの掛け布団カバーが製造販売されていましたが、現在は販売されていません。ここでは、お手持ちの掛け布団カバーを、布団が落ちないように、簡単にリメイク、加工する方法をお伝えします。布団がベッドから落ちてお困りに方、お役立てください。

目次

  1. ズレ落ち防止に加工したい掛け布団カバーを準備する
  2. 布団ズレ落ち防止用の布を準備する
  3. 布団ズレ落ち防止用の布の縫製
  4. 布団ズレ落ち防止用の布を掛け布団カバーに縫い付ける位置を確認
  5. 布団ズレ落ち防止用の布を掛け布団カバーに縫い付ける
  6. 布団がベッドから落ちないフットクロス付き掛け布団カバーが完成

必要なもの

お手持ちの掛け布団カバーを、布団がベッドから落ちないように、改良するために必要なものは次の通りです。

  1. お手持ちの、掛け布団カバー
  2. 55x66cm 程度以上の布
  3. ミシン
  4. 縫い糸
  5. ハサミ
  6. マチ針

掛け布団カバーを布団が落ちないように加工、リメイクする工程

ここからは、お手持ちの掛け布団カバーを、ベッドから落ちないように加工する方法をお伝えします。1から6までの工程で仕上げていただけます。

仕上がりのイメージを、先にお伝えしておきます。

ズレ落ち防止用布を、掛け布団カバーに縫い付けることで、布団がベッドから落ちないようにします。

ズレ落ち防止用布をかけ布団カバーに縫い付けることで、布団がベッドから落ちないようにします

ズレ落ち防止用布をかけ布団カバーに縫い付けることで、布団がベッドから落ちないようにします

 
ズレ落ち防止用布をかけ布団カバーに縫い付けることで、布団がベッドから落ちないようにします

ズレ落ち防止用布をかけ布団カバーに縫い付けることで、布団がベッドから落ちないようにします

1.ズレ落ち防止に加工したい掛け布団カバーを準備する

まず、掛け布団がベッドから落ちて困っている方の、掛け布団カバーを準備します。お子さまがお困りでしたら、お子さまの使っている、ジュニアサイズやベビーサイズの掛け布団カバーを準備します。

2.布団ズレ落ち防止用の布を準備する

次に、布団が落ちないようにするための、フットクロス(布団ズレ落ち防止機能の布)に使う布を準備します。

要尺をお伝えします。

布団ズレ落ち防止用の布を準備

布団ズレ落ち防止用の布を準備

 

布団がベッドから落ちないようにするために取り付ける布(フットクロス)に、最低必要な大きさは次のとおりです。

  • 巾 = 掛け布団カバーの巾の1/3(3分の1) + 縫いしろ 6cm
  • 長さ = 60cm程度+ 縫いしろ 6cm

例えば、掛け布団のサイズが、シングルサイズでしたら、

  • 巾 = 50 + 6 = 56cm (掛け布団カバーの巾 150cm の1/3(3分の1) + 縫いしろ 6cm)
  • 長さ = 60 + 6 = 66cm(60cm程度+ 縫いしろ 6cm)

の布を用意しましょう。

長さは、多少、前後しても構いません。お手持ちの布に、近いサイズがあれば、数センチ小さくてもかまいません。活用なさってください。

布団が落ちないように、特にしっかり固定したい方

布団のズレ落ちが激しい方は、ズレ落ち防止の布の幅を広くします。

  • 巾 = ベッドのマットレスの巾 - 20cm + 縫いしろ 6cm
  • 長さ = 60cm程度+ 縫いしろ 6cm

例えば、シングルベッドをお使いでしたら、

  • 巾 = 80 + 6 = 86cm (シングルベッドの巾 100-20 cm + 縫いしろ 6cm)
  • 長さ = 60 + 6 = 66cm(60cm程度+ 縫いしろ 6cm)

の布を準備します。

ベッドマットレスの厚みが20cm以上ある方

お使いのベッドのマットレスの厚みが、20cm 以上ある場合は、ズレ落ち防止の布の長さを長くします。

  • 巾 = 掛け布団カバーの巾の1/3(3分の1) + 縫いしろ 6cm
  • 長さ = 60cm程度 + (ベッドのマットレスの厚み - 20cm) + 縫いしろ 6cm

例えば、30cmの厚みのベッドマットレスをお使いでしたら、

  • 巾 = 掛け布団カバーの巾の1/3(3分の1) + 縫いしろ 6cm
  • 長さ = 60cm程度 + (30 - 20cm) + 縫いしろ 6cm = 76cm

の布を準備します。

薄型マットレスをお使いの方

お使いのベッドのマットレスの厚みが、10cm以下の薄型マットレスをお使いの方は、ズレ落ち防止の布の長さを短くしてもかまいません。

必要に応じて、長さを短くすると、取り扱いも楽になります。

  • 巾 = 掛け布団カバーの巾の1/3(3分の1) + 縫いしろ 6cm
  • 長さ = 60cm程度 - (20cm - 薄型マットレスの厚み) + 縫いしろ 6cm

例えば、10cmの厚みのベッドマットレスをお使いでしたら、

  • 巾 = 掛け布団カバーの巾の1/3(3分の1) + 縫いしろ 6cm
  • 長さ = 60cm程度 - (20cm - 10cm) + 縫いしろ 6cm =56cm

という計算をします。もちろん、短くしなくても構いません。

3.布団ズレ落ち防止用の布の縫製

次に、ズレ落ち防止用の布(フットクロス)を縫製します。

布の両サイドを、約1.5cm の三つ折りで縫います。

布の両サイドを、約1.5cm の三つ折りで縫います

布の両サイドを、約1.5cm の三つ折りで縫います

次に、布の下の部分の一辺を、約1.5cmの三つ折りで縫います。

布の下の部分の一辺を、約1.5cmの三つ折りで縫います

布の下の部分の一辺を、約1.5cmの三つ折りで縫います

 

布の上の辺は、カバーに取り付けますので、三つ折りはしないで大丈夫です。

4.布団ズレ落ち防止用の布を掛け布団カバーに縫い付ける位置を確認

次に、ズレ落ち防止用の布(フットクロス)を、掛け布団カバーに縫い付ける位置を確認します。仮止めをしましょう。

縫い付ける場所は、掛け布団カバーの内側の面、カバーの裾から、20cm程度の位置です。

布団ズレ落ち防止用の布を掛け布団カバーに縫い付ける位置

布団ズレ落ち防止用の布を掛け布団カバーに縫い付ける位置

 

掛け布団カバーの内側の巾の中心と、ズレ防止用の布の巾の中心をあわせて、左右対称になるようにしましょう。

注意点:布を縫い付ける際、掛け布団カバーの内側の面(片面)の布だけに縫い付けるようにします。くれぐれも、表面も一緒に縫ってしまわないように注意しましょう。

5.布団ズレ落ち防止用の布を掛け布団カバーに縫い付ける

ズレ落ち防止用の布(フットクロス)は、強度を持たせるために、3度、ミシンで縫いします。

1.仮止めをした位置に、ミシンで縫い付けます。

布団ズレ落ち防止用の布を掛け布団カバーに縫い付ける

布団ズレ落ち防止用の布を掛け布団カバーに縫い付ける

 

2.縫い付けたズレ落ち防止用の布を、折り返します。

縫い付けたズレ落ち防止用の布を、折り返します

縫い付けたズレ落ち防止用の布を、折り返します

 

3.1で縫い付けた布の上端、切り口が隠れるような位置を目安に、ズレ落ち防止用布を、カバーの内側面に、ミシンで縫い付けます。

切り口が隠れるような位置を目安に縫い付け

切り口が隠れるような位置を目安に縫い付け

 

4.ズレ落ち防止布が、カバーから取れてしまわないように、もう一本、ミシンで縫い付けます。縫い付ける位置は、画像の2の場所です。合計、3回、縫い付けられたことになります。

強度を高めるために更に縫い付け

強度を高めるために更に縫い付け

 

注意:縫い付ける際、くれぐれも、掛け布団カバーの表面の布を、一緒に縫ってしまわないように注意しましょう。

6.布団がベッドから落ちないフットクロス付き掛け布団カバーが完成・使い方

布団ズレ落ち防止用布(フットクロス)を取り付けた、掛け布団カバーが完成です。

布団ズレ落ち防止用布(フットクロス)を取り付けた、掛け布団カバーが完成

布団ズレ落ち防止用布(フットクロス)を取り付けた、掛け布団カバーが完成

 

フットクロス付きの掛け布団カバーの使い方です。

フットクロス付きカバーの使い方

フットクロス付きカバーの使い方

 
掛け布団カバーの内側に縫い付けた布を、ベッドのマットレスの下に入れ込みます。縫い付け位置が、ベッドマットレスの端になる位置まで、入れ込んでしまうと、自由が効きません。すこしゆるみをもたせて、布をマットレスの下に入れ込むようにしましょう。

掛け布団が、ベッドから落ちてしまう、という方は、寝ているときのよく動いたり、掛け布団を引っ張ったり、抱え込んだりする場合が多いです。フットクロスをマットレスの下に入れ込む際に、びっしりと入れ込んでしまうと、布団の動きに自由がなくなり、寝にくくなります。

フットクロスは、少しゆるめに、入れ込んで使うことをおすすめします。

以上、布団がベッドから落ちない掛け布団カバーの、作り方をお伝えしました。

布団がベッドから落ちて困っている方、困っているお子さんをお持ちの方、布をカバーに縫い付けるだけの、簡単な作業で、できてしまいます。お試しになってみてください。
 
 
よろしければ、羽毛布団の掛心地をアップする、スーピマ超長綿掛けふとんカバーもどうぞご覧ください。

羽毛布団に最適、掛け布団カバー

羽毛布団に最適、掛け布団カバー


(イラスト提供:Aya)

東京都西東京市 Y.M.様より

先程、シーツ間違いなく受け取りました。
シーツのたたみ方等、温かいお心遣いに、感激しております。
時節がら、ネットでのお買い物がとても増えているのですが、今まで利用した中で一番、ホスピタリティを感じました。
洗い替え等、また是非利用させていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。

この大変な時期が続いておりますが、
どうか健康にお過ごし下さいませ。

 


お求めいただきましたお品:
マチ40cm スーピマ超長綿サテン織りボックスシーツ

寝室の冷房温度の好みが合わない!寝具でできる夏の冷えすぎ対策

寝室の冷房温度の好みが合わない!寝具でできる夏の冷えすぎ対策

寝室の冷房温度の好みが合わない!寝具でできる夏の冷えすぎ対策

冷房による冷えを我慢しながら眠っている、というお声を頂戴します。ご夫婦やご家族で寝室を共有し、冷房の設定温度の好みの違いで、睡眠が妨げられてしまう、というお悩みです。ここでは、寝具でできる、冷房による冷え過ぎ対策をお伝えします。

目次

冷房による冷えすぎ対策で使いたい寝具

夏の冷房冷えすぎ問題は、冬用のあったか寝具では解決しません。冬用のあったか寝具は、暑すぎてしまうからです。

夏の冷房、冷え過ぎ対策には、暑すぎず、夜中の冷房の冷えすぎからは体を守る、といった寝具がおすすめです。

夏の冷え過ぎ問題を解決するための、寝具の素材と選び方を、次の順番でお伝えします。

  1. シーツ、ボックスシーツ
  2. 掛け布団
  3. ブランケット類
  4. 掛け布団カバー

1.冷え過ぎ対策のシーツ、ボックスシーツの素材

夏の冷房冷え過ぎ対策として、シーツは、

がおすすめです。

布団やベッドに入ったとき、タオル地やパイル素材なら、暑さを感じることはありません。一般的な綿のシーツのように、夜中、冷房の冷気が、ひんやりと感じることもありません。

冷房が寒すぎるとはいえ、夏に、冬のボア素材を使ってしまうと、布団やベッドに入ったとき、不快な暑さを感じてしまいます。

やさしく冷えから守るパイルのボックスシーツ

やさしく冷えから守るパイルのボックスシーツ

 
寝室の冷房の冷え対策には、不快さを感じることなく、体を適度に冷気から守る、タオル素材、パイル素材のシーツを、お試しになってみてください。シーツの素材を変えるだけで、夏の冷えのお悩みが軽減氏、心地よくお休みいただけることでしょう。

2.冷え過ぎ対策の掛け布団のタイプ

冷房の冷え対策として、掛け布団は、

  • ダウンケット

をおすすめします。

ダウンケットとは、羽毛布団の肌掛け布団のことです。羽毛は、温度と湿度の調整機能が高い素材です。冷房の冷えから、体を適度に保温してくれます。

ダウンケットは、別記事 に詳しく記載しておりますが、中の羽毛の割合と、容量、が、用途に合わせて、様々販売されています。

冷房の冷え対策でお使いになりたい場合は、ダウン率が高めで、中の容量が、0.4~0.5kg(シングルサイズの場合)のダウンケットをお選びになるのがよいでしょう。適度な保温性を期待していただけます。

冷房の冷えを、特に感じる方は、ダウンケットより、厚めの、羽毛の合掛け布団をお選びになるのがおすすめです。羽毛の合掛け布団は、中の容量が、0.6~0.8kg (シングルの場合)が目安です。冬用の羽毛布団の容量が、1.2~1.5kg (シングルの場合)です。合掛け布団は、冬用の羽毛布団の約半分の厚みとイメージすると、保温性がわかりやすいかと存じます。

羽毛は、外気の温度に合わせて、保温性の高さを調節する機能があります。保温機能は、羽毛の品質、量によって異なります。より、保温性が必要な方は、羽毛の品質の良いもので、合掛け布団を選ぶのが良いでしょう。

ご自身の冷えの感じ方に合わせて、ダウンケット、または、羽毛の合掛け布団をお選びになってみてください。寝室の冷房の冷気から、お体を守って、安眠していただきやすくなります。

3.プラスして使いたいブランケット類

ダウンケットを使っても、まだ、冷える、という方もいらっしゃるでしょう。その場合は、ダウンケットに、次でご紹介するブランケット類を併用することをおすすめします。

上記のブランケットは、素材が綿やシルク、竹繊維などです。夏に使っていただいても、毛布とは異なり、暑さによる不快さを感じることがありません。適度な保温性で体が冷えすぎることを防いでくれます。ダウンケットと併用することで、ご自身にとって必要な保温性を調節していただけます。

4.冷え過ぎ対策の掛け布団カバーの素材

冷房の冷え対策で、掛け布団カバーの素材を変えてみることもおすすめします。おすすめは

です。
 

綿ローンガーゼ掛け布団カバー・ダウンケットカバー

生地が冷たくなりにくく、ふんわりとしたやさしいぬくもりを感じやすい綿ローンのカバー

ガーゼや綿ローンの掛け布団カバーの生地は、一般的な平織り生地より、ふんわりと、ゆるく織られています。ゆるく織られた生地は、生地の織り目に空気を含み、密に織られた生地よりも、熱伝導率が低くなります(瀬尾,米田,丹羽, 1985)。そのため、生地が冷たくなりにくく、ふんわりとしたやさしいぬくもりを感じやすくなります。

少しでも冷気を感じたくない、という方は、ダウンケットの掛け布団カバーを、ガーゼや綿ローンの素材に、変えてみることをおすすめいたします。

ガーゼや綿ローンの掛け布団カバーの良いところは、中に掛け布団を入れずにお使いいただくと、軽量のガーゼケットにもなるという点です。インテリア的に、掛け布団カバーを変えたくない、という方は、ガーゼや綿ローンの掛け布団カバーに、布団を入れずに、ガーゼケットとして、体と掛け布団の間にお使いになってみてください。ふんわりとした、やさしい保温性を楽しんでいただけます。

二人で1台のベッドでお休みの方の場合

ここからは、お二人で1台のベッドを使い、冷房の設定温度の好みが合わなず、お一人が冷えを感じながらお休みになっている場合の対処法をお伝えします。

冷風の向きや、ベッドの位置を調整する、などの対処法もあろうかと存じますが、ここでは、寝具でできる対処法に限ってお伝えしています。

お二人用のベッドの場合は、まずは、掛け寝具で対処をするようにします。お二人、それぞれが、好みの掛け寝具を選びます。

冷房の設定温度の低めが好みの方は、暑さ対策が必要でしょう。

  • タオルケットや冷感素材の掛け寝具を選びます。

冷房による冷えを感じながら眠ってらっしゃる方は、

  • 0.4~0.5kg入程度のダウンケット
  • 羽毛の合掛け布団
  • ダウンケット + 綿毛布
  • ダウンケット + インナーケット
  • ダウンケット + タオルケット
  • ダウンケット + ガーゼケット
  • など

から、ご自身の必要な保温性に合わせて、お選びます。

敷き寝具の調整

掛け寝具での温度調整だけでは、まだ、冷えすぎる場合は、敷きパッドで調整します。

お二人用のベッドでは、シーツの素材を変えて、保温性を確保する、といったことができにくくなります。お一方は、冷却を好み、もうお一方は、保温が必要となるからです。

敷きパッドでの保温対策を、補助的にする、とお伝えしているのは、サイズの問題があるからです。シングルの敷きパッドをご自分の寝る部分だけに敷いて、使用することになります。お二人用のベッドでご利用する場合は、ご自身の寝る幅に合わせて、折るか、サイドに垂れさせるかをして、使う必要があります。

どうしても、見た目、使いづらさ、の不便さが多少なりとも生じてしまいます。

お二人用のベッドをお使いで、寝室の冷房が冷えすぎると感じる方は、掛け寝具でできる限り調整する、というのが、スマートな方法です。

以上、

寝室の夏の冷房の設定温度の好みが合わず、冷房の冷え対策が必要な方に、寝具でできる対策をお伝えしました。冷房の好みを合わせる、風の向き、ベッドの位置、など対策があろうかと思います。寝具でできること、と、その他の対策を併せて、冷房の冷えからお体を守って、安眠をしていただけますれば、幸いでございます。
 

冷房の冷え過ぎ対策でお役立ちいただけるアイテム

ここからは、冷房の冷え過ぎ対策にお使いいただける、おすすめアイテムをご紹介します。体を冷えから守り、ぐっすりお休みいただくために、お役立てください。

柔らかタオル地のシンカーパイルボックスシーツ

ひんやりせず、身体を冷えから守ってくれる、パイル地 綿100% シンカーパイルボックスシーツ

綿100% シンカーパイル織りボックスシーツ

綿100% シンカーパイル織りボックスシーツ

ふんわり柔らか空気を含む、綿ローンガーゼ掛布団カバー、ダウンケットカバー

肌に触れるひんやり感がない、ふんわりと優しい肌触りの、綿ローンガーゼ掛布団カバー、ダウンケットカバー

綿ローンガーゼ掛け布団カバー・ダウンケットカバー

ふんわりやわらか綿ローンガーゼ掛け布団カバー・ダウンケットカバー

 

お使いの寝具に、もう一枚。タオルケット

山梨県甲府市 S.K.様より

初めて利用させていただきましたが、シーツの完成も楽しみですが、対応が丁寧なこと、まわりで寝具など探している人がいたらシーツjp様を薦めたいと思いました。

度重なるご丁寧なご連絡ありがとうございます?

昨日荷物が届き、早速マットに合わせてみましたが素材も良く、気持ちよく眠れました。サイズも良かったです。
ベッド2つが、カバーにより1つにすっきり見えて満足しております。

 


お求めいただきましたお品:
サイズオーダー シンカーパイル織りボックスシーツ

東京都杉並区 F.J.様より

本日、シーツを確かに受領いたしました。
この度は大変ご丁寧な対応をしていただき、ありがとうございました。
長く使っていた同じシーツがもう随分と傷んでいていたので買い替えたいと思ってい
たのですが、
どこにでも売っているタイプではなく、またこのご時世、店舗巡りもできず、
貴店に出会うことができてありがたかったです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 


お求めいただきましたお品:
マチ40cm スーピマ超長綿サテン織りボックスシーツ

千葉県鴨川市 I.M.様より

ピンクは、落ち着いて、上品な色で、ナチュラルも、とても、良い お色で、大正解です。
このシーツは、年間通して 使っています。
乾燥肌の私は、どうも ボアシーツのようなものは、苦手で、ベットパットの上に、羊毛毛布を敷き、シーツを被せます。肌触りがよく、快適です。
次回は、もう少し早く、注文します。

 


お求めいただきましたお品:
マチ30cm スーピマ超長綿サテン織りボックスシーツ